CHECKING イベントの監査レコード設計

次の表は、CHECKING イベントの監査レコードの形式を示しています。

以下に監査レコードのサンプルを示します。
timestamp=1998-06-24-08.42.11.622984;
category=CHECKING;
audit event=CHECKING_OBJECT;
event correlator=2;
event status=0;
database=FOO;
userid=boss;
authid=BOSS;
application id=*LOCAL.newton.980624124210;
application name=testapp;
package schema=NULLID;
package name=SYSSH200;
package section=0;
object schema=GSTAGER;
object name=NONE;
object type=REOPT_VALUES;
access approval reason=DBADM;
access attempted=STORE;
表 1. CHECKING イベントの監査レコード設計
NAME 形式 DESCRIPTION
タイム・スタンプ CHAR(26) 監査イベントの日付と時刻。
カテゴリー CHAR(8) 監査イベントの区分。 可能な値は以下のとおりです。
検査
Audit Event VARCHAR(32) 特定の監査イベント。

可能な値のリストについては、 監査イベントの CHECKING カテゴリーのセクションを参照してください。

Event Correlator INTEGER 監査対象の操作の相関 ID。 単一イベントにどの監査レコードが関連しているかを識別するために使用できます。
Event Status INTEGER 監査イベントの状況、次のような 1 つの SQLCODE で表されます。
   成功イベント> = 0
失敗イベント < 0
データベース名 CHAR(8) イベントが生成された対象のデータベース名。 インスタンス・レベルの監査イベントであった場合にはブランクとなります。
ユーザー ID VARCHAR(1024) 監査イベントの時刻でのユーザー ID。
許可 ID VARCHAR(128) 監査イベントの時刻での許可 ID。
Origin Node Number SMALLINT 監査イベントが発生したメンバー番号。
Coordinator Node Number SMALLINT コーディネーター・メンバーのメンバー番号。
アプリケーション ID VARCHAR(255) 監査イベントが発生した時刻で使用していたアプリケーション ID。
アプリケーション名 VARCHAR(1024) 監査イベントが発生した時刻で使用していたアプリケーション名。
Package Schema VARCHAR(128) 監査イベントの時刻で使用していたパッケージのスキーマ。
パッケージ名 VARCHAR(128) 監査イベントが発生した時刻で使用していたパッケージ名。
Package Section Number SMALLINT 監査イベントが発生した時刻で使用されていたパッケージのセクション番号。
Object Schema VARCHAR(128) 監査イベントの生成対象となったオブジェクトのスキーマ。
オブジェクト名 VARCHAR(128) 監査イベントの生成対象となったオブジェクトの名前。
オブジェクト・タイプ VARCHAR(32) 監査イベントの生成対象となったオブジェクトのタイプ。 可能な値は、「 監査レコード・オブジェクト・タイプ」というトピックに示されている値です。
Access Approval Reason CHAR(34) アクセスがこの監査イベントで承認された理由を示します。 可能な値は、「 指定可能な CHECKING アクセス承認理由のリスト」というトピックに示されている値です。
Access Attempted CHAR(34) 試みられたアクセスのタイプを示します。 可能な値は、「 考えられる CHECKING アクセス試行タイプのリスト」というトピックに示されている値です。
Package Version VARCHAR (64) 監査イベントが発生した時点で使用されていたパッケージのバージョン。
Checked Authorization ID VARCHAR(128) 許可 ID は監査イベント時の許可 ID と異なる場合にチェックされます。 例えば、これは TRANSFER OWNERSHIP ステートメントのターゲット所有者などです。

監査イベントが SWITCH_USER である場合、このフィールドには、切り替え後の許可 ID が表示されます。

Local Transaction ID VARCHAR(10) FOR BIT DATA 監査イベントが発生した時刻で使用していたローカル・トランザクション ID。 これは、トランザクション・ログの一部となる SQLU_TID 構造体です。
Global Transaction ID VARCHAR(30) FOR BIT DATA 監査イベントが発生した時刻で使用していたグローバル・トランザクション ID。 これは、トランザクション・ログの一部となる SQLP_GXID 構造体のデータ・フィールドです。
クライアント・ユーザー ID VARCHAR(255) 監査イベントが発生した時刻の CURRENT CLIENT USERID 特殊レジスターの値。
Client Workstation Name VARCHAR(255) 監査イベントが発生した時刻の CURRENT CLIENT_WRKSTNNAME 特殊レジスターの値。
Client Application Name VARCHAR(255) 監査イベントが発生した時刻の CURRENT CLIENT_APPLNAME 特殊レジスターの値。
Client Accounting String VARCHAR(255) 監査イベントが発生した時刻の CURRENT CLIENT_ACCTNG 特殊レジスターの値。
Trusted Context Name VARCHAR(255) トラステッド接続に関連付けられたトラステッド・コンテキストの名前。
Connection Trust Type CHAR(1)
可能な値は次のとおりです。

''-NONE
'1'-IMPLICIT_TRUSTED_CONNECTION
'2'-EXPLICIT_TRUSTED_CONNECTION
Role Inherited VARCHAR(128) トラステッド接続を介して継承したロール。
Original User ID VARCHAR(1024) 監査イベントが発生した時刻の CLIENT_ORIGUSERID グローバル変数の値。
Tenant name VARCHAR(128) 監査イベントが発生した時刻に使用していたテナント名。