Db2 Administration Server

Db2 Administration Server (DAS) は、Db2 データベース・インスタンスでの作業の支援を専門とするコントロール・ポイントです。 レプリケーション・センターまたはデベロップメント・センターなどのツールを使用するには、DAS を実行していなければなりません。

重要: Db2 Administration Server (DAS) は非推奨になっており、将来のリリースで除去される可能性があります。 DAS は、 Db2 pureScale® 環境ではサポートされていません。 リモート管理のためには、Secure Shell プロトコルを使用するソフトウェア・プログラムを使用してください。 詳しくは、 Db2 Administration Server (DAS) が非推奨になった を参照してください。

図1: DAS が使用される場所
Windows、UNIX、および Linux Db2 システムで DAS が使用される場所を示す表。

DAS は、以下の管理タスクを処理するときに役立ちます。

  • Db2 データベース・インスタンスをリモートに管理できる。
  • Db2 データベース・マネージャーとオペレーティング・システム・コマンド・スクリプトの両方の実行をスケジュールする機能も含めた、 ジョブ管理用の機能を提供する。 これらのコマンド・スクリプトはユーザーが定義します。
  • Db2 ディスカバリー・ユーティリティーと共に、 Db2 インスタンス、データベースおよび他の Db2 Administration Server の構成についての情報を検出するための手段を提供する。 この情報は、 Db2 データベースへのクライアント接続の構成を単純化および自動化するために使用されます。

1 つのデータベース・サーバーには 1 つの DAS しか持つことができません。 すでに 1 つが作成されている場合には、db2admin drop を発行して除去する必要があります。 DAS はインストール中に構成され、オペレーティング・システムのブート時に開始します。

DAS は、使用可能なツールのいずれかからのクライアント要求に代わって、サーバー・システムおよびホスト・システム上でリモート・タスクを実行するために使用されます。

DAS は、サポートされるすべての Windows および UNIX オペレーティング・システム、および zSeries (OS/390® および z/OS® のみ) プラットフォームで使用できます。 zSeries 上の DAS は、管理用タスクで Development Center およびレプリケーション・センターをサポートするために使用されます。

zSeries (OS/390 および z/OS のみ) 上の Db2 Administration Server は、 Db2 システムの Db2 管理クライアント・フィーチャーの一部としてパッケージ化され、提供されます。 レプリケーション・センターや開発センターなど、DAS を必要とする製品では、DAS 機能をインストールする必要があります。 ご使用のオペレーティング・システムでの DAS の可用性については、 IBM 担当員にお問い合わせください。