コード・ページ変換の拡張係数

アプリケーションが Db2® データベース・サーバーへの接続試行を正常に完了したら、返された SQLCA の以下のフィールドを考慮する必要があります。
  • SQLERRMC フィールドの 2 番目のトークン (それぞれのトークンは X'FF' で区切られています) は、データベースのコード・ページを示します。 SQLERRMC フィールドの 9 番目のトークンは、 アプリケーションのコード・ページを示します。 アプリケーションのコード・ページを照会し、それをデータベースのコード・ページと比較すると、確立されている接続が文字変換の行われるタイプのものかどうかがアプリケーションに知らされます。
  • SQLERRD 配列の 1 番目および 2 番目の項目。 SQLERRD(1) には、 アプリケーション・コード・ページからデータベース・コード・ページに変換された場合に見込まれる、 混合文字データ (CHAR データ・タイプ) の長さについての最大拡張係数または縮小係数に等しい整数値が入っています。 SQLERRD(2) には、 データベース・コード・ページからアプリケーション・コード・ページへの変換が行われた場合に見込まれる、 混合文字データ (CHAR データ・タイプ) の長さについての最大拡張係数または縮小係数に等しい整数値が入っています。 0 または 1 の値は、長さが変わらないことを示し、1 より大きい値は長さが長くなることを、 負の値は切り捨てが生じることを示します。

GRAPHIC ストリング・データについての考慮事項は、 コード・ページが異なる状況には当てはまりません。 このようなストリングのおのおのの長さは、 データがアプリケーションのコード・ページであるかデータベースのコード・ページであるかに関係なく、 常に同じ文字数になります。