FORCE APPLICATION コマンド

FORCE APPLICATION コマンドは、システムからローカルまたはリモートのユーザーやアプリケーションを強制終了し、サーバー上での保守を可能にします。

重要: 中断できない操作 (例えば、RESTORE DATABASE) を強制的に実行する場合は、データベースが使用可能になる前に、その操作を正常に再実行する必要があります。

範囲

このコマンドは、$HOME/sqllib/db2nodes.cfgファイルにリストされるすべてのデータベース・パーティションに影響します。

パーティション・データベース環境では、このコマンドを発行するのは、 強制終了するアプリケーションのコーディネーター・データベース・パーティションからでなくてもかまいません。 パーティション・データベース環境ではどのデータベース・パーティション・サーバーからでも発行できます。

許可

以下の権限のいずれか。
  • SYSADM
  • SYSCTRL
  • SYSMAINT

必要な接続

インスタンス。 リモート・サーバーからユーザーを強制終了する場合、 最初にそのサーバーにアタッチする必要があります。 アタッチが存在しない場合、このコマンドはローカルで実行されます。

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramFORCE APPLICATIONALL(,application-handle)MODE ASYNC

コマンド・パラメーター

FORCE APPLICATION
ALL
すべてのアプリケーションがデータベース・サーバーから切断されます。
application-handle
エージェントの終了を指定します。 LIST APPLICATIONS コマンドを使用して値をリストします。
MODE ASYNC
コマンドは、指定したすべてのユーザーが終了するのを待たずに戻ってきます。 コマンドは、機能を正常に発行するか、 またはエラー (無効な構文などの) を発見するとすぐに戻ります。

現在サポートしているモードはこのモードだけです。

次の例は、application-handle の値が 41408 と 55458 の 2 つのユーザーをデータベースから強制的に切断します。
db2 "force application ( 41408, 55458 )"

使用上の注意

データベース・マネージャー は、 db2startを必要とせずに後続の データベース・マネージャー 操作を処理できるように、アクティブのままです。

データベースの整合性を確保するため、終了できるのは、 アイドル中のユーザー、または割り込み可能なデータベース操作を実行中のユーザーだけです。

以下のタイプのユーザーおよびアプリケーションは、強制終了できません。
  • データベースを作成しているユーザー
  • システム・アプリケーション
これらのタイプのユーザーおよびアプリケーションを正常に強制終了するには、データベースの非活動化とインスタンスの再始動のいずれかまたは両方を行う必要があります。

FORCE APPLICATION が出された後も、データベースはまだ接続要求を受諾します。 すべてのユーザーを完全に強制終了するためには、 追加の FORCE が必要になる場合があります。