問題処理 (WRKPRB)
実行可能場所: 対話環境 (*INTERACT *IPGM *IREXX *EXEC) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
問題処理(WRKPRB)コマンドは,システムまたはユーザーによって検出された問題の,問題ログ項目を表示します。
問題は問題削除(DLTPRB)コマンドを使用することによってログから削除されます。
制約事項:このコマンドは,*EXCLUDEの共通認可で出荷され,QPGMR, QSYSOPR, QSRV,およびQSRVBASユーザー・プロファイルには,このコマンドを使用する私用認可があります。
上 |
パラメーター
キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
---|---|---|---|
PRBID | 問題ID | 文字値, *ALL | オプショナル, 定位置 1 |
STATUS | 状況タイプ | 単一値: *ALL その他の値 (最大 6 回の繰り返し): *OPENED, *READY, *PREPARED, *SENT, *ANSWERED, *VERIFIED, *CLOSED |
オプショナル |
SEV | 重大度 | 単一値: *ALL その他の値 (最大 3 回の繰り返し): 1, 2, 3, 4 |
オプショナル |
PERIOD | 期間 | 要素リスト | オプショナル |
要素 1: 開始時刻および日付 | 要素リスト | ||
要素 1: 開始時刻 | 時刻, *AVAIL | ||
要素 2: 開始日付 | 日付, *BEGIN, *CURRENT | ||
要素 2: 終了時刻および日付 | 要素リスト | ||
要素 1: 終了時刻 | 時刻, *AVAIL | ||
要素 2: 終了日付 | 日付, *END, *CURRENT | ||
HARDWARE | ハードウェア | 要素リスト | オプショナル |
要素 1: 装置タイプ | 文字値, *ALL | ||
要素 2: 型式番号 | 文字値, *ALL | ||
要素 3: 製造番号 | 文字値, *ALL | ||
RESOURCE | 資源名 | 名前, *ALL | オプショナル |
LICPGM | プロダクト | 要素リスト | オプショナル |
要素 1: プログラムID | 文字値, *ALL | ||
要素 2: リリース | 文字値, *ALL | ||
要素 3: モディフィケーション・レベル | 文字値, *ALL | ||
FUNCTION | 機能 | 文字値, *ALL | オプショナル |
PGM | プログラム | 総称名, 名前, *ALL | オプショナル |
MSGID | メッセージID | 総称名, 名前, *ALL | オプショナル |
ORIGIN | 起点 | 要素リスト | オプショナル |
要素 1: ネットワークID | 通信名, *ALL, *NETATR | ||
要素 2: 制御点名 | 通信名, *ALL, *NETATR | ||
SRVID | サービス番号 | 文字値, *ALL | オプショナル |
BRANCH | ブランチ番号 | 文字値, *ALL | オプショナル |
COUNTRY | 国または地域番号 | 文字値, *ALL | オプショナル |
ASNUSER | ユーザー割り当て | 単純名, *ALL | オプショナル |
GROUP | グループ割り当て | 文字値, *ALL | オプショナル |
PRBTYPE | 問題タイプ | *ALL, 1, 2, 3, 4, 5, 6 | オプショナル |
PRBCGY | 問題カテゴリー | *ALL, *REPORT, *CRITICAL, *LOGONLY | オプショナル |
上 |
問題ID (PRBID)
選択する問題の問題IDを指定します。別のシステムを起点とする問題が同じIDをもつことがあります。このパラメーターをORIGINパラメーターと一緒に使用して,特定の起点システムからの1つの問題を選択することができます。
- *ALL
- すべての問題IDが選択されます。
- 問題ID
- 選択する問題の10文字の問題IDを指定してください。
上 |
状況タイプ (STATUS)
問題ログ項目の状況を指定します。次の7つのタイプの状況があります。
- *OPENED
- 問題はオープンされた状況になっています。問題が識別されていて,問題レコードは作成されました。
- *READY
- 問題は送信可能状況になっています。問題分析情報が問題レコードに追加されました。
- *PREPARED
- 問題は準備完了状況になっています。問題を報告する準備が完了しました。
- *SENT
- 問題は送信状況になっています。問題がサービス提供元に送信されましたが,応答が戻ってきません。
- *ANSWERED
- 問題が回答状況になっています。サービス提供元によって応答が戻されたか,システムの操作員によって追加されました。
- *VERIFIED
- 問題が検査状況になっています。問題は解決し,システム操作員はプログラムが正しいことを検査しました。
- *CLOSED
- 問題がクローズされました。
単一値
- *ALL
- 問題ログ項目のすべてのタイプの状況が表示されます。
その他の値(最大6個指定可能)
- 状況タイプ
- 表示する状況のタイプを指定してください。
上 |
重大度 (SEV)
問題の重大度レベルを指定します。重大度レベルは,問題の報告準備がととのった時に,ユーザーによって割り当てられます。次の4つの重大度レベルがあります。
- 1
- 高
- 2
- 中
- 3
- 低
- 4
- なし
単一値
- *ALL
- すべての問題ログ項目が表示されます。
その他の値(最大3個指定可能)
- 重大度
- 表示する問題ログ項目の重大度のレベルを指定してください。
上 |
期間 (PERIOD)
問題ログ項目が表示される時間を指定します。これは,問題項目がログに入れられた時の時間です。
要素1: 開始時刻および日付
要素1: 開始時刻
- *AVAIL
- 指定された開始日の使用可能なログされたデータが表示されます。
- 時刻
- ログされたデータを画面に表示することを指示するための,指定開始日における開始時刻を指定してください。
この時刻は24時間形式で指定され,時刻区切り記号付きまたはなしで指定することができます。
- 時刻区切り記号を使用しない場合には,4桁または6桁のストリング(HHMMまたはHHMMSS)を指定してください。ここで,HH =時,MM =分,SS =秒です。時,分,および秒はそれぞれ正確に2桁としなければなりません(必要な場合には,先行ゼロを使用してください)。
- 時刻区切り記号を使用する場合には,ジョブに指定された時刻区切り記号を使用して,時,分,および秒を区切った,5桁または8桁のストリングを指定します。このコマンドをコマンド入力行から入力する場合には,ストリングをアポストロフィで囲まなければなりません。ジョブに指定された区切り記号以外の時刻区切り記号を使用した場合には,このコマンドは正常に実行されません。
要素2: 開始日付
- *BEGIN
- ログの始めからログに記録されたデータが表示されます。
注: *BEGINを指定した場合には,開始時刻の*AVAIL以外の時刻値は無視されます。
- *CURRENT
- 指定した開始時刻から終了時刻まで(それを指定した場合)の現在の日付のログされたデータが表示されます。
- 日付
- ログされたデータが表示される最初の日付を指定してください。この日付はジョブ日付の形式で入力しなければなりません。
要素2: 終了時刻および日付
要素1: 終了時刻
- *AVAIL
- 指定された終了日に使用可能なログされたデータが表示されます。
- 時刻
- ログされたデータの表示が終了する指定の終了日における終了時刻を指定してください。時刻の指定方法の詳細については,このパラメーターの記述の中の要素1の時間記述を参照してください。
要素2: 終了日付
- *END
- データがログされた最後の日付は,ログされたデータが表示される最後の日付です。
注: *ENDを指定した場合には,*AVAIL以外の終了時刻値はすべて無視されます。
- *CURRENT
- 指定した開始時刻から終了時刻まで(それを指定した場合)の現在の日付のログされたデータが表示されます。
- 日付
- ログされたデータが表示される最後の日付を指定してください。この日付はジョブ日付形式で指定しなければなりません。
上 |
ハードウェア (HARDWARE)
指定された障害のあるハードウェアを識別する問題ログ項目だけが表示されることを指定します。
要素1: 装置タイプ
- *ALL
- どのハードウェアが障害として識別されたかに関係なく,すべての項目が表示されます。
注: *ALLを指定した場合には,モデルおよび製造番号の*ALL以外の値はすべて無視されます。
- タイプ
- ハードウェアの4文字のタイプ・コードを指定してください。
要素2: 型式番号
- *ALL
- 指定したタイプの障害のあるハードウェアを識別するすべての項目が表示されます。
注: *ALLを指定した場合には,製造番号の*ALL以外の値は無視されます。
- 型式
- ハードウェアの3文字の型式番号を指定してください。
要素3: 製造番号
- *ALL
- 指定した機種型式の障害のあるハードウェアを識別するすべての項目が表示されます。
- 製造番号
- 次の形式の1つで,ハードウェアの製造番号を指定してください(Nは,任意の英字または数字)。
- NNNNN
- NNNNNNN
- NN-NNNNN
- NN-NNNNNNN
- NNNNNNNNNNNN
上 |
資源名 (RESOURCE)
指定された障害のある資源名を識別する問題ログ項目だけを表示することを指定します。
- *ALL
- 問題によって識別される資源名(ある場合)に関係なく,すべての項目が表示されます。
- 名前
- 資源名を指定してください。
上 |
プロダクト (LICPGM)
指定した障害のあるソフトウェアを識別する問題ログ項目が表示されることを指定します。
要素1: プログラムID
- *ALL
- ソフトウェアの障害が識別されるかどうかに関係なく,すべての項目が表示されます。
注: *ALLを指定した場合には,リリースおよびモディフィケーションの*ALL以外の値は無視されます。
- 文字値
- ライセンス・プログラムの識別番号を指定してください。
要素2: リリース
- *ALL
- 指定されたライセンス・プログラムから障害のあるソフトウェアを識別するすべての項目が表示されます。
注: *ALLを指定した場合には,モディフィケーションの*ALL以外の値は無視されます。
- 文字値
- 先行ゼロを含む,ライセンス・プログラムの2桁のリリース・レベルを指定してください。リリース・レベルは00から35の数値でなければなりません。
要素3: モディフィケーション・レベル
- *ALL
- 指定されたライセンス・プログラムおよびリリースから障害のあるソフトウェアを識別するすべての項目が表示されます。
- 文字値
- 先行ゼロを含む,ライセンス・プログラムの2桁のモディフィケーション番号を指定してください。モディフィケーション番号は,00から09の数値,または0Aから0Zでなければなりません。
上 |
機能 (FUNCTION)
指定した機能を識別する問題ログ項目だけが表示されることを指定します。機能は,ユーザー検出の問題ログ項目だけに入れられ,主要な機能域またはプロダクトを示します。
- *ALL
- 識別される機能ID(ある場合)に関係なく,すべての項目が表示されます。
- 総称機能ID
- 総称機能IDを指定してください。総称IDは,機能IDの先頭部分の1つまたは複数の文字とそれに続くアスタリスク(*)からなる文字ストリングです。途中にブランク文字が入っている場合には,文字ストリングをアポストロフィ(')で囲まなければなりません。
- 機能ID
- 機能ID全体を指定してください。途中にブランクが入っている場合には,文字ストリングをアポストロフィ(')で囲まなければなりません。
機能IDの有効な値は次の通りです。
- ID
- 説明
- ALRT
- 警報
- APF
- 拡張印刷機能
- APPC
- 拡張プログラム間通信機能
- APPN
- 拡張分散ネットワーク機能
- APS
- 多機能印刷サポート・ユーティリティー
- ASYNC
- 非同期通信
- BAS
- BASICコンパイラー
- BGU
- ビジネス・グラフィックス・ユーティリティー(BGU)
- BSC
- 2進データ同期通信
- CBL
- COBOLコンパイラー
- CGU
- 文字作成ユーティリティー
- CL
- 制御言語
- CSM
- 通信およびシステム管理機能
- C400
- Cコンパイラー
- DDM
- 分散データ管理機能(DDM)
- DFU
- データ・ファイル・ユーティリティー
- DHCF
- 分散ホスト・コマンド機能
- DICT
- 言語辞書
- DSNX
- 分散システム・ノード管理機能
- ECS
- エレクトロニック支援
- FINANCE
- 金融機関用通信
- FTN
- FORTRANコンパイラー
- FTS
- ファイル転送サポート
- GDDM
- グラフィック・データ表示管理プログラム
- ICF
- システム間通信機能
- IDU
- 対話式データ定義ユーティリティー(IDDU)
- INTRA
- システム内通信
- IPDS
- 高機能印刷装置データ・ストリーム
- ITF
- 端末対話機能
- LPDA
- リンク問題判別および分析
- MIA
- MIアセンブラー
- MIGR
- 移行
- OBJD
- オブジェクト配布
- OCL
- S/36操作員制御言語(OCL)
- OFC
- OfficeVision
- OSP
- IBM I
- PAS
- PASCALコンパイラー
- PASSTHRU
- パススルー
- PC400
- クライアント・アクセスWindows用
- PDM
- プログラム開発管理機能
- PL1
- PL/Iコンパイラー
- POSCOM
- POS通信ユーティリティー
- QRY
- QUERY
- RETAIL
- 小売業通信
- REXX
- REXXインタープリター
- RJE
- リモート・ジョブ入力
- RLU
- 報告書設計ユーティリティー
- RPFT
- パフォーマンス・ツール
- RPG
- RPGコンパイラー
- RSCS
- リモート・スプール通信サブシステム
- RWS
- リモート・ワークステーション
- SDA
- 画面設計機能
- SDLC
- 同期データ・リンク制御
- SEU
- ソース・ステートメント入力ユーティリティー
- SMU
- IBM System Manager for i
- SNADS
- SNA配布サービス
- SNUF
- SNAアップライン機能
- SORT
- ソート・ユーティリティー
- SQL
- SQL
- SUU
- システム拡張ユーティリティー
- TCPIP
- TCP/IP通信ユーティリティー
- TRLAN
- トークンリング・ネットワーク
- TXT38
- システム/38互換テキスト管理機能
- VMC
- i5/OSライセンス内部コード
- VNET
- RSCS/PROFS
- WRD
- ワード処理
- X21
- X.21公衆データ・ネットワーク
- X25
- X.25パケット交換データ・ネットワーク
- 3270EM
- 3270エミュレーション
- 802.3
- イーサネット
上 |
プログラム (PGM)
指定した障害のあるプログラムを識別する問題ログ項目だけが表示されるかどうかを指定します。機械が検出した問題の場合には,障害のあるプログラムがあれば,最も考えられる原因によって識別されます。
- *ALL
- プログラムが識別されるかどうかに関係なく,すべての項目が表示されます。
- 総称名
- 総称プログラム名を指定してください。総称名はアスタリスク(*)が後に続く1つまたは複数の文字を含む文字ストリングです。
- 名前
- プログラム名を指定してください。
上 |
メッセージID (MSGID)
指定したメッセージを識別する問題ログ項目だけが表示されるかどうかを指定します。
- *ALL
- どのメッセージIDが問題と関連したかに関係なく,すべての項目が表示されます。
- 総称名
- 総称メッセージIDを指定してください。総称IDはアスタリスク(*)が後に続く1つまたは複数の文字を含む文字ストリングです。
- 名前
- メッセージIDを指定してください。
上 |
起点 (ORIGIN)
指定したシステムを起点とする問題ログ項目だけが表示されることを指定します。
要素1: ネットワークID
- *ALL
- 起点システムのネットワークIDと関係なく,すべての項目が表示されます。
- *NETATR
- このシステムのネットワーク属性で定義されたものと同じローカル・ネットワークIDのシステムで始まっている項目だけが表示されます。
- 通信名
- ネットワークIDを指定してください。このローカル・ネットワークIDのシステムで始まっている項目だけが表示されます。
要素2: 制御点名
- *ALL
- 指定されたネットワークIDのシステムで始まるすべての項目が表示されます。
- *NETATR
- このシステムのネットワーク属性で定義されたものと同じローカル制御点名のシステムで始まっている項目だけが表示されます。
- 通信名
- 制御点名を指定してください。
上 |
サービス番号 (SRVID)
指定された保守割り当て番号をもつ問題ログ項目だけを表示するかどうかを指定します。この番号は,問題が弊社保守サポートに報告された時に割り当てられます。
- *ALL
- 保守割り当て番号に関係なくすべての項目が表示されます(それがあった場合)。
- 文字値
- 保守割り当て番号を指定してください。
上 |
ブランチ番号 (BRANCH)
指定された分岐番号をもつ問題ログ項目だけを表示するかどうかを指定します。この番号は,問題が弊社保守サポートに報告された時に割り当てられます。
- *ALL
- 分岐番号に関係なくすべての項目が表示されます(それがあった場合)。
- 文字値
- 問題ログ項目の3桁の分岐番号を指定してください。3桁の文字をすべて指定しなければなりません。
上 |
国または地域番号 (COUNTRY)
指定された国または地域番号をもつ問題ログ項目だけを表示するかどうかを指定します。この番号は,問題が弊社保守サポートに報告された時に割り当てられます。
- *ALL
- 国または地域番号に関係なくすべての項目が表示されます(それがあった場合)。
- 文字値
- 問題ログ項目の3桁の国または地域番号を指定してください。3桁の文字をすべて指定しなければなりません。
上 |
ユーザー割り当て (ASNUSER)
ユーザー割り当て (ASNUSER)
このユーザーに割り当てられた問題ログ項目だけを表示するかどうかを指定します。
- *ALL
- すべての問題ログ項目が表示されます。
- ユーザー名
- 表示される問題に割り当てられたユーザーIDを指定してください。
上 |
グループ割り当て (GROUP)
問題が割り当てられるフィルター中のグループを指定します。
- *ALL
- すべてのプログラム・ログ項目が,それらに割り当てられるグループに関係なく,表示されます。
- 文字値
- 項目に割り当てられる10文字の問題フィルター・グループを指定してください。
注: 問題ログ・フィルターを使用しない場合には,値はブランクです。
上 |
問題タイプ (PRBTYPE)
処理する問題のタイプを指定します。
- *ALL
- 問題タイプに関係なくすべての問題ログ項目が表示されます。
- 1
- 機械検出の問題だけが表示されます。
- 2
- ユーザー検出の問題だけが表示されます。
- 3
- PTF発注の問題だけが表示されます。
- 4
- アプリケーション検出の問題だけが表示されます。
- 5
- クライアント機械検出の問題だけが表示されます。
- 6
- クライアント・ユーザー検出の問題だけが表示されます。
上 |
問題カテゴリー (PRBCGY)
表示する問題のカテゴリーを指定します。
- *ALL
- すべての問題が表示されます。
- *REPORT
- ログされ,サービス提供元に報告される問題が表示されます。
- *CRITICAL
- 重要な問題が表示されます。
- *LOGONLY
- ログされたが,サービス提供元に報告されなかった問題が表示されます。
上 |
例
例1:オープン状況または作動可能状況の項目の表示
WRKPRB STATUS(*OPENED *READY) HDW(9347)
このコマンドは,タイプが9347であり障害のある装置を識別する,状況OPENED または READY をもつ問題項目だけが表示されている,「問題の処理」パネルを表示します。
例2:現在日の問題項目の表示
WRKPRB PERIOD((*AVAIL *CURRENT))
このコマンドは,現在日にログに作成されている問題項目がすべて表示されている,「問題の処理」パネルを表示します。
例3:ハードウェア障害のリストの表示
WRKPRB SEV(1 2) HARDWARE(9347 001 '10-7523489')
このコマンドは,ユーザーが指定したハードウェアによる問題が含まれているリストを表示します。ユーザーは,コマンドで中から高レベルの重大度を追跡することを指定しています。
例4:未解決問題のリストの表示
WRKPRB STATUS(*OPENED) PERIOD((*AVAIL *CURRENT) (120000 *CURRENT)) LICPGM(5722SS1 03 00) PGM(QNOPGM)
このコマンドは,現在日の真夜中から始まり,正午で終わる期間中にオープンされて,まだ分析済みではない問題が含まれているリストを表示します。また,このコマンドは,指定されたライセンス・プログラムIDおよびプログラム名を障害の推定原因として識別します。
例5:マシン検出問題のリストの表示
WRKPRB RESOURCE(TAP01) MSGID(CPF6788)
このコマンドは,システム・オペレーターのメッセージ待ち行列に送信済みであり,問題分析が完了した,メッセージ(CPF6788)が原因でオープンされたマシン検出の問題が含まれているリストを表示します。問題分析は,障害が起こりうる装置の資源名(この場合は,装置TAP01)を判別するために実行されていました。この問題リストには,ユーザー検出の問題が含まれます。ユーザー検出の問題を表示するには,ユーザーは問題分析(ANZPRB)コマンドを使用して資源名およびメッセージIDを指定しました。
例6:報告された問題のリストの表示
WRKPRB SRVID(12345)
このコマンドは,IBMサービス・サポート・センターに報告済みの問題が含まれているリストを表示します。
上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPEメッセージ
- CPF7A9C
- この時点に,問題ログを処理することはできない。
- CPF7D41
- 発注援助要求のロギング時にエラーが起こりました。
- CPF7D42
- データベース操作の実行中にエラーが起こった。
- CPF9845
- ファイル&1のオープン中にエラーが起こった。
- CPF9871
- 処理中に,エラーが起こった。
上 |