データベース・パーティションの変更 (Windows)

Windows では、 db2nchg コマンドを使用してデータベース・パーティションを変更します。

このタスクについて

  • データベース・パーティションをあるコンピューターから別のコンピューターに移動する。
  • コンピューターの TCP/IP ホスト名を変更する。

    複数のネットワーク・アダプターを使用する予定の場合は、このコマンドを使用して、db2nodes.cfg ファイルの「netname」フィールドに TCP/IP アドレスを指定する必要があります。

  • 異なる論理ポート番号を使用する。
  • データベース・パーティション・サーバーに異なる名前を使用する。
このコマンドには、以下の必須パラメーターがあります。
   db2nchg /n:node_number

パラメーター /n: は、変更するデータベース・パーティション・サーバーの番号です。 このパラメーターは必須です。

オプション・パラメーターを以下に示します。
/i:instance_name
このデータベース・パーティション・サーバーが参加しているインスタンスを指定します。 このパラメーターを指定しなかった場合、 デフォルトである現行インスタンスが使用されます。
/u:usernamepassword
Db2® データベース・サービスのログオン・アカウント名とパスワードを変更します。 このパラメーターを指定しなかった場合、 ログオン・アカウント名とパスワードは変わりません。
/p:logical_port
データベース・パーティション・サーバーの論理ポートを変更します。 データベース・パーティション・サーバーを異なるコンピューターへ移動させる場合、 このパラメーターの指定は必須です。 このパラメーターを指定しなかった場合、 論理ポート番号は変わりません。
/h:ホスト名
FCM が内部通信のために使用する TCP/IP ホスト名を変更します。 このパラメーターを指定しなかった場合、ホスト名は変わりません。
/m:コンピューター名
データベース・パーティション・サーバーを別のコンピューターへ移動させます。 インスタンスに既存のデータベースがない場合にのみ、 データベース・パーティション・サーバーを移動させることができます。
/g:ネットワーク名
データベース・パーティション・サーバーのネットワーク名を変更します。

コンピューター上に複数の IP アドレスがあり、データベース・パーティション・サーバーに特定の IP アドレスを割り当てる場合に、このパラメーターを使用します。 ネットワーク名や IP アドレスを network_name に入力することができます。

例えば、データベース・パーティション 2 に割り当てられている論理ポート (インスタンス TESTMPP に参加している) が論理ポート 3 を使用するように変更する場合は、次のコマンドを入力します。
   db2nchg /n:2 /i:TESTMPP /p:3

Db2 データベース・マネージャーには、リモート・コンピューター上にあるインスタンス・レベルの Db2 データベース・システムのレジストリー変数にアクセスする機能があります。

現在、Db2 データベース・システムのレジストリー変数は、コンピューターまたはグローバル・レベル、 インスタンス・レベル、およびデータベース・パーティション・レベルの 3 つの異なるレベルに保管されています。 インスタンス・レベル (データベース・パーティション・レベルも含む) で保管されているレジストリー変数は、DB2REMOTEPREG を使用して別のコンピューターにリダイレクトできます。 DB2REMOTEPREG が設定されている場合、 Db2 データベース・マネージャーは、 DB2REMOTEPREGが指すコンピューターから Db2 データベース・システム・レジストリー変数にアクセスします。 db2set コマンドは、次のようになります。
   db2set DB2REMOTEPREG=remote_workstation
ここで remote_workstation は、リモート・ワークステーション名です。
注:
  • すべての Db2 データベースのインスタンス・プロファイルとインスタンス・リストは、指定されたリモート・コンピューター名で位置指定されるため、このオプションの設定には注意が必要です。
  • ご使用の環境にドメインからのユーザーが含まれる場合、Db2 インスタンス・サービスに関連したログオン・アカウントがドメイン・アカウントであることを確認してください。 これにより、Db2 インスタンスはドメイン・レベルでグループを列挙するための適切な特権を持つことになります。

この機能は、レジストリーが含まれている同じコンピューター上のリモート LAN ドライブを指すために、DBINSTPROF の設定と組み合わせて使用することができます。