MESSAGE_QUEUE_INFO ビュー

MESSAGE_QUEUE_INFO ビューは、メッセージ待ち行列内の各メッセージについて 1 行を返します。メッセージ表示 (DSPMSG) CL コマンドや非プログラム・メッセージの受信 (QMHRCVM) API によって返される情報に似た情報を返します。

このビューは、メッセージ待ち行列のコンテンツは変更しません。メッセージは、その新しい指定も古い指定も変更せずにメッセージ待ち行列内で保持されます。ビューは、QMHRCVM API の説明にあるように待ち時間パラメーターを使用しません。待ち時間 0 が使用されます。

権限: ユーザーは、メッセージ待ち行列に対する *USE 権限とメッセージ待ち行列ライブラリーに対する *EXECUTE 権限を保持している必要があります。

次の表は、ビューの列について説明しています。 システム名は MSGQ_INFO です。スキーマは QSYS2 です。

表 1. MESSAGE_QUEUE_INFO ビュー
列名 システム列名 データ・タイプ 説明
MESSAGE_QUEUE_LIBRARY MSGQ_LIB VARCHAR(10) メッセージ・キューを含むライブラリーの名前。
MESSAGE_QUEUE_NAME MSGQ_NAME VARCHAR(10) メッセージを含んでいるメッセージ待ち行列の名前。
MESSAGE_ID MSGID VARCHAR(7)

NULL 可能

このメッセージのメッセージ ID。

これが即時メッセージの場合、または MESSAGE_TYPE が REPLY の場合は、NULL 値が入ります。

MESSAGE_TYPE MSG_TYPE VARCHAR(13) メッセージのタイプ。値は次の通りです。
  • COMPLETION
  • DIAGNOSTIC
  • ESCAPE
  • INFORMATIONAL
  • INQUIRY
  • NOTIFY
  • REPLY
  • REQUEST
  • SENDER
MESSAGE_SUBTYPE MSG_SUBTYP VARCHAR(22)

NULL 可能

メッセージのサブタイプ。

REPLY メッセージの場合に返される値は、以下のとおりです。

  • FROM EXIT PROGRAM
  • FROM SYSTEM REPLY LIST
  • MESSAGE DEFAULT USED
  • NOT VALIDITY CHECKED
  • SYSTEM DEFAULT USED
  • VALIDITY CHECKED

一部の REQUEST メッセージの場合に返される値は、以下のとおりです。

  • WITH PROMPTING

他のメッセージ・タイプの場合は、NULL 値が入ります。

MESSAGE_TEXT MSG_TEXT VARGRAPHIC(1024) CCSID 1200

NULL 可能

メッセージの第 1 レベル・テキスト (トークンを含む) または即時メッセージ・テキスト。

MESSAGE_ID が NULL の場合、またはメッセージ・ファイルにアクセスできなかった場合は、NULL 値が入ります。

SEVERITY SEVERITY SMALLINT メッセージに割り当てられている重大度。
MESSAGE_TIMESTAMP MSG_TIME TIMESTAMP メッセージが送信されたタイム・スタンプ。
MESSAGE_KEY MSG_KEY BINARY(4) メッセージに割り当てられたキー。

キーは、メッセージを送信するコマンドまたは API によって割り当てられます。詳しくは、QMHRCVM API のメッセージ・タイプとメッセージ・キーを参照してください。

ASSOCIATED_MESSAGE_KEY ASSOC_KEY BINARY(4)

NULL 可能

MESSAGE_TYPE が REPLY の場合、関連した照会メッセージ・キーまたは通知メッセージ・キーが含まれます。

他のメッセージ・タイプの場合は、NULL 値が入ります。

FROM_USER FROM_USER VARCHAR(10) メッセージが送信されたときのスレッドの現行ユーザー。
FROM_JOB FROM_JOB VARCHAR(28) メッセージを送信したジョブの修飾ジョブ名。
FROM_PROGRAM FROM_PGM VARCHAR(10) メッセージを送信したプログラム。
MESSAGE_FILE_LIBRARY MSGF_LIB VARCHAR(10)

NULL 可能

メッセージ・ファイルを含むライブラリーの名前。

MESSAGE_ID が NULL の場合は、NULL 値が入ります。

MESSAGE_FILE_NAME MSGF_NAME VARCHAR(10)

NULL 可能

メッセージが入っているメッセージ・ファイル。

MESSAGE_ID が NULL の場合は、NULL 値が入ります。

MESSAGE_TOKENS MSG_TOKENS VARCHAR(4096) FOR BIT DATA

NULL 可能

メッセージ・トークン・ストリング。値が 4096 文字より長い場合、値は警告なしに切り捨てられます。

トークンがない場合は、NULL 値が入ります。

MESSAGE_SECOND_LEVEL_TEXT MSG_TEXT2 VARGRAPHIC(4096) CCSID 1200

NULL 可能

トークンを含むメッセージの第 2 レベルのテキスト。

MESSAGE_ID が NULL の場合、メッセージに第 2 レベルのテキストがない場合、またはメッセージ・ファイルにアクセスできなかった場合は、NULL 値が入ります。

  • すべての照会メッセージとその応答を調べます。
    SELECT a.message_timestamp, a.message_text, a.from_user, 
           b.message_timestamp, b.message_text, b.from_user
    FROM qsys2.message_queue_info a INNER JOIN  qsys2.message_queue_info b
         ON a.message_key = b.associated_message_key
    WHERE a.message_type = 'INQUIRY' AND
          b.message_type = 'REPLY'
    ORDER BY b.message_timestamp DESC;