現行インスタンスの識別

発行するコマンドまたは行う構成変更のほとんどは、デフォルトで現行インスタンスに適用されます。 現行インスタンスは、特定の環境変数の値を調べることによって特定できます。

このタスクについて

インスタンスのデータベース・マネージャーを開始または停止するためのコマンドを実行すると、データベース・マネージャーはそのコマンドを現行インスタンスに適用します。 現行インスタンスを特定するために、データベース・マネージャーは、以下の順序で特定の環境変数の値を調べます。

  1. 現在のセッションに対する DB2INSTANCE 環境変数の値。
  2. DB2INSTANCE システム環境変数の値。
  3. Windows オペレーティング・システムでは、 DB2INSTDEF レジストリー変数の値。

プロシージャー

現行インスタンスを特定するには、以下のようにします。

関係する環境変数の値を調べます。
オプション 説明
現行セッションの DB2INSTANCE 環境変数の値を表示します。 次のコマンドを発行します。
db2 get instance
DB2INSTANCE システム環境変数の値を表示します。
  • Windows オペレーティング・システムでは、次のコマンドを使用します。
    echo %DB2INSTANCE%
  • Linux® および UNIX オペレーティング・システムの場合は、以下のコマンドを発行します。
    echo $DB2INSTANCE
DB2INSTDEF レジストリー変数の値を表示します。 次のコマンドを発行します。
db2set DB2INSTDEF