USER_INFO ビュー
USER_INFO ビューには、ユーザー・プロファイルについての情報が含まれます。
ビューの列に戻される値は、 ユーザー情報検索 (QSYRUSRI) API により戻される値と密接に関連しています。詳しくは、API を参照してください。
権限: ユーザーが *OBJOPR および *READ 権限を持つ *USRPRF オブジェクトのみが戻されます。USER_DEFAULT_PASSWORD 列にヌル以外の値が表示されるようにするには、ユーザーに *ALLOBJ 権限と *SECADM 権限が必要です。
次の表は、ビューの列について説明しています。 スキーマは QSYS2 です。
列名 | システム列名 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|---|
AUTHORIZATION_NAME | USER_NAME | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイル名。 |
PREVIOUS_SIGNON | PRVSIGNON | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザーが最後にサインオンした日付と時刻。 サインオンするためにプロファイルが使用されたことがない場合は、NULL が入ります。 |
SIGN_ON_ATTEMPTS_NOT_VALID | SIGNONINV | INTEGER NULL 可能 |
最後に正常にサインオンしてから、試行された無効なサインオンの数。 |
STATUS | STATUS | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルの状況。以下のいずれかの値が含まれます。
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PASSWORD_CHANGE_DATE | PWDCHGDAT | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザーのパスワードが最後に変更された日付。 |
NO_PASSWORD_INDICATOR | NOPWD | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルのパスワードに *NONE が指定されているかどうかを示します。
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PASSWORD_EXPIRATION_INTERVAL | PWDEXPITV | INTEGER NULL 可能 |
ユーザーのパスワードが、変更が必要になるまでアクティブであることが可能な日数 (1 から 366)。以下のいずれかの値になることもあります。
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DATE_PASSWORD_EXPIRES | PWDEXPDAT | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザーのパスワードの有効期限が切れる日付。 パスワードの有効期限が切れることがない場合は、NULL が入ります。 |
DAYS_UNTIL_PASSWORD_EXPIRES | PWDDAYSEXP | INTEGER NULL 可能 |
パスワードの有効期限が切れるまでの日数。値 0 は、パスワードの有効期限が切れたことを示します。 パスワードの有効期限切れ警告 (QPWDEXPWRN) システム値により指定される日数内にパスワードの期限が切れない場合には NULL が入ります。 |
SET_PASSWORD_TO_EXPIRE | PWDEXP | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
ユーザーのパスワードが指定の期間で期限切れになるように設定され、サインオン時にパスワードの変更が要求されるかどうかを示します。以下のいずれかの値が含まれます。
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USER_CLASS_NAME | USRCLS | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーのクラス名。以下のいずれかの値が含まれます。
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SPECIAL_AUTHORITIES | SPCAUT | VARCHAR(88) NULL 可能 |
ユーザーが保有する特殊権限のリスト。最大 8 つの権限が返されます。各項目は、11 文字になるようにブランクが埋め込まれます。 ユーザーに特殊権限がない場合は、NULL が入ります。 |
GROUP_PROFILE_NAME | GRPPRF | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
グループ・プロファイルの名前。ユーザーにグループ・プロファイルがない場合は、値 *NONE が入ります。 |
SUPPLEMENTAL_GROUP_COUNT | SUPGRPCNT | SMALLINT | SUPPLEMENTAL_GROUP_LIST 列内の補足グループの数。 |
SUPPLEMENTAL_GROUP_LIST | SUPGRPLIST | VARCHAR(150) NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルの補足グループのリスト。最大 15 個の補足グループが返されます。最後の項目を除いて、各項目は、10 文字になるようにブランクが埋め込まれます。 ユーザーに補足グループがない場合は、NULL が入ります。 |
OWNER | OWNER | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このフィールドは、このユーザーが作成したオブジェクトを誰が所有するかを示します。以下のいずれかの値が含まれます。
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GROUP_AUTHORITY | GRPAUT | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーが作成するオブジェクトに対してユーザーのグループ・プロファイルが持つ権限。以下のいずれかの値が含まれます。
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ASSISTANCE_LEVEL | ASTLVL | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーが使用するユーザー・インターフェース。以下のいずれかの値が含まれます。
|
CURRENT_LIBRARY_NAME | CURLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーの現行ライブラリーの名前。 |
INITIAL_MENU_NAME | INLMNU | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーの初期メニュー。値 *SIGNOFF が含まれることがあります。 |
INITIAL_MENU_LIBRARY_NAME | INLMNULIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
初期メニューが入っているライブラリーの名前。値 *LIBL が含まれることがあります。 メニュー名が *SIGNOFF の場合は、NULL が入ります。 |
INITIAL_PROGRAM_NAME | INITPGM | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーの初期プログラム。初期プログラムがない場合は、*NONE が入ります。 |
INITIAL_PROGRAM_LIBRARY_NAME | INITPGMLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
初期プログラムが入っているライブラリーの名前。値 *LIBL が含まれることがあります。 初期プログラム名が *NONE の場合は、NULL が入ります。 |
LIMIT_CAPABILITIES | LMTCPB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーの機能が制限されているかどうかを示します。以下のいずれかの値が含まれます。
|
TEXT_DESCRIPTION | TEXT | VARCHAR(50)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルの説明テキスト。 ユーザー・プロファイルにテキスト記述がない場合は、NULL が入ります。 |
DISPLAY_SIGNON_INFORMATION | DSPSGNINF | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーのサインオン時にサインオン情報画面が表示されるかどうかを示します。以下のいずれかの特殊値が含まれます。
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LIMIT_DEVICE_SESSIONS | LMTDEVSSN | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーが使用できる装置セッションの数を制限するかどうかを指定します。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
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KEYBOARD_BUFFERING | KBDBUF | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーのジョブの初期設定時に使用されるキーボード・バッファー方式の値。以下のいずれかの特殊値が含まれます。
|
MAXIMUM_ALLOWED_STORAGE | MAXSTGLRG | BIGINT NULL 可能 |
ユーザーが所有する永続オブジェクトを保管するために割り当て可能な補助記憶域の最大量 (キロバイト単位)。ユーザーに最大記憶域がない場合には、NULL が入ります。 |
STORAGE_USED | STGUSED | BIGINT NULL 可能 |
*SYSBAS でこのユーザーの所有オブジェクトが占有している補助記憶域の容量 (キロバイト単位)。すべての ASP で消費されているストレージを判別するには、QSYS2.USER_STORAGE カタログを使用する必要があります。 |
HIGHEST_SCHEDULING_PRIORITY | PTYLMT | CHAR(1)
NULL 可能 |
システムにサブミットされる各ジョブに対してこのユーザーが許可される、最も高いスケジューリング優先順位。 |
JOB_DESCRIPTION_NAME | JOBD | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
サブシステム・ワークステーション項目によって開始されるジョブに使用されるジョブ記述の名前。 |
JOB_DESCRIPTION_LIBRARY_NAME | JOBDLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ジョブ記述ライブラリー名。値 *LIBL が含まれることがあります。 |
ACCOUNTING_CODE | ACGCDE | VARCHAR(15)
NULL 可能 |
このユーザーに関連付けられたアカウント・コード。 アカウンティング・コードがない場合は、NULL が入ります。 |
MESSAGE_QUEUE_NAME | MSGQ | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーによって使用されるメッセージ待ち行列の名前。 |
MESSAGE_QUEUE_LIBRARY_NAME | MSGQLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
メッセージ待ち行列が入っているライブラリーの名前。値 *LIBL が含まれることがあります。 |
MESSAGE_QUEUE_DELIVERY_METHOD | DLVRY | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーが使用するメッセージ待ち行列にメッセージが送達される方法。以下のいずれかの値が含まれます。
|
MESSAGE_QUEUE_SEVERITY | SEV | SMALLINT NULL 可能 |
メッセージの重大度で、中断モードまたは通知モードでユーザーに送信可能な最も低い重大度。 |
OUTPUT_QUEUE_NAME | OUTQ | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーによって使用された出力待ち行列。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
OUTPUT_QUEUE_LIBRARY_NAME | OUTQLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
出力待ち行列が入っているライブラリーの名前。 出力待ち行列名が *DEV または *WRKSTN の場合は、NULL が入ります。 |
PRINT_DEVICE | PRTDEV | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーに関する印刷に使用されるプリンター。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
SPECIAL_ENVIRONMENT | SPCENV | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーがサインオン後に作業する特殊環境。以下のいずれかの特殊値が含まれます。
|
ATTENTION_KEY_HANDLING_ |
ATNPGM | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーのアテンション・キー処理プログラム。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
ATTENTION_KEY_HANDLING_ |
ATNPGMLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
プログラムが入っているライブラリーの名前。値 *LIBL が含まれることがあります。 アテンション・キー処理プログラムが *NONE または *SYSVAL の場合は、NULL が入ります。 |
LANGUAGE_ID | LANGID | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーに対してシステムが使用する言語 ID。次の特殊値を含めることができます。
|
COUNTRY_OR_REGION_ID | CNTRYID | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
国別または地域 ID。次の特殊値を含めることができます。
|
CHARACTER_CODE_SET_ID | CCSID | VARCHAR(6)
NULL 可能 |
ユーザーの CCSID。次の特殊値を含めることができます。
|
USER_OPTIONS | USROPT | VARCHAR(77) NULL 可能 |
ユーザーが環境をカスタマイズするためのオプションのリスト。最大 7 つのオプションが返されます。各項目は、11 文字になるようにブランクが埋め込まれます。 ユーザー・オプションがない場合には、NULL が入ります。 |
SORT_SEQUENCE_TABLE_NAME | SRTSEQ | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ストリング比較に使用される分類順序テーブルの名前。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
SORT_SEQUENCE_TABLE_LIBRARY_NAME | SRTSEQLIB | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
分類順序テーブルを見つけるために使用されるライブラリーの名前。 分類順序テーブルが特殊値である場合は、NULL が入ります。 |
OBJECT_AUDITING_VALUE | OBJAUD | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザーのオブジェクト監査値。以下のいずれかの値が含まれます。
|
USER_ACTION_AUDIT_LEVEL | AUDLVL | VARCHAR(341) NULL 可能 |
このユーザーの処置監査値。最大 31 個のオプションが返されます。各項目は、11 文字になるようにブランクが埋め込まれます。 処置の値がない場合、または呼び出し元に処置監査レベルを取得するための権限がない場合は、NULL が入ります。 |
GROUP_AUTHORITY_TYPE | GRPAUTTYP | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーが作成するオブジェクトに対してユーザーのグループ・プロファイルが持つ権限のタイプ。以下のいずれかの特殊値が含まれます。
|
USER_ID_NUMBER | UID | BIGINT NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルのユーザー ID 番号。 |
GROUP_ID_NUMBER | GID | BIGINT NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルのグループ ID 番号。ユーザーにグループ ID 番号がない場合は、値 0 が返されます。 |
LOCALE_JOB_ATTRIBUTES | SETOBJATR | VARCHAR(88) NULL 可能 |
ユーザーのロケール・パスから取られたジョブ属性のリスト。 |
GROUP_MEMBER_INDICATOR | GRPMBR | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
このユーザーがメンバーを含むグループであるかどうか。以下のいずれかの値が含まれます。
|
DIGITAL_CERTIFICATE_INDICATOR | DCIND | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
このユーザーに関連付けられたデジタル証明書があるかどうか。以下のいずれかの値が含まれます。
|
CHARACTER_IDENTIFIER_CONTROL | CHRIDCTL | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
ユーザーの文字 ID 制御。次の特殊値を含めることができます。
|
LOCAL_PASSWORD_MANAGEMENT | LCLPWDMGT | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
パスワードがローカルで管理されるかどうかを示します。以下のいずれかの値が含まれます。
|
BLOCK_PASSWORD_CHANGE | PWDCHGBLK | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
パスワードが正常に変更された後にパスワードの変更がブロックされる期間を、時間単位で指定します。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
USER_ENTITLEMENT_REQUIRED | ENTITLERQD | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
このユーザー・プロファイル用のユーザー資格が要求されるかどうか。以下のいずれかの値が含まれます。
|
USER_EXPIRATION_INTERVAL | USREXPITV | SMALLINT NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルが自動的に使用不可になるまでの日数 (1 から 366)。有効期間が定義されていない場合は、値 0 が返されます。 |
USER_EXPIRATION_DATE | ESREXPDATE | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルの有効期限が切れて自動的に使用不可になるかまたは削除される日付。 ユーザー・プロファイルの有効期限が切れることがない場合は、NULL が入ります。 |
USER_EXPIRATION_ACTION | ACTION | VARCHAR(8)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルの有効期限が切れた時に取られる処置。以下のいずれかの値が含まれます。
|
HOME_DIRECTORY | HOMEDIR | VARGRAPHIC(1024) |
このユーザー・プロファイルのホーム・ディレクトリー。 |
LOCALE_PATH_NAME | LOCALE | VARGRAPHIC(1024) |
ジョブの開始時にユーザー・プロファイルに割り当てられるロケール・パス名。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
USER_DEFAULT_PASSWORD | DFTPWD | VARCHAR(3)
NULL 可能 |
パスワードは、デフォルトのパスワードです。
この情報を表示するための権限がない場合は、NULL が入ります。 |
USER_OWNER | USER_OWNER | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザー・プロファイルを所有しているユーザー・プロファイル。 |
USER_CREATOR | CREATOR | VARCHAR(10)
NULL 可能 |
このユーザー・プロファイルを作成したユーザー・プロファイル。 |
SIZE | SIZE | DECIMAL(15,0)
NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルのサイズ (バイト単位)。 |
CREATION_TIMESTAMP | TIMESTAMP | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルが作成されたときのタイム・スタンプ。 |
LAST_USED_TIMESTAMP | LASTUSED | TIMESTAMP NULL 可能 |
ユーザー・プロファイルが最後に使用された日付。タイム・スタンプの時刻部分は常に 0 になります。 |
DAYS_USED_COUNT | DAYSUSED | INTEGER NULL 可能 |
システム上でユーザー・プロファイルが使用されていた日数。 |
LAST_RESET_TIMESTAMP | LASTRESET | TIMESTAMP NULL 可能 |
使用日数が最後にゼロにリセットされた日付。タイム・スタンプの時刻部分は常に 0 になります。 |
AUTHORITY_COLLECTION_ACTIVE | AUTCOLACT | VARCHAR(3) | このユーザーに対する権限収集がアクティブかどうか。
|
AUTHORITY_COLLECTION_REPOSITORY_ |
AUTCOLREP | VARCHAR(3) | このユーザーの権限収集リポジトリーが存在しているかどうか。
|
PASE_SHELL_PATH | SHELL_PATH | VARCHAR(1024) |
ユーザーの PASE シェルのパス。
AUTHORIZATION_NAME が QSYS の場合、この列には、値が明示的に設定されていないすべてのユーザー・プロファイルに対して使用されるデフォルトのシェル・パスが含まれます。 QSYS2.SET_PASE_SHELL_INFO プロシージャーを使用して値が設定されなかった場合は、NULL 値が返されます。 |
例
サインオン時に問題が発生しているユーザーを判別します。
SELECT * FROM QSYS2.USER_INFO
WHERE SIGN_ON_ATTEMPTS_NOT_VALID > 0