Db2 ライセンスの適用

現在の製品ライセンスを遵守するには、インストール後にライセンスを手動で適用する必要があります。

始める前に

以下の基本ライセンスは、サーバー・イメージの /db2/license ディレクトリーにあります。 Db2 Community Edition ライセンスは、 Db2 製品のインストール時に自動的に適用されます。

db2dec.lic: 永続 Db2 Community Edition ライセンス
db2ese_t.lic: Db2 Enterprise Server Edition 90 日間試用版ライセンス
db2trial.lic: Db2 Advanced Edition 90 日間試用版ライセンス
db2consv.lic: 製品のインストール時に適用される Db2 Connect Server 基本ライセンス

このタスクについて

このタスクでは、インストール後にライセンスを手動で適用する方法について説明します。

プロシージャー

Db2 Advanced Edition または Db2 Standard Edition のライセンスを適用するには、以下の手順に従います。

Db2 バージョン 11.5 - Db2 セットアップ・ウィザードを使用するサーバー・イメージをインストールします。
db2licm -a コマンドを実行して、 Db2 Advanced Edition または Db2 Standard Editionのいずれかの関連ライセンスを適用します。
Windows
Windows マシンの場合は、次のコマンドを実行します。
```
db2install_path\bin\db2licm -a filename
```
ここで、 db2install_path は Db2 インストール・パス、 filename は購入した Db2 製品エディションに対応するライセンス証明書ファイルの絶対パス名またはファイル名です。
Linux® または UNIX
Linux または UNIX マシンの場合は、次のコマンドを実行します。
```
  INSTHOME/sqllib/adm/db2licm -a filename
```
ここで、 INSTHOME はインスタンス所有者のホーム・ディレクトリーを表し、 filename は購入した Db2 製品エディションに対応するライセンス証明書ファイルの絶対パス名またはファイル名です。 db2licm コマンドは、Db2 データベース製品がインストールされているパス内にもあります。例えば、 Linux または UNIX オペレーティング・システムでデフォルトのインストール・ディレクトリーを使用する場合は、 /opt/IBM/db2/V11.5/adm です。
Db2 アドオン・オファリングを購入した場合は、 db2licm -a コマンドを実行して、 Db2 オファリングの関連機能をアクティブ化します。
例えば、 IBM® Db2 Performance Management Offering を購入した場合は、以下のようにします。
Windows
Windows マシンの場合は、次のコマンドを実行します。
```
db2install_path\bin\db2licm -a <license_path>/db2pmf.lic
```
ここで、 db2install_path は Db2 インストール・パス、 < license_path> はライセンス・ファイルの絶対パス名、 db2pmf.lic は IBM Db2 Performance Management Offering のライセンス証明書ファイルです。
Linux または UNIX
Linux または UNIX マシンの場合は、次のコマンドを実行します。
```
INSTHOME/sqllib/adm/db2licm -a <license_path>/db2pmf.lic
```
ここで、 INSTHOME はインスタンス所有者のホーム・ディレクトリーを表し、 < license_path> はライセンス・ファイルの絶対パス名、 db2pmf.lic は IBM Db2 Performance Management Offering のライセンス証明書ファイルです。
Db2 製品ライセンス情報を確認するには、 db2licm -l コマンドを実行します。

例

Db2 サーバー・イメージには、永続 Community Edition ライセンスが付属しています。

Db2 試用版ライセンスを適用した場合、db2licm -l コマンドの出力は以下のように表示されます。

Product name:         "Db2 Advanced Edition"
License type:         "Trial"
Expiry date:          "04/26/2020"
Product identifier:   "db2adv"
Version information:  "11.5"

Product name:                    "Db2 Community Edition"
License type:                    "Community"
Expiry date:                     "Permanent"
Product identifier:              "db2dec"
Version information:             "11.5"
Max amount of memory (GB):       "16"
Max number of cores:             "4"
Max amount of table space (GB):  "100"

Db2 Advanced Edition ライセンスを適用した場合、db2licm -l コマンドの出力は以下のように表示されます。

Product name:                     		   "Db2 Advanced Edition"
License type:                     		   "Virtual Processor Core"
Expiry date:                      		   "Permanent"
Product identifier:               		   "db2adv"
Version information:              		   "11.5"
Enforcement policy:               		   "Hard Stop"
Features:
IBM Db2 Performance Management Offering:           "Not Licensed"

Db2 Standard Edition ライセンスを適用した場合、db2licm -l コマンドの出力は以下のように表示されます。

Product name:                     	   	   "Db2 Standard Edition"
License type:                     		   "Virtual Processor Core"
Expiry date:                      		   "Permanent"
Product identifier:               		   "db2std"
Version information:              		   "11.5"
Enforcement policy:               		   "Hard Stop"
Features:
IBM Db2 Performance Management Offering:           "Not Licensed"

Db2 Advanced Edition 製品の IBM Db2 Performance Management オファリング・ライセンスを適用した場合、 db2licm -l コマンドの出力は以下のように表示されます。

Product name:                     	   	   "Db2 Advanced Edition"
License type:                     		   "Virtual Processor Core"
Expiry date:                      		   "Permanent"
Product identifier:               		   "db2adv"
Version information:              		   "11.5"
Enforcement policy:               		   "Hard Stop"
Features:
IBM Db2 Performance Management Offering:           "Licensed"