db2dsdcfgfill - 構成ファイル db2dsdriver.cfg の作成

db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成してデータを取り込みます。

説明

以下のいずれかの製品をインストールした場合、db2dsdcfgfill コマンドは、ローカル・データベースのディレクトリー情報を読み取り、db2dsdriver.cfg 構成ファイルを更新したりデータを追加したりします。
  • IBM® Data Server Client
  • IBM Data Server Runtime Client
  • IBM データベース・サーバー製品の 1 つ

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramdb2dsdcfgfill-iinstance_name-pinstance_path-migrateCliIniFor.NET-db2cliFiledb2cli.ini_path-ooutput_path-h

コマンド・パラメーター

-i instance_name
データベース・マネージャー・インスタンスの名前を指定します。このインスタンスのデータベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、およびデータベース接続サービス (DCS) ディレクトリーが入力として使用されます。

このパラメーターは、-p パラメーターまたは-migrateCliIniFor.NETパラメーターと一緒に使用できません。

-p インスタンス・パス
システム・データベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、および DCS ディレクトリーが含まれているデータベース・マネージャー・インスタンス・ディレクトリーの絶対パスを指定します。

このパラメーターは、-i パラメーターまたは-migrateCliIniFor.NETパラメーターと一緒に使用できません。

-migrateCliIniFor.NET
一定の項目を db2cli.ini ファイルから db2dsdriver.cfg ファイルへコピーします。 このパラメーターは、 Microsoft Windows システム専用です。 マイグレーションされるのは、以下のキーワードのみです。
  • Txnisolation
  • Connecttimeout
  • Currentschema
これらのキーワードは、以下のようにマイグレーションされます。
  • db2cli.ini ファイルの共通セクションの項目は、db2dsdriver.cfg ファイルのグローバル・セクションにコピーされます。
  • データベース名、ホスト名、およびポート情報のある項目がデータベース・セクションにコピーされます。
  • カタログ済みデータベースに関する項目が、データ・ソース名セクションにコピーされます。

このパラメーターは、-i パラメーターまたは-pパラメーターと一緒に使用できません。

制約事項: 組み込み SQL を使用する .NET アプリケーションおよびアプリケーションの場合、 IBM Data Server Client および IBM Data Server Runtime Client は、 db2dsdriver.cfg ファイルを使用して、シスプレックス関連の設定のみを取得できます。
-db2cliFile db2cli.ini_path
db2cli.ini ファイルの絶対パスを指定します。 このパラメーターは、 Microsoft Windows システム専用です。
-o 出力パス (output_path)
db2dsdcfgfill コマンドが db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成する先のパスを指定します。

このパラメーターの値を指定しない場合、バージョン 9.7 フィックスパック 2 以前からの db2dsdriver.cfg ファイルのコピーがあれば、そのコピーは置換されます。 コピーがなければ、このパラメーターの値を指定しない場合、db2dsdriver.cfg 構成ファイルが、ドライバー・タイプとオペレーティング・システムに基づいて決まるディレクトリーに作成されます。 db2dsdriver.cfg ファイルの場所については、「db2dsdriver 構成ファイル」トピックを参照してください。

-h
使用法を表示します。

使用上の注意

-migrateCliIniFor.NET パラメーターを指定せずに db2dsdcfgfill コマンドを実行すると、 db2dsdriver.cfg 構成ファイルが出力ディレクトリーに既に存在する場合は、既存の db2dsdriver.cfg 構成ファイルが上書きされます。 ただし、既存の db2dsdriver.cfg ファイルで -migrateCliIniFor.NET オプションを使用すると、代わりに既存のファイルに情報がマージされます。

db2dsdcfgfill コマンドは、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) データ・ソース名 (DSN) か、または ladp=1 属性を持つ LDAP データベース項目を指示します。 ladp=1 属性を持つことができるのは、ローカル・データベース・ディレクトリー内の LDAP ディレクトリー項目タイプのデータベース項目だけです。 以下の db2dsdriver.cfg ファイル内のサンプル DSN 項目は、db2dsdcfgfill コマンドにより LDAP DSN 情報から作成されます。
<configuration>
<dsncollection>
    <dsn alias="sample" name="sample" host="hotel53.torolab.ibm.com" port="40576 ldap=1/>
</dsncollection>
    <databases>
         <database name="sample" host="hotel53.torolab.ibm.com" port="40576">
         </database>
    </databases>
</configuration>