サポートされるコード・ページ変換

データ変換が発生する場合、ソース・コード・ページ から ターゲット・コード・ページ への変換が行われます。

ソース・コード・ページは、データのソースにより決定されます。 アプリケーションのデータは、アプリケーションのコード・ページと同じソース・コード・ページを持ち、データベースからのデータはデータベースのコード・ページと同じソース・コード・ページを持ちます。

ターゲット・コード・ページの決定はより複雑で、 最終的にデータが配置される場所だけでなく、中間操作の規則も考慮されます。
  • 一般に、データが中間の操作なしで直接アプリケーションからデータベースに移動された場合、ターゲット・コード・ページはデータベースのコード・ページとなる。
  • 文字データに対して実行される操作からデータが導き出され、しかもソースが以下のいずれかである場合、データ変換は、一連の規則に基づいて行われます。
    • アプリケーション・コード・ページ
    • データベース・コード・ページ
    • FOR BIT DATA、バイナリー・データ・タイプ、または FOR BLOB データ
    最終的なターゲット・コード・ページが定められる前に、 データ項目の一部またはすべてが、中間結果に変換されなければならない場合があります。
注: DBCS と EUC などのマルチバイト・コード・ページ間のコード・ページ変換では、ストリングの長さが増減する可能性があります。

コード・ページ変換時の文字置換

アプリケーションがあるコードから別のコードに変換されるとき、 ターゲット・コード・ページにおいて対応する文字が存在しないため、文字を表示できない場合があります。 これが発生した場合、 Db2® は、表示されていない文字の代わりに 置換 文字をターゲット・ストリングに挿入します。 この置換文字は、その後、ストリングの有効な部分と見なされます。 置換が行われた場合には、SQLCA の SQLWARN10 標識が「W」に設定されます。

注: WCHARTYPE CONVERT プリコンパイラー・オプションを使用した結果として生じる文字変換では、置換が行われても警告のフラグは立てられません。