監視セッションは、「監視の開始 (STRWCH)」コマンド、または「監視の開始 (QSCSWCH)」API により開始できます。
CPF0907 メッセージが QHST メッセージ待ち行列に送られると、MYLIB ライブラリーの MYWCHPGM プログラムが呼び出されます。このプログラムは MYCLNUP プログラムを呼び出し、この出口プログラムをカスタマイズすることにより、ユーザーが必要とする他の機能を行うことができます。
STRWCH SSNID(OWN_JOB) WCHPGM(MYLIB/MYPGM)
WCHMSG((CPF0001)) WCHMSGQ((*JOBLOG))
このコマンドにより、名前が OWN_JOB の監視セッションが開始され、STRWCH を呼び出したジョブで CPF0001 メッセージが発生するのを監視します。CPF0001 メッセージが現行のジョブ・ログに送られると、MYLIB ライブラリーの MYPGM プログラムがイベントの通知のために呼び出されます。
STRWCH SSNID(*GEN) WCHPGM(MYLIB/EXTPGM)
WCHMSG((CPF1804))
WCHMSGQ((*SYSOPR) (*JOBLOG))
WCHJOB((*ALL/MYUSER/MYJOBNAME))
RUNPTY(10)
このコマンドにより監視セッションが開始され、CPF1804 メッセージが、システム・オペレーターのメッセージ待ち行列の中に、または *ALL/MYUSER/MYJOBNAME ジョブ・ログ内に見つかった時に、MYLIB/EXTPGM 出口プログラムが呼び出されます。 固有のセッション ID が生成されます。セッション ID は、監視セッションが正常に開始した後で送られる CPC3901 完了メッセージの メッセージ・データに戻されます。出口プログラムを呼び出すジョブは、実行優先順位 10 で 実行されます。
STRWCH SSNID(FRMPGM) WCHPGM(MYLIB/EXTPGM)
WCHMSG((CPC3922 QSCSWCH *FROMPGM))
WCHMSGQ((*HSTLOG))
このコマンドにより監視セッションが開始され、QSCSWCH プログラムが CPC3922 メッセージを、ライブラリー QSYS 内のメッセージ待ち行列 QHST に送る時に、MYLIB/EXTPGM 出口プログラムが呼び出されます。
STRWCH SSNID(LICLOGSSN) WCHPGM(*LIBL/EXTPGM)
WCHLICLOG(('99??' 9932 MYJOBNAME))
このコマンドにより LICLOGSSN が開始され、メジャー・コードが 99 で始まりかつマイナー・コード 9932 がシステムで生成された LIC ログ項目を監視します。また、LIC ログ情報は、テキスト MYJOBNAME を含んでいる必要があります。ライブラリー・リスト内で検出された最初の一致する EXTPGM プログラムが呼び出されて、イベントの発生を通知します。
STRWCH SSNID(PALSSN)
WCHPGM(USRLIB/USRPGM)
CALLWCHPGM(*STRWCH *ENDWCH)
WCHPAL((B600512? MYRSC *RSCNAME))
このコマンドにより PALSSN が開始され、システムで生成されたシステム参照コードが B600512 から始まる製品アクティビティー・ログ (PAL) 項目を監視します。また、PAL リソース名は、テキスト MYRSC を含みます。プログラム USRLIB/USRPGM が呼び出されて、イベントが発生したことを通知します。このプログラムは、イベント監視を開始する前、および監視セッションの終了時にも呼び出されます。