SQL1750C タイプ table-typeの表 table-nameに対する操作 operation-name を終了する障害が発生しました。その結果、データが無効または不整合になる可能性があります。 log-entry-ID

説明

結果として、無効なデータや不整合なデータが生じたり、必要なデータの一部だけが得られたりする可能性があります。

ランタイム・トークンは次のとおりです。

operation-name

処理のタイプ (INSERT など)。

table-name

アクションを試みる対象となった表の名前。

table-type

表が Hadoop 表と HBase 表のどちらであるかを示します。

log-entry-ID

log-entry-ID は、次の 3 つの部分で構成されます。

  • 3 文字の接頭部。診断詳細が含まれるログ・ファイルを示します。
  • 3 桁の数字。ログ・ファイルが存在するデータベース・パーティションを示します。
  • ID。ログ・ファイル内の、関連する診断詳細の近くに出力されます。

例えば、操作が HBase 表に対する INSERT であるとします。 HBase データの複数のファイルを 1 つの INSERT ステートメントで HBase 表にロードできます。 ただし、この挿入操作はアトミックではないため、ロールバックできません。 そのため、データのロード中にエラーが発生すると、データの一部が表に残ったままになります。 表に索引が含まれていると、索引が表のデータと同期されない状態になる可能性があります。

ユーザー応答

log-entry-ID 内の情報を使用して、該当するログ・ファイル内の診断詳細を見つけます。 以下のステートメントを使用すると、ログからエラー・テキストを取得できます。

SELECT * FROM Table 
(SYSHADOOP.LOG_ENTRY('log-entry-id'));

INSERT 操作の場合、正しく挿入されなかったデータを判別し、そのデータを再び挿入するか、表をドロップしてから INSERT 操作を再開します。

sqlcode: -1750

sqlstate: 58041

SQL1751N 結果のデータベース・パーティション・グループには、パーティション・マップで使用できるノードは含まれません。

説明

データベース・パーティション・グループには、パーティション・マップで使用できるノードが少なくとも 1 つ含まれる必要があります。 表スペースのないデータベース・パーティション・グループにノードが追加される場合、このデータベース・パーティション・グループには表スペース用のコンテナーが定義されていないため、そのノードをパーティション・マップに含めることはできません。 ノードが追加される場合、そのデータベース・パーティション・グループのすべての表スペース用のコンテナーが他方のノードになければ、どちらのノードもパーティション・マップに含めることはできません。

ユーザー応答

少なくとも 1 つのノードを追加しないまま、データベース・パーティション・グループ内のすべてのノードをドロップしないでください。 データベース・パーティション・グループに表スペースが既に定義されているものの、表が存在しない場合には、少なくとも 1 つのノードにすべての表スペース用のコンテナーがあることを確認してください。

sqlcode: -1751

sqlstate: 428C0

SQL1752N データベース・パーティション・グループ db-partition-groupに表スペースを作成できません。

説明

表スペースが SYSTEM TEMPORARY 表スペースである場合にのみ、データベース・パーティション・グループ IBMTEMPGROUP を指定できます。

ユーザー応答

SYSTEM TEMPORARY 表スペースの場合、データベース・パーティション・グループ IBMTEMPGROUP を指定してください。 他の種類の表スペースの場合は、IBMTEMPGROUP 以外のデータベース・パーティション・グループを指定してください。

sqlcode: -1752

sqlstate: 429A1

SQL1753N データベース・パーティション database-partition-number には、データベース・パーティション・グループ IBMTEMPGROUP で定義されたすべての SYSTEM TEMPORARY 表スペースのコンテナーがありません。

説明

データベース・パーティションをデータベース・パーティション・グループに含めるには、その前に、このデータベースに関するデータベース・パーティション・グループ IBMTEMPGROUP で定義済みのすべての SYSTEM TEMPORARY 表スペース用のコンテナーが定義されていなければなりません。

ユーザー応答

ALTER TABLESPACE ステートメントを発行することにより、すべてのデータベース・パーティションで、このデータベースの各 SYSTEM TEMPORARY 表スペース用のコンテナーを追加してください。

sqlcode: -1753

sqlstate: 57052

SQL1754N 索引表スペースまたは LONG 表スペースが、PRIMARY 表スペースと同じデータベース・パーティション・グループにありません。

説明

CREATE TABLE ステートメントで指定されたすべての表スペースは、同じデータベース・パーティション・グループに属する必要があります。

ユーザー応答

CREATE TABLE ステートメントで指定されたすべての表スペースが同じデータベース・パーティション・グループに属していることを確認してください。

sqlcode: -1754

sqlstate: 42838

SQL1755N データベース・パーティション dbpartnum には、データベース・パーティション・グループ dbpartgrpnameで定義されたすべての表スペースのコンテナーがありません。

説明

データベース・パーティション・グループ内のすべての表スペースには、すべてのデータベース・パーティションで定義されたコンテナーがなければなりません。 そうでない場合、データベース・パーティションをデータベース・パーティション・グループの再配分または ALTER DATABASE PARTITION GROUP ステートメントの LIKE DBPARTITIONNUM 節に含めてはなりません。

ユーザー応答

ALTER TABLESPACE ステートメントを発行し、このデータベース・パーティション上のすべての表スペースにコンテナーを追加してください。

SQL1756N 複数の文節が、ON DBPARTITIONNUMS 文節のないコンテナーを指定しています。

説明

CREATE TABLESPACE の場合、ON DBPARTITIONNUMS 節を使用しない USING 節を一度のみ指定できます。

ALTER TABLESPACE の場合、ON DBPARTITIONNUMS 節を使用しない ADD 節を一度のみ指定できます。

このステートメントは処理されませんでした。

ユーザー応答

ステートメントを訂正して、もう一度やり直してください。

sqlcode: -1756

sqlstate: 428B1

SQL1757N ON DATABASE PARTITION 節のない USING 節が欠落しています。

説明

CREATE TABLESPACE ステートメントで、各 USING 節が ON DATABASE PARTITION 節を指定します。 しかし、データベース・パーティション・グループに、すべてのデータベース・パーティションは組み込まれていないので、 すべてのデータベース・パーティション・グループのすべてのデータベース・パーティションにコンテナーがあるわけではありません。

このステートメントは処理できません。

ユーザー応答

ON DATABASE PARTITION 節を使用しない USING 節が指定されているか、または、 データベース・パーティション・グループの各データベース・パーティションが一回 ON DATABASE PARTITION 節に組み込まれていることを確認してください。

sqlcode: -1757

sqlstate: 428B1

SQL1758W 特定のノード用に指定されていないコンテナーは、どのノード上の表スペースでも使用されません。

説明

ALTER TABLESPACE および CREATE TABLESPACE ステートメントには、 このデータベース・パーティション・グループのすべてのデータベース・パーティションに対するコンテナー指定が組み込まれています。 ON DATABASE PARTITION 節が後に続かないコンテナーの指定は、冗長であるため無視されています。

このステートメントは処理されました。

ユーザー応答

複数ノードでコンテナーが必要な場合、ALTER TABLESPACE ステートメントを発行し、 必要なコンテナーを追加してください。

sqlcode: +1758

sqlstate: 01589

SQL1759W データベース・パーティション・グループ database-partition-group-name 内のオブジェクトのデータベース・パーティションを変更して、追加されたいくつかのデータベース・パーティションを含めたり、ドロップされたいくつかのデータベース・パーティションを除外したりするには、データベース・パーティション・グループの再配分が必要です。

説明

この警告は、 ALTER DATABASE PARTITION または ALTER TABLESPACE ステートメントを使用してなされた変更が、 データベース・パーティション・グループのパーティション・マップを変更しなかったことを示しています。 データベース・パーティション・グループのパーティション・マップを、データベース・パーティション・グループで定義された表スペースまたはパーティション・マップにないドロップされるデータベース・パーティションを使用して定義された表がない場合、 次のステートメントで即時に変更のみします。

この警告は次の場合に発行されます。

  • ALTER DATABASE PARTITION ADD DATABASE PARTITION を使用することにより 1 つ以上のデータベース・パーティションを追加する場合。
  • ALTER DATABASE PARTITION DROP DATABASE PARTITION を使用することにより 1 つ以上のデータベース・パーティションをドロップする場合。
  • コンテナーが表スペースに対して追加され、それ以降コンテナーは使用されるデータベース・パーティションは要求されません。

これらのすべての場合、表はすでにデータベース・パーティション・グループ内の表スペースを使用して定義されています。

ユーザー応答

データベース・パーティションのためにデータベース・パーティションを組み込みまたは除外する場合、REDISTRIBUTE DATABASE PARTITION コマンドまたは API を発行してください。 それに代わる方法として、すべての表をドロップするには、データベース・パーティション・グループの 表スペースを使用してください。

sqlcode: +1759

sqlstate: 01618

SQL1760N ストアード・プロシージャー procedure-name の定義に使用される CREATE PROCEDURE または ALTER MODULE ステートメントには、有効な LANGUAGE 節、EXTERNAL 節、および PARAMETER STYLE 節があるか、SQL プロシージャー本体が含まれている必要があります。

説明

プロシージャー procedure-name の定義に使用される CREATE PROCEDURE または ALTER MODULE ステートメントに、必須の節がありません。 LANGUAGE 節、EXTERNAL 節、および PARAMETER STYLE 節を指定しなければなりません。 SQL プロシージャーだけがプロトタイプの公開を許可するので、モジュールで定義された外部プロシージャーは完全に指定されなければなりません。

SQL プロシージャーの定義時には、ALTER MODULE の PUBLISH アクションを使用して SQL プロシージャー・プロトタイプを定義するのでない限り、SQL プロシージャー本体を組み込まなければなりません。

ユーザー応答

足りない節を追加した後で、もう一度やり直してください。

sqlcode: -1760

sqlstate: 42601

SQL1761N データベース・パーティション・グループ db-partition-group がバッファー・プール bpnameに定義されていません。

説明

表スペースのためのデータベース・パーティション・グループは、バッファー・プールにまだ定義されていません。 このデータベース・パーティション・グループとバッファー・プールの組み合わせを使用するよう、表スペースを作成または変更することはできません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

可能なアクションは以下のとおりです。

  • 表スペースのデータベース・パーティション・グループを既に定義しているバッファー・プールを指定する
  • バッファー・プールを変更して、表スペースのデータベース・パーティション・グループを追加する
  • CREATE TABLESPACE の場合、バッファー・プールに定義されているデータベース・パーティション・グループを指定する

sqlcode: -1761

sqlstate: 42735

SQL1762N アクティブ・ログ・ファイルを割り振るための十分なスペースがないため、データベースに接続できません。

説明

アクティブ・ログ・ファイルに割り振るだけの十分なディスク・スペースがありません。 次のような理由が考えられます。

  • リカバリー・ログを保管するのに使用するデバイスで使用できるスペースが足りない。
  • ユーザー出口が有効である場合は、正しくないパス、正しくないインストール・ディレクトリー、共有違反、またはその他の問題のために、ユーザー出口プログラムが失敗した可能性があります。
  • ログ・アーカイブが使用可能になっている場合、ログ・アーカイブ方式が機能していないか、ターゲットがアクセス不能になっている可能性があります。

ユーザー応答

それぞれの原因について、次のように対処してください。

  • データベースが少なくとも LOGPRIMARY ログ・ファイルで開始するために、 DB2 では新規ログを割り振るための追加のスペースを必要とする場合があるので、 1 次ログ用にデバイスに十分なスペースがあることを確認してください。 リカバリー・ログが非アクティブであっても、スペースを解放するためにリカバリー・ログを削除しないでください。
  • ユーザー出口プログラムを手操作で呼び出すことにより、 ユーザー出口プログラムが正しく操作していることを確認してください。 ユーザー出口プログラムのコンパイルおよびインストールについては、 ユーザー出口プログラムのサンプル・ソース・コードで提供されている指示を検討してください。 アーカイブ宛先パスが存在しているかを確認してください。
  • ログ・アーカイブ方式が正しく機能していることを確認してください。 エラーが発生する場合は、db2diag.log ファイルで詳細を確認してください。

最後の手段として、LOGPRIMARY または LOGFILSIZ データベース構成パラメーター、 あるいはこの両方の値を減らして、 アクティブ・ログ・ファイルの設定を小さくして使用するようにしてください。 これにより、必要なディスク・スペースが減ります。

問題を判別し、訂正した後に、接続ステートメントを再発行してください。

SQL1763N 理由 reason-codeのため、表スペース table-space-name に対する ALTER TABLESPACE ステートメントが無効です。

説明

ALTER TABLESPACE ステートメントに指定された節どうしを連携させて使用することはできません。

1

CONVERT TO LARGE 節は単独で指定する必要があります。

2

BEGIN NEW STRIPE SET コンテナー節は、その他のコンテナー節 (ADD、DROP、EXTEND、REDUCE または RESIZE) とともに指定することはできません。

3

表スペースに対してスペースを追加または除去する場合には、以下のようになります。

  1. 各コンテナーのサイズを増やす場合は、同じステートメントに EXTEND と RESIZE を使用できます。
  2. 各コンテナーのサイズを減らす場合は、同じステートメントに REDUCE と RESIZE を使用できます。
  3. スペースを別のデータベース・パーティションに移さない場合には、同じステートメントで EXTEND と REDUCE を使用できません。
  4. スペースを別のデータベース・パーティションに移さない場合には、同じステートメントで ADD を REDUCE または DROP とともに使用できません。
  5. スペースを別のデータベース・パーティションに移さない場合には、同じステートメントで DROP を EXTEND または ADD とともに使用できません。
4

自動ストレージ管理表スペースを変更する際に、コンテナー節を REDUCE オプションと結合させて使用することはできません。

5

非自動ストレージ管理表スペースを変更する際に、コンテナー節を指定する必要があります。

6

自動ストレージを使用するよう、TEMPORARY 表スペースおよびシステムで管理される表スペース (SMS) を変換することはできません。

7

データベースにストレージ・グループがありません。

8

ALTER TABLESPACE ステートメントを使って、自動ストレージを使用するよう、DEVICE コンテナーを含む DMS (データベースで管理される表スペース) を変換することはできません。

9

REBALANCE 節は単独で指定する必要があります。

10

REDUCE MAX 節、またはサイズを指定した REDUCE 節は、再利用可能ストレージ属性を持つ、自動ストレージによって管理される表スペースでのみ使用できます。

11

再利用可能ストレージ属性を持たない表スペースでは、高水準点を削減する (または低くする) 節を使用できません。

12

MAX、数値、PERCENT、または STOP いずれかの節を指定した REDUCE オプションと、STOP 節を含んだ LOWER HIGH WATER MARK オプションは、一緒に指定して実行することができません。これらと他のオプションを併用することもできません。

13

ADD、DROP、RESIZE、EXTEND、REDUCE、LOWER HIGH WATER MARK、および BEGIN_STRIPE_SET 節は、MANAGED BY AUTOMATIC STORAGE 節や USING STOGROUP 節とは併用できません。

14

自動ストレージ・ハイブリッド表スペースを変更する際は、USING STOGROUP 節を指定できません。

ユーザー応答

1

独自の ALTER TABLESPACE ステートメントに CONVERT TO LARGE 節を指定して発行します。

2

BEGIN NEW STRIPE SET コンテナー操作と他の操作を同一ステートメントの中で使用する場合は、 BEGIN NEW STRIPE SET 操作を、 その操作独自の ALTER TABLESPACE ステートメントに移動してください。

3

表スペースへのページの追加と、表スペースからのページの除去の両方を行う場合は、 2 つの ALTER TABLESPACE ステートメントを使用してください。

4

ALTER ステートメントからコンテナー節を除去し、ステートメントを再発行してください。

5

削減するコンテナーのリストを含むコンテナー節を指定して、ステートメントを再発行してください。

6

自動ストレージを使用するよう TEMPORARY 表スペースを変換するには、自動ストレージによって管理される新しい TEMPORARY 表スペースを作成し、古い TEMPORARY 表スペースをドロップしてください。 表スペースをシステム管理から自動ストレージ管理に変換するには、すべてのデータを手動で移動する必要があります。

7

CREATE STOGROUP ステートメントを使用してストレージ・グループを作成します。 表スペースを自動ストレージによって管理できるのは、ストレージ・グループが作成されている場合のみです。

8

DEVICE コンテナーを使用するデータベース管理表スペースを自動ストレージ管理に変換するには、以下のステップを実行します。

  1. 表スペースまたはデータベース・レベルのリダイレクト・リストア操作を実行します。
  2. USING AUTOMATIC STORAGE オプションを指定して SET TABLESPACE CONTAINERS コマンドを発行します。
9

独立した ALTER TABLESPACE ステートメントで REBALANCE 節を発行します。

10

REDUCE MAX 節、またはサイズを指定した REDUCE 節を使用する前に、表スペースを自動ストレージ管理に変換し、表スペースに再利用可能ストレージ属性があることを確認します。

11

高水準点を削減する (または低くする) 節を使用する前に、再利用可能ストレージ属性を表スペースに設定する必要があります。

12

各 ALTER TABLESPACE ステートメントでは、高水準点を削減する (または低くする) 節を 1 つだけ使用してください。

13

ALTER ステートメントから ADD、DROP、RESIZE、EXTEND、REDUCE、LOWER HIGH WATER MARK、または BEGIN_STRIPE_SET 節を除去し、ステートメントを再発行します。

14

表スペースに自動ストレージ・コンテナーだけが含まれるようにするために REBALANCE 節を発行します。 リバランス操作が完了した後、USING STOGROUP 節を指定した ALTER TABLESPACE を発行します。

sqlcode: -1763

sqlstate: 429BC

SQL1764N ALTER TABLESPACE ステートメントの RESIZE アクションに指定されたサイズが、表スペース・コンテナーの現行サイズより小さくなっています。

説明

ALTER TABLESPACE ステートメントの RESIZE アクションを使用して指定したサイズが、 表スペース・コンテナーの現在の大きさより小さくなっています。 コンテナーのサイズのみを大きくすることができます。

ユーザー応答

表スペース・コンテナーの現在のサイズの値よりも大きなサイズを指定してください。

sqlcode: -1764

sqlstate: 560B0

SQL1765W 更新は正常に完了しました。 しかし、2 次データベース・サーバーで索引の作成、再作成、 または再編成がリカバリーされていない可能性があります。

説明

HADR を有効にする場合は、データベース構成パラメーター LOGINDEXBUILD をオンに設定し、データベースまたはデータベース・マネージャーの構成パラメーター INDEXREC を RESTART または ACCESS に設定することをお勧めします。 そうしないと、HADR を使用する現在または将来の 2 次データベース・サーバー上では、現在または将来の 1 次データベース・サーバーでの索引の作成、再作成、または再編成はリカバリーできなくなることがあります。 リカバリーできない索引には無効のマークが付けられ、HADR のテークオーバー・プロセスの終了時点か、または HADR テークオーバーの後の索引へのアクセス時点に、暗黙で再ビルドされます。

ユーザー応答

フル・ロギングを有効にするには、データベース構成パラメーター LOGINDEXBUILD を更新するか、または SQL ステートメント ALTER TABLE LOG INDEX BUILD ON を発行します。 ログ済みの索引作成操作の再実行を有効にするには、構成パラメーター INDEXREC を RESTART または ACCESS に更新します。

SQL1766W コマンドは正常に完了しました。 しかし、HADR 開始まで LOGINDEXBUILD は有効ではありませんでした。

説明

HADR を開始する前に、データベース構成パラメーター LOGINDEXBUILD がオンに設定されていないと、現在または将来の 1 次データベース・サーバーでの索引の作成、再作成、または再編成を、HADR を使用する現在または将来の 2 次データベース・サーバー上ではリカバリーできなくなることがあります。

ユーザー応答

フル・ロギングを有効にするには、データベース構成パラメーター LOGINDEXBUILD をオンに設定します。

SQL1767N HADR の開始を完了できません。 理由コード = reason-code

説明

HADR の開始を完了できません。 理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

START HADR AS STANDBY コマンドを発行しましたが、 そのときのデータベースの状態は、ロールフォワード・ペンディングでもロールフォワード進行中でもありませんでした。

2

HADR スタンバイ・データベース上では START HADR AS PRIMARY を発行できません。

3

START HADR AS STANDBY をアクティブなデータベース上で発行することはできません。

9

データベース・アップグレードは、アクティブな HADR スタンバイ側で進行中です。

98

有効な HADR ライセンスがインストールされていません。 コマンドは正常に完了しませんでした。

99

コマンドは、複数パーティション・インスタンス環境で発行されました。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

1 次データベースのバックアップ・イメージまたはスプリット・ミラーからスタンバイ・データベースを初期化してから、 START HADR AS STANDBY コマンドを再発行してください。

2

スタンバイ・データベースを 1 次データベースに変更する予定の場合、TAKEOVER コマンドを発行します。

3

1 次データベースをスタンバイ・データベースに変更する予定の場合、 現在のスタンバイから TAKEOVER コマンドを発行します。 標準データベースをスタンバイに変更する場合、先にそのデータベースを非アクティブ化する必要があります。

9

1 次データベースおよびスタンバイ・データベースでアップグレード処理を完了させ、スタンバイ・データベースを非アクティブにしてから、コマンドを再発行することができます。

98

有効な HADR ライセンスを入手してインストールし、コマンドを再サブミットします。

99

複数パーティション・インスタンス環境では HADR フィーチャーはサポートされていません。

SQL1768N HADR を開始できません。 理由コード = reason-code

説明

理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

循環ロギングを使用中のため、データベースをリカバリーできません。

2

データベースでは、無限にアクティブなロギングが有効になっています。

3

データベースでは、DATALINKS が有効になっています。

4

hadr_local_host 構成パラメーターの項目が無効です。

5

hadr_local_svc 構成パラメーターのサービス名が無効です。

6

hadr_remote_svc 構成パラメーターのサービス名が無効です。

7

1 次データベースは、HADR タイムアウト期間内にスタンバイへの接続を確立できませんでした。 このエラー条件の原因となるシナリオは複数あります。 例えば、1 次データベースの hadr_timeout 構成パラメーターまたは hadr_peer_window 構成パラメーターの値がスタンバイ・データベースでの値と異なる場合、このメッセージが理由コード 7 で返されます。

8

以下の 1 つ以上の HADR データベース構成パラメーターの値が NULL です。

  • hadr_local_host または hadr_local_svc
  • hadr_remote_host、hadr_remote_svc、または hadr_remote_inst (DB2 pureScale 以外の環境)
  • hadr_target_list (DB2 pureScale 環境)
9

ロー・ログを使用するようにデータベースが構成されています。 しかし、HADR は、データベース・ログ・ファイルでのロー I/O (直接ディスク・アクセス) の使用をサポートしていません。

10

STOP HADR コマンド、データベースの非アクティブ化、または内部エラーが原因で、HADR シャットダウンによってコマンドは中断されました。

11

構成パラメーター hadr_remote_host、hadr_local_host、または hadr_target_list によって指定されている項目が、同じ IP 形式に解決されません。

12

hadr_remote_host 構成パラメーターの項目が無効です。

13

HADR スタンバイ・データベースは、少なくとも 1 つの通常バッファー・プールがないと開始できません。 メモリー不足のため、バッファー・プールを開始できませんでした。

14

hadr_target_list 構成パラメーターの項目に、hadr_remote_host および hadr_remote_svc 構成パラメーターに指定されたペアが含まれていません。

15

hadr_target_list 構成パラメーターの項目を、有効な TCP/IP アドレスに解決できません。

16

hadr_target_list 構成パラメーターに指定されている項目が正しい形式ではありません。

17

hadr_syncmode 構成パラメーターが SUPERASYNC の場合、hadr_replay_delay 構成パラメーターはゼロ以外の値にのみ設定できます。

18

HADR 1 次データベースでは、hadr_replay_delay 構成パラメーターは 0 にのみ設定できます。

19

1 次データベースがもう 1 つ検出されたため 1 次データベースとして始動できません。

20

DB2 pureScale 環境では、hadr_syncmode データベース構成パラメーターを SYNC にも NEARSYNC にもできません。

21

hadr_local_svc 構成パラメーターで指定された値が、クライアント/サーバー通信ポートと競合します。

22

hadr_local_svc 構成パラメーターで指定された値が、高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) 通信ポートと競合します。

23

hadr_local_svc 構成パラメーターで指定された値が、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) 通信ポートと競合します。

24

DB2 レジストリー変数 DB2_HADR_SOSNDBUF で指定された TCP ソケット・バッファーの割り振りに失敗しました。

25

DB2 レジストリー変数 DB2_HADR_SORCVBUF で指定された TCP ソケット・バッファーの割り振りに失敗しました。

26

表スペースを使用できません。

27

DB2 pureScale 環境の hadr_peer_window データベース構成パラメーターが 0 に設定されていません。

28

1 次データベースとスタンバイ・データベースの間の SSL 通信が失敗しました。 失敗の理由として、以下が考えられます。

  1. データベース構成パラメーター HADR_SSL_LABEL が、無効な証明書名に設定されている
  2. SSL_SVR_KEYDB 構成パラメーターまたは SSL_SVR_STASH 構成パラメーターが有効な値に設定されていない。
29

自動フェイルオーバーが使用可能になっていますが、hadr_syncmode データベース構成が SYNC または NEARSYNC に設定されていません。

98

有効な HADR ライセンスがインストールされていません。 コマンドは正常に完了しませんでした。

99

HADR の開始時に内部エラーが発生しました。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

データベースは、リカバリー可能なデータベースでなければなりません。 データベース構成パラメーター logarchmeth1 または logarchmeth2 を OFF 以外の値に設定することにより、ログ・アーカイブをアクティブ化してください。 オフラインでデータベース・バックアップを取ってデータベースをリカバリー可能にし、コマンドを再発行してください。

2

無限にアクティブなロギングを無効にしてから、コマンドを再発行してください。

3

DATALINKS を NO に設定して、コマンドを再発行するために、データベース・マネージャー構成ファイルを更新します。

4

hadr_local_host 構成パラメーターをローカル・ホストに関連した IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスにマップできることを確認します。

5

hadr_local_svc 構成パラメーターが有効なサービス名に設定されていることを確認します。 UNIX プラットフォームの場合、/etc/services ファイルを編集してください。 Windows の場合、%SystemRoot%¥system32¥drivers¥etc¥services を編集してください。 または、このパラメーターのリテラル・ポート番号を指定してもかまいません。

6

hadr_remote_svc 構成パラメーターが有効なサービス名であることを確認します。 UNIX プラットフォームの場合、/etc/services ファイルを編集してください。 Windows の場合、%SystemRoot%¥system32¥drivers¥etc¥services を編集してください。 または、このパラメーターのリテラル・ポート番号を指定してもかまいません。

7

以下のトラブルシューティングのステップを実行します。

  1. 古いスタンバイ・データベースが既に 1 次データベースまたはスタンドアロン・データベースとして実行されていないか確認します。 スプリット・ブレーンの可能性があるシナリオを回避するために、スタンバイ・データベースへの接続を確立できない場合は 1 次データベースは開始されません。 古いスタンバイ・データベースが既に 1 次データベースとして実行されている場合は、古い 1 次データベースを新しいスタンバイ・データベースとして開始することを検討してください。
    1. START HADR DATABASE on dbname AS STANDBY を実行して、古い 1 次データベースを新しいスタンバイ・データベースに変換します。
    2. または、新しい 1 次データベースのバックアップ・イメージを使用して、古い 1 次データベースを新しいスタンバイ・データベースとして再初期化します。
  2. スタンバイ・データベースに対する強制テークオーバー (フェイルオーバー) 操作が実行されておらず、スタンバイ・データベースが 1 次データベースとしてもスタンドアロン・データベースとしても実行されていない場合は、hadr のステータスと構成を確認します。
    1. スタンバイ・データベースがオンラインであり、スタンバイ・データベースとして開始されていることを確認します ('db2pd -db dbname -hadr' または MON_GET_HADR を使用します)。
    2. 1 次データベースおよびスタンバイ・データベースの両方で hadr_target_list、hadr_local_host、hadr_local_svc、hadr_remote_inst、hadr_remote_host、hadr_remote_svc データベース構成パラメーターが正しく設定されていることを確認します。
    3. ネットワークが機能していること、また、1 次ホストとスタンバイ・ホストが TCP/IP 経由で相互に通信できることを確認します (システムの「ping」ユーティリティーを使用してリモート・ホストおよびサービス/ポートを ping することを検討してください)。
    4. 1 次データベースとスタンバイ・データベースの構成設定に矛盾があることを示すその他のエラー・メッセージがないか、db2diag.log ファイルを確認します。
    5. hadr_timeout 構成パラメーターの値が 1 次データベースとスタンバイ・データベースの両方で同じであることを確認します。
    6. hadr_peer_window 構成パラメーターの値が 1 次データベースとスタンバイ・データベースの両方で同じであることを確認します。
    7. hadr_timeout 構成パラメーターの値が、1 次データベースとスタンバイ・データベースの間に接続およびハンドシェークを確立できるだけの十分な時間に設定されていることを確認します。
  3. スタンバイ・データベースがオフラインで (スタンバイ・システムの障害またはその他の災害が原因で) 開始できない場合は、強制的に 1 次データベースを開始します。
    1. 1 次データベースに対して START HADR DATABASE ON dbname AS PRIMARY BY FORCE を実行します。
    2. または、1 次データベースに対して STOP HADR コマンドを実行します。
8

必要な場合、以下の HADR データベース構成パラメーターに NULL 以外の値があることを確認してください。

  • hadr_local_host
  • hadr_local_svc
  • hadr_remote_host
  • hadr_remote_svc
  • hadr_remote_inst
  • hadr_target_list

GET DATABASE CONFIGURATION コマンドを使用して、HADR 構成パラメーターの現行値を調べることができます。

9

ロー I/O (ダイレクト・ディスク・アクセス) デバイスを使用する代わりに、ログ・ファイルのファイル・システム・ストレージのみを使用するようにデータベースを再構成します。

10

HADR シャットダウンの原因を突き止め、必要であれば START HADR コマンドを再発行します。

11

hadr_local_host、hadr_remote_host、および hadr_target_list 構成パラメーターが同じ IP 形式 (IPv4 または IPv6) になっていること、または同じ形式に解決できることを確認してください。

12

hadr_remote_host 構成パラメーターを IPv4 または IPv6 アドレスにマップできることを確認してください。

13

dbheap 構成パラメーターが適切に構成されていること、および、定義済みのバッファー・プールのサイズに対して十分なメモリーがシステムにあることを確認してください。 その後で、操作を再試行してください。 HADR スタンバイ上のバッファー・プールのサイズを変更する必要がある場合、新しいバッファー・プールのサイズを含む 1 次データベースからのバックアップ・イメージを使用して、新しいデータベース・リストア操作を実行する必要があります。 HADR スタンバイのメモリーが HADR 1 次よりも少ない場合、メモリーで定義されているバッファー・プールのサイズをオーバーライドして HADR 1 次でのサイズより小さくなるように、レジストリー変数 DB2_OVERRIDE_BPF を設定することにより、HADR スタンバイ・データベースを実行できます。

14

hadr_target_list 構成パラメーターに hadr_remote_host と hadr_remote_svc 構成パラメーターによって指定されたペアの項目があることを確認します。

15

hadr_target_list 構成パラメーターで指定されたすべての項目が、有効なホスト/サービスのペアであることを確認します。

16

hadr_target_list 構成パラメーターの項目が正しい形式であることを確認します。

17

hadr_replay_delay 構成パラメーターを 0 に設定するか、または hadr_syncmode 構成パラメーターを SUPERASYNC に変更します。

18

HADR 1 次データベースで、hadr_replay_delay 構成パラメーターが 0 に設定されていることを確認します。

19

1 次データベースとするデータベースを決定します。 もう一方の 1 次データベースはドロップするか、またはスタンバイへの変換を試行します。 両方を 1 次にする場合は、互いの hadr_target_list から相手を除去することにより、両方が独立したものとなるようにする必要があります。

20

hadr_syncmode データベース構成パラメーターを ASYNC または SUPERASYNC に設定します。

21

hadr_local_svc または svcename 構成パラメーターによって指定された値を更新し、hadr_local_svc が使用する TCP ポートが svcename から svcename + 1 までのポート範囲内にないようにします。

22

hadr_local_svc データベース構成パラメーターまたはシステム・サービス名を更新し、hadr_local_svc が使用する TCP ポートが、サービス名 DB2_instance と DB2_instance_END によって定義されたポート範囲 (両端を含む) に含まれないようにします。ここで「instance」はデータベース・マネージャー・インスタンスの名前です。 Unix プラットフォームでシステム・サービス名を更新するには、/etc/services ファイルを編集します。Windows の場合には、%SystemRoot%¥system32¥drivers¥etc¥services を編集します。

23

hadr_local_svc データベース構成パラメーターまたはシステム・サービス名を更新し、hadr_local_svc が使用する TCP ポートが、以下のサービス名のペアによって定義されたポート範囲内にないようにします。

  • DB2CA_instance_CMD および DB2CA_instance_CMD_END
  • DB2CA_instance_NOTIFY および DB2CA_instance_NOTIFY_END
  • DB2CA_instance_MGMT および DB2CA_instance_MGMT_END

これらのサービス名の「instance」は、データベース・マネージャー・インスタンスの名前を表します。 Unix プラットフォームでシステム・サービス名を更新するには、/etc/services ファイルを編集します。Windows の場合には、%SystemRoot%¥system32¥drivers¥etc¥services を編集します。

24

DB2 レジストリー変数 DB2_HADR_SOSNDBUF が正しく設定されていることを確認します。 使用可能メモリーまたはシステム・レベルのソケット・バッファー・サイズの制限を超えないようにしてください。

25

DB2 レジストリー変数 DB2_HADR_SORCVBUF が正しく設定されていることを確認します。 使用可能メモリーまたはシステム・レベルのソケット・バッファー・サイズの制限を超えないようにしてください。

26

db2diag.log を参照して、使用できない表スペースを特定します。 根本原因を解決し、表スペース用のストレージが使用可能であることを確認します。 必要に応じて、RESTORE DATABASE または ROLLFORWARD DATABASE コマンドを使用して、影響を受けた表スペースをリカバリーします。 あるいは、不要になった表スペースをドロップすることもできます。

27

DB2 pureScale 環境の hadr_peer_window データベース構成パラメーターを 0 に設定します。

28

データベース構成パラメーター HADR_SSL_LABEL とデータベース・マネージャー構成パラメーター SSL_SVR_KEYDB および SSL_SVR_STASH を有効な値に確実に設定してください。 SSL_SVR_KEYDB 構成パラメーターまたは SSL_SVR_STASH 構成パラメーターを更新した後に、データベース・マネージャーを停止して再始動してください。

29

hadr_syncmode データベース構成を SYNC または NEARSYNC に変更するか、db2haicu 経由の自動フェイルオーバーを使用不可にします。

98

有効な HADR ライセンスを入手してインストールし、コマンドを再サブミットします。

99

問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。

SQL1769N HADR の停止を完了できません。 理由コード = reason-code

説明

理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

コマンドは、標準データベースで発行されました。

2

コマンドは、アクティブな HADR スタンバイ・データベースで発行されました。

3

STOP HADR コマンド、データベースの非アクティブ化、または内部エラーが原因で、HADR シャットダウンによってコマンドは中断されました。

98

有効な HADR ライセンスがインストールされていません。 コマンドは正常に完了しませんでした。

99

コマンドは、複数パーティション・インスタンス環境で発行されました。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

HADR はこのデータベース上で稼働していないので、アクションは不要です。 指定したデータベース別名が正しいことを確認してください。

2

ユーザーは、データベースを非アクティブ化してから、コマンドを再発行する必要があります。

3

別の STOP HADR コマンドが原因でコマンドが中断された場合、これ以上のアクションは不要です。 そうでない場合は、データベース・インスタンスが始動していることを確認し、STOP HADR コマンドを再発行してください。

98

有効な HADR ライセンスを入手してインストールし、コマンドを再サブミットします。

99

複数パーティション・インスタンス環境では HADR フィーチャーはサポートされていません。

SQL1770N HADR のテークオーバーを完了できません。 理由コード = reason-code

説明

TAKEOVER HADR コマンドが失敗しました。 理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

非強制的テークオーバー (役割の切り替え) は、HADR スタンバイ・データベースが以下のいずれかの状態である場合にのみ実行できます。

  • ピア状態
  • SUPERASYNC モードのリモート・キャッチアップ状態
  • リモート・キャッチアップ・アシスト状態 (DB2 pureScale 環境のみ)
2

HADR スタンバイ・データベースが強制的テークオーバーを試行しました。 ログ・ストリームがローカル・キャッチアップ状態にある場合、強制テークオーバーは行えません。

3

スタンバイはオンライン・バックアップから作成され、 ログ内のそのバックアップのエンドポイントまでスタンバイが再生する前にテークオーバーが試みられました。

4

標準または HADR 1 次データベースに対してコマンドが発行されました。

5

非アクティブなスタンバイ・データベースに対してコマンドが発行されました。

6

1 次データベースをスタンバイ・データベースに切り替えようとして、エラーが発生しました。

7

テークオーバー中に通信エラーが発生しました。

8

1 次またはスタンバイのいずれかのデータベース上でコマンドの競合 (START HADR、STOP HADR、ACTIVATE DATABASE、または DEACTIVATE DATABASE) または内部エラーが検出されたため、試行されたテークオーバーは失敗しました。

9

PEER WINDOW ONLY コマンド・パラメーターが指定された状態で、HADR スタンバイ・データベースが強制的テークオーバーを試行しました。 強制的テークオーバーを試行したときに、スタンバイ・データベースがピア時間ではなかったため、テークオーバーが失敗しました。 ピア時間がスタンバイ・データベースで構成されていないか、あるいは、スタンバイ・データベースで構成されているピア時間外で強制的テークオーバーが試行されました。

10

TAKEOVER HADR コマンドが DB2 高可用性環境で実行されました。 クラスター・マネージャーが返したエラーのために、テークオーバー操作を完了できませんでした。 テークオーバー操作は失敗しました。 テークオーバー操作に関係していた DB2 高可用性災害復旧 (HADR) データベースは、テークオーバー操作試行前の状態のままです。

11

再生遅延が有効になっている HADR スタンバイでは、テークオーバーは (強制と非強制のどちらも) 許可されていません。

12

HADR スタンバイ・データベースが非強制テークオーバー (役割の切り替え) を試行しました。 DB2 pureScale 環境の場合、1 次側のいずれかのメンバーがメンバー・クラッシュ・リカバリー (MCR) のペンディングまたは進行中状態になっているときには、非強制テークオーバーは許可されません。

15

アップグレードが進行中の HADR スタンバイ側では、テークオーバーは (強制と非強制のどちらも) 許可されていません。

98

有効な HADR ライセンスがインストールされていません。 コマンドは正常に完了しませんでした。

99

コマンドは、複数パーティション・インスタンス環境で発行されました。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

ログ・ストリームが可能な状態になるのを待機し、その後、テークオーバー操作を再試行します。 別の方法としては、TAKEOVER HADR コマンドの BY FORCE オプションを使用してフェイルオーバーを実行することもできます。 BY FORCE オプションを使用するとより広い状態でもテークオーバーが可能ですが、データを損失する結果となり 1 次をスタンバイに変更できなくなる場合があります。

2

ログ・ストリームがローカル・キャッチアップを終了するのを待機し、その後、テークオーバー操作を再試行します。

3

スタンバイがオンライン・バックアップの終わりに達するまでの許容時間を長くしてから、コマンドを再発行してください。

4

このコマンドは、標準または HADR 1 次データベースではサポートされていません。 このコマンドは、HADR スタンバイ・データベースでのみ発行してください。

5

スタンバイ・データベースをアクティブにしてから、TAKEOVER コマンドを発行してください。

6

このメッセージの原因として可能性があることについては、 2 つの HADR データベース・パーティションのデータベース・ログを参照してください。 それらのデータベース・パーティションの役割は、変更されていない可能性があります。 両方のデータベース・パーティションで hadr_db_role データベース構成パラメーターの値を確認してください。

7

このメッセージの原因として可能性があるものがないか、両方の HADR データベースのデータベース・ログを参照してください。 これは、hadr_db_role 構成パラメーターの値を確認すると判別できます。

役割の切り替えを実行中に問題が発生した可能性があります。

  • データベースの役割が変更されていない場合、スタンバイ・データベースに対して TAKEOVER HADR コマンドを再発行します。
  • 両方のデータベースの役割がスタンバイになっている場合は、1 次データベースにするデータベースに対して、BY FORCE オプションを指定した TAKEOVER HADR コマンドを発行します。
8

競合するコマンドの実行が完了するか、または内部エラーの場合はデータベースがシャットダウンするまで待ってください。 1 次およびスタンバイ・データベースの HADR ロールをチェックしてください。 それでもその操作を実行する場合は、データベースを始動してから、テークオーバーを再試行してください。

9

スタンバイ・データベースをピア時間外に強制的にテークオーバーするには、PEER WINDOW ONLY パラメーターを指定せずに TAKEOVER HADR コマンドを再発行します。 スタンバイ・データベースをピア時間外に強制的にテークオーバーすることがサポートされている場合でも、テークオーバーがピア時間外に発生したときに、トランザクションが損失するリスクは大きくなります。

1 次データベースが失敗し、データまたはトランザクションの損失のリスクを理由に、スタンバイ・データベースをピア時間外に強制的にテークオーバーしない場合、1 次データベースの失敗に対する、強制的テークオーバー以外の代替応答を考慮してください。

1 次データベースとスタンバイ・データベースとの高可用性ソリューションにおいて、1 次データベースの失敗に応答するための一般的な方針は、失敗した 1 次データベースのデータベース操作をスタンバイ・データベースにテークオーバーさせることです。 ただし、1 次データベースの失敗に応答するための他の方針も存在します。これには、スタンバイ・データベースにフェイルオーバーする代わりに、失敗した 1 次データベースを修正してから再始動することが含まれます。 修正して再始動するというこの方針は、フェイルオーバーの方針に比べて、ユーザー・アプリケーションのデータベース・ソリューションの可用性に不利な影響を及ぼしますが、データまたはトランザクションの損失のリスクを軽減するといった別の長所も持っています。

10

クラスター・マネージャー診断情報を検討して、クラスター・マネージャーが返したエラーを判別してください。 可能であればクラスター・マネージャーからのエラーの原因を修復し、TAKEOVER コマンドを再実行してください。

11

hadr_replay_delay 構成パラメーターを 0 に設定して再生遅延を無効にし、TAKEOVER HADR コマンドを再発行します。

12

メンバーがメンバー・クラッシュ・リカバリーを完了するのを待機し、その後、テークオーバー操作を再試行します。

15
  • このデータベースにすぐに接続する必要がなければ、1 次データベース側の UPGRADE DATABASE コマンドが完了するまで待機し、1 次データベースから送信されたアップグレード・ログ・レコードがスタンバイ・データベースにすべて適用された後に、このコマンドを再発行します。
  • このデータベースにすぐに接続する必要がある場合は、STOP HADR コマンドを発行して、HADR 役割を STANDARD に変更します。
98

有効な HADR ライセンスを入手してインストールし、コマンドを再サブミットします。

99

複数パーティション・インスタンス環境において HADR はサポートされていません。

SQL1771N リカバリー不能データベースは、HADR 1 次データベースとしても HADR スタンバイ・データベースとしても使用できません。

説明

循環ロギングを HADR 1 次またはスタンバイの役割のデータベースに対して使用することはできません。 HADR にはリカバリー可能なデータベースが必要です。

ユーザー応答

データベースを標準の役割に変換するか、または循環ロギングを使用しないようにしてください。

SQL1772N HADR 1 次データベースと HADR スタンバイ・データベースのどちらでも、無限のアクティブ・ロギングを有効にすることはできません。

説明

無限にアクティブなロギングを HADR 1 次またはスタンバイの役割のデータベースで有効にすることはできません。

ユーザー応答

データベースを標準の役割に変換するか、または無限ロギングを使用しないようにしてください。

SQL1773N 読み取り可能な HADR スタンバイ・データベースでサポートされていない機能を必要とするため、ステートメントまたはコマンドが失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

ステートメントまたはコマンドが失敗しました。 理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

UR 以外の分離レベルが使用され、DB2_STANDBY_ISO レジストリー変数はオフになっています。

2

照会は無効な索引へのアクセスを試行しました。

3

読み取り可能な HADR スタンバイ・データベースに対して照会を実行しようとしましたが、この照会には以下のいずれかの問題があります。

  • 照会で使用しようとしたデータ・タイプは、読み取り可能な HADR スタンバイ・データベースに対する照会に使用できないものです。
  • 照会で使用しようとした LOB 値または XML 値は、データベース表にインライン・データとして格納されていないものです。
4

照会は、作成済みまたは宣言済み一時表へのアクセスを試行しました。

5

書き込み操作が HADR スタンバイ・データベースで試行されました。

6

操作は HADR スタンバイ・データベースで暗黙的な再バインドを試行しました。

7

HADR スタンバイ・データベースでのカラム・オーガナイズ表の照会が試行されました。

8

HADR スタンバイ・データベースに対する SET INTEGRITY ステートメントの実行が試行されました。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

UR 分離レベルだけが HADR スタンバイ・データベースでサポートされています。 自動的な分離強制を可能にするために、分離レベルを UR に変更するか、DB2_STANDBY_ISO レジストリー変数を UR に設定します。

2

無効な索引は HADR スタンバイ・データベースに自動的に再ビルドされません。 HADR 1 次データベースで LOGINDEXBUILD データベース構成パラメーターを ON に設定すると、HADR スタンバイ・データベースの索引が 1 次データベースの索引と同期されます。

3

HADR スタンバイ・データベースで読み取りできないデータ・タイプを使用しないように、またインラインではない XML 値や LOB 値を照会しないように照会を変更してください。

4

作成済みまたは宣言済み一時表にアクセスしないために照会を変更してください。

5

ステートメントまたはコマンドを変更し、書き込み操作が要求されないようにするか、HADR 1 次データベースに接続して書き込み操作を実行します。

6

パッケージを再バインドするために HADR 1 次データベースに接続してください。

7

1 次データベース上のカラム・オーガナイズ表に対して照会を発行してください。

8

HADR 1 次データベースに対して SET INTEGRITY ステートメントを発行してください。

sqlcode: -1773

sqlstate: 51045

SQL1774N HADR 1 次データベースまたは HADR スタンバイ・データベースでは、表スペースのリストアまたはロールフォワードを発行できません。

説明

HADR 1 次データベースおよび HADR スタンバイ・データベースでの表スペース・レベルのリストアまたはロールフォワードは許可されていません。

ユーザー応答

データベースを標準の役割に変換してから、データベースに対してリストア・コマンドまたはロールフォワードを発行してください。

1 次データベースで失われたデータのリカバリーを目的とする場合に、リストアするデータがスタンバイにあれば、 1 次データベース上で表スペースをリストアするよりも、TAKEOVER コマンドを実行して、 スタンバイ・データベースを 1 次データベースに変換することを検討してみてください。

SQL1775N TERMINATED BY 文字 separator-char が無効であったため、HBase 表は作成されませんでした。

説明

TERMINATED BY 節で使用する区切り記号として、1 バイトの ASCII 文字のみを指定できます。 指定した区切り記号 separator-char に複数の文字が含まれているか、マルチバイトの Unicode 文字で構成されています。

ユーザー応答

このオプションで有効な値を指定してください。

sqlcode: -1775

sqlstate: 530AE

SQL1776N このコマンドは、HADR データベースでは発行できません。 理由コード = reason-code

説明

理由コードに対応する説明は、以下のとおりです。

1

このコマンドは、HADR スタンバイ・データベースではサポートされていません。

2

テークオーバーで HADR データベースが役割を切り替える間は、接続要求を行えません。

3

UPGRADE DATABASE コマンドは、HADR スタンバイ・データベースではサポートされていません。

4

再生用時間枠がアクティブである間は、HADR スタンバイ・データベースへの接続要求は許可されません。 再生用時間枠は、スタンバイに対して DDL またはメンテナンス操作が再生されるときにアクティブになります。

5

HADR スタンバイ側への接続要求は、スタンバイ側で、以前のスタンバイ・アクティベーションの再生ログ位置の中の最高位置に達するまでは許可されません。

6

このデータベースは、古い 1 次データベースです。 スタンバイが強制テークオーバーにより新しい 1 次となったために、開始できません。

7

DB2 pureScale クラスター上でスタンバイ再生が再開されている場合、このコマンドを処理することはできません。

9

データベース・アップグレードの進行中は、HADR スタンバイ側への接続要求は許可されません。

ユーザー応答

理由コードに対応するユーザー応答は、以下のとおりです。

1

スタンバイ側での読み取りを可能にしてクライアント接続を許可する方法か、または 1 次側に接続して操作を行う方法を考慮します。

2

テークオーバー操作が完了してから、目的のデータベースへの接続を再試行してください。 テークオーバー操作は 1 次データベース役割を再配置するため、テークオーバーを行う前のサーバーとは異なるサーバーで、目的のデータベースがアクティブになっている場合があります。

3

1 次データベースに対して UPGRADE DATABASE コマンドを発行し、データベース・アップグレードが成功した後、スタンバイを再作成してください。

4

HADR 1 次データベースに接続するか、スタンバイ・データベースの再生用時間枠が非アクティブになるまで待ってください。

5

再生が以前にスタンバイ・データベースをアクティブ化したときの最大再生ログ位置に達したときに、コマンドを再発行します。 この位置について、db2diag.log を確認してください。 "db2pd -hadr" コマンドを使用すると、現在の再生位置を取得できます。

6

以下のシナリオに応じて、適切な対応を決定してください。

6.1) HADR 1 次データベースが別のサーバーで実行されている場合は、このサーバー上のデータベースを HADR スタンバイ・データベースとして開始する必要があります。 以下のステップを実行してください。

  • このサーバー上のデータベースに対して START HADR AS STANDBY コマンドを実行します。
  • HADR 1 次データベースで db2pd -hadr コマンドの HADR_CONNECT_STATUS フィールドまたは MON_GET_HADR() 表関数を調べて、この新しい HADR スタンバイ・データベースが HADR 1 次データベースとの接続を確立したことを確認します。 接続を確立できない場合は、HADR 1 次データベースの管理通知ログにも ADM12513E メッセージが報告されることに注意してください。
  • この新しい HADR スタンバイ・データベースが HADR 1 次データベースへの接続を確立できない場合は、HADR 1 次データベースのバックアップ・イメージを基にして、新しい HADR スタンバイ・データベースを完全に再初期化する必要があります。 詳しくは、IBM 資料の「高可用性災害時リカバリーの初期設定 (HADR)」のページを参照してください。

6.2) HADR 1 次データベースが別のサーバーで実行されていない (または実行できない) 場合は、このサーバー上のデータベースを HADR 1 次データベースとして開始する必要があります。 以下のステップを実行してください。

  • このサーバー上のデータベースに対して STOP HADR コマンドを実行します。
  • このサーバー上のデータベースを HADR 1 次データベースとして開始する前に、別のサーバー上に HADR スタンバイ・データベースを確立する場合は、IBM 資料の「高可用性災害時リカバリーの初期設定 (HADR)」のページを参照してください。
  • このサーバー上のデータベースに対して START HADR AS PRIMARY コマンド (HADR スタンバイ・データベースがまだ実行されていない場合は、代わりに START HADR AS PRIMARY BY FORCE コマンド) を実行します。
7

再生の再開が完了した後、コマンドを再発行してください。

9

1 次データベースで UPGRADE DATABASE コマンドが発行されていることを確認し、スタンバイ・データベースがアップグレード進行中の状態でなくなるまで待機してから、このコマンドを再発行します。

sqlcode: -1776

sqlstate: 08004

SQL1777N HADR は既に開始されています。

説明

このエラーが生じるのは、所定の役割ですでに稼働しているデータベース上で START HADR コマンドを発行した場合です。

ユーザー応答

アクションは不要です。

SQL1778N 列マッピングが無効であるため、HBase 表は作成または変更されませんでした。 理由コード: reason-code。 列またはマッピングの名前: name

説明

ランタイム・トークン name は、SQL 列または HBase 列マッピングの名前を表します。

reason-code は、エラーの理由を示す次の数値です。

1

SQL 列 ''<name>'' は HBase 列にマップされません。 すべての SQL 列が HBase COLUMN MAPPING 節で指定される必要があります。

2

SQL 列 ''<name>'' は、複数の HBase COLUMN MAPPING 節でマップされています。 同じ SQL 列を複数の HBase COLUMN MAPPING 節で指定することはできません。

3

HBase キーまたは列の修飾子名が COLUMN MAPPING 節で複数回指定されました。

4

CREATE TABLE(HBASE) ステートメントで KEY 列マッピングが指定されませんでした。 行のキーを指定せずに HBase 表を作成することはできません。

ユーザー応答

HBase 列マッピングのエラーを訂正し、ステートメントを再発行してください。

sqlcode: -1778

sqlstate: 530AF

SQL1779N タイプ クラス・タイプ の Java クラス クラス名 をロードできませんでした。 ログ項目 ID (log-entry-id)

説明

class-type またはクラスの参照で指定されている Java クラス class-name を見つけることができません。

class-type は SERDE、INPUTFORMAT、OUTPUTFORMAT、STORAGE HANDLER などの、クラスのコンテキストを示します。

トークン log-entry-id 内のログ ID は、次の 3 つの部分で構成されます。

  • 3 文字の接頭部。診断詳細が含まれるログ・ファイルを示します。
  • 3 桁の数字。ログ・ファイルが存在するデータベース・パーティションを示します。
  • ID。ログ・ファイル内の、関連する診断詳細の近くに出力されます。

ユーザー応答

指定したクラス名のスペルを確認し、クラスが含まれる JAR ファイルに Big SQL からアクセスできることを確かめます。

log-entry-id ランタイム・トークン内の情報を使用して、該当するログ・ファイル内の診断詳細を見つけます。 以下のステートメントを使用すると、ログからエラー・テキストを取得できます。

SELECT * FROM 
Table 
(SYSHADOOP.LOG_ENTRY('log-entry-id'));

sqlcode: -1779

sqlstate: 46503

SQL1780N 指定された機能の一部が、コード・ページおよび照合を使用するデータベースでサポートされていないため、表は作成されませんでした。 サポートされない機能を指定している節: clause。 データベース・コード・ページ: code-page。 データベースの照合: collation

説明

コード・ページとは、内部で文字を表す方法を決定するマッピングのことです。 照合によって、文字を比較する方法を決定します (例えば、ソートやマージの目的で使用します)。 データベースのコード・ページと照合は、データベースの作成時に設定され、変更することができません。

コード・ページおよび照合によっては、一部の機能が制限されます。

このメッセージは、データベース・コード・ページおよび照合でサポートされない機能を使用する表を作成しようとしたときに返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • 指定した機能を除去し、SQL ステートメントを再発行してください。
  • 指定した機能を使用するために、データベースをドロップし、この機能でサポートされるコード・ページと照合を使用して再作成します。

sqlcode: -1780

sqlstate: 560DB

SQL1781N 鍵ストア構成ファイルの構文解析中にエラーが発生しました。 理由コード: reason-code

説明

鍵ストアを使用してデータベース・マネージャー・インスタンスをセットアップするために、鍵ストア構成ファイルが解析されます。

次のいずれかの理由で、鍵ストア構成ファイルの解析中にエラーが発生すると、このメッセージが返されます。

1

構成ファイル内の行が無効です。

2

構成ファイル内の行が長すぎます。

3

構成ファイルで EOF 状態が検出されました。

4

構成ファイルを開くことができませんでした。

5

構成ファイルを読み取ることができませんでした。

6

構成ファイル内のパラメーターが欠落しているか、設定されていません。

7

構成ファイル内のパラメーターの値が無効です。 理由コード 7 でこのメッセージが返される場合、パラメーターの名前がランタイム・トークン値に含まれます。

8

構成ファイル内のパラメーターが別のパラメーターと競合しています。 理由コード 8 でこのメッセージが返される場合、パラメーターの名前がランタイム・トークン値に含まれます。

ユーザー応答

鍵ストア構成ファイル内のエラーを訂正し、コマンドを再実行します。

SQL1782N セントラル鍵マネージャーへのアクセス中にエラーが検出されたため、コマンドまたは操作が失敗しました。 理由コード reason-code

説明

KEYSTORE_TYPE データベース・マネージャー構成パラメーターが KMIP の場合、DB2 ネイティブ暗号化では、セントラル鍵マネージャーに暗号鍵が保管されます。 この機能を使用するには、以下のセットアップと構成の作業を実行しなければなりません。

  1. 秘密鍵などの暗号化オブジェクトを保管するための、セントラル鍵マネージャーを構成します。
  2. DB2 サーバーとセントラル鍵マネージャーの間の SSL を構成します。
  3. セントラル鍵マネージャー構成ファイルを作成します。
  4. KEYSTORE_TYPE や KEYSTORE_LOCATION などの暗号化構成パラメーターを設定して、セントラル鍵マネージャー構成ファイルを使用するように DB2 データベース・マネージャーを構成します。

このメッセージは、以下に示す複数のタイプの操作のいずれかを実行中にセントラル鍵マネージャーからエラーが返されるか、データベース・マネージャーがセントラル鍵マネージャーへの接続に失敗した場合に返されます。

  • 暗号化されたデータベースの作成
  • データベースの暗号化バックアップ・イメージの作成
  • 暗号化バックアップ・イメージのリストア
  • 暗号化されたデータベースに対する db2cklog などの DB2 コマンドの発行

理由コードは、失敗の理由をより具体的に示しています。

1

新規マスター鍵およびマスター鍵ラベルの自動作成は許可されていません。

2

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターで指定されているセントラル鍵マネージャー構成ファイルが存在しません。

3

パスワードが指定されませんでした (SSL 鍵ストアを開くのに必要なパスワードが隠しておかれず、コマンドを使用してパスワードが提供されませんでした)。

4

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) が無効なので、SSL 鍵ストア・ファイルにアクセスできません。

5

SSL エラーが発生しました。 このメッセージが理由コード 5 で返される場合、ssl-error がランタイム・トークン値に含まれます。

6

セントラル鍵マネージャーからの認証エラーが検出されました。

7

セントラル鍵マネージャーからの許可エラーが検出されました。

8

セントラル鍵マネージャーからの KMIP エラーが検出されました。

ユーザー応答

以下のように、理由コードに応じて問題を解決した後、コマンドを再発行します。

1

セントラル鍵マネージャー構成ファイル内の ALLOW_KEY_INSERT_WITHOUT_KEYSTORE_BACKUP パラメーターが false に設定されています。 セントラル鍵マネージャーで新規マスター鍵およびマスター鍵ラベルを作成し、そのマスター鍵ラベルをコマンドで指定するか、ALLOW_KEY_INSERT_WITHOUT_KEYSTORE_BACKUP を true に設定します。

2

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターを有効なファイル名に設定します。

3, 4

以下のいずれかの方法で、SSL 鍵ストア・ファイルにアクセスするための有効なパスワードを DB2 サーバーに提供します。

  • stash ファイルを再作成します。
  • 鍵ストアのパスワードを引数としてコマンドに提供します。
5

次の SSL エラー・リストで SSL エラーを参照します。http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/SSAL2T_8.1.0/com.ibm.cics.tx.doc/reference/r_gskit_error_codes.html。 SSL エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。 SSL エラーが続く場合は、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

6

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された認証エラーを検討し、認証エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。

7

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された許可エラーを検討し、許可エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。

8

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された KMIP エラーを検討し、KMIP エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。 DEVICE_GROUP 構成パラメーターを設定していて、使用している鍵ストアが IBM Security Key Lifecycle Manager (ISKLM) でない場合は、構成ファイルからこのパラメーターを削除してください。

SQL1783N PKCS #11 鍵マネージャーへのアクセス中にエラーが発生したため、コマンドまたは操作が失敗しました。 理由コード reason-code

説明

KEYSTORE_TYPE データベース・マネージャー構成パラメーターが PKCS11 の場合、DB2 ネイティブ暗号化では、PKCS #11 鍵マネージャーに暗号鍵が保管されます。 この機能を使用するには、以下のセットアップと構成の作業を実行しなければなりません。

  1. 秘密鍵などの暗号化オブジェクトを保管するための、PKCS #11 鍵マネージャーを構成します。
  2. PKCS #11 鍵マネージャーにアクセスするように PKCS #11 ベンダー・ライブラリーを構成します。
  3. PKCS #11 鍵ストア構成ファイルを作成します。
  4. KEYSTORE_TYPE や KEYSTORE_LOCATION などの暗号化構成パラメーターを設定して、PKCS #11 鍵ストア構成ファイルを使用するように DB2 データベース・マネージャーを構成します。

このメッセージは、以下に示す複数のタイプの操作のいずれかを実行中に PKCS #11 鍵マネージャーからエラーが返されるか、データベース・マネージャーが PKCS #11 鍵マネージャーへの接続に失敗した場合に返されます。

  • 暗号化されたデータベースの作成
  • データベースの暗号化バックアップ・イメージの作成
  • 暗号化バックアップ・イメージのリストア
  • 暗号化されたデータベースに対する db2cklog などの DB2 コマンドの発行

理由コードは、失敗の理由をより具体的に示しています。

1

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターで指定されている PKCS #11 鍵ストア構成ファイルが存在しません。

2

パスワードが指定されませんでした (PKCS #11 鍵ストアにアクセスするのに必要なパスワードが隠しておかれず、コマンドを使用してパスワードが提供されませんでした)。

3

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) が無効なので、PKCS #11 鍵ストアにアクセスできません。

4

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) はロックされています。

5

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) は有効期限切れです。

6

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) は初期化されていません。

7

PKCS #11 鍵マネージャーからの予期しないエラーが検出されました。 このエラーはランタイム・トークン値に含まれます。

8

PKCS #11 鍵ストア構成ファイルで指定された PKCS #11 ベンダー・ライブラリーをロードできません。

9

指定されたマスター鍵ラベルは PKCS #11 鍵ストアに既に存在します。

10

同じラベルのオブジェクトが PKCS #11 鍵ストアに複数存在します。

11

PKCS #11 鍵ストアが書き込み保護になっています。

12

使用可能なスロットが PKCS #11 鍵ストアにありません。

13

スロット・ラベルまたはスロット ID で指定された PKCS #11 スロットが見つかりませんでした。

14

PKCS #11 鍵ストアでコマンドまたは操作を実行する権限がユーザーにありません。

ユーザー応答

以下のように、理由コードに応じて問題を解決した後、コマンドを再発行します。

1

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターを有効なファイル名に設定します。

2, 3

以下のいずれかの方法で、PKCS #11 鍵ストアにアクセスするための有効なパスワードをデータベース・サーバーに提供します。

  • stash ファイルを再作成します。
  • PKCS #11 鍵ストアのパスワードをコマンドの引数として指定します。
4, 5, 6

PKCS #11 鍵マネージャー内のパスワードの状況を修正してから、コマンドを再発行します。

7

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された PKCS #11 鍵マネージャー・エラーを検討し、エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。

8

db2diag 診断ログ・ファイルに出力されたエラーを検討し、エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。

9

マスター鍵ラベルが指定されていなかった場合は、コマンドを再発行します。 それ以外の場合は、使用可能なベンダー・ユーティリティーを使用して適切なオブジェクト管理アクションを実行した後に、コマンドを再発行します。

10

使用可能なベンダー・ユーティリティーを使用して適切なオブジェクト管理アクションを実行した後にコマンドを再発行するか、コマンドを再発行して別のマスター鍵ラベルを指定することができます。

11

書き込み保護された PKCS #11 鍵ストアでは、特定のアクションが許可されない場合があります。 使用可能なベンダー・ユーティリティーを使用してそれらのアクションを確認してください。

12

使用可能なベンダー・ユーティリティーを使用して、PKCS #11 鍵ストアに接続するための構成と接続可能性を確認してください。

13

指定したスロット・ラベルまたはスロット ID が正しいことを確認してから、コマンドを再発行します。

14

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された許可エラーを検討し、許可エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。

SQL1784N データベース・オブジェクトが後のコード・レベルで変更されており、現行のコード・レベルからはアクセスできないため、操作が失敗しました。 データベース・オブジェクト名: object-name。 オブジェクト・コード・レベル・マーカー: marker1。 現在のコード・レベル・マーカー: marker2

説明

このメッセージは、以下のシナリオで返されます。

  1. 特定のバージョンの、フィックスパック・レベルがコード・レベル B のデータベース・ソフトウェアを使用していて、実行中にデータベース・オブジェクト X を変更します。
  2. 古いコード・レベルの A にフォールバックします。
  3. コード・レベル A での実行中に、オブジェクト X にアクセスしようとします。

コード・レベルの問題が発生したデータベース・オブジェクトが、ランタイム・トークン object-name 内にリストされています。 ランタイム・トークン marker1marker2 は、必要に応じて IBM サポートによって使用されます。

ユーザー応答

  1. 新しいフィックスパック・コード・レベル (上記の説明では「コード・レベル B」) を再度適用します。
  2. フォールバック操作が必要な場合は、ランタイム・トークン object-name に名前が指定されているオブジェクトをドロップし、古いフィックスパック・コード・レベル ( 上記の説明では「コード・レベル A 」) にフォールバックして、オブジェクトを再作成します。

SQL1785N 拡張索引が現行の製品レベルと互換性がないため、ステートメントは処理されませんでした。 索引 ID: index-id。 表 ID: table-id。 表スペース ID: tbspace-id

説明

索引拡張を使用して、データベース・マネージャーがユーザー定義データ・タイプを索引付けする方法を指定できます。 索引拡張を作成するには、CREATE INDEX EXTENSION ステートメントを発行します。 ユーザー定義データ・タイプが含まれる表に対して索引を作成する際に、CREATE INDEX ステートメントに EXTEND USING 節を組み込んで、索引拡張を指定して索引を管理できます。 索引拡張を使用する索引のことを、拡張索引と呼ぶこともあります。

ステートメントがアクセスする表に、現在のデータベース製品レベルが適用される前に作成された拡張索引が含まれている場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

db2updv111 コマンドを発行して拡張索引を更新してから、ステートメントを再発行してください。

sqlcode: -1785

sqlstate: 55019

SQL1786N DB2START 処理は、無効な netmon.cf ファイルが原因で失敗しました。

説明

/var/ct/cfg/netmon.cf ファイルが間違って構成されているため、メンバーまたは CF を開始できませんでした。

ユーザー応答

診断 (db2diag) ログ・ファイルを参照して、/var/ct/cfg/netmon.cf ファイル内にある構成の誤りを特定します。

構成の誤りを修正してください。 ピア・ドメインを停止して再始動した後に、db2start コマンドを再発行します。

SQL1790W 許可 ID authorization-id が使用を許可されている ページ・サイズ 以上のページ・サイズを持つデフォルトの表スペースが見つかりませんでした。

説明

プロシージャー NNSTAT は、 実行されたステートメントの履歴を保存するための SYSPROC.FED_STATS 表を作成できませんでした。 十分なページ・サイズ (少なくとも pagesize) の表スペースが見つかりませんでした。

ユーザー応答

少なくとも pagesize のページ・サイズの表スペースが存在することを確認してください。

sqlcode: +1790

sqlcode: 01670

SQL1791N 指定されたサーバー定義、スキーマ、またはニックネームが存在しません。

説明

プロシージャー NNSTAT は、サーバー定義、スキーマ、およびニックネームを入力として受け入れますが、 そのようなオブジェクトのうちの 1 つ以上が見つかりません。

ユーザー応答

既存のサーバー定義、スキーマ、またはニックネームを指定して、ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1791

sqlstate: 42704

SQL1792W リモート・カタログとローカル・カタログの間のスキーマの不整合が原因で、指定されたニックネームの統計情報が完全には更新されませんでした。

説明

リモート・スキーマは変更されました。 リモート表またはビューか、あるいはその列または列データ・タイプのうちの 1 つのどちらかが、 ニックネームの作成以後に変更されました。

ユーザー応答

新しいニックネームを作成して、もう一度ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: +1792

sqlcode: 01669

SQL1800N 構造体 sqle_request_info への無効なポインターがカタログ管理コマンド /api に渡されました。

説明

カタログ管理コマンド/API にパラメーターとして渡された、構造体 sqle_request_info へのポインターが無効でした。 クライアント構成援助要求のためには、 このポインターは NULL であってはなりません。

ユーザー応答

sqle_request_info への有効なポインターを指定し、コマンドを再サブミットしてください。

SQL1801N 要求タイプが無効です。

説明

指定された要求タイプはこのコマンドでサポートされていません。

ユーザー応答

この要求タイプが、次のサポートされている要求タイプの 1 つであることを確認 してください。
  1. SQLE_CCA_REQUEST - CCA カタログ・ノードはカタログに対して要求し、スキャン・コマンドをオープンします
  2. SQLE_DAS_REQUEST - DAS カタログ・ノードはカタログに対して要求し、スキャン・コマンドをオープンします
  3. SQLE_CND_REQUEST - CCA および DAS カタログ項目のスキャン・コマンドをオープンします

SQL1802N 要求タイプに属する項目がありません。

説明

提供された要求タイプによりカタログを作成されたノード・ディレクトリーの 項目がありません。

ユーザー応答

同じ要求タイプを使用して項目をカタログを作成し、コマンドを 再サブミットしてください。

SQL1803N 使用中の CLI 動的 SQL パッケージ、または「パッケージ・ロックなし」モードの場合はどのパッケージに対しても、要求された操作を実行することはできません。 影響を受けるパッケージは pkgschema.pkgname_0Xcontoken です。

説明

パッケージを変更しようとしましたが、変更は許可されていません。 これは 2 つの理由のいずれかによって生じることがあります。

  1. パッケージが CLI 動的 SQL パッケージ (パッケージ・スキーマが NULLID でパッケージ名が SYSSH、SYSSN、SYSLH、SYSLN のいずれかで始まるパッケージ) で、作業単位内にある別のアプリケーションが対象パッケージを使用中のときには操作 (パッケージの再バインド、ドロップ、無効化) を行えません。
  2. データベース・マネージャーは、現在 「パッケージ・ロックなし」モードで作動しています。 このモードは、DB2_APM_PERFORMANCE レジストリー環境変数を "ON" に設定してアクティブとなっています。

「パッケージ・ロックなし」モードでは、次のクラスの操作はパッケージでの影響のために実行できなくなります。

  • パッケージを無効にする操作
  • パッケージを作動不能にする操作
  • パッケージのバインド、再バインド (明示的あるいは暗黙的) またはドロップ

要求された操作はいずれかの方法によりパッケージ pkgschema.pkgname_0Xcontoken に影響を与えるため、この操作は許可されません。

ユーザー応答

  1. パッケージが CLI 動的 SQL パッケージの場合、対象の CLI パッケージを使用しているアクティブな接続が他にない場合に限り、この操作を試行できます。
  2. 「パッケージ・ロックなし」モードが有効な場合、「パッケージ・ロックなし」モードで許可されない操作を実行しないでください。 要求された操作を実行するには、"パッケージ・ロックなし" モードを 終了する必要があります。 これは、DB2_APM_PERFORMANCE 環境レジストリー変数の 設定を解除することで実行されます。 変数の変更を有効にするには、データベース・マネージャーを一度停止して、再始動してください。

sqlcode: -1803

sqlstate: 57056

SQL1804N 現行接続には既にアクティブ・ステートメントがあり、データ・ソースが単一接続上の複数のアクティブ・ステートメントに対して使用可能になっていないため、その接続でステートメントを実行できませんでした。 フェデレーテッド・データ・ソースの名前は、data-source-name です。

説明

DB2_ONE_REQUEST_PER_CONNECTION サーバー・オプションを 'Y' に設定すると、1 つの接続でアクティブ・ステートメントを 1 つしかサポートしない ODBC ドライバーと連携するようにフェデレーテッド・データ・ソースを構成できます。 一般的に、1 つの接続で複数のアクティブ・ステートメントをサポートする ODBC ドライバーを使用するときには、DB2_ONE_REQUEST_PER_CONNECTION サーバー・オプションはまったく設定しないか、'N' に設定する必要があります。

DB2_ONE_REQUEST_PER_CONNECTION サーバー・オプションが 'Y' に設定されているフェデレーテッド・データ・ソースに対して、1 つの接続で複数のステートメントを実行しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • どの接続においても、ステートメントは一度に 1 つだけ実行します。
  • ALTER SERVER ステートメントを使用し、次のように DB2_ONE_REQUEST_PER_CONNECTION サーバー・オプションを 'N' に設定することにより、1 つの接続で複数のステートメントを同時に実行できるようにします。
    ALTER SERVER <server-name> OPTIONS(  
         ADD DB2_ONE_REQUEST_PER_CONNECTION 'N')

sqlcode: -1804

sqlstate: 57064

SQL1805N 挿入、更新、または削除操作は、サポートされていない方法でニックネームを使用しているため、処理されませんでした。

説明

ニックネームとは、アプリケーションが表やビューなどのデータ・ソース・オブジェクトを参照するのに使用する ID のことです。 フェデレーテッド環境では、フェデレーテッド・システムには存在してもフェデレーテッド・データベース自体には存在しないオブジェクトを参照するためにニックネームまたは 3 部構成の名前を使用する必要があります。

フェデレーテッド環境での挿入、更新、または削除の操作でニックネームを使用するときには、制約事項があります。 例えば、次のような制約事項があります。

  • 大きい SQL ステートメントの副節の中で INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントがネストされている場合、ネストされているステートメントではニックネームを参照できません。
  • 挿入、更新、または削除の操作を実行する SQL プロシージャーは、ニックネームを参照できません。
  • トリガーの本体にある挿入、更新、または削除の操作では、ニックネームを参照できません。

挿入、更新、または削除の操作において、サポートされないこれらいずれかの方法でニックネームの使用を試行すると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • フェデレーテッド・システムには存在してもフェデレーテッド・データベース自体には存在しないデータ・ソース・オブジェクトを更新するには、コンパウンド SQL ステートメント、SQL プロシージャー、およびトリガー以外の方式を使用します。
  • ニックネームまたは統合された 3 部構成の名前に対する挿入、更新、または削除の操作すべてを、コンパウンド SQL ステートメント、SQL プロシージャー、またはトリガーから除去します。

sqlcode: -1805

sqlstate: 429A9

SQL1806N 2 フェーズ・コミット・トランザクションでは無効なフェデレーテッド・サーバー・トポロジー全体にトランザクションが分散されているため、2 フェーズ・コミット・トランザクションが失敗しました。

説明

2 フェーズ・コミット・トランザクションでは、次のような、X/Open 分散トランザクション処理 (DTP) モデルの複数の構成要素があります。

  • トランザクション ID
  • トランザクション・マネージャー
  • リソース・マネージャー

フェデレーテッド・システムでは、次の追加構成要素があります。

  • フェデレーテッド・サーバーがフェデレーテッド・トランザクション・マネージャーになる

フェデレーテッド・トランザクション・マネージャーは、トランザクション・マネージャーの代わりにトランザクション管理機能の一部を実行し、XA インターフェースを使用してトランザクション・マネージャーとやり取りします。 フェデレーテッド・トランザクション・マネージャーは、クライアントまたはトランザクション・マネージャーから 2 フェーズ・コミット要求を受け取り、フェデレーテッド 2 フェーズ・コミット要求をフェデレーテッド・データ・ソースに送信します。

このメッセージは、あるフェデレーテッド・サーバー B が別のフェデレーテッド・サーバー A からフェデレーテッド 2 フェーズ・コミット要求を受け取り、フェデレーテッド・サーバー B がフェデレーテッド 2 フェーズ・コミット要求をデータ・ソース C に送信する必要がある場合に返されます。

ユーザー応答

  1. 失敗したトランザクションに加え、失敗したトランザクションに関係するフェデレーテッド・サーバー・トポロジーとリモート・データ・ソースを確認してください。
  2. フェデレーテッド・サーバーが、同じトランザクションの中でフェデレーテッド 2 フェーズ・コミット要求の受け取りとデータ・ソースへのフェデレーテッド 2 フェーズ・コミット要求の送信を両方とも行う必要があることのないように、フェデレーテッド・サーバー・トポロジーとリモート・データ・ソースを変更してください。

sqlcode: -1806

sqlstate: 25503

SQL1807N 指定されたデータ・ソースで SQL ステートメントの一部がサポートされていないため、フェデレーテッド・データ・ソースに対する SQL ステートメントの実行が失敗しました。 フェデレーテッド・データ・ソースの名前は、data-source-name です。 サポートされない節: clause

説明

フェデレーテッド・データ・ソースごとに、サポートされる SQL ステートメントの構文が異なります。 このメッセージは、示されたフェデレーテッド・データ・ソースではサポートされない SQL 構文または SQL 節、あるいは示されたフェデレーテッド・データ・ソースの現行の構成と両立しない SQL 構文または SQL 節の使用を試みると、返されます。

このメッセージは、以下の理由で返される可能性があります。

  • DEFAULT キーワードを指定した SQL ステートメントの実行が照会言語構文でサポートされないフェデレーテッド・データ・ソースに対して、値に DEFAULT キーワードを含む SQL ステートメントの実行が試行されました。
  • 挿入、更新、または削除の操作を許可しない構成になっているフェデレーテッド・データ・ソースで、更新可能なカーソルを開こうとしました。 つまり、DB2_IUD_ENABLE サーバー・オプションが 'N' に設定されているデータ・ソースに対して、FOR UPDATE OF 節が含まれるステートメントが実行されています。

ユーザー応答

メッセージが返された理由に応じて、このメッセージに対応してください。

  • ステートメントに DEFAULT キーワードが含まれている場合には、DEFAULT キーワードを指定せずにステートメントを書き直し、ステートメントを再実行します。
  • カーソルを開こうとしている場合は、以下のいずれかの方法で対応してください。
    • カーソルが作成されているステートメントでデータの挿入、更新、または削除が行われない場合には、カーソルを読み取り専用で再作成します。
    • 以下のコマンドを使用して DB2_IUD_ENABLE を 'Y' に設定することにより、挿入、更新、および削除の操作を有効にします。
      ALTER SERVER <server-name> OPTIONS(  
           ADD DB2_IUD_ENABLE 'Y')

      挿入、更新、および削除の操作を許可するようにデータ・ソースを構成した後、カーソルを再作成します。

SQL1808N 照会オプティマイザーがフェデレーテッド環境には無効なアクセス・プランを作成したため、SQL ステートメントの実行が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

アクセス・プランは、EXPLAIN 可能ステートメントを解決するために必要なデータにアクセスする操作順序を指定します。 照会オプティマイザーは、EXPLAIN 可能な SQL または XQuery ステートメントがコンパイルされる度にアクセス・プランを生成します。

このメッセージは、フェデレーテッド環境では無効なアクセス・プランがオプティマイザーで生成されたときに返されます。 アクセス・プランのどの部分が無効であるかについて、以下の理由コードで示されます。

1

述部の一部が見つかりません。

2

ステートメントには、位置指定更新操作または位置指定削除操作が含まれています。 位置指定更新操作または位置指定削除操作は、結果セットのデータを変更する更新操作または削除操作です。 位置指定更新操作と位置指定削除操作では、カーソルを使用する必要があります。

3

ニックネームの列に 1 つの要素が見つかりません。

アクセス・プランについて何が無効であるかに関するこの情報は、IBM サポート担当員向けの付加情報です。

ユーザー応答

以下の手順を実行してこのエラーに対応します。

  1. オプティマイザーで別のアクセス・プランが作成されるようにステートメントを書き換えます。
  2. ステートメントを再び実行します。
  3. 書き換えた後も引き続きステートメントが失敗する場合には、診断情報を収集し、IBM サポートに連絡して支援を得てください。

sqlcode: -1808

sqlstate: 58004

SQL1809N ラッパー本体の照会の一部をローカルで評価する必要があるため、トラステッド・ラッパーでの挿入、更新、または削除操作が失敗しました。 ラッパー名: wrapper-name

説明

ニックネームまたは統合された 3 部構成の名前を参照する挿入、更新、または削除操作の実行は、ローカル・データベース・パーティションではサポートされません。

このメッセージは、トラステッド・ラッパーを使用してローカル・データベース・パーティション上の表を照会する SQL ステートメントの結果セット上で更新可能カーソルを開こうとすると返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • 挿入、更新、または削除の操作が不要な場合は、カーソルを読み取り専用として再オープンします。
  • DB2_FENCED ラッパー・オプションを 'Y' に設定して ALTER WRAPPER ステートメントを使用することによりラッパーを変更してトラステッドを解除し、カーソルを再オープンします。

SQL1810N INSERT または UPDATE ステートメントが実行されなかったか、ステートメントにローカルで評価する必要があるエレメントとリモートで評価する必要があるエレメントが含まれているため、カーソルをオープンできませんでした。

説明

フェデレーテッド環境では、SQL ステートメントの各部の評価をローカルとリモートのどちらで行うかについては多くの要因が関係します。例えば、次のような要因があります。

  • 照会オプティマイザーがより効率的であると判断して、リモートではなくローカルで SQL ステートメントの一部が実行されることがあります。
  • リモート・データ・ソースでは評価できないために SQL ステートメントの一部がローカルで実行されることもあります。 以下に例を示します。
    • リモート・データ・ソースによってサポートされない関数または構文がステートメントの式に含まれている場合には、ステートメントをローカルで評価する必要があります。
    • VALUES 節を指定した INSERT ステートメントと SET 節を指定した UPDATE ステートメントは両方ともローカルで評価する必要があります。

このメッセージは、以下の場合に返されます。

  • フェデレーテッド・データ・ソースの表を参照する照会の結果セット上で位置指定更新を実行しようとするが、照会の式はローカルでしか評価できない場合。
  • ローカルでしか評価できない要素とリモートでしか評価できない要素が含まれるステートメントを実行しようとしている場合。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • VALUES 節を指定した INSERT ステートメントと SET 節を指定した UPDATE ステートメントのどちらも使用しないようにステートメントを変更してから、ステートメントを再実行します。
  • 結果セット上でカーソルを開こうとしたときにこのメッセージが返され、更新または削除の操作が不要な場合、カーソルを読み取り専用として再オープンします。
  • データ・ソースによってサポートされない要素がステートメントに含まれないようにステートメントを変更することにより、ローカルでステートメントを評価せずにフェデレーテッド・データベースからフェデレーテッド・データ・ソースにステートメントが送信されるようにします。

SQL1812W column-name の長さが remote-column-length から column-lengthに削減されました。

説明

CREATE NICKNAME ステートメントを発行すると、フェデレーテッド・サーバーによって、リモート・データ・ソース・オブジェクト内の各列またはフィールドのローカル・データ・タイプが定義されます。 照会の処理パフォーマンスを向上させるため、列 column-name のリモート列の長さ remote-column-lengthcolumn-length に削減されます。 column-length バイトを超える長さの値が含まれるリモート表の場合、切り捨てが生じます。

ユーザー応答

リモート表を調べ、STRING または BINARY などの大規模タイプの列を特定します。 ニックネームのローカル列仕様で、ALTER NICKNAME ステートメントを使用して、前述の手順で特定した列に対応する列データ・タイプを変更します。 列サイズが、リモート・データ・ソースのデータに十分対応できる大きさであることを確認します。

sqlcode: +1812

sqlstate: 0169E

SQL1815N データベース・パーティション・フィーチャーが有効になっている場合、XML データのフェデレーションはサポートされません。

説明

データベース・パーティション・フィーチャーが使用可能である場合、XML データ・タイプ列があるリモート表に対してニックネームは作成できません。

ユーザー応答

XML データでフェデレーションを使用するには、データベース・パーティション・フィーチャーを使用可能にせずに、新規データベース・インスタンスを作成してください。

sqlcode: -1815

sqlstate: 55076

SQL1816N ラッパー wrapper-name は、フェデレーテッド・データベースに定義しようとしているデータ・ソース (server-type server-version) の type-or-version にアクセスするために使用することはできません。

説明

指定したラッパーは、定義するデータ・ソースのタイプまたはバージョンをサポートしていません。

ユーザー応答

資料を調べて、そのデータ・ソースのタイプおよびバージョンをサポートするラッパーを見つけてください。 CREATE WRAPPER ステートメントによって、ラッパーはフェデレーテッド・データベースに登録されていなければなりません。 そのラッパーが指定されるよう CREATE SERVER ステートメントを再コーディングし、もう一度 CREATE SERVER ステートメントを 実行してください。

sqlcode: -1816

sqlstate: 560AC

SQL1817N CREATE SERVER ステートメントは、フェデレーテッド・データベースに定義したいデータ・ソースの type-or-version を識別しません。

説明

指定したラッパーを CREATE SERVER ステートメントが参照している場合、そのステートメントは、フェデレーテッド・データベースに定義されるデータ・ソースの type-or-version を識別していなければ なりません。

ユーザー応答

CREATE SERVER ステートメントで、定義されるデータ・ソースの type-or-version が指定されるよう、type-or-version オプションをコーディングしてください。 その後、もう一度 CREATE SERVER ステートメントを実行してください。

sqlcode: -1817

sqlstate: 428EU

SQL1818N サブミットした ALTER SERVER ステートメントを処理できませんでした。

説明

ALTER SERVER ステートメントが参照しているデータ・ソース (またはデータ・ソースのカテゴリー) 内の 表またはビューのニックネームを参照する SELECT ステートメントによる作業単位で、その ALTER SERVER ステートメントは処理されます。

ユーザー応答

作業単位を完了させた後、ALTER SERVER ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1818

sqlstate: 55007

SQL1819N サブミットした DROP SERVER ステートメントを処理できませんでした。

説明

DROP SERVER ステートメントが参照しているデータ・ソース (またはデータ・ソースのカテゴリー) 内の 表またはビューのニックネームを参照する SELECT ステートメントによる作業単位で、その DROP SERVER ステートメントは処理されます。

ユーザー応答

作業単位を完了させた後、DROP SERVER ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1819

sqlstate: 55006

SQL1820N LOB 値に対するアクションが失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

理由コードには、以下のものがあります。
  1. LOB 値を格納するのに十分なバッファー・スペースがありませんでした。
  2. このリモート・データ・ソースは、LOB データ・タイプでの現行アクションをサポートしていません。
  3. 内部プログラム制限を超えているものがあります。

ユーザー応答

LOB のサイズを削減するか、または LOB データ・タイプで適用されている関数を置換してください。 最後の手段として、ステートメントから LOB データ・タイプを除去してください。

sqlcode: -1820

sqlstate: 560A0

SQL1821W 検索された LOB 値が変更された可能性があります。

説明

LOB 値は、据え置き検索基盤で評価されます。 LOB 値は最初にアクセスされたときと、実際に検索されたときの間で変更されている可能性があります。

ユーザー応答

"deferred_lob_retrieval" を "N" in SYSSERVEROPTIONS にセットし、照会を再サブミットするか、警告を無視してください。

sqlcode: +1821

sqlstate: 01621

SQL1822N 予期しないエラー・コード error-code をデータ・ソース data-source-nameから受け取りました。 関連テキストとトークンは tokens です。

説明

データ・ソースを参照中に、フェデレーテッド・サーバーは DB2 と同等のものにマップしないデータ・ソースから予期しないエラー・コードを受け取りました。

考えられるエラー・コードには以下が含まれます。
  • 4901 15 よりも多いカーソルをオープンしようとしています
  • 4902 行サイズが 32K の制限を超えました

このエラーは、データ・ソースが使用できない場合にも返される可能性があります。

ユーザー応答

このデータ・ソースで指定された適切なメッセージの位置およびエラーの 訂正可能なアクションにより、問題の根本の原因を識別し、訂正してください。

sqlcode: -1822

sqlstate: 560BD

SQL1823N サーバー server-nameからのデータ・タイプ data-type-name のデータ・タイプ・マッピングが存在しません。

説明

試行は、オブジェクトのニックネームを作成させました。 オブジェクトの 1 つ以上の列のタイプが現在フェデレーテッド・サーバーにとって不明です。 不明タイプの名前はこのメッセージにリストされています。

ユーザー応答

CREATE TYPE MAPPING ステートメントを使用して指定されたサーバーのタイプ名 を指定したマップを作成してください。

sqlcode: -1823

sqlstate: 428C5

SQL1824W この UNION ALL のオペランドにあるいくつかの基本表は、同じ表にすることができます。

説明

ニックネームはリモート基本表、リモート・ビュー、リモート別名またはリモート・ニックネームを参照することができます。 UNION ALL ビューの 2 つのオペランドが異なるニックネームを参照する場合、これらのオペランドは同じ表を指している可能性があります (両方がリモート基本表として知られているのではない場合)。 このメッセージはユーザーに、1 つのリモート基本表が 2 つのオペランドを介して更新または削除によって 2 回更新または削除をしている 可能性があることを警告するのに発行されます。

ユーザー応答

すべてのオペランドが異るリモート表を示していることを確認してください。 2 つのオペランドが同じリモート基本表を指している場合、更新または削除操作 を反転するロールバックを発行していると見なします。

sqlcode: +1824

sqlstate: 01620

SQL1825N フェデレーテッド環境で SQL ステートメントの一部がサポートされていないため、フェデレーテッド・データ・ソースに対する SQL ステートメントの実行が失敗しました。 フェデレーテッド・データ・ソースの名前は、data-source-name です。 理由コード: reason-code

説明

フェデレーテッド・システムでの INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントの使用には、いくつかの制約事項が適用されます。

このメッセージが返された特定の理由が、以下の理由コードで示されます。

1

フェデレーテッド・データベースで、LOB データの挿入、更新、または削除が試行されました。

2

UNION ALL 節で作成されたビューに対して、挿入、更新、または削除の操作実行が試行されました。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

示されたデータ・ソースの LOB データの挿入、更新、または削除は、データ・ソースのネイティブ・インターフェースを使って実行します。

2

挿入、更新、または削除の操作で UNION ALL ビューを使用しないようにステートメントを書き換え、ステートメントを再実行します。

sqlcode: -1825

sqlstate: 429A9

SQL1826N システム・カタログ・オブジェクト object-nameの列 column-name に無効な値 value が指定されました。

説明

システム・カタログ・オブジェクト object-name で、column-name 列に対して無効な value 値が列に対して指定されました。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

指定されたシステム・カタログ・オブジェクトの指定された列の有効な値については、 「SQL リファレンス」を参照してください。 ステートメントを訂正して、もう一度やり直してください。

sqlcode: -1826

sqlstate: 23521

SQL1827N ローカル許可 ID auth-ID からサーバー server-nameへのユーザー・マッピングが定義されていません。

説明

定義されていないユーザー・マッピングをドロップあるいは変更 しようとしました。

ユーザー応答

ALTER USER MAPPING ステートメントの場合、まず、CREATE USER MAPPING ステートメントを使用しているユーザー・マッピングを作成してください。 それから、ユーザー・マッピングを変更します。 DROP USER MAPPING ステートメントの場合、ユーザー・マッピングがないため、これ以上のアクションは不要です。

sqlcode: -1827

sqlstate: 42704

SQL1828N リモート・サーバー server-name またはリモート・サーバーのグループに対して、サーバー・オプション option-name が定義されていません: サーバー・タイプ server-type、バージョン server-version、およびプロトコル server-protocol

説明

定義されていないサーバー・オプションをドロップあるいは変更 しようとしました。

ユーザー応答

ALTER SERVER ステートメントの場合は、まず、CREATE SERVER ステートメントを使用してサーバー・オプションを作成してください。 それから、サーバー・オプションを変更します。 DROP SERVER ステートメントの場合は、サーバーのサーバー・オプションが存在しないため、これ以上のアクションは不要です。

sqlcode: -1828

sqlstate: 42704

SQL1829W フェデレーテッド・サーバーは、データ・ソース server-nameから警告メッセージ warning-code を受け取りました。 関連テキストとトークンは tokens です。

説明

不明の警告 warning-code がデータ・ソース server-name で発生しました。 メッセージのトークンは tokens です。

ユーザー応答

データ・ソースに関する診断情報を使用して、取るべき修正アクションがあれば、それを判別してください。

sqlcode: +1829

sqlstate: 0168O

SQL1830N RETURNS 文節は、EXPRESSION AS 文節を使用する述部指定の前に指定する必要があります。

説明

RETURNS 節が、EXPRESSION AS 節の入った PREDICATE 節の前に指定されていません。 RETURNS 節が述部指定の後に組み込まれているか、または欠落している可能性があります。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

PREDICATE 節の前に RESULTS 節を置いて CREATE FUNCTION ステートメントを指定してください。

sqlcode: -1830

sqlstate: 42627

SQL1831N 副表 subtable-name の表統計を更新できません。

説明

ステートメントは、副表として定義されている表 subtable-name に対して NPAGES、 FPAGES、 または OVERFLOW の統計値を更新しようとしています。 型付き表の場合、これらの統計は表階層のルート表を使用して更新することしかできません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

副表の代わりに、表階層のルート表に対するカタログ統計を更新してください。

sqlcode: -1831

sqlstate: 428DY

SQL1832N ルーチン routine-name は、SQL 関数として定義されているため、フィルターの定義に使用できません。

説明

ルーチン (関数または方式) routine-name が、ユーザー定義の述部指定または索引拡張子定義として FILTER 節に指定されています。 このルーチンを LANGUAGE SQL で定義することはできません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

LANGUAGE SQL で定義されていない関数を指定してください。

sqlcode: -1832

sqlstate: 429B4

SQL1833N Connection to remote Extended Search Server host_name on port port_number could not be established or was terminated.

説明

拡張検索ラッパーが、ポート port_number 上で、リモート拡張検索サーバー host_name へ接続しようとしましたが、 確立できなかったか、またはリモート・サーバーによって終了しました。

ユーザー応答

リモート拡張検索サーバーのホスト名とポート番号を確認してください。 拡張検索サーバーが稼働中であるかどうかも確認してください。

SQL1834N ユーザー定義列 column_name は、ラッパー Wrapper_name の固定列と同じですが、異なるデータ・タイプを使用します。

説明

CREATE NICKNAME ステートメントまたは ALTER NICKNAME ステートメントには、 ラッパー Wrapper_name の固定列と同じ名前のユーザー定義列が含まれていますが、別のデータ・タイプを使用しています。

ユーザー応答

CREATE NICKNAME ステートメントの列定義で、ラッパー Wrapper_name の 固定列を指定しないようにしてください。 固定列を指定する場合には、 固定列の名前とデータ・タイプ/データ・タイプ長が固定列定義と 一致していなくてはなりません。 固定列またはデータ・タイプを 変更することは許可されません。

SQL1835N タイプ object_type の拡張検索オブジェクト object_name がリモート拡張検索サーバー es_host_nameで見つかりませんでした。

説明

タイプ object_type の拡張検索オブジェクト object_name が、リモート拡張検索サーバー es_host_name で見つかりませんでした。

ユーザー応答

オブジェクト名がこのサーバーに定義されており、そのタイプは object_type であることを確認してください。

SQL1836N ユーザー定義列 column_name とリモート拡張検索サーバー es_host_name上のフィールド名との間に列マッピングが存在しません。

説明

DATASOURCE または CATEGORY オプションで指定されたデータ・ソースのいずれにも、 ユーザー定義列 column_name と同一のフィールド名は含まれていません。

ユーザー応答

列名が、次のどちらかのフィールドで定義されていることを確認してください。
  • DATASOURCE オプションで指定された データ・ソース
  • CATEGORY オプションで指定されたカテゴリーの データ・ソース

SQL1837N option_type オブジェクト object_name の必須オプション option_name をドロップできません。

説明

オプションの中には、フェデレーションで必要なものがあります。 オプションをドロップできません。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照して、オプションを別の値に設定することが可能かどうかを確認してください。 関連オブジェクトをドロップすることが必要な場合があります。

sqlcode: -1837

sqlstate: 428GA

SQL1838N 検索ステートメント statement は有効な拡張検索照会ではありません。

説明

拡張検索ラッパーが、リストにある検索ステートメントを処理しようとしましたが、 構文に誤りがあるため、照会ができませんでした。

ユーザー応答

検索ステートメントを訂正して、要求をもう一度やり直してください。 拡張検索ニックネームを使用している場合の、有効な SQL 検索ステートメントの作成に関する情報は、ドキュメンテーションを参照してください。

SQL1839N 1 つ以上の検索パラメーターが無効です。

説明

拡張検索ラッパーは、指定された検索パラメーターを使用しようとしましたが、 このパラメーターは拡張検索では無効です。

ユーザー応答

有効な SQL 検索ステートメントの書き方の情報に関しては、 「IBM DB2 Life Sciences Data Connect Planning, Installation, and Configuration Guide (Part: Extended Search Wrapper)」を参照してください。

SQL1840N option-type option option-nameobject-name オブジェクトに追加できません。

説明

このオプションは追加できません。 オプションの中にはオブジェクトによって設定するものがあり、 それらは追加したりオーバーライドしたりできません。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 このオブジェクトに関連するオプションに対して有効なアクションについて調べてください。

sqlcode: -1840

sqlstate: 428GA

SQL1841N object-name オブジェクトの option-type option option-name の値は変更できません。

説明

このオプションの値はドロップできません。 オプションの中にはオブジェクトによって設定するものがあり、 それらは追加したりオーバーライドしたりできません。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 このオブジェクトに関連するオプションに対して有効なアクションについて調べてください。 関連オブジェクトをドロップし、 新しいオプション値によりそれを作成しなおすことが必要な場合があります。 SET SERVER OPTION ステートメントに対する応答としてこのメッセージが出された場合は、 ALTER SERVER ステートメントを使用することが必要になることがあります。

sqlcode: -1841

sqlstate: 428GA

SQL1842N テキスト の近くで検出されたオブジェクト オブジェクト名 のタイプ オプション・タイプ のオプション オプション名 が無効です。 理由コード = reason-code

説明

指定されたオプションの構文が無効であるか、またはオプションを指定された値に設定できません。 エラーに関するさらに詳しい情報が理由コードによって示されます。 理由コードには、以下のものがあります。

01

予期しない文字です。

02

エレメント名または属性名が予期されていましたが、見つかりませんでした。

03

参照の後、最小/最大オカレンスが予期されます。

04

属性名の後に複数個のコロンがあります。

05

最小/最大オカレンスが整数値ではありません。

06

最小/最大オカレンスが範囲外です。

07

最小オカレンスが最大オカレンスより大きくなっています。

08

列テンプレート・オプションの中の参照が列 ("column") ではありませんでした。

09

名前空間指定に '=' 区切り文字が欠落しています。

10

名前空間指定に開始引用符または終了引用符が欠落しています。

11

テンプレート内で参照が重複しています。

12

データベース・マネージャー・インスタンスが 32 ビットの場合は、ラッパー・オプション option-name が許可されていません。

13

2 つのラッパー・オプションまたはオプション値に互換性がありません。 ラッパー・オプション option-name は、"DB2_FENCED" が "Y" に設定されている場合にのみ有効です。

14

ラッパー・オプション option-name は、この特定のプラットフォーム上ではサポートされていません。

15

ラッパーがスレッド・セーフではないため、ラッパーをこのプラットフォーム上の DB2 スレッド型エンジンにロードできません。

16

wait-time パラメーターの有効な最小値は 1000 マイクロ秒です。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 正しいオプション構文について確認し、ステートメントをコーディングしなおしてください。 理由コードには、以下のものがあります。

01

指定された位置の付近にあるオプション値について調べ、 無効な文字を変更または削除してください。

02

指定された位置の付近にあるオプション値について調べ、 構文を訂正してください。

03

テンプレート・オプション値内の各参照の後に範囲指定 "[min,max]" が指定されていることを確認してください。

04

テンプレートでサポートされる名前の修飾は 1 レベルだけです。 余分の修飾を除去してください。

05

範囲指定の最小オカレンス値と最大オカレンス値が整数であることを確認してください。

06

範囲指定 "[min,max]" の値が、このデータ・ソースで可能な範囲内であることを確認してください。

07

範囲指定を訂正してください。 最初の数値は第 2 の数値以下でなければなりません。

08

列テンプレート・オプション値内の参照を、トークン 'column' で置き換えてください。

09,10

名前空間オプション値を、'name="specification"' という形式でコーディングしなおしてください。

11

テンプレートをコーディングしなおしてください。 参照が反復しないようにしてください。

12

32 ビットのデータベース・マネージャー・インスタンス用に option-name ラッパー・オプションを指定しないでください。

13

"DB2_FENCED" ラッパー・オプションのオプション値を調べてください。

14

「SQL リファレンス」を参照して、必要なラッパー・オプションを調べてください。 このデータ・ソースには 64 ビット・クライアントをインストールして使用してください。

15

"DB2_FENCED" ラッパー・オプションに値 Y を指定してください。

16

有効な wait-time 値を指定してステートメントを再発行してください。

sqlcode: -1842

sqlstate: 42616

SQL1843N operator-name 演算子は、 nickname-name.column-name ニックネーム列ではサポートされません。

説明

一部のデータ・ソースでは、 ニックネーム列と共に指定できる演算子に制限があります。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 ステートメントをコーディングしなおし、無効な式を除去または変更してください。 その後、ステートメントを再びサブミットしてください。

sqlcode: -1843

sqlstate: 429BP

SQL1844W column-name のデータは、リモート・データ・ソースとフェデレーテッド・サーバーの間で切り捨てられました。

説明

リモート・データ・ソースとフェデレーテッド・サーバーの間でのデータ転送において、 文字が切り捨てられました。 切り捨てはさまざまな状況で発生することがあります。 その中には、 ニックネーム列定義が不正である (リモート・データ・ソース列データに対して列が小さすぎる) 場合や、 リモート・データ・ソースから戻されるデータのサイズに制限がある変換またはタイプ cast 関数が存在する場合が含まれます。

ユーザー応答

この問題を訂正するには、 リモート・データ・ソースから戻されるデータのサイズに制限があるかもしれないタイプ・キャストまたは変換関数が、 ステートメントに含まれているかどうかを確認してください。 ステートメントにそのような関数が含まれているなら、 データ・ソースからもっと大きいデータが戻されることが可能になるよう、 ステートメントをコーディングしなおしてください。 その後、ステートメントを再びサブミットしてください。 ステートメントにそのような関数が含まれていない場合、 または関数を訂正しても問題が解決しない場合、 DB2 カタログの中のニックネームのローカル列指定を調べてください。 ALTER NICKNAME ステートメントまたは DROP NICKNAME および CREATE NICKNAME ステートメントを使用することにより、列指定を変更して、列サイズがリモート・データ・ソースから戻されるデータの入る大きさになるようにしてください。

sqlcode: +1844

sqlstate: 01004

SQL1846N object-name-1 オブジェクトの option-type-1 option option-name-1 が、 object-name-2 オブジェクトの option-type-2 option option-name-2 と競合しています。

説明

2 つ以上の互換性のないオプションまたはオプション値が指定されました。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 このオブジェクトで指定できる有効なオプションを確認してください。 その後、再度ステートメントをコーディングおよびサブミットしてください。

sqlcode: -1846

sqlstate: 42867

SQL1847N object-name object-typeのテンプレート置換エラー。 理由コード = reason-code。 追加テキストおよびトークン text

説明

XML 文書の構築中に、ラッパーがテンプレートの値を置換しようとして問題を検出しました。 ニックネーム・レベルと列レベルのテンプレートの間に矛盾があることが原因であると思われます。 理由コードには、以下のものがあります。

01

参照名がテンプレート中に見つからない。 欠落している参照が追加テキストの中で示されます。

02

属性参照をエレメント・コンテンツによって置換できない。 エラーのある参照が追加テキストの中で示されます。

ユーザー応答

このデータ・ソースのフェデレーションの資料を参照してください。 さらに詳しい診断情報が db2diag ログ・ファイルに記録されている場合があります。 必要に応じて、 ALTER NICKNAME ステートメントを使用することによりテンプレートの構文を訂正してください。 その後、元のステートメントを再びサブミットしてください。

sqlcode: -1847

sqlstate: 428G9

SQL1860N 表スペース tablespace-name は、表スペース tablespace-nameと互換性がありません。 理由コード = reason-code

説明

指定された表スペースは、以下のいずれかの理由で互換性がありません。

1

パーティション表のすべての表スペース (データ、LONG、索引) が、同じデータベース・パーティション・グループでなければなりません。

2

パーティション表のデータ表スペースは、すべて SMS、すべて REGULAR DMS、またはすべて LARGE DMS のいずれかでなければなりません。 パーティション索引の索引表スペースは、すべて REGULAR DMS、またはすべて LARGE DMS でなければなりません。

3

すべてのデータ表スペースのページ・サイズが同じでなければなりません。 すべての索引表スペースのページ・サイズが同じでなければなりません。 すべての LONG 表スペースのページ・サイズが同じでなければなりません。 ただし、データ表スペース、索引表スペース、および LONG 表スペースのページ・サイズは、それぞれ異なっていても構いません。

4

各データ表スペースのエクステント・サイズは、他のデータ表スペースのエクステント・サイズと同じでなければなりません。 各索引表スペースのエクステント・サイズは、他の索引表スペースのエクステント・サイズと同じでなければなりません。 LONG データの格納に使用される表スペースのエクステント・サイズも、すべての表スペースについて同じでなければなりません。 ただし、さまざまな目的に使用される表スペースのエクステント・サイズは、一致している必要はありません。

5

パーティション化表の LONG データは、どのデータ・パーティションについてもデータと同じ表スペースに格納されていなければなりません。 または、いずれも対応するデータ・パーティションの表スペースとは異なる複数の LARGE 表スペースに格納されていなければなりません。 このエラーは、データ表スペースとは異なるが LARGE 表スペースではない表スペースを指定する LONG IN 節が使用された場合に発生することがあります。 LONG IN は、データ表スペースと等しい REGULAR 表スペースを指定する場合のみ使用できます (つまり、LONG IN 節はそれが完全に省略された場合のデフォルトの動作と同じくデータ表スペースを指定するだけであり、LONG IN 節を冗長的に使用する場合になります)。

ユーザー応答

表の他の表スペースに一致する表スペースを指定してください。

sqlcode: -1860

sqlstate: 42838

SQL1870N キー・シーケンス列が範囲外であるため、範囲がクラスター化された表に行を挿入できませんでした。

説明

キー・シーケンスの値が定義された範囲外であるため、 範囲がクラスター化された表に行を挿入できませんでした。

ユーザー応答

範囲がクラスター化された表で定義された範囲を参照するには、 この表に定義された制約を照会し、 「RCT」という名前の制約を検索します。 例: SELECT * FROM SYSIBM.SYSCHECKS WHERE NAME='RCT' AND TABLE=<rct table-name>
  • 有効な WITH OVERFLOW オプションで、範囲がクラスター化された表をドロップおよび再作成できます。 これにより、範囲がクラスター化された表が作成され、範囲外のレコードが処理可能になりますが、配列は保証されず、ロックの危険性が高くなります。
  • このレコードが含まれる新しい範囲定義で、範囲がクラスター化された表をドロップおよび再作成できます。
  • 範囲がクラスター化された表レコードの UNION ALL であるビューを定義し、範囲外のレコードが含まれる別個の表を作成できます。 これにより、挿入、更新、削除、マージ、および照会をビューで実行できます。

sqlcode: -1870

sqlstate: 23513

SQL1871N この関数は、範囲がクラスター化された表ではサポートされません。 理由コード = reason-code

説明

一部の機能は範囲がクラスター化された表では使用できません。 理由コード:

1

VALUE COMPRESSION および COMPRESS SYSTEM DEFAULT は使用できません。

2

クラスタリング索引が範囲がクラスター化された表で作成できません。

3

列の追加はサポートされていません。

4

SET DATA TYPE はサポートされていません。

5

PCTFREE の変更はサポートされていません。

6

APPEND モードの変更はサポートされていません。

7

列属性は変更できません。

8

型付き表はサポートされていません。

10

ALTER TABLESPACE および REDISTRIBUTE DATABASE PARTITION GROUP コマンドは、範囲がクラスター化された表を含む表スペースの定義に使用されたデータベース・パーティション・グループではサポートされていません。

11

LOAD ユーティリティーはサポートされていません。

12

表の再編成はサポートされていません。

13

表の切り捨てはサポートされていません。

14

タイプ XML の列を使用できません。

15

COMPRESS YES はサポートされていません。

17

この理由コードは、パーティション・データベース環境で範囲がクラスター化された表を作成しようとしたが、CREATE TABLE ステートメントで指定された分散キーとシーケンス・キーとの関係に問題がある場合に返されます。 問題は、DISTRIBUTE BY HASH 節で指定された分散キーが、ORGANIZE BY KEY SEQUENCE 節で指定されたシーケンス・キーの列の単一の列サブセットでないというものです。

分散キーとシーケンス・キーの間のこの関係を、以下の例に示します。

例 1: 分散キーがシーケンス・キーの単一の列サブセットである。

CREATE TABLE ...
  ORGANIZE BY KEY SEQUENCE (colA, colB) 
    ... DISTRIBUTE BY HASH (colA)

例 2 (エラー): 分散キーがシーケンス・キーの単一の列サブセットではない。

CREATE TABLE ...
  ORGANIZE BY KEY SEQUENCE (colA, colB) 
    ... DISTRIBUTE BY HASH (colC)
18

この理由コードは、範囲がクラスター化されたマテリアライズ照会表を作成しようとしたが、CREATE TABLE ステートメントで DISALLOW OVERFLOW 節が指定されている場合に返されます。 定義済みの範囲に入らないキー値を持つレコードが、範囲がクラスター化されたマテリアライズ照会表に挿入されないようにすることはできません。

19

ランダム分散表はサポートされていません。

ユーザー応答

この表で無効な機能が要求された場合、 ORGANIZE BY KEY SEQUENCE 節を使用しない表の作成を考慮してください。 表がすでに存在する場合はそれをドロップし、表を再作成する必要があります。 理由コード:

1

VALUE COMPRESSION 節または COMPRESS SYSTEM DEFAULT 節を除去してください。

2

キーワード CLUSTER を CREATE INDEX ステートメントから除去してください。

3

列を追加するには、表をドロップし、追加列を使用して再作成する必要があります。

4

SET DATA TYPE 節を ALTER TABLE ステートメントから除去してください。

5

PCTFREE 節を ALTER TABLE ステートメントから除去してください。

6

APPEND 節を ALTER TABLE ステートメントから除去してください。

7

列属性を変更するには、表をドロップし、新規の列属性を使用して再作成する必要があります。

8

型付き表定義を ORGANIZE BY KEY SEQUENCE 節とともに使用しないでください。

10

範囲がクラスター化された表を含む表スペースの定義に使用されたデータベース・パーティション・グループを変更または再配分するには、以下のステップを実行します。

  1. 範囲がクラスター化された表をドロップして、変更または再配分する対象のデータベース・パーティション・グループに属さない表スペースで再作成します。
  2. ALTER TABLESPACE コマンドまたは REDISTRIBUTE DATABASE PARTITION GROUP コマンドを再び呼び出します。
11

LOAD ユーティリティーの代わりに IMPORT ユーティリティーを使用することを考慮してください。 データのサブセットを使用して、複数の IMPORT コマンドを並行して発行し、パフォーマンスを向上できます。 さらに、キー・シーケンス範囲の異なる領域をデータに追加する、並列挿入アプリケーションの使用を考慮してください。

12

表の再編成は範囲がクラスター化された表では必要ありません。

13

表をドロップし、再作成してください。

14

データ・タイプ XML で定義されている列を除去するか、または別のサポートされているユーザー・タイプを使用してください。

15

COMPRESS YES 節を除去してください。

17

パーティション・データベース環境で範囲がクラスター化された表を作成するには、CREATE TABLE ステートメントに以下のいずれかの変更を行い、ステートメントを再び実行してください。

  • DISTRIBUTE BY HASH 節ではなく DISTRIBUTE BY REPLICATION 節を使用します。
  • DISTRIBUTE BY HASH 節で、ORGANIZE BY KEY SEQUENCE 節でシーケンス・キーに指定された列のいずれかである単一の列を、分散キーとして指定します。
18

DISALLOW OVERFLOW 節を指定せずに CREATE TABLE ステートメントを再び実行してください。

19

DISTRIBUTE BY RANDOM 節を削除します。

sqlcode: -1871

sqlstate: 429BG

SQL1880N option-name は、ラッパー wrapper-nameまたはフェデレーテッド・データ・ソース server-name、あるいはその両方によってサポートされる、カーソル object-nameoption-type オプションではありません。

説明

フェデレーテッド・データ・ソース server-name でラッパー wrapper-name を使用してニックネームにアクセスするカーソル cursor-name は、タイプ option-type のオプション option-name を使用して宣言されましたが、ラッパーまたはデータ・ソース自体のいずれかがこのオプションをサポートしません。

カーソルをオープンできません。

ユーザー応答

このオプションではカーソルをオープンしないでください。

sqlcode: -1880

sqlstate: 428EE

SQL1881N サーバー・オプションは、そのオプションが使用されているコンテキストでは無効であるため、設定されませんでした。 オプション: option-name。 オプションのタイプ: option-type。 オプションの適用対象オブジェクト: object-name

説明

CREATE SERVER ステートメント、ALTER SERVER ステートメント、または SET SERVER ステートメントでオプションを指定することにより、フェデレーテッド・サーバーを構成できます。 フェデレーテッド・サーバー・オプションのなかには、すべてのデータ・ソースに有効なものもあれば、いくつかのデータ・ソースにのみ有効なものもあります。

このメッセージは、無効なサーバー・オプションが指定された場合に返されます。 サーバー・オプションは、以下の例を含め、さまざまな理由で無効になることがあります。

  • 指定されたオプションが存在しない
  • 指定されたオプションは、そのデータ・ソースのタイプには無効である
  • 指定されたオプションは、その特定のデータ・ソースには無効である
  • 指定されたオプションは、そのデータベース・オブジェクトには無効である

ユーザー応答

データ・ソースに適切なサーバー・オプションを検討してから、有効なオプションを指定してステートメントを再実行してください。

sqlcode: -1881

sqlstate: 428EE

SQL1882N object-nameoption-type option option-nameoption-value に設定することはできません。

説明

指定した値に正しい区切り文字が欠落しているか、または値が無効です。

ユーザー応答

SQL リファレンスを参照して、必要な値を調べてください。 次に、実行するステートメントを訂正して再サブミットしてください。 値は必ず単一引用符で区切ってください。

sqlcode: -1882

sqlstate: 428EF

SQL1883N option-name は、 object-nameに必須の option-type オプションです。

説明

サブミットしたステートメントを処理するために DB2 が必要とするオプションを指定しませんでした。

ユーザー応答

実行するステートメントに必要なオプションを見つけるには、資料を参照してください。 次に、このステートメントを訂正して再サブミットしてください。

sqlcode: -1883

sqlstate: 428EG

SQL1884N object_type オブジェクト object_nameに対して option_name オプションが複数回指定されました。

説明

同じオプションを複数回参照するステートメントが入力されました。

ユーザー応答

ステートメントを再びコーディングして、必要なオプションの参照を 1 回のみにします。 その後、ステートメントを再びサブミットしてください。

sqlcode: -1884

sqlstate: 42853

SQL1885N option_type オプション option_name は、 object_nameに対して既に定義されています。

説明

すでに値を持っているオプションの値を入力しました。

ユーザー応答

該当するカタログ・ビューに照会を行って、オプションが現在設定されている値を判別してください。 このオプション値が必要な値と違う場合は、 ステートメントを再びコーディングして SET キーワードを OPTIONS キーワードの後にしてください。 このオプションのオプションがどのカタログ・ビューに含まれるのかを調べてください。

sqlcode: -1885

sqlstate: 428EH

SQL1886N option-type オプション option-nameobject-nameに定義されていないため、 operation-type 操作は無効です。

説明

操作しているデータ・ソース、データ・ソース・タイプ、 またはデータベース・オブジェクトに定義されていないオプションの値を変更または削除しようと試みました。

ユーザー応答

実行するステートメントに SET を指定した場合は、 ステートメントを再びコーディングして、SET を省略するか、 またはSET を ADD で置き換えます (ADD がデフォルトです)。 不正な DROP 節があれば、すべて削除してください。 その後、ステートメントを再びサブミットしてください。

sqlcode: -1886

sqlstate: 428EJ

SQL1887N SPECIFICATION ONLY 節が必要です。

説明

ニックネームに対する CREATE INDEX ステートメントには、SPECIFICATION ONLY 節が必要です。

ユーザー応答

SPECIFICATION ONLY 節を追加して、ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1887

sqlstate: 42601

SQL1888N ポート番号 port-number が有効ではありません。

説明

代替サーバーの更新コマンドに指定したポート番号は有効ではありません。 その値は数値ではないか、または長さが無効です。 値は 1 から 14 文字の長さでなければならず、すべてブランクにすることはできません。

ユーザー応答

ポート番号を数値で指定したことと、長さが 14 文字を超えていないことを確認してください。

有効なポート番号を指定して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL1889W 代替サーバーの更新要求は無視されました。

説明

要求は、データベース・サーバーに対してのみ適用することができます。

ユーザー応答

データベース・サーバーでその要求を出してください。

SQL1890N ホスト名 host-name が有効ではありません。

説明

代替サーバーの更新コマンドに指定したホスト名は有効ではありません。 値は 1 文字以上 255 文字以下の長さでなければならず、 すべてブランクにすることはできません。

ユーザー応答

ホスト名の長さは、255 文字を超えていないことを確認してください。

有効なホスト名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL1891N ホスト名パラメーターのアドレスが有効ではありません。

説明

アプリケーション・プログラムが、 ホスト名 (host name) パラメーターに無効なアドレスを使用しました。 そのアドレスが割り振られていないバッファーを指しているか、または そのバッファー内の文字ストリングに NULL 終止符がありません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

アプリケーション・プログラムを修正して、有効なアドレスを使用し、入力ストリングが NULL で終了するようにしてください。

SQL1892N ポート番号パラメーターのアドレスが有効ではありません。

説明

アプリケーション・プログラムが、 ポート番号 (port number) パラメーターに無効なアドレスを使用しました。 そのアドレスが割り振られていないバッファーを指しているか、または そのバッファー内の文字ストリングに NULL 終止符がありません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

アプリケーション・プログラムを修正して、有効なアドレスを使用し、入力ストリングが NULL で終了するようにしてください。

SQL1900N コマンドは正常に完了しました。

説明

コマンド行ユーティリティーが、コマンドを正常に終了しました。

ユーザー応答

アクションは不要です。

SQL1901N コマンドの構文が正しくありません。

説明

コマンド行ユーティリティーがコマンドを処理できませんでした。

ユーザー応答

コマンドの訂正と再サブミットを行ってください。