db2fmcu - Db2 障害モニター・コントローラー・コマンド

Db2 障害モニターは、クラッシュ後にインスタンスを自動的に開始する Db2 データベース機能です。 それはまた、マシンのリブート時にインスタンスを自動的に再開します。 Db2 障害モニター・コントローラー・コマンドを使用して、 Linux® および UNIX オペレーティング・システム上で Db2 障害モニターを構成できます。 このコマンドは、システムの inittab ファイルにアクセスするため、 root として実行する必要があります。

許可

root ユーザー権限

必要な接続

なし

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramdb2fmcu-u-pdb2fmcd_path-d-finittab

コマンド・パラメーター

-u -p db2fmcd_path
このオプションは、システムの始動時に障害モニター・コントローラー (FMC) を組み込むように inittab ファイルを再構成します。 db2fmcd_path は、FMC デーモン (db2fmcd) オブジェクトへの完全なパスで、例えば /opt/IBM/db2/bin/db2fmcd となります。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6 以降、/etc/inittab ファイルは非推奨になりました。 このオプションを指定すると、/etc/init ディレクトリーのdb2fmcd.conf ファイルが作成または置換されます。
-d
このオプションは、inittab ファイル構成を変更して、システム始動時にFMCが実行されないようにします。
RHEL 6 以降、/etc/inittab ファイルは非推奨になりました。 このオプションを指定すると、db2fmcd.conf ファイルが削除されます。
-f inittab
このオプションは、 inittab ファイルへのパスを指定します。

inittab ファイルを再構成してシステム始動時に障害モニター・コントローラーを開始するには、以下のコマンドを実行してください。
db2fmcu -u -p /opt/IBM/db2/bin/db2fmcd
システムの始動時に障害モニター・コントローラーが起動しないようにするには、 次のコマンドを実行します。
db2fmcu -d

使用上の注意

  • /etc/inittabを手動で変更した場合、SIGHUPをプロセス1に送信して、すぐに/etc/inittabを再スキャンするように依頼する必要があります。 そのようにしないと、次の再スキャンが生じるまでに時間がかかることがあります。 /etc/inittabdb2fmcu によって更新した場合には、 シグナルの送信は db2fmcu コマンドによって既に行われているので必要ありません。