インスタンス・ディレクトリー

インスタンス・ディレクトリーには、 データベース・インスタンスに関連するすべての情報が保管されます。 インスタンス・ディレクトリーの位置を作成後に変更することはできません。

インスタンス・ディレクトリーの内容は、以下のとおりです。
  • データベース・マネージャー構成ファイル
  • システム・データベース・ディレクトリー
  • ノード・ディレクトリー
  • ノード構成ファイル (db2nodes.cfg)
  • デバッグ情報を含むその他のファイル ( Db2® プロセスの例外ダンプ、レジスター・ダンプ、呼び出しスタックなど)。

Linux® および UNIX オペレーティング・システムの場合、インスタンス・ディレクトリーは INSTHOME/sqllib ディレクトリーにあります。ここで、 INSTHOME はインスタンス所有者のホーム・ディレクトリーです。 命名規則の指針にはずれない範囲でデフォルト・インスタンスの名前を付けることができます。

Windows オペレーティング・システムでは、インスタンス・ディレクトリーは DB2INSTPROF システム環境変数に基づいて決定され、デフォルトで C:\ProgramData\IBM\DB2\DB2COPY\DB2 ディレクトリーになります。 DB2INSTPROF のデフォルトは ProgramData\IBM\DB2\<DB2COPY_NAME> ファイル・パスです。 Db2 製品が最初にインストールされたときの Db2 コピーのデフォルト名は「DB2COPY1」です。 同じマシン上のそれ以降のインストールでは、デフォルトで「DB2COPY2」、「DB2COPY3」などの Db2 コピーの名前が使用されます。 Db2 コピーごとに、 Db2 コピー名に基づくインスタンス・ディレクトリーがセットアップされます。 インスタンス名はサービス名と同じなので、競合が発生してはなりません。 インスタンス名を他のサービス名と同じにすることはできません。 サービスを作成するための適切な許可が必要です。

パーティション・データベース環境におけるインスタンス・ディレクトリーは、 インスタンスに属するすべてのデータベース・パーティション・サーバー間で共有されます。 したがって、インスタンス・ディレクトリーは、 インスタンス内のすべてのコンピューターがアクセスできるネットワーク共有ドライブ上に作成しなければなりません。

db2nodes.cfg

db2nodes.cfg ファイルを使用して、Db2 インスタンスに参加するデータベース・パーティション・サーバーを定義します。 このdb2nodes.cfgファイルは、データベース・区画・サーバーの通信に高速相互接続を使う場合、高速相互接続のIPアドレスまたはホスト名の指定にも使われます。