スキャナーのインストール (BigFix シナリオ)

スキャナーは、ハードウェア情報とともに、インフラストラクチャー内のコンピューターに存在するファイルとパッケージに関する情報も収集します。 ソフトウェアを検出する対象の各コンピューターにスキャナーをインストールしてください。 デフォルトのスキャン構成を有効にした場合、またはオールインワン・インストールを完了した場合、スキャナーは自動的にインストールされるため、この構成は必要ありません。

開始前に

スキャナーをインストールする前に、次の考慮事項に留意してください。

  • ソフトウェアを検出するコンピューターに BigFix® クライアントがインストールされ、実行されていること、およびコンピューターが IBM License Reporting (ILMT) サイトにサブスクライブされていることを確認します。
  • WPAR にスキャナーをインストールするには、まず LPAR にスキャナーをインストールする必要があります。
  • 9.2.17 AIX xlC.rte ライブラリー・バージョン 13.1.0.0 以上がターゲット・コンピューターにインストールされていることを確認します。
  • Linux libstdc++.so.5 ライブラリーを使用する 32 ビット Linux x86 用のスキャナーの最後のバージョンは、 2.8.0.3000です。
  • UNIX libstdc++.so.6 ライブラリーがターゲット・コンピューターにインストールされていることを確認します。

このタスクについて

スキャナーは、複数の IBM アプリケーションで使用できます。 デフォルトでは、 License Metric Tool に付属するスキャナーは、単一ユーザー・モードでインストールされます。 これは、スキャナーをその他のアプリケーションで使用する場合は root (UNIX) または SYSTEM (Windows) で実行する必要があることを意味します。 別のユーザーによるスキャナーの実行が必要なアプリケーションがある場合は、通常モードでスキャナーをインストールしてください。

9.2.21 アプリケーション更新 9.2.21以降では、このタスクにより、指定されたエンドポイントでソフトウェア・カタログが配布されるか、最新バージョンに更新されます。

手順

  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・バーで、 「サイト」 > 「外部サイト」 > IBM License Reporting (ILMT) > 「Fixlet とタスク」をクリックします。
  3. 右上のペインで、 「スキャナーのインストールまたはアップグレード (Install or Upgrade Scanner)」を選択します。
  4. 9.2.5 インストール・ディレクトリーを選択します。 デフォルト・ディレクトリーまたは代替ディレクトリーを選択できます。 後者の場合、スキャナーは BigFix クライアントと同じパスにインストールされます。
    注: この設定は新規インストールにのみ適用され、既存のスキャナーをアップグレードする場合はパスを変更できません。
    スキャナー・インストール・ディレクトリー
  5. 「アクションの実行」をクリックします。
  6. スキャナーをインストールするコンピューターを選択して、 「OK」をクリックします。
    このイメージは、スキャナーをインストールするコンピューターを選択する方法を示しています。
    ヒント: 将来追加されるすべてのコンピューターにアクションが確実に適用されるようにするには、 「プロパティーによる動的ターゲット」を選択します。

結果

これで、インフラストラクチャー内のコンピューターにスキャナーをインストールしました。 インストールされたスキャナーに関する情報 (例えば、スキャナーのバージョン) を表示するには、スキャナー情報分析をアクティブにして、「結果」タブを開きます。

次のステップ

スキャナーをインストールした後、 ソフトウェア・スキャンをスケジュールします