特殊文字のエスケープ

照会構文における特殊文字にはさまざまな機能があります。

照会構文で特殊な機能を持つ特殊文字を検索するには、その特殊文字の前に円記号 (¥) を追加してエスケープする必要があります。 例えば、以下のようにします。
  • ストリング「where?」を検索するには、 疑問符を 「where ¥?」のようにエスケープします。
  • ストリング「c:¥temp」を検索するには、「c¥:¥¥temp」のようにコロンと円記号 (¥) をエスケープします。

このような特殊文字をエスケープしないと、構文エラーが発生する場合があります。

表 1. 検索する際にエスケープする必要がある特殊文字
特殊文字 エスケープしなかった場合の振る舞いに関する注記
アンパーサンド (&)  
アスタリスク (*) ワイルドカード文字として使用されます。
アットマーク (@) アットマークが照会の先頭文字である場合は、構文エラーが生成されます。 xmlxp 式では、アットマークは属性を参照するために使用されます。
大括弧 [ ] xmlxp 式で、要素と属性の内容を検索するために使用されます。
中括弧 { } 構文エラーを生成します。
円記号 (¥)  
脱字記号 (^) 重み付け (ランキング調整) 用語に使用されます。
コロン (:) フィールドの内容での検索に使用されます。
等号 (=) 構文エラーを生成します。
感嘆符 (!) 感嘆符が照会の先頭文字である場合は、構文エラーが返されます。
スラッシュ (/) xmlxp 式では、スラッシュは要素パス区切り文字として使用されます。
より大記号 (>)、より小記号 (<) xmlxp 式で、属性値の比較に使用されます。 それ以外の場合は、これらの文字により構文エラーが生成されます。
負符号 (-) 負符号が用語の先頭文字である場合は、用語を含まない文書のみが返されます。
括弧 ( ) グループ化に使用されます。
パーセント記号 (%) 検索語がオプションであることを指定します。
正符号 (+)  
疑問符 (?) ワイルドカード文字として処理されます。
セミコロン (;)  
単一引用符 (') 単一引用符は xmlxp 式を含める際に使用されます。
波形記号 (~) 近接およびファジー検索演算子として処理されます。
縦線(|)  

照会構文において特殊機能を持たない特殊文字のエスケープはオプションです。 以下の表に、エスケープする必要がない特殊文字の例を示します。

表 2. エスケープする必要がない特殊文字の例
特殊文字
コンマ (,)  
ドル記号 ($)  
ピリオド (.) xmlxp 式では、ピリオドは要素内容の検索に使用されます。
ポンド記号 (#)  
下線 (_)