汎用命名規則

すべてのデータベース・オブジェクト、ユーザー名、パスワード、グループ、ファイル、パスには、命名規則があります。 これらの規則の一部は、作業を行っているプラットフォームに固有のものです。

例えば以下のように、ファイル・システムに表示されるオブジェクト (データベ ース、インスタンスなど) の名前に関する大文字と小文字の使用についての規則があります。

  • UNIX プラットフォームでは、名前には大/小文字の区別があります。 例えば、/data1 は、/DATA1 または/Data1 と同じディレクトリーではありません。
  • Windows プラットフォームでは、名前に大/小文字の区別はありません。 例えば、 \data1 は、 \DATA1 および \Data1と同じです。

特に指定がない限り、名前には以下の文字を含めることができます。

  • 基本 (7 ビット) ASCII 文字セットで定義されている、A から Z および z までの文字。 SQL ステートメントを使用して作成されたオブジェクトの ID で使用する場合、小文字の「a」から「z」までは引用符 (") で区切らない限りは、大文字に変換されます。
  • 0 から 9 の数字。
  • ! % ( ) { } . - ^ ~ _ (下線) @、#、$、スペース。
  • ¥ (円記号)。


の制約事項

  • 数値または下線文字で名前を開始しないでください。
  • 表、ビュー、列、索引、または許可 ID の名前には、SQL 予約語を使用しないでください。
  • ディレクトリー名およびファイル名には、基本 ASCII 文字セットで定義されている文字だけを使用します。 ご使用のコンピューターのオペレーティング・システムでさまざまなコード・ページがサポートされているかもしれませんが、非 ASCII 文字は確実に処理されない可能性があります。 非 ASCII 文字を分散環境で使用すると特定の問題が生じることがあります。 分散環境においては、コンピューターごとに使用するコード・ページが異なっている場合があります。
  • ご使用のオペレーティング・システム、および Db2® データベースを操作している場所によっては、他にも個別に機能する可能性のある特殊文字があります。 それらの文字は正常に機能する可能性がありますが、必ず機能するという保証はありません。 データベース内のオブジェクトを命名する際には、これら他の特殊文字を使用することはお奨めしません。
  • 長さは、 SQL および XML の制限にリストされている長さ以下でなければなりません。
  • 許可 ID に関する制約事項: 許可 ID がオペレーティング・システムのユーザー ID またはグループ名として解釈される場合、 Db2 が課す命名上の制約事項が適用されます。 詳しくは、 ユーザー、ユーザー ID、およびグループの命名規則 のページを参照してください。

他にも、オブジェクト命名規則、多文化サポート環境での命名規則、および Unicode 環境での命名規則も考慮する必要があります。