Jazz ® Team Serverで IBM® Common Licensing トークン・サービス・キーをセットアップします。
始める前に
以下の項目を確認します。
トークン・ライセンスの交付について詳しくは、地域の IBM 営業担当員にお問い合わせください。
注: IBM License Key Server は、 IBM i、 Linux® for System z®、または z/OS®上では稼働しません。 IBM Common Licensingを使用する場合は、サポートされている他のプラットフォーム上に別個の Jazz Team Server をセットアップし、それを Common Licensing トークン・サーバーに接続して、トークン・ライセンスを管理する必要があります。 その後、この Jazz Team Server を、 IBM i、 Linux for System z、または z/OS上で稼働する Jazz Team Server のフローティング・ライセンス・キー・サーバーとして使用できます。
このタスクについて
IBM Common Licensing トークン・サービスは、トークン要求を IBM License Key Server に転送できるようにする Jazz Team Server の拡張機能です。 Jazz Team Server が特定の数のトークンを要求すると、拡張機能は IBM License Key Server からトークンをチェックアウトします。 この統合によって、Jazz ベースの製品と非 Jazz ベースの製品が同じトークンを共有することができるようになります。注: この統合は、 IBM Rational ® 製品でのみ使用可能です。
手順
- IBM i、 Linux for System Z、または z/OSを使用している場合、 サポートされるプラットフォームに Jazz Team Server および IBM License Key Server をインストールします。 Jazz Team Server のインストールについて詳しくは、 対話式インストール・ガイドを参照してください。 トピック「 セットアップ・ウィザードの実行」で、以下の変更点に注意してください。
- E メール通知を使用不可にします。
この Jazz Team Serverにはアプリケーションがインストールされません。
- 追加アプリケーションを登録しないでください。
この Jazz Team Server のみをフローティング・ライセンス・サーバーとして使用します。
- IBM License Key Server を構成します。
- License Key Administratorを起動します。
- License Key Centerから、トークンを含む license.dat ファイルをダウンロードします。
- License Key Administrator で、 をクリックします。
- license.dat ファイルを選択します。
- License Key Server を停止して再始動します。 license.dat ファイルのインポート後に、これを行うように求めるプロンプトが出されます。
- License Key Administratorを閉じます。
- Jazz Team Server でトークン・クライアント・アクセス・ライセンスをインストールします。
- JazzTokens.zip ファイルをドライブ上の一時的な場所に解凍します。
- Jazz Team Serverの 「管理」 ページにログインします。 Web ブラウザーで
https://[fully qualified
hostname]:9443/jts/admin
を指定します。
留意事項: [fully qualified hostname]
は、 Jazz Team Server がインストールされているマシンの DNS ドメイン参照 を含む ホスト名です。
- 「管理」 ページで、 「サーバー」 タブをクリックします。
- 「ライセンス交付」セクションで、 「ライセンス・キーの管理」をクリックします。
- 「フローティング・ライセンス・サーバー」 セクションまでスクロールダウンします。
- 「フローティング・ライセンス・サーバー」 セクションで、 「追加」をクリックします。
- 「ライセンス・ファイルのアップロード」ウィンドウで、 「ファイルの選択」 をクリックし、 JazzTokens.zip ファイルを解凍した一時ロケーションを参照して、いずれかのライセンス・ .jar ファイルを選択します。
- 「終了」をクリックします。
ライセンスをアップロードするごとに、そのご使用条件を受諾する必要があります。
- ステップ g を繰り返します。 および h。 他のライセンス・ファイルをアップロードします。
ライセンス・キーのアップロード後に、ライセンスは「フローティング・ライセンス・サーバー」セクションにリストされます。
- Jazz Team Serverでトークン・ライセンス・サービスを有効にします。
- 「アクション」 列に アイコンが表示されるまで、 IBM Common Licensing サービス の上にカーソルを移動します。 アイコンをクリックして、「サーバーの構成」ダイアログを表示します。
- ダイアログで、次の 2 つのプロパティーを構成します。
- IBM License Key Server: インストールした IBM License Key Server の URL ( license_key_port_number@license_key_hostnameの形式) を指定します。
ヒント: License Key Administrator アプリケーションで、 をクリックして、サーバーの識別情報を表示します。 LMTOOLS プログラム ( License_Key_Server_install_directory/commonにあります) を実行し、 をクリックして接続情報を確認することもできます。
- トークン・リースのタイムアウト: トークン・リースの有効期限が切れる前に、ユーザーが非アクティブでいられる期間 (ミリ秒) を指定します。
- 「終了」をクリックします。
接続が成功すると、「状況」列に緑色のチェック・マーク (
) が表示されます。
- 設定をクリアするには、 「編集」 アイコンを再度クリックします。 ホスト名フィールドをクリアして、タイムアウト・フィールドに 1800000 を入力します。 「終了」をクリックします。
注: トークン・ライセンスのデフォルトのタイムアウトは 1800000 ミリ秒 (30 分) で、フローティング・ライセンスのデフォルトのタイムアウトは 3600 秒 (60 分) です。 トークン・ライセンスとフローティング・ライセンスの両方のタイムアウトに設定できる最小時間は、30 分 (トークン・ライセンスの場合は 1800000 ミリ秒、フローティング・ライセンスの場合は 1800 秒) です。 これらのライセンスのタイムアウトは、それぞれ異なる単位で測定されることに注意してください。 トークン・ライセンスのタイムアウトはミリ秒単位、フローティング・ライセンスのタイムアウトは秒単位で測定されます。
- オプション: フローティング・ライセンス・サーバーを指すように他の Jazz Team Serverを構成します。
- フローティング・ライセンス・サーバーを指すように Jazz Team Server を構成する前に、2 つのサーバー間のフレンド関係を追加し、フレンド操作に関連付けられた機能ユーザー ID を作成する必要があります。 フレンド関係を作成して、機能ユーザー ID を関連付けるには、-createFriend repotools コマンドを使用できます。 repotools コマンドの使用法について詳しくは、 フレンド関係を作成するためのリポジトリー・ツール・コマンド。 を参照してください。
- Jazz Team Serverの 「管理」 ページで、 「サーバー」 タブをクリックします。
- 「ライセンス交付」 ペインで、 「ライセンス・キー管理」をクリックします。
- 「サーバー情報」 セクションで、「フローティング・ライセンス・サーバー」行の上にカーソルを移動し、 アイコンをクリックします。
- 「フローティング・ライセンス・サーバーの構成」 ダイアログ・ボックスの 「フローティング・ライセンス・サーバー」 フィールドに、サーバーへのパスを入力します。 例えば、 http://floating-license-server:9443/jtsと入力します。ここで、 floating-license-server は、ご使用のサーバーの完全修飾ホスト名に置き換える必要があります。
- サーバー接続をテストするには、 「接続のテスト」をクリックします。
- 「終了」をクリックします。
次の作業
ユーザーがトークン・ライセンスのプールに参加するには、
そのユーザーにトークン・ライセンス・タイプのいずれかを割り当てる必要があります。 ライセンスの割り当てについて詳しくは、 ユーザーへのクライアント・アクセス・ライセンスの割り当て または 新規ユーザーへのデフォルト・ライセンスの割り当てを参照してください。