最適化ガイドラインのタイプ

Db2® オプティマイザーは、照会書き直し最適化フェーズとプラン最適化フェーズの 2 つのフェーズでステートメントを処理します。

最適化ステートメントは、照会書き直し最適化フェーズ によって決定されます。このフェーズでは、元のステートメントが、プラン最適化フェーズでより容易に最適化できる、意味的に同等のステートメントにトランスフォームされます。 プラン最適化フェーズでは、数多くの選択肢を列挙して実行コストの見積もりが最小になるものを選択することによって、最適化ステートメントに最適なアクセス方式、結合方式、および結合順序が判別されます。

2 つの最適化フェーズで考慮される照会変換、アクセス方式、結合方式、結合順序、およびその他の最適化の選択肢は、CURRENT QUERY OPTIMIZATION 特殊レジスター、 REOPT バインド・オプション、および DB2_REDUCED_OPTIMIZATION レジストリー変数などのさまざまな Db2 パラメーターによって制御されます。 こうした一群の最適化のための選択肢は、検索スペース と呼ばれます。

以下のタイプのステートメント最適化ガイドラインがサポートされています。
  • 一般最適化ガイドライン を使用すると、一般の最適化パラメーターの設定に作用することができ、検索スペースに影響を与える可能性があるので、最初に適用されます。
  • 照会書き直しガイドライン を使用すると、照会書き直し最適化フェーズで考慮されるトランスフォーメーションに作用することができ、プラン最適化フェーズで最適化されるステートメントに影響を与える可能性があるので、次に適用されます。
  • プラン最適化ガイドライン を使用すると、プラン最適化フェーズで考慮されるアクセス方式、結合方式、および結合順序に作用することができ、最後に適用されます。