ACTIVATE DATABASE コマンド

ACTIVATE DATABASE コマンドは、指定されたデータベースをアクティブ化し、必要なデータベースのサービスをすべて開始します。こうして、データベースが接続可能になり、任意のアプリケーションが使用できるようになります。

範囲

このコマンドは、インスタンス内のすべてのメンバーで、ターゲット・データベースをアクティブ化します。 Db2® pureScale® 環境では、コマンドが TCP/IP プロトコルを使用してクライアントによって発行された場合、このコマンドは、データベース別名に関連付けられているメンバー・サブセットに含まれているメンバーのみをアクティブ化します。 アクティブ化中に 1 つ以上のメンバーがエラーを検出すると、 警告が戻されます。 コマンドが正常に処理されたすべてのメンバーで、データベースはアクティブ化された状態を維持します。

ACTIVATE DATABASE コマンドは、インスタンス内のすべてのメンバーでターゲット・データベースをアクティブ化します。 Db2 pureScale 環境では、コマンドが TCP/IP プロトコルを使用してクライアントによって発行された場合、コマンドは、データベース別名に関連付けられているメンバー・サブセットに含まれているメンバーのみをアクティブ化します。 アクティブ化中に 1 つ以上のメンバーがエラーを検出すると、 警告が戻されます。 データベースのアクティブ化中に、データベースがアクティブ化されている間に 2 次 CF が CATCHUP 状態になってから、PEER 状態に戻ります。 コマンドが正常に処理されたすべてのメンバーで、データベースはアクティブ化された状態を維持します。

データベースは暗黙的または明示的にアクティブ化されます。 最初のユーザー接続によって主導されるデータベースのアクティブ化は、暗黙的なアクティブ化として知られています。 ACTIVATE DATABASE コマンドの発行に基づくデータベースのアクティブ化は、明示的なアクティブ化として知られています。

許可

以下の権限のいずれか。
  • SYSADM
  • SYSCTRL
  • SYSMAINT

必要な接続

なし

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramACTIVATE DATABASEDB database-aliasUSERusernameUSINGpassword

コマンド・パラメーター

DATABASE | DB database-alias
開始するデータベースの別名を指定します。
USER username
データベースを開始するユーザーを指定します。
USING password
ユーザー名のパスワードを指定します。

使用上の注意

データベース管理者は ACTIVATE DATABASE コマンドを使用して、選択したデータベースを開始させることができます。 こうすると、 アプリケーションがデータベースの初期設定で時間を浪費してしまうことを避けられます。 ACTIVATE DATABASE コマンドは、データベースを明示的にアクティブ化する唯一の方法です。

Db2 pureScale 環境では、TCP/IP プロトコルを使用してクライアントによって ACTIVATE DATABASE コマンドが発行されると、インスタンス内のメンバーのセットを含むメンバー・サブセットにコマンドが割り当てられます。 使用するデータベース別名に、ユーザー定義のメンバー・サブセットが関連付けられていない場合、コマンドはインスタンスの全メンバーを含むデフォルトのメンバー・サブセットに割り当てられます。 データベース管理者は、この機能を使用してインスタンスのメンバーのサブセットでデータベースをアクティブ化することができます。

ACTIVATE DATABASE コマンドによって初期化されたデータベースは、 DEACTIVATE DATABASE コマンドまたは db2stop コマンドを使用してシャットダウンできます。

ACTIVATE DATABASE コマンドを実行するアプリケーションは、 どのデータベースへのアクティブ・データベース接続も持つことができません。

データベースが CONNECT ステートメント (または暗黙的な接続) の発行によって開始され、その後同じデータベースに対して ACTIVATE DATABASE コマンドを発行した場合、そのデータベースをシャットダウンするには DEACTIVATE DATABASE コマンドを使用しなければなりません。 ACTIVATE DATABASE コマンドを使用しないでデータベースを始動した場合、 最後のアプリケーションが切断した時にデータベースはシャットダウンされます。 ただし、 Db2 pureScale 環境では、メンバー上のアクティブ・データベースは、 DEACTIVATE DATABASE コマンドを発行することによってのみ、そのメンバー上で非アクティブ化することができます。

Db2 pureScale 環境では、 ACTIVATE DATABASE コマンドも CONNECT ステートメントもデータベースの再始動に使用できません。 この場合、データベースは、autorestartデータベース構成パラメーターに応じて自動的に再起動されます。 ターゲットデータベースが不整合な状態にある場合のデータベース接続動作については、autorestart構成パラメーターを参照してください。