PDM省略時値の変更 (CHGPDMDFT)
実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
PDM省略時値の変更 (CHGPDMDFT)コマンドによって特定ユーザーのためのプログラム開発管理機能(PDM)の省略時の値を割り当てることができます。PDMの使用時にF18を押すと表示される省略時の値変更パネルに類似します。ただし,このコマンドは他のユーザーのPDM省略時の値の変更に使用でき,バッチで実行できます。
制約事項
- PDMの省略時の値が変更されたユーザーのユーザー・プロファイルにはオブジェクト管理(*OBJMGT)および使用 (*USE)権限が必要です。
上 |
パラメーター
キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
---|---|---|---|
USER | ユーザー | 単純名 | 必須, 定位置 1 |
OBJLIB | オブジェクト・ライブラリー | 名前, *SAME, *SRCLIB, *CURLIB | オプショナル |
RPLOBJ | オブジェクトの置き換え | *SAME, *NO, *YES | オプショナル |
CRTBCH | バッチで作成/コンパイル | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
RUNBCH | バッチで実行 | *SAME, *NO, *YES | オプショナル |
SAVRSTOPT | 保管/復元オプション | *SAME, *SINGLE, *ALL | オプショナル |
JOBD | ジョブ記述 | 単一値: *SAME, *USRPRF その他の値: 修飾オブジェクト名 |
オプショナル |
修飾子 1: ジョブ記述 | 名前 | ||
修飾子 2: ライブラリー | 名前, *LIBL, *CURLIB | ||
CHGTYPTXT | タイプおよびテキストの変更 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
FILE | オプション・ファイル | 単一値: *SAME その他の値: 修飾オブジェクト名 |
オプショナル |
修飾子 1: オプション・ファイル | 名前 | ||
修飾子 2: ライブラリー | 名前, *LIBL, *CURLIB | ||
MBR | オプション・ファイル・メンバー | 名前, *SAME | オプショナル |
FULLSCN | 全画面モード | *SAME, *NO, *YES | オプショナル |
LOGCOM | オプション・コマンドのログ | *SAME, *NO, *YES | オプショナル |
EXITENT | 実行キーでリストを終了 | *SAME, *NO, *YES | オプショナル |
上 |
ユーザー (USER)
PDM省略時の値を変更するユーザーを指定します。
これは必須パラメーターです。
- 単純名
- 省略時の値を変更するユーザーの名前を指定します。指定した名前のユーザー・プロファイルがシステム上に存在する必要があります。
上 |
オブジェクト・ライブラリー (OBJLIB)
ソース・ファイル・メンバーのコンパイル(PDMを使用したメンバー処理画面から)で作成されたオブジェクトを保管するライブラリーを指定します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*SRCLIBが使用されます。
- *SRCLIB
- ソース・メンバーを含むライブラリーをオブジェクト・ライブラリーとして使用する。
- *CURLIB
- 現行ライブラリーをオブジェクト・ライブラリーとして使用する。現行ライブラリーが定義されていない場合には,QGPLが使用されます。
- 名前
- ソース・ファイル・メンバーのコンパイル後のオブジェクトを保管するライブラリー名を指定します。
上 |
オブジェクトの置き換え (RPLOBJ)
既存オブジェクトが,メンバーのコンパイルまたはモジュール作成時に新規オブジェクトに置き換えられるかどうかを指定します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*NOが使用されます。
- *NO
- 既存のオブジェクトはメンバーのコンパイル開始またはモジュール作成の前には削除されません。オブジェクトが存在している場合には,メンバー・コンパイル確認画面が表示されます。
- *YES
- 既存のオブジェクトはメンバーのコンパイル開始またはモジュール作成の前には削除されます。コンパイルが正常に実行されなかった場合には,オブジェクトは復元されません。
上 |
バッチで作成/コンパイル (CRTBCH)
メンバーのコンパイルまたはモジュールの作成時にジョブをバッチに投入するかどうかを選択します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*YESが使用されます。
- *YES
- バッチでメンバーのコンパイルまたはモジュールの作成を行います。
- *NO
- 対話式でメンバーのコンパイルまたはモジュールの作成を行います。
上 |
バッチで実行 (RUNBCH)
オブジェクトの実行時にジョブをバッチに投入するかどうかを指定します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*NOが使用されます。
- *NO
- オブジェクトはバッチで実行できません。
- *YES
- オブジェクトはバッチで実行します。
上 |
保管/復元オプション (SAVRSTOPT)
オブジェクトおよびメンバーを保管または復元するのに個別に行なうかそれとも1つのコマンドで行なうかを選択します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*SINGLEが使用されます。
- *SINGLE
- 選択したオブジェクトまたはメンバーを個別に(各オブジェクトまたはメンバーごとに別々のコマンドを使用する)保管または復元します。
- *ALL
- 選択したオブジェクトまたはメンバーを1つのコマンドで同時にすべて保管または復元します。
上 |
ジョブ記述 (JOBD)
ジョブをバッチ・モードで投入するためのジョブ記述の名前を指定します。
単一値
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*LIBL/QBATCHが使用されます。
- *USRPRF
- ユーザー (USER)パラメーターに指定されたユーザーのユーザー・プロファイルに定義されたジョブ記述が使用されます。
修飾子1: ジョブ記述
- 名前
- 使用するジョブ記述の名前を指定します。
修飾子2: ライブラリー
- *LIBL
- ジョブ・ライブラリー・リストにあるすべてのライブラリーから指定ジョブ記述を検索します。
- *CURLIB
- 指定ジョブ記述のためにジョブの現行ライブラリーを検索します。現行ライブラリーが定義されていない場合には,現行ライブラリーにQGPLが使用されます。
- 名前
- 指定ジョブ記述を検索するために使用するライブラリー名を指定します。
上 |
タイプおよびテキストの変更 (CHGTYPTXT)
PDMを使用したメンバー処理画面でタイプおよびテキストプロンプトの上に重ねて入力することによってこれらのプロンプトを変更することができるかどうかを指定します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*YESが使用されます。
- *YES
- PDMを使用したメンバー処理画面でタイプおよびテキストプロンプトの上に重ねて入力することによってこれらのプロンプトを変更することができます。
- *NO
- PDMを使用したメンバー処理画面でタイプおよびテキストプロンプトの上に重ねて入力することによってこれらのプロンプトを変更することはできません。
上 |
オプション・ファイル (FILE)
ユーザー定義のオプションつきメンバーを持つファイルを指定します。このファイルのユーザー定義オプションは活動ユーザー定義オプションです。ユーザー定義オプション・ファイルは特別の形式をもっています。この形式およびユーザー定義オプション・ファイルのコピー方法の詳細については,「プログラム開発管理機能 使用者の手引きと参照」を参照してください。
単一値
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合にはFILE(*LIBL/QAUOOPT)が使用されます。
修飾子1: オプション・ファイル
- 名前
- アクティブなユーザー定義のオプション・ファイルの名前を指定します。
修飾子2: ライブラリー
- *LIBL
- ジョブ・ライブラリー・リストにあるすべてのライブラリーからアクティブなユーザー定義オプション・ファイルを検索します。
- *CURLIB
- ジョブの現行ライブラリーからアクティブなユーザー定義オプション・ファイルを検索します。現行ライブラリーが定義されていない場合には,現行ライブラリーにQGPLが使用されます。
- 名前
- アクティブなユーザー定義オプション・ファイルを検索するために使用するライブラリー名を指定します。
上 |
オプション・ファイル・メンバー (MBR)
ユーザー定義オプションを含むメンバーを指定します。このメンバーに入っているユーザー定義オプションは活動ユーザー定義オプションです。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合にはQAUOOPTが使用されます。
- 名前
- ユーザー定義オプションを含むメンバーの名前を指定します。
上 |
全画面モード (FULLSCN)
処理画面にオプションおよび機能キーを表示するかどうかを指定します。このオプションはユーザー定義オプションの処理画面には適用されません。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*NOが使用されます。
- *NO
- 処理画面にオプションおよび機能キーを表示します。
- *YES
- 処理画面にオプションおよび機能キーを表示しません。
上 |
オプション・コマンドのログ (LOGCOM)
PDMオプションまたはユーザー定義オプションから発生したコマンドがジョブ・ログにログされるかどうかを指定します。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*NOが使用されます。
- *NO
- PDMオプションまたはユーザー定義オプションから発生したコマンドをログしません。
- *YES
- PDMオプションまたはユーザー定義オプションから発生したコマンドをログします。
上 |
実行キーでリストを終了 (EXITENT)
ユーザーが実行キーでリスト・パネルを終了できるかどうかを指定します。リスト・パネルには,ライブラリー,オブジェクト,メンバー,ユーザー定義オプションが含まれます。
- *SAME
- このパラメーターが以前に設定されていた場合,値は変わりません。そうでない場合には*NOが使用されます。
- *NO
- ユーザーは実行キーでリスト・パネルを終了できません。
- *YES
- ユーザーは実行キーでリスト・パネルを終了できます。
上 |
例
EXAMPLE 1:新規PDMユーザーに省略時の値を設定
CHGPDMDFT USER(USER2)
このコマンドはUSER2が新規PDMユーザーの場合にPDM省略時の値を設定します。省略時の値がすでに設定されている場合にはそれらは変更されません。
例 2:既存PDMユーザーの省略時の値を変更
CHGPDMDFT USER(USER2) CRTBCH(*NO) RUNBCH(*YES)
このコマンドでは既存PDMユーザー,USER2のPDM省略時の値を変更します。これにより,プログラム・コンパイルおよびモジュール作成が対話式で行われオブジェクトの実行はバッチで行われます。
上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPE メッセージ
- PDM0004
- ライブラリー&1が見つからない。
- PDM0010
- ライブラリー名&1が間違っている。
- CPF0001
- &1コマンドでエラーが見つかった。
- CPF2204
- ユーザー・プロファイル&1が見つからない。
- CPF2209
- ライブラリー&1が見つかりません。
- CPF2228
- ユーザー・プロファイル変更は認可されていない。
上 |