CONTROL コマンド
Net Search Extender インスタンス・サービスによって管理されるフルテキスト索引ロックをリストおよび削除します。
目的
ロッキング・サービスおよび更新サービスが実行中の場合は、その状況、 およびアクティブ化されたキャッシュに関する情報を表示できます。
パーティション・データベース環境では、現行パーティションにのみ影響を及ぼします。 ユーザーは、必要な区画に対して Db2® コマンド db2_all を呼び出す責任があります。
許可
正常にコマンドを発行するには、ユーザーは DATAACCESS を持つ DBADM 権限を所有する、Db2 インスタンス所有者でなければなりません。
必要な接続
このコマンドは Db2 データベース・サーバーから発行されなければなりません。
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- CLEAR
- CLEAR を使用して一連のロックを強制的にクリーンアップします。 ロックに関する問題の原因を確認した後で、このコマンドを慎重に使用してください。
CLEAR コマンドの適用先の索引で、索引の更新などのいずれかの索引管理コマンドがアクティブなままになっている場合は、CLEAR コマンドを使用しないでください。使用すると、索引が破損し、完全な再作成が必要になることがあります。
- LIST
- 特定の索引またはデータベース用に保持されている現行のロックについて、
情報を得るには、LIST を使用します。 更新ロックが存在する場合、コマンドは、それまでに処理された
文書数に関する情報も印刷します。
これは、索引にロックが保持されている場合にだけあてはまることに注意してください。
レプリケーション・キャプチャー表を使用する場合、 更新操作はありません。 その代わり、挿入操作は、索引が作成されたソース表での挿入または更新操作のいずれかによるものである場合があります。
- set-of-locks
- 指定されたデータベースまたは索引のロックについてのみ処理を行います。
- SHOW CACHE STATUS FOR
- 指定された索引のキャッシュ表のアクティブ化状況を表示します。 これは、「アクティブ化されていない (Not Activated)」または「現在アクティブ化されている (Currently Activated)」のいずれかになります。 キャッシュがアクティブ化されている場合、 キャッシュ・メモリーの使用に関する詳細が表示されます。 例えば、最大キャッシュ・サイズ (メガバイト)、 挿入できる文書の最大数、 およびキャッシュ表に残っているスペース (キロバイト) などについてです。
- STATUS
- このコマンドで STATUS キーワードを使用すると、ロックおよび更新の Net Search Extender インスタンス・サービスが稼働中かどうかが表示されます。
- DATABASE database-name
- 使用中のサーバー上のデータベースの名前。
- INDEX index-schema.index-name
- 現在、使用中のテキスト索引のスキーマおよび名前。 これは、 CREATE INDEX コマンドで指定されます。
使用上の注意
管理コマンド・エラー・メッセージがロックに関する問題の発生を示している場合、 競合するタスクが実行中でないことを確認してください。 例えば、UPDATE コマンドの実行中に ALTER コマンドを実行しようとしていないか、などです。増分索引更新に SHOW CACHE STATUS FOR を使用して、 指定されたメモリー・サイズが、 次の更新時にも引き続き更新情報をすべて収容できるだけの大きさを持っているか、 アクティブ化が実行済みであるかどうかをチェックしてください。