CGI スクリプトの環境変数

以下の表は、 Web GUI サーバーから CGI スクリプトに渡すことができるすべての HTTP 変数のリストです。

表 1. HTTP サーバーの変数

変数

説明

AUTH_TYPE

サーブレットの保護に使用する認証スキームの名前。 例えば、BASICSSL。また、サーブレットが保護されていなかった場合は、null

CONTENT_LENGTH

入力ストリームによって使用可能になる要求本体のバイト単位の長さ。長さが不明な場合は -1。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 CONTENT_LENGTH の値と同じです。

CONTENT_TYPE

要求の本体の MIME タイプ。タイプが不明な場合は、null。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 CONTENT_TYPE の値と同じです。

GATEWAY_INTERFACE

スクリプトと通信するためにサーバーが使用している CGI 規格のリビジョン。 "CGI/1.1" です。

HTTP_ACCEPT

使用されているスキーマが HTTP である場合、"HTTP_" で始まる名前の変数には、要求ヘッダーの値が含まれています。 HTTP_ACCEPT では、ブラウザーがサポートしているコンテンツ・タイプを指定します。 例えば、text/xmlです。

HTTP_ACCEPT_CHARSET

文字の設定情報。 クライアントに推奨される文字セットがある場合、それを示すために使用されます。 例えば、utf-8;q=0.5 です。

HTTP_ACCEPT_ENCODING

クライアントに戻されるコンテンツに対して実行することのできるエンコードのタイプを定義します。 例えば、compress;q=0.5 です。

HTTP_ACCEPT_LANGUAGE

コンテンツの受け取りに使用する言語を定義するために使用します。 例えば、en;q=0.5 です。 何も戻されない場合は、言語設定は指定されません。

HTTP_FORWARDED

要求が転送されると、通過したプロキシー・サーバーのアドレスとポートを表示します。

HTTP_HOST

要求されているリソースのインターネット・ホストおよびポート番号を指定します。 すべての HTTP/1.1 要求で必須です。

HTTP_PROXY_AUTHORIZATION

認証を必要とするプロキシーに対してクライアント自身 (またはそのユーザー) を特定するためにクライアントによって使用されます。

HTTP_USER_AGENT

要求を送信するためにクライアントが使用しているブラウザーの種類とバージョン。 例えば、Mozilla/1.5 です。

PATH_INFO

オプションで、スクリプトを呼び出した HTTP 要求のエキストラ・パス情報を含み、CGI スクリプトによって解釈されるパスを指定します。 PATH_INFO では、CGI スクリプトによって戻されるリソースまたはサブリソースを特定します。また、これはスクリプト名の後で任意の照会データの前の URI パスの一部から派生します。

PATH_TRANSLATED

スクリプトの仮想パスを、スクリプトを呼び出すために使用される物理パスにマップします。 これは、要求 URI の PATH_INFO コンポーネントを取得し、任意の仮想から物理への変換を適切に実行することによって実行されます。

QUERY_STRING

パスの後の要求 URL に含まれる照会ストリング。

REMOTE_ADDR

要求を送信するクライアントの IP アドレスを戻します。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 REMOTE_ADDR の値と同じです。

REMOTE_HOST

要求を送信したクライアントの完全修飾名、または名前を特定できない場合は、クライアントの IP アドレス。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 REMOTE_HOST の値と同じです。

REMOTE_USER

ユーザーが認証された場合この要求を行ったユーザーのログイン名を戻します。また、ユーザーが認証されなかった場合は、null を戻します。

REQUEST_METHOD

この要求を行うのに使用した HTTP メソッドの名前を返します。 例えば、 GETPOST、または PUTなどです。

SCRIPT_NAME

HTTP 要求の最初の行のプロトコル名から照会ストリングまでの URL の一部を返します。

SERVER_NAME

要求を受け取ったサーバーのホスト名を戻します。 HTTP サーブレットでは、これは CGI 変数 SERVER_NAME の値と同じです。

SERVER_PORT

この要求を受け取ったポート番号を戻します。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 SERVER_PORT の値と同じです。

SERVER_PROTOCOL

要求が使用しているプロトコルの名前とバージョンを次の形式で戻します。protocol/majorVersion.minorVersion 例えば、HTTP/1.1です。 HTTP サーブレットでは、戻される値は CGI 変数 SERVER_PROTOCOL の値と同じです。

SERVER_SOFTWARE

サーバーが稼働しているサーブレット・コンテナーの名前とバージョンを戻します。

HTTP_COOKIE

HTTP Cookie のストリング。

WEBTOP_USER

ログインしているユーザーのユーザー名。

NCHOME

NCHOME 環境変数。