ソケットとは、 ネットワーク上で名前付けやアドレス指定が可能な通信接続ポイント (端点) のことです。 「ソケット・プログラミング」では、ソケット API を使用して、 リモート・プロセスとローカル・プロセスの間に通信リンクを確立する方法について説明します。
ソケットを使用するプロセスは、同じシステムまたは異なるネットワークの異なるシステムに置くことができます。 ソケットは、スタンドアロン・アプリケーションでもネットワーク・アプリケーションでも有効です。 ソケットを使用すれば、同一マシン上の、またはネットワークを介した複数のプロセス間で、 情報を交換したり、最も効率のよいマシンに作業を配布することができ、 中央データに簡単にアクセスすることもできます。ソケット・アプリケーション・プログラム・インターフェース (API) は、TCP/IP のネットワーク標準です。 さまざまなオペレーティング・システムがソケット API をサポートします。 IBM® i ソケットは複数のトランスポート・プロトコルおよびネットワーク・プロトコルをサポートします。 ソケット・システム関数とソケット・ネットワーク関数はスレッド・セーフです。
Integrated Language Environment® (統合言語環境: ILE) C を使用するプログラマーは、このトピックを参照してソケット・アプリケーションを作成することができます。RPG などの他の ILE 言語を使って、ソケット API でコーディングすることもできます。
ソケット・プログラミング・インターフェースは、Java™ 言語でもサポートされています。