リカバリー・オブジェクトの削除に対する保護

自動リカバリー・オブジェクト管理によって、管理時間を節約できるとともにストレージ・スペースも抑えることができます。 ただし、特定のリカバリー・オブジェクトが自動的に削除されないようにしたい場合もあります。 関連するリカバリー履歴ファイル項目の状況を do_not_delete に設定すると、主要なリカバリー・オブジェクトが削除されないようにできます。

このタスクについて

auto_del_rec_obj データベース構成パラメーターを ON に設定すると、リカバリー・オブジェクトに関連付けられているリカバリー履歴ファイル項目が整理されると、そのリカバリー・オブジェクトは削除されます。 リカバリー履歴ファイル項目は、以下のいずれかが生じると整理されます。

  • PRUNE HISTORY コマンドを AND DELETE パラメーターを指定して呼び出す

  • db2Prune API を Db2PRUNE_OPTION_DELETE フラグを使用して呼び出す

  • データベース・マネージャーがリカバリー履歴ファイルを自動的に整理する。表スペースまたはデータベースの全バックアップが正常に行われると、その度にこれが生じます。

PRUNE HISTORY コマンドを実行する場合、db2Prune API を呼び出す場合、またはリカバリー履歴ファイルの項目を自動的に整理するようにデータベース・マネージャーを構成する場合であっても、do_not_delete としてマークを付けられた項目は整理されず、その関連するリカバリー・オブジェクトは削除されません。


の制約事項

  • 「do_not_delete」に設定できるのは、バックアップ・イメージ、ロード・コピー・イメージ、およびログ・ファイルの状況だけです。

  • バックアップ項目の状況は、ログ・ファイル、ロード・コピー・イメージ、またはそのバックアップ操作に関連する非増分のバックアップには伝搬されません。 特定のデータベース・バックアップ項目とその関連するログ・ファイル項目を保管する場合には、そのデータベース・バックアップ項目と関連する各ログ・ファイルの項目の状況を設定する必要があります。

プロシージャー

UPDATE HISTORY コマンドを使用して、関連するリカバリー・ファイル項目の状況を do_no_delete に設定します。