カラム・オーガナイズ 表のスペース再利用
カラム・オーガナイズ 表からデータが削除されると、削除されたデータをページが保持するストレージ・エクステントは、スペース・レクラメーションの候補になります。 スペース再利用プロセスはこのようなエクステントを検出して、それらが保持していたページを表スペースのストレージに返却します。 その結果、それらのページは表スペース内の任意の表が再利用できるようになります。
このプロセスは、 REORG TABLE コマンドに RECLAIM EXTENTS オプションを指定することによって手動で開始することも、自動化アプローチを使用することもできます。 DB2_WORKLOAD レジストリー変数を ANALYTICSに設定すると、デフォルト・ポリシーが適用され、すべての カラム・オーガナイズ 表に対して自動再利用がアクティブになるように auto_reorg データベース構成パラメーターが設定されます。 詳しくは、 表と索引の自動再編成の有効化
および 自動保守ポリシーの構成
を参照してください。
再編成モニタリング・インフラストラクチャーにより、表の再編成操作の進行状況をモニターできます。 ADMIN_GET_TAB_INFO 表関数は、表の再利用可能スペースの推定量を返します。この値を参考にして、表の再編成操作が必要となる時点を判断できます。
削除後のスペース再利用
更新後のスペース再利用
カラム・オーガナイズ 表の行が更新されると、まず既存の行が削除され、その行の新しいコピーが表の末尾に挿入されます。 したがって、スペース再利用が行われるまでの間は、行を更新すると、行を更新した回数に比例して消費スペースが増えていきます。 更新された行が含まれているエクステントのすべての行は、エクステントの再利用前に削除される必要があります。
表の自動再圧縮後のスペース再利用
表の自動再圧縮フィーチャーは、新しい圧縮デーモンを使用して、圧縮ディクショナリーの作成前に挿入された行を含む表を非同期にチェックします。 その後これらの行がその場で再圧縮され、エクステントが空になります。 これらの空のエクステントは、後で REORG TABLE ... RECLAIM EXTENTSを使用して再利用できます。 解放され再利用されるエクステントは、同じ表スペース内の他の表により再使用できます。