Db2 障害モニター・レジストリー・ファイル

障害モニター・レジストリー・ファイルは、障害モニター・デーモンが開始される時、 各物理マシン上のすべての Db2 データベース・マネージャー・インスタンスごとに作成されます。 このファイルのキーワードと値により、障害モニターの動作を指定します。

この障害モニター・レジストリー・ファイルは、/sqllib/ ディレクトリーにあり、fm.machine_name.reg という名前が付いています。 このファイルは、db2fm コマンドを使用して変更できます。

障害モニター・レジストリー・ファイルが存在しない場合には、デフォルト値が使用されます。

以下は、障害モニター・レジストリー・ファイルの内容の例です。


   FM_ON = no 
   FM_ACTIVE = yes 
   START_TIMEOUT = 600 
   STOP_TIMEOUT = 600 
   STATUS_TIMEOUT = 20 
   STATUS_INTERVAL = 20 
   RESTART_RETRIES = 3 
   ACTION_RETRIES = 3 
   NOTIFY_ADDRESS = instance_name@machine_name

障害モニター・レジストリー・ファイルのキーワード

FM_ON

障害モニターを始動するかしないかを指定します。 値が NO に設定されている場合、障害モニター・デーモンは始動しないか、 すでに始動していた場合には停止されます。 デフォルト値は NO です。

FM_ACTIVE

障害モニターがアクティブであるかそうでないかの指定をします。 障害モニターは、FM_ON および FM_ACTIVE が両方とも YES に設定されている時にのみ作動します。 FM_ONYES に設定されており、FM_ACTIVENO に設定されている場合には、 障害モニター・デーモンは始動しますが、アクティブにはなりません。 これは、Db2 がシャットダウンした場合でもそれをオンラインに戻そうとしないことを意味します。 デフォルト値は YES です。

START_TIMEOUT

障害モニターがモニターしているサービスを障害モニターが始動するまでの時間の最大の長さを指定します。 デフォルト値は 600 秒です。

STOP_TIMEOUT

障害モニターがモニターしているサービスを障害モニターが停止するまでの時間の最大の長さを指定します。 デフォルト値は 600 秒です。

STATUS_TIMEOUT

障害モニターがモニターしているサービスの状況を障害モニターが入手するまでの時間の最大の長さを指定します。 デフォルト値は 20 秒です。

STATUS_INTERVAL

モニターしているサービスの状況を取得するために行う、連続した 2 回の呼び出しの間の最小時間を指定します。 デフォルト値は 20 秒です。

RESTART_RETRIES

モニターしているサービスの状況を取得する際、状況が取得できなかった場合に障害モニターが試行を繰り返す回数を指定します。 この数に達すると、障害モニターは、そのサービスがオフラインになっていると判断して、そのサービスをオンラインに戻そうとします。 デフォルト値は 3です。

ACTION_RETRIES

サービスをオンラインにするために障害モニターが試行する回数を指定します。 デフォルト値は 3です。

NOTIFY_ADDRESS

障害モニターが通知メッセージを送信する相手の E メール・アドレスを指定します。 デフォルトは instance_name@machine_name です。