ガバナーの開始

ガバナー・ユーティリティーは、データベースに接続されたアプリケーションをモニターし、そのデータベースに対するガバナー構成ファイルで指定した規則に従って、それらのアプリケーションの動作を変更します。

始める前に

ガバナーを開始する前に、ガバナー構成ファイルを作成する必要があります。

ガバナーを開始するには、SYSADM または SYSCTRL 権限を持っていなければなりません。

このタスクについて

重要: Db2® ガバナー・ユーティリティーは非推奨になっており、将来のリリースで削除される可能性があります。 これは Db2 pureScale® 環境ではサポートされていません。 詳しくは、 Db2 ガバナーと Query Patroller が非推奨になったを参照してください。

プロシージャー

  • ガバナーを開始するには、 db2gov コマンドを使用して、以下の必須パラメーターを指定します。
    START データベース名
    指定するデータベース名は、ガバナー構成ファイルでのデータベース名と同じものにしなければなりません。
    構成ファイル
    このデータベースにおけるガバナー構成ファイルの名前。 ファイルがデフォルトの場所 (sqllib ディレクトリー) にない場合は、ファイル名だけでなくファイル・パスも含める必要があります。
    ログ・ファイル
    このガバナーに対するログ・ファイルの基底名。 パーティション・データベースの場合、ガバナーのこのインスタンスのためにデーモンが実行されているデータベース・パーティションごとに、データベース・パーティション番号が付加されます。
  • パーティション・データベースの単一データベース・パーティションでガバナーを開始するには、 dbpartitionnum オプションを指定します。
    例えば、SALES という名前のデータベースのデータベース・パーティション 3 で、salescfg という名前の構成ファイルと saleslog という名前のログ・ファイルを使用してガバナーを開始する場合は、以下のコマンドを入力します。
    db2gov start sales dbpartitionnum 3 salescfg saleslog
  • すべてのデータベース・パーティションでガバナーを開始するには、以下のコマンドを入力してください。
    db2gov start sales salescfg saleslog