ジャーナル項目の順序番号のリセット

通常、ジャーナル・レシーバーを変更するときは、 ジャーナル項目の順序番号を続けます。 順序番号が非常に大きくなった場合は、順序をリセットして、1 から番号付けを開始することを検討してください。 すべての変更がジャーナル処理されたすべてのオブジェクトの補助記憶域に強制され、コミットメント制御がジャーナルに対してアクティブになっていない場合のみ、順序番号をリセットすることができます。 順序番号をリセットしても、 新しいジャーナル・レシーバーの名前を付ける方法に影響はありません。

活動中のコミット・サイクルなど、 状況によっては順序番号のリセットができないことがあります。 システムが順序番号をリセットできない場合、メッセージ CPF7018 を受け取ります。

ジャーナルに関してシステムのジャーナル・レシーバー管理を使用し、RCVSIZOPT(*MAXOPT3) を指定しなければ、システムの再始動、またはジャーナルを含んだ独立ディスク・プールのオンへの構成変更を行うときはいつでも、ジャーナルの順序番号は 1 にリセットされます。 システムの再始動時または独立ディスク・プールをオンに変更するときに、システムは、システムのジャーナル・レシーバー管理を指定したシステムまたはディスク・プール上のジャーナルごとにジャーナル操作の変更を実行します。 システムが実行する操作は、 CHGJRN JRN(xxx) JRNRCV(*GEN) SEQOPT(*RESET) と同じです。 コミットメント制御 IPL 回復に必要な ジャーナル項目が存在する場合、 順序番号はリセットされません。 RCVSIZOPT(*MAXOPT3) が指定されている場合は、順序番号が最大値に達しない限り、システムを再始動したり、独立ディスク・プールをオンに変更したりしても、順序番号はリセットされません。

レシーバーを接続するジャーナルに RCVSIZOPT(*MAXOPT1)、RCVSIZOPT(*MAXOPT2)、または RCVSIZOPT(*SYSDFT) を指定した場合、 最大順序番号は 9 999 999 999 です。 RCVSIZOPT(*MAXOPT3) を指定すると、最大順序番号は 18 446 744 073 709 551 600 になります。 レシーバー・サイズ・オプションを指定しないと、最大順序番号は 2 147 483 136 になります。 これらの数に達すると、ジャーナル処理はそのジャーナルで停止します。 ジャーナル・レシーバーを変更するたびに、 システムはメッセージ CPF7019 によって開始順序番号をユーザーに示します。 さらに、順序番号の上限が近づいている場合、 ジャーナル・レシーバーを変更するたびに、 CPF7019 が QSYSOPR メッセージ待ち行列に追加的に送られます。

順序番号が 2 147 000 000 を超えると、 システムは警告メッセージ (CPI70E7) をジャーナルのメッセージ待ち行列に送ります。 レシーバーを接続したジャーナルに RCVSIZOPT(*MAXOPT1)、RCVSIZOPT(*MAXOPT2)、または RCVSIZOPT(*SYSDFT) を指定した場合、最大順序番号が 9 900 000 000 を超えると、 システムは警告メッセージを送信します。 RCVSIZOPT(*MAXOPT3) を指定した場合は、順序番号が 18 446 644 000 000 000 000 を超えたときに、システムが警告メッセージを送信します。 システムのジャーナル変更管理サポート (MNGRCV(*SYSTEM)) をジャーナルに使用すると、 システムはジャーナルを変更して順序番号を 1 回リセットしようとします。 このメッセージは、その試行が成功しなかった場合にのみ送信されます。

ジャーナル項目の順序番号をリセットするには、次のようにします。

  1. IBM® Navigator for iを使用して、使用するシステムに接続します。
  2. 「ジャーナル管理」を展開します。
  3. 「ジャーナル・タスクで使用するデータベース/ライブラリーの設定 (Set Database/Library to use with Journal Tasks)」 を選択し、処理するデータベースとライブラリーを指定します。
  4. 「ジャーナル」を選択します。
  5. 使用したいジャーナルを選択します。
  6. 「受信側の変更」 アクションを選択し、 「シーケンス番号のリセット」をクリックします。
  7. 「OK」をクリックします。 「レシーバーの変更 (Change Receivers) 」ダイアログがクローズします。 新規ジャーナル・レシーバーが自動的に作成され接続されます。
注: 同じジャーナル・レシーバー名と SEQOPT (*CONT) を指定して CHGJRN コマンドを使用しようとすると、メッセージ CPF701Aを受け取ることがあります。 回復するには、ジャーナル・レシーバーを削除し、 CHGJRN コマンドを再び使用してください。

Change Journal (CHGJRN) コマンドを使用して順序番号を変更するには、SEQOPT (*RESET) パラメーターを指定します。