ALTER INDEX コマンド
ALTER INDEX コマンドで、フルテキスト 索引の特性を変更できます。
目的
コマンドは、更新オプションおよび保管オプションのような、 フルテキスト索引の特性を変更します。
許可
- テキスト索引が定義されている表またはニックネームに対する CONTROL 特権
- DBADM 権限
前提条件
インスタンス所有者は、DATAACCESS を持つ DBADM 権限を保持している必要があります。 バージョン 9.7 では、SYSADM は SECADM および DBADM 特権を保持しなくなりました。 SECADM は、 ALTER INDEX コマンドを実行する前に、DATAACCESS を持つ DBADM をインスタンス所有者に明示的に付与する必要があります。
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- index-schema
- CREATE INDEX コマンドで指定されたテキスト索引のスキーマ。 スキーマが指定されていない場合は、 Db2® 接続のユーザー ID が使用されます。
- index-name
- CREATE INDEX コマンドで指定されているテキスト索引の名前。
- INDEX DIRECTORY directory
- テキスト索引の保管先ディレクトリー・パス。 ディレクトリーは索引データを含むので、ディレクトリーには、
Db2 インスタンス所有者ユーザー ID 用の読み取り、書き込み、および実行権限があることを確認してください。
パーティション・データベース環境では、このディレクトリーはすべてのパーティション上に存在する必要があることに注意してください。 サブディレクトリー
NODE<nr>
が、 サーバーの論理パーティション上の索引を区別するために、ディレクトリーの下に作成されます。 以前の索引ディレクトリーからの索引ファイルは、すべて削除されます。 - WORK DIRECTORY workdirectory
- 検索操作と管理操作中に一時ファイルを保管します。 新規索引ディレクトリーとは無関係に、別個の作業ディレクトリーを変更できます。
ディレクトリーが存在しない場合は、Db2 インスタンス所有者ユーザー ID を使用して 作成されます。 ディレクトリーが存在する場合は、そのディレクトリーに、インスタンス所有者に対して UNIX プラットフォームでの読み取り権限、書き込み権限、および実行権限があることを確認してください。
パーティション・データベース環境では、このディレクトリーはすべてのパーティション上に存在する必要があることに注意してください。 サブディレクトリー
NODE<nr>
が、 サーバーの論理パーティション上の索引を区別するために、ディレクトリーの下に作成されます。 以前の索引ディレクトリーからの一時索引ファイルは、すべて削除されます。 - CACHE TABLE PERSISTENT IN directory
- 非アクティブ化またはシステム・リブートの後であっても、CREATE INDEX のキャッシュ付きの
表が永続的であるように指定します。 いずれの場合でも、迅速な ACTIVATE CACHE の実行が可能になります。 永続キャッシュは、指定されたディレクトリーに保管されます。
以前に作成された永続キャッシュは、新しいロケーションに移されます。 この操作には、常に非アクティブ化された索引が必要です。
- CACHE TABLE TEMPORARY
- キャッシュ結果表が、現在一時的であり、それまで存在した永続キャッシュが削除されたことを指定します。 この変更操作には、非アクティブ化 された索引が必要であることに注意してください。
- MAXIMUM CACHE SIZE memsize
- ACTIVATE CACHE 時に作成されるキャッシュ済み表の
新たな最大サイズを指定します。 memsize パラメーターは、メガバイト単位で正の整数として指定します。
memsize が小さ過ぎると、ACTIVATE CACHE コマンドは失敗します。 実際の キャッシュ・サイズは ACTIVATE CACHE コマンド時に計算されます。 この変更には、非アクティブ化された索引が必要です。
- PCTFREE percentage
- 追加の文書のためにフリーにしておくキャッシュのパーセンテージを指定します。 percentage は、100 より小さく、0 以上の整数値でなければなりません。 以前の永続キャッシュが削除され、この変更には非アクティブ化された索引が必要であることに注意してください。
- UPDATE FREQUENCY
- 以下のパラメーターを使用すると、索引更新の頻度は更新が実行される時期を決定します。
D.
索引が更新される曜日。* (毎日) または 0..6 (0=Sunday)H.
索引が更新される時間: * (1 時間ごと) または 0..23M.
索引が更新される時刻 (分): 0..59NONE.
これ以上の索引更新はありません。 このパラメーターは、これ以上変更されないテキスト列や、今後は手動更新のみを実行する場合 のために用意してあります。
- UPDATE MINIMUM minchanges
- 索引が増大されて更新されるまでに、テキスト文書に許可される最小の変更の数。 UPDATE
MINIMUM キーワードを指定しない場合、設定は変更されません。
RECREATE ON UPDATE オプションを使用して索引を作成しなかった場合は、UPDATE MINIMUM しか変更できないことに注意してください。
- COMMITCOUNT FOR UPDATE count
- 更新処理の場合、コミット・カウントを指定できます。 これは、 UPDATE コマンドと、更新処理をスケジュールする UPDATE
FREQUENCY 指定の両方に適用されます。
初期の更新では、COMMITCOUNT 値は無視されます。
RECREATE ON UPDATE オプションを使用して索引を作成しなかった場合は、 COMMITCOUNT しか変更できないことに注意してください。
また、索引に REPLICATION 節を指定して作成した場合は、 COMMITCOUNT を変更できないことにも注意してください。
- CONNECT TO database-name
- このコマンドのターゲットであるデータベースの名前。 DB2DBDFT が設定されており、 ユーザーがサーバーでコマンドを実行している場合は、 このパラメーターを省略できます。 ユーザー ID には必須 Db2 許可がなければならないことに注意してください。
- USER userid USING password
- userid および password を使用してデータベースに接続します。 指定しない場合は、パスワードなしで現行ユーザー ID から接続が試行されます。
使用上の注意
- ALTER INDEX
- CLEAR EVENTS
- ACTIVATE CACHE
- DROP INDEX
- UPDATE INDEX
- DEACTIVATE CACHE
キャッシュ・オプションを指定して索引を作成する場合、 索引がアクティブになっているときは、 索引ディレクトリーに対して ALTER INDEX コマンドを使用できません。 まず始めに、キャッシュを非アクティブにします。
パーティション・データベース環境では、 キャッシュ・オプション付きのテキスト索引は、 単一パーティション表スペース上にのみ許可されています。
- Changes to the database
- Net Search Extender カタログ・ビューを変更します。
- Changes to the file system
- 索引ディレクトリーおよび作業ディレクトリーに
NODE<nr>
サブディレクトリー を作成します。 - 索引ファイルを移動します。
- 永続キャッシュ・ディレクトリーを作成します。
- 永続キャッシュ・ファイルを移動します。
- 索引ディレクトリーおよび作業ディレクトリーに