LIST APPLICATIONS コマンド
LIST APPLICATIONS コマンドは、アクティブなすべてのデータベース・アプリケーションに関して、アプリケーション・プログラム名、許可 ID (ユーザー名)、アプリケーション・ハンドル、アプリケーション ID、およびデータベース名を標準出力に表示します。 このコマンドでは、オプションとしてアプリケーションのシーケンス番号、状況、 状況変更時刻、およびデータベース・パスを表示することもできます。
範囲
このコマンドは、現在アタッチされているメンバーに対して実行され、デフォルトではそのメンバーについての情報のみを返します。 ホストごとに複数のメンバーがある場合、現在接続されているメンバーは、そのホスト上の db2nodes.cfg ファイルにリストされている最初のメンバーです。
現在アタッチされているメンバーではない特定のメンバーに対してコマンドを発行するには、ATTACH_MEMBERパラメーターを指定します。 すべてのメンバーに対してこのコマンドを発行し、集約された結果を受け取るには、GLOBALパラメーターを指定します。
現在アタッチされているメンバーを変更するには、 ATTACH_MEMBER パラメーターを指定して SET CLIENT コマンドを発行します。 この変更を適用するには、アプリケーションから DETACH コマンドを実行し、続けて ATTACH コマンドを実行する必要があります。
許可
- SYSADM
- SYSCTRL
- SYSMAINT
- SYSMON
必要な接続
インスタンス。 リモート・インスタンスのアプリケーションをリスト表示するには、 まず最初にそのインスタンスにアタッチする必要があります。
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- FOR DATABASE database-alias
- 指定したデータベースに接続された各アプリケーションの情報が表示されます。 データベース名情報は表示されません。 このオプションを指定しない場合、このコマンドは、
ユーザーが現在アタッチしているメンバーにあるデータベースと接続している各アプリケーションごとに、
情報を表示します。デフォルトのアプリケーション情報には、以下のもので構成されます。
- 許可 ID
- アプリケーション名
- アプリケーション・ハンドル
- アプリケーション ID
- データベース名
- エージェントの数
- AT MEMBER member-number
- アクティブ・アプリケーションを表示する対象となるメンバーを指定します。
- GLOBAL
- パーティション・データベース環境または Db2® pureScale® 環境のすべてのメンバーのアクティブ・アプリケーションのリストを返します。
- SHOW DETAIL
- 追加の出力情報の一部として、以下が含まれます。
- CONNECT 許可 ID
- シーケンス番号
- 調整メンバー番号
- コーディネーター PID またはスレッド
- 状況
- 状況変更時刻
- ノード
- データベース・パス
このオプションを指定した場合には、出力をファイルにリダイレクトしておいて、 エディターを使ってそのレポートを表示するのがよいでしょう。 画面上に表示する場合には、出力行が折り返す場合もあります。 データベース管理者以外のユーザー、または SYSADM 権限がないユーザーによってデータベースがアクティブ化された場合、許可 ID は非システム・ユーザーとして示されます。
例
list applications for database sample show detail
使用上の注意
データベース管理者は、このコマンドの出力を問題判別の参考にすることができます。 さらに、データベース管理者がアプリケーションで GET SNAPSHOT コマンドまたは FORCE APPLICATION コマンドを使用する場合は、この情報が必要です。
リモート・インスタンス (または別のローカル・インスタンス) のアプリケーションをリスト表示するには、 まず最初にそのインスタンスにアタッチする必要があります。 添付ファイルが存在するときにFOR DATABASEが指定され、現在の添付ファイルとは異なるインスタンスにデータベースが存在する場合、コマンドは失敗します。
LIST APPLICATIONS は、ユーザー・アプリケーションのみを表示するのに対し、LIST APPLICATIONS SHOW DETAIL は、システム・アプリケーションを含む全アプリケーションを表示します。 イベント・モニターは、システム・アプリケーションの一例です。 スナップショット出力において、通常、システム・アプリケーションは、「db2」で始まるアプリケーション名 (例えば db2stmm、db2taskd など) で表示されます。 追加情報については、is_system_applモニター要素関連リンクセクションを参照してください。
互換性
- DB2_ENFORCE_MEMBER_SYNTAX レジストリー変数が ON に設定されている場合を除き、DBPARTITIONNUM または NODE を MEMBERの代わりに使用できます。