メタデータ管理
IBM® InfoSphere® Information Analyzer を使用して、メタデータをデータ主導で作成し、そのメタデータを 物理オブジェクトにリンクできます。
IBM InfoSphere Information Governance Catalog には、カテゴリーと用語を含む、ビジネス主導のセマンティクスを作成するための基盤が用意されています。 IBM InfoSphere Information Analyzer を使用すると、 セマンティック情報を強化、および拡張することができます。
例えば、ポリシーまたは連絡先を作成したり、表、ファイル、または他のデータ・ソースの意味を 明確にする必要がある場合に、メタデータに関する情報を管理できます。 InfoSphere Information Analyzer によって、実際のデータの内容を確認し、メタデータの説明が正しいかどうか検証することができます。 データ・ソースの意味を明確にする場合、 メタデータ内の分析に関連する用語をユーザーがより容易に理解できるようにします。 例えば、フィールド CUST_NBR_1 には明示的定義がありません。 このフィールドの意味を定義するには、メタデータのフィールドに定義を追加 できます。 この例では、CUST_NBR_1 フィールドには顧客番号に関する情報が 含まれています。 このフィールドの意味を明確にするために、フィールドに顧客番号が含まれている ことを説明する定義を追加できます。
メタデータを管理すると、ビジネス・ユーザーが使用する専門用語を反映した企業標準のビジネス用語と説明を保管できます。 正式なデータ管理またはデータ・ガバナンスを制度化する組織は、すべてのビジネス・ユーザーが、標準的なビジネス定義に基づき 組織の有効な情報の一貫した知的モデルを持つことを保証する方法として、 こうした用語をパブリッシュすることができます。
- データベース
- データベースは、メタデータ・リポジトリーにインポートされるメタデータの ソースです。 データベースには、表、ファイル、ディレクトリー、および データ・フィールドが含まれます。
- 表またはファイル
- 表またはファイルには、メタデータ・リポジトリーにインポートできる メタデータが含まれます。
- データ・フィールド
- データ・フィールドまたは列は、名前、オーダー番号、住所などの データの個々の部分です。
- 連絡先
- 連絡先には、名前、住所、電話番号など、ユーザーの 個人情報が含まれています。 連絡先を作成してもシステム内にユーザー・アカウントは作成されません。 ただし、プロジェクト・アドミニストレーターはユーザー・ロールをプロジェクトに割り当てる場合の 意思決定に連絡先情報を使用できます。 連絡先は、特定のデータに関連する 人間である場合もあります。 例えば、あるユーザーがアカウント情報の連絡先であり、 別のユーザーが名前や住所などの顧客情報の連絡先となります。 データベース、表、ファイル、データ・フィールドに 連絡先を追加できます。
- ポリシー
- ポリシーは、通常、セキュリティー規定などのビジネスのガイドラインや標準を定義する 文書です。 データベース、表、ファイル、データ・フィールドに ポリシー参照を追加できます。
- 用語
- 用語は、InfoSphere Information Governance Catalog 語彙および分類システムの一部になるビジネス定義です。 例えば、データに銀行に関する情報が含まれている場合、 顧客についてのデータを記載した Bank Customer という用語を作成します。 用語を作成して、実装されたデータ・リソースである資産に割り当てることができます。用語は、データベース、データベース表、データベース列、データ・ファイル、またはデータ・ファイル・フィールドに割り当てることができます。 InfoSphere Information Governance Catalog で定義された用語は、InfoSphere Information Analyzer で使用できます。この逆もまた可能です。 適切な InfoSphere Information Governance Catalog ロールを持っている場合のみ、用語が表示されます。