db2cptsa - Db2 HA スクリプトのインストールまたは更新コマンド

UNIX および Linux® オペレーティング・システム上の /usr/sbin/rsct/sapolicies/db2Db2 高可用性 (HA) スクリプトをインストールまたは更新します。 IBM® Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP)Db2 高可用性フィーチャーと共に使用するには、以下の Db2 HA スクリプトが必要です。

許可

root ユーザー権限

必要な接続

なし

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramdb2cptsa-c-f-r-h-?

コマンド・パラメーター

-c
Db2 HA スクリプトが /usr/sbin/rsct/sapolicies/db2に存在し、適切なレベルであることを検証します。
-f
/usr/sbin/rcst/sapolicies/db2Db2 HA スクリプトを強制的に再インストールします。 この引数を指定しない場合、既にインストールされている Db2 HA スクリプトのバージョンが、これからインストールするスクリプトのバージョン以上なら、インストール済みスクリプトは上書きされません。

同じサーバーに複数のバージョンの Db2 がインストールされていて、そのうちの 1 つが Db2 HA フィーチャーを備えた IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms Base Component (SA MP Base Component) を使用している場合、 db2 のインストール時に、 /usr/sbin/rcst/sapolicies/db2の新しい db2 インストールによって HA スクリプトが上書きされます。

これらの Db2 HA スクリプトは、 Db2 HA フィーチャーとともに IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms 基本コンポーネント (SA MP Base Component) を使用するために必要です。

前のバージョンの HA スクリプトに戻すには、このオプションを使用します。

-r
ディレクトリー /usr/sbin/rsct/sapolicies/db2を除去します。 このディレクトリーは、 SA MP 用の Db2 HA スクリプトが置かれている場所です。 これらのスクリプトとこのディレクトリーは、 SA MP がインストールされていない場合にのみ削除されます。
-h | -?
ヘルプ情報を表示します。

使用上の注意

デフォルトでは、このユーティリティーにより Db2 HA スクリプトは、それらが /usr/sbin/rsct/sapolicies/db2 にまだインストールされていない場合、あるいは、既にインストールされているスクリプトのバージョンがこれからインストールするスクリプトのバージョンよりも古い場合、そこにインストールされます。 このユーティリティーは、 SA MP が既にインストールされている場合に限り、 Db2 HA スクリプトをインストールまたは更新します。

このコマンドは、Db2 インストール・メディアの中の db2/plat/tsamp ディレクトリーにあります。この plat は以下を表します。
  • Aix ( Db2 for AIX 5L の場合)
  • 32 ビット AMD および Intel システム (x86) 上の Db2 for Linux 用 linux
  • linuxamd64 for Db2 for Linux on AMD64 および Intel EM64T システム (x64)
  • Linuxppc ( Db2 for Linux on POWER ® (System i ® および IBM Power Systems) システムの場合)
  • linux390 for Db2 for Linux on System z9® および zSeries
このコマンドは、 DB2DIR/install/tsamp ディレクトリーにもあります。ここで、 DB2DIR は、UNIX および Linux オペレーティング・システム用の Db2 データベース製品のインストール・パスです。