IBM® MQ MQI client ワークステーションで、 amqsputc サンプル・プログラムを使用して、サーバー・ワークステーションのキューにメッセージを書き込みます。 amqsgetc サンプル・プログラムを使用して、メッセージをそのキューから取得してクライアントに戻します。
始める前に
このセクションのこれまでのトピックを完了しておきます。
- キュー・マネージャー、チャネル、およびキューをセットアップします。
- コマンド・ウィンドウを開きます。
- システム環境変数を設定します。
本タスクについて
IBM MQ オブジェクト定義では大/小文字が区別されることに注意してください。 MQSC コマンドとして小文字で入力されたテキストは、単一引用符で囲んでいない限り、自動的に大文字に変換されます。 ここでの例は、必ず示されているとおりに入力してください。
手順
- 32 ビット・システムの場合は
MQ_INSTALLATION_PATH
¥ Tools¥ C ¥ Samples ¥ Bin ディレクトリーに、64 ビット・システムの場合は MQ_INSTALLATION_PATH
\Tools\C\Samples\Bin64 ディレクトリーに変更します。
MQ_INSTALLATION_PATH
は、 IBM MQ がインストールされている上位ディレクトリーを表します。
- 現行のシェルでインストールを使用できるように、特定の環境変数を設定する必要があります。 環境変数は、以下のコマンドを入力して設定できます。
MQ_INSTALLATION_PATH
\bin\setmqenv -s
ここで、
MQ_INSTALLATION_PATH
は
IBM MQ がインストールされている場所を指します
- 次のコマンドを入力して、
QUEUE1
on QUEUE.MANAGER.1
の PUT プログラムを開始します。
amqsputc QUEUE1 QUEUE.MANAGER.1
コマンドが正常に実行されると、次のメッセージが表示されます。
Sample AMQSPUT0 start target queue is QUEUE1
ヒント: エラーが発生する可能性があります。
MQRC_NOT_AUTHORIZED(
2035 )。 デフォルトでは、キュー・マネージャーが作成されると、チャネル認証が有効になります。 チャネル認証により、特権ユーザーは
IBM MQ MQI clientとしてキュー・マネージャーにアクセスできなくなります。 インストールを検査する場合は、MCA ユーザー ID を非特権ユーザーに変更するか、またはチャネル認証を無効にすることができます。 チャネル認証を無効にするには、以下の MQSC コマンドを実行します。
ALTER QMGR CHLAUTH(DISABLED)
キュー・マネージャーを削除しない場合は、検査完了後に、チャネル認証を再び有効にします。
ALTER QMGR CHLAUTH(ENABLED)
- メッセージ・テキストを入力して、 Enter キーを 2 回押します。
次のメッセージが表示されます。
Sample AMQSPUT0 end
これで、サーバーのキュー・マネージャー上のキューにメッセージが入りました。
- 次のコマンドを入力して、
QUEUE.MANAGER.1
上の QUEUE1
の GET プログラムを開始します。
amqsgetc QUEUE1 QUEUE.MANAGER.1
サンプル・プログラムが開始されて、キューに書き込んだメッセージが表示されます。 休止 (約 30 秒間) の後、サンプルは終了し、コマンド・プロンプトがもう一度表示されます。
結果
これで、クライアントのインストールは正常に検査されました。
次のタスク
- インストール済み環境を現行のシェルで使用できるように、サーバー上でさまざまな環境変数を設定する必要があります。 環境変数は、以下のコマンドを入力して設定できます。
MQ_INSTALLATION_PATH
\bin\setmqenv -s
ここで、MQ_INSTALLATION_PATH
は IBM MQ がインストールされている場所を示しています。
- サーバー上で次のコマンドを入力して、キュー・マネージャーを停止します。
endmqm QUEUE.MANAGER.1
- サーバー上で次のコマンドを入力して、キュー・マネージャーを削除します。
dltmqm QUEUE.MANAGER.1