バージョン 9.7 で作成された DMS または自動ストレージ表スペースの場合、再利用可能なストレージ を使用して、再利用するために未使用ストレージをシステムに戻すことができます。
ストレージの再利用はオンライン操作であるため、ユーザーに対するデータの可用性には影響しません。
REDUCE オプションを指定して ALTER TABLESPACE ステートメントを使用することによって、いつでも未使用ストレージを再利用することができます。
- 自動ストレージ表スペースの場合、REDUCE オプションには、ストレージの削減を行う際に、可能な最大量を基準に行うか、現在の表スペース・サイズに対するパーセンテージを基準に行うかを指定するためのサブオプションがあります。
- DMS 表スペースの場合は、最初に LOWER HIGH WATER MARK オプションを指定して ALTER TABLESPACE ステートメントを使用した後、REDUCE オプションおよび関連したコンテナー操作節を指定して ALTER TABLESPACE
ステートメントを使用します。
ストレージ再利用操作により、エクステントは再マップされ、未使用のエクステントは表スペースの最後に置かれます。
その後、未使用スペースはファイル・システムに戻されます。
以下のダイアグラムは、この処理を示しています。
DB2® 製品の前のバージョンで作成された表スペースを使用して再利用可能なストレージを活用するには、その表スペースをバージョン 9.7 で作成された新しい表スペースに置換します。新規表スペースにデータを追加するには、以下のいずれかの方法を使用できます。
- データのアンロードおよび再ロード
- ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用してオンライン表移動操作でデータを移動する
再利用可能なストレージが使用可能な表スペースは、再利用可能なストレージが存在しない表スペースと同じデータベースに共存することができます。
TEMPORARY 表スペースのストレージを再利用することはできません。
DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
