応答ファイル生成プログラム

応答ファイル生成プログラムを使って、まったく同じセットアップを他のマシンで再現することができます。

応答ファイル生成プログラムは、インストール済みで構成済みの既存の Db2® データベース製品から応答ファイルを作成します。 生成した応答ファイルを使って、 同じ製品の構成で他のマシン上にインストールすることができます。

例えば、ネットワーク上のさまざまなデータベースに接続するために、 IBM® Data Server Clientをインストールして構成することができます。 この Data Server Client がインストールされ、ユーザーがアクセスできるすべてのデータベースにアクセスするように構成された後、応答ファイル生成プログラムを実行して、 Db2 インスタンスごとに応答ファイルと構成プロファイルを作成します。

db2rspgn コマンドを使用して応答ファイル生成プログラムを実行します。 応答ファイルは、インストールおよび指定した各インスタンスのインスタンス・プロファイル用に作成されます。 応答ファイルの名前は、db2product_abbreviation.rsp となります (例えば、db2ese.rsp)。 インスタンス・プロファイルのファイル名は、instance_name.ins となります (例えば、db2inst1.ins)。 応答ファイル生成プログラムを使用して、インストールされた製品ごとに 1 つずつ、複数の応答ファイルを作成できます。 例えば、 Db2 Enterprise Server EditionIBM Data Server Client が同じ場所にインストールされている場合、 db2rspgn コマンドは応答ファイル db2ese.rsp および db2client.rspを生成します。

注: インスタンスが Db2 pureScale® インスタンスである場合、そのインスタンスは生成される応答ファイルに追加されず、インスタンス構成ファイルは作成されません。

システムに既にいくつかの Db2 コピーがインストールされている場合もありますが、応答ファイル生成プログラムは現行のコピー用の応答ファイルのみを生成します。 現行コピーは、 db2rspgn コマンドを実行した Db2 コピーです。