応答ファイルを使用した Db2 データベース製品のインストール (Linux および UNIX)

応答ファイルには、通常は自分で応答する、インストール・プロセス中の質問に対する応答に使用する値が含まれています。 Db2 pureScale® Feature以外のインストールの場合、このインストール方法を使用して、 Db2 製品の複数のコピーを複数のコンピューターにインストールするか、すべての Db2 コピーで同じインストール決定を行います。

応答ファイルを使用して Db2 製品をインストールするには、次のようにします。

1. root インストールの場合、root ユーザーとしてログインします。 非 root インストールの場合、Db2 インストールの所有者として指定したユーザーとしてログオンします。
2. db2setup コマンドを次のように入力します。

   ./db2setup -r responsefile_directory/response_file

   ここで、

   • responsefile_directory は、応答ファイルが含まれているディレクトリーを表します。
   • response_file は、応答ファイルの名前を表します。
3. インストールが完了したならば、ログ・ファイルにあるメッセージをチェックします。
   インストールログは、デフォルトで次の/tmpディレクトリにあります。

   • db2setup.log (非 root インストールの場合はdb2setup_username.log。username はインストールを実行した非 root ユーザー ID です)
   • db2setup.err (非 root インストールの場合はdb2setup_username.err。username はインストールを実行した非 root ユーザー ID です)

   ログ・ファイルの位置を指定することもできます。 インストール・ヒストリー・ログ db2install.history は、 DB2DIR/install/logs にあります。ここで、 DB2DIR は、 Db2 データベース製品がインストールされたパスを指定します。 デフォルトのインストール・ディレクトリーは以下のとおりです。

   • AIX® /opt/IBM/db2/V11.5
   • Linux®/opt/ibm/db2/V11.5

   同じ場所に複数の Db2 データベース製品がインストールされている場合は、db2install.history.xxxx となります。ここで、xxxx は 0001 から開始する数字で、インストール済みの Db2 コピーの数により増加します。

db2setup -r /mydir/db2aese.rsp -l /tmp/db2setup.log -t /tmp/db2setup.trc