SQL1509N 使用可能なすべてのトランスポートが使用中であり、それ以上トランスポートを作成できないため、ステートメントを処理できません。 理由コード: reason-code

説明

トランスポートは、データベースへの物理接続です。

トランスポートをさらに作成できない理由は、示される理由コードによって表されます。

1

追加のトランスポートのために使用できるメモリーがありません。

2

構成パラメーター maxTransports に設定されている値に達しました。

ユーザー応答

理由コードに応じてこのエラーに応答します。

1

メモリー不足を次のようにして解決します。

  1. アプリケーションでメモリーをさらに使用できるようにします。 例えば、使用していない接続を終了させます。
  2. ステートメントを再実行します。
2

データベース構成を変更して、さらにトランスポートを許可するようにします。

  1. db2dsdriver.cfg 構成ファイル内の maxTransports 構成パラメーターを現在より高い値に設定します。
  2. アプリケーションを再始動します。

sqlcode: -1509

sqlstate: 57060

SQL1510N CREATE PROCEDURE ステートメントの WITH RETURN TO CLIENT 節の結果セット・エレメント・リストが無効です。 次の理由コードは、結果セット・エレメント・リストが無効である理由を示しています: reason-code

説明

CREATE PROCEDURE ステートメントで WITH RETURN TO CLIENT 節を使用することにより、複数のインターリーブド結果セットをストアード・プロシージャーから戻すことができます。

以下のような理由コードは、指定された結果セット・エレメントが無効である理由を示しています。

1

結果セット・エレメントのリストに、正整数ではない値が含まれています。 WITH RETURN TO CLIENT を使って指定される結果セット・エレメントは、正整数でなければなりません。 無効な結果セット・エレメントの例: -2、0、2.3

2

結果セット・エレメントのリストに、重複する項目が含まれています。 1 つの結果セット・エレメントを複数回にわたってリストに含めることはできません。 無効なリストの例: (1, 2, 2)

3

結果セット・エレメントが昇順で指定されませんでした。 有効なリストの例: (1, 3)。 無効なリストの例: (3, 1)。

4

32767 より大きいエレメントが結果セット・リスト内に存在します。 最も大きい有効な結果セット・リスト・エレメントは 32767 です。

ストアード・プロシージャーは作成されませんでした。

ユーザー応答

有効な結果セット・エレメントを指定して、CREATE PROCEDURE ステートメントを再び呼び出してください。

SQL1511N 指定された節 clauseは、サービス・サブクラスではサポートされていません。

説明

指定された節 clause はサービス・スーパークラスには有効ですが、サービス・サブクラスには無効です。

ユーザー応答

サポートされない節を除去するか、サービス・スーパークラスを指定します。

sqlcode: -1511

sqlstate: 5U044

SQL1512N ddcstrc は、指定されたファイルに書き込むことができませんでした。

説明

ddcstrc は、書き込み先として指定されたファイル名に、トレース情報を書き込めませんでした。

ユーザー応答

指定したファイル名が、ファイル・システムに有効なことを確認してください。 ファイル名を指定していない場合は、デフォルト・ファイル ddcstrc.tmp に対して必要な書き込み許可を持っていることを確認してください。

SQL1513W ddcstrc がオフになっていません。

説明

エラー状態のために、ddcstrc がオフになりませんでした。 これは、トレース情報がファイル内に安全に格納される前に、失われないようにするために行われました。

ユーザー応答

このエラーの前に報告された ddcstrc のエラー状態を 修正して、もう一度トレースをオフにしてください。

SQL1514N ADMIN MODE オプションを指定した DB2START は、指定されたメンバーが DB2 pureScale 環境の一部であるため、続行できません。

説明

DB2 pureScale 環境では、db2start コマンドは ADMIN MODE オプションと互換性がありません。

ユーザー応答

特定のメンバーへのアクセスを制限する必要がある場合、db2stop または STOP DATABASE MANAGER コマンドの QUIESCE オプションを使用してください。

SQL1515N 既存のユーザー・マッピングまたはフェデレーテッド・サーバー・オプションと競合するため、サーバー server-name のユーザー・マッピングを作成できません。 理由コード reason-code

説明

PUBLIC 用に定義されたユーザー・マッピングは、個々のユーザー用に定義されたユーザー・マッピングを持つサーバー上、またはフェデレーテッド・サーバー・オプション FED_PROXY_USER を使って定義されたサーバー上には共存することができません。 ユーザー・マッピングを作成しようとして、失敗しました。

ユーザー応答

理由コード reason-code は具体的な状況を示しています。 次のようなアクションによって、その状況を解決できます。

1

個々のユーザー用のユーザー・マッピングを定義しようとしましたが、PUBLIC 用に定義されたユーザー・マッピングがサーバー server-name に既に存在します。 PUBLIC 用に定義されたユーザー・マッピングをサーバーからドロップして、ユーザー・マッピングを再び作成してください。

2

PUBLIC 用のユーザー・マッピングを定義しようとしましたが、個々のユーザー用に定義されたユーザー・マッピングがサーバー server-name に既に存在します。 個々のユーザー用に定義されたすべてのユーザー・マッピングをサーバーからドロップして、PUBLIC 用のユーザー・マッピングを再び作成してください。

3

PUBLIC 用のユーザー・マッピングを定義しようとしましたが、サーバー server-name はフェデレーテッド・サーバー・オプション FED_PROXY_USER を使って既に定義されています。 サーバーを変更して FED_PROXY_USER オプションを除去した後、PUBLIC 用のユーザー・マッピングを再び作成してください。

sqlcode: -1515

sqlstate: 428HE

SQL1516N 既存のユーザー・マッピングと競合するため、ALTER SERVER ステートメントは FED_PROXY_USER フェデレーテッド・サーバー・オプションをサーバー server-name に追加できません。

説明

PUBLIC 用に定義されたユーザー・マッピングがサーバー server-name に既に存在するため、FED_PROXY_USER フェデレーテッド・サーバー・オプションをこれに追加することはできません。 ALTER SERVER ステートメントが失敗しました。

ユーザー応答

PUBLIC 用に定義されたユーザー・マッピングをサーバーからドロップして、ALTER SERVER ステートメントを再び発行してください。

sqlcode: -1516

sqlstate: 428HE

SQL1517N db2start は、クラスター・マネージャーのリソース状態が不整合であるために失敗しました。

説明

クラスター・マネージャー・リソース・モデルと db2nodes.cfg ファイルの間に不整合があるため、db2start コマンドはプロセスを開始できませんでした。 クラスター・マネージャーと同期されていない db2nodes.cfg に対する変更 (意図したものでも意図しないものでも) がある場合、これらの不整合が発生します。

不整合が解決されるまで、DB2 pureScale インスタンスも新しいリソースも開始できません。 既に開始されている DB2 リソースはこのエラーの影響を受けません。

ユーザー応答

db2nodes.cfg ファイルを以前の構成 (クラスター・マネージャーと同期されていた構成) にリストアしてください。 これができない場合、クラスター・リソース・モデルを修復してください。 修復するには、グローバル db2stop を発行してインスタンスを停止し、db2cluster ツールに -repair オプションを指定して実行します。

SQL1520N バッファー・サイズは 65536 以上の数値でなければなりません。

説明

ddcstrc コマンドに無効なバッファー・サイズが指定されました。

ユーザー応答

バッファー・サイズに、65536 (64K) 以上の数値が使用されていることを確認してください。 使用されるメモリーは 64K の倍数になることに注意してください。 ddcstrc は、指定されたバッファー・サイズを 64K の倍数に切り捨てます。

SQL1522N 指定されたデータベースで未確定トランザクションが検出された 1 つ以上のメンバーで、deactivate コマンドが失敗しました。

説明

このメッセージは、DEACTIVATE DATABASE コマンドまたは sqle_deactivate_db API を使用してデータベースを明示的に非アクティブ化しようとしたが、1 つ以上のメンバーの指定されたデータベースで未確定トランザクションが検出されたためにデータベースを非アクティブ化できなかった場合に返されます。

未確定トランザクションが検出されなかったメンバーでは、データベースは非アクティブ化されました。 未確定トランザクションが検出されたメンバーでは、データベースは、アクティブ状態のままか、非アクティブ化コマンドが発行される前と同じ状態です。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • トランザクション・マネージャーが未確定トランザクションを解決するのを待ちます。
    1. LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドを使用してそのデータベースが関係する未確定トランザクションを識別します。
    2. トランザクション・マネージャーが未確定トランザクションを自動的に解決するまで、未確定トランザクションをモニターします。
    3. DEACTIVATE DATABASE コマンドを再サブミットするか、sqle_deactivate_db API を再度呼び出します。
  • 以下のようにしてトランザクションを手動で解決します。
    1. LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドを使用してそのデータベースが関係する未確定トランザクションを識別します。
    2. 未確定トランザクションを手動で解決します。 DEACTIVATE DATABASE コマンドを再サブミットするか、sqle_deactivate_db API を再度呼び出します。
  • FORCE オプションを指定した DEACTIVATE DATABASE コマンドを呼び出してデータベースを強制的に非アクティブ化します。
    1. db2diag ログ・ファイルを参照して非アクティブ化操作が失敗したメンバーを判別します。
    2. 非アクティブ化操作が失敗した各メンバーで、FORCE オプションを指定して DEACTIVATE DATABASE コマンドを呼び出します。

      未確定トランザクションは未解決のまま残ります。

SQL1523N エクステント移動操作が、 tablespace-name という名前の表スペースにアクセスしようとしましたが、別のプロセスが既にその表スペースにアクセスしていました。 理由コード = reason-code

説明

エクステント移動操作で、高水準点を低くするために未使用のストレージを再利用しようとしましたが、別のユーティリティーまたは処理がその表スペースに既にアクセスしています。 エクステント移動操作は、REDUCE または LOWER HIGH WATER MARK 節を指定した ALTER TABLESPACE ステートメントの結果として発生しました。

その表スペースを扱っているユーティリティーまたは処理は、以下のいずれかの理由コードによって示されます:

1

表スペースはバックアップ・ペンディング状態である。

2

表スペースはリストア進行中の状態である。

3

表スペースはリストア・ペンディングまたはリカバリー・ペンディング状態である。

4

表スペースはリバランスが進行中の状態である。

5

表スペースはロールフォワード進行中の状態である。

6

表スペースはロールフォワード・ペンディング状態である。

7

表スペースは再配分が進行中の状態である。

8

表スペースは静止モードで共有される状態である。

9

表スペースは静止モードで更新される状態である。

10

表スペースは静止モードによる排他の状態である。

11

表スペースは pstat_deletion 状態である。

12

表スペースは pstat_creation 状態である。

13

表スペースは stordef ペンディング状態である。

14

表スペースは使用不可ペンディング状態である。

15

表スペースは移動が進行中の状態である。

ユーザー応答

表スペースのさまざまな状態については、資料を参照してください。 さらに、エクステント移動操作を行うことのできる状態に変更する方法について資料を参照するか、進行中の処理が終わるのを待つことができます。 例えば、表スペースをバックアップすることにより、バックアップ・ペンディング状態から変更できます。 ステートメントを再発行してください。

sqlcode: -1523

sqlstate: 55039

SQL1524N インスタンス内のすべてのアプリケーションが新しいデータベース・パーティション・サーバーを認識するまで、この要求は発生しません。

説明

新規データベース・パーティション・サーバーは、オンラインでインスタンスに追加されています。 このイベントが生じた場合、既存のアプリケーションは次のトランザクション境界で新規データベース・パーティション・サーバーを認識するようになります (アプリケーションにオープンした WITH HOLD カーソルがある場合は例外が起きます)。 新規データベース・アプリケーションは、その最初の要求で新規データベース・パーティション・サーバーを認識するようになります。 インスタンス内のすべてのアプリケーションが新規データベース・パーティション・サーバーを認識するまで、CREATE DATABASE PARTITION GROUP、ALTER DATABASE PARTITION GROUP、DROP DATABASE PARTITION GROUP、REDISTRIBUTE DATABASE PARTITION GROUP、および DROP DATABASE 要求は許可されません。

ユーザー応答

以下のいずれかを実行してから、要求を再試行してください。

  • すべてのアプリケーションが新規データベース・パーティション・サーバーを認識するまで待機します。
  • 待機を選択しない場合は、要求の失敗の原因となっているアプリケーションを終了します。 db2pd -addnode oldviewapps コマンドまたは db2pd -addnode oldviewapps detail コマンドを使用すると、このアプリケーションを識別できます。
  • 複数のデータベース・アプリケーションが要求を妨げている場合、すべてのアプリケーションを強制終了するか、またはインスタンスを静止します。

sqlcode: -1524

sqlstate: 55077

SQL1525N DB2 セキュリティー・デーモンの開始時にエラーが発生しました。

説明

DB2 セキュリティー・デーモンを開始中に予期しないエラーが発生しました。

ユーザー応答

DB2START コマンドを再試行してください。 問題が続く場合、IBM サービス担当者に連絡してください。

SQL1526N DB2VIA サポートが開始されていないため、db2start が失敗しました。 理由コード reason-code

説明

DB2VIA サポートは、db2start 時間で正常に開始されていませんでした。 理由コードは、次のエラーを示しています。
  1. DB2_VI_VIPL レジストリー変数で指定された VIPL ライブラリーをロードできない。
  2. DB2_VI_DEVICE レジストリー変数で指定された装置名がオープンできない。
  3. DB2 は VIA インプリメンテーションのインストールをサポートしない。

ユーザー応答

  1. DB2 レジストリー DB2_VI_VIPL が正常に設定され、DB2_VI_VIPL で指定された名前が %PATH% 環境変数にあることを確認してください。
  2. DB2 レジストリー DB2_VI_DEVICE が正常に設定されていることを確認してください。
  3. DB2 は、少なくとも信頼できる送達レベルをサポートする VIA インプリメンテーションのサポートのみを行います。 VIA インプリメンテーションが、Intel Virtual Interface Architecture Implementation Guide に従って適合する組を渡すことも必要です。 選択した VIA インプリメンテーションが、この要件を満たしているかどうか、確認してください。

SQL1528W 使用不可のサービス・クラスに、使用可能なワークロードが関連付けられています。

説明

着信接続は有効なワークロード workload-name に割り当てられますが、サービス・クラス service-class-name が無効であるため、ワークロードは新規要求をそのサービス・クラスにマップできません。 無効なサービス・クラスにマップまたは再マップされたすべての新規要求について、SQL4714N エラー・メッセージを受け取ります。

ユーザー応答

必要な場合には、ワークロードを無効にするか、またはサービス・クラスを有効にすることで問題を訂正してください。 それ以外の場合、アクションは不要です。

sqlcode: +1528

sqlstate: 01HN0

SQL1529N 最後に残った CF はドロップできません。

説明

DB2 pureScale 環境には少なくとも 1 つのクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) が存在している必要があります。 最後の 1 つはドロップできません。

ユーザー応答

新しい CF を追加して変更内容をアクティブにしてから、この CF をドロップしてください。

SQL1530W システムでパーティション内並列処理が有効になっていないため、指定された並列処理の度合いは無視されます。

説明

DEGREE BIND オプションが 1 より大きい値で指定されたか、あるいは SET CURRENT DEGREE ステートメントが 1 より大きい値で実行されながら データベース・マネージャーがパーティション内並列処理ができないかのいずれかです。

インスタンスでパーティション内並列処理ができるようにするには、intra_parallel 構成パラメーターを ON に設定して、データベース・マネージャーを 開始してください。

ステートメントあるいはコマンドは正常に完了しましたが、度合いの指定は無視されます。

ユーザー応答

パーティション内並列処理を使用する場合には、intra_parallel 構成パラメーターを ON に設定して、データベース・マネージャーを再始動します。

そうでない場合、1 あるいは ANY を度合いの指定に使用します。

sqlcode: +1530

sqlstate: 01623

SQL1531N DSN 接続ストリング・キーワードで指定された名前が db2dsdriver.cfg 構成ファイルまたは db2cli.ini 構成ファイルのいずれにも見つからなかったため、接続が失敗しました。 接続ストリングで指定されたデータ・ソース名は DSN です。

説明

db2dsdriver.cfg 構成ファイルには、一部の IBM データ・サーバーのクライアントおよびドライバーで使用されるデータベース・ディレクトリー情報とクライアント構成パラメーターが含まれています。

CLI/ODBC 初期設定ファイル (db2cli.ini) には、CLI および CLI を使用するアプリケーションの動作を構成する場合に使用できる、さまざまなキーワードと値が入っています。

このメッセージは、「DSN」接続キーワードで接続ストリングにデータ・ソース名が指定されているが、指定されたデータ・ソース名が以下のどちらの場所にも見つからない場合に返されます。

  • db2dsdriver.cfg 構成ファイルの「dsn alias」構成キーワードによって指定されている場所
  • db2cli.ini 構成ファイルのセクション・ヘッダーとして指定されている場所

ユーザー応答

  1. 指定されているデータ・ソース名を db2dsdriver.cfg 構成ファイルまたは db2cli.ini 構成ファイルに追加します。
  2. アプリケーション・プロセスを停止し、再始動して、新しい構成設定が有効になるようにします。
  3. 指定されているデータ・ソース名に対する接続要求を再実行依頼します。

SQL1532N db2dsdriver.cfg 構成ファイルには、データベース別名 database-aliasの項目が複数含まれています。

説明

db2dsdriver.cfg 構成ファイルにはデータベース情報が含まれており、以下のドライバーおよびクライアントがこのファイルを使用します。

  • IBM Data Server Driver for ODBC and CLI
  • IBM Data Server Driver Package
  • DB2 バージョン 9.7 の場合: CLI およびオープン・ソース・アプリケーションでは、IBM Data Server Client および IBM Data Server Runtime Client

db2dsdriver.cfg ファイル内の情報は、IBM Data Server Client または IBM Data Server Runtime Client 上のシステム・データベース・ディレクトリー内にある情報と類似しています。

クライアント・ドライバー構成ファイルには、複数の同一のデータベース別名項目または複数の同一のデータベース項目を含めることはできません。

ユーザー応答

  1. db2dsdriver.cfg 構成ファイルから重複する項目を除去します。
  2. アプリケーション・プロセスを停止して再始動し、新規 db2dsdriver.cfg ファイル設定が有効になるようにします。

SQL1533N db2dsdriver.cfg 構成ファイルには、データベース名 database-name、サーバー名 server-name、およびポート番号 port-numberのプロパティーを持つデータベースの複数の項目が含まれています。

説明

db2dsdriver.cfg 構成ファイルにはデータベース情報が含まれており、以下のドライバーおよびクライアントがこのファイルを使用します。

  • IBM Data Server Driver for ODBC and CLI
  • IBM Data Server Driver Package
  • DB2 バージョン 9.7 の場合: CLI およびオープン・ソース・アプリケーションでは、IBM Data Server Client および IBM Data Server Runtime Client

db2dsdriver.cfg ファイル内の情報は、IBM Data Server Client または IBM Data Server Runtime Client 上のシステム・データベース・ディレクトリー内にある情報と類似しています。

クライアント・ドライバー構成ファイルには、複数の同一のデータベース別名項目または複数の同一のデータベース項目を含めることはできません。

ユーザー応答

  1. db2dsdriver.cfg 構成ファイルから重複する項目を除去します。
  2. アプリケーション・プロセスを停止して再始動し、新規 db2dsdriver.cfg ファイル設定が有効になるようにします。

SQL1534N 無効なコマンド・オプションが指定されたため、 db2dsdcfgfill の呼び出しが失敗しました。

説明

db2dsdcfgfill コマンドを使用して db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成し、その値を、ローカル・データベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、および DCS ディレクトリーの内容に基づいて設定することができます。

このメッセージは、db2dsdcfgfill コマンドに無効なパラメーターまたはパラメーター値が指定された場合に返されます。

ユーザー応答

有効なコマンド・オプションを指定して db2dsdcfgfill を再実行します。

SQL1535I db2dsdcfgfill ユーティリティーは db2dsdriver.cfg 構成ファイルを正常に作成しました。

説明

構成ファイル db2dsdriver.cfg には、人間可読形式のデータベース・ディレクトリー情報とクライアント構成パラメーターが含まれています。 db2dsdcfgfill ユーティリティーを使用して、構成ファイル db2dsdriver.cfg を作成し、データを設定することができます。

ユーザー応答

このメッセージに対処する必要はありません。

SQL1536N db2dsdcfgfill ユーティリティーは db2dsdriver.cfg 構成ファイルの作成に失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

db2dsdcfgfill ユーティリティーを使用して db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成し、その値を、ローカル・データベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、および DCS ディレクトリーの内容に基づいて設定することができます。

理由コードは以下のとおりです。

1

システム・リソースが不足したため、db2dsdcfgfill ユーティリティーは db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成できませんでした。 例えば、出力ディレクトリーに新規ファイルを作成するのに十分なスペースがない場合、このエラーが起きることがあります。

2

重大ではない、内部エラーまたはシステム・エラーが発生しました。

ユーザー応答

db2dsdcfgfill ユーティリティーを再び実行します。

問題が解決しない場合は、示された理由コードに応じて、このエラーに対処してください。

1

システム・リソースの問題を次のようにして解決します。

  1. オペレーティング・システムの診断ツールを使用してシステム・リソース・データを調べます。 例えば、新規ファイルを作成するのに十分なスペースがあることを確認します。
  2. 使用可能なシステム・リソースを増やします。 例えば、ディスク・スペースを解放します。
  3. db2dsdcfgfill ユーティリティーを再び実行します。
2

IBM サポートの支援を受けて、次のように内部エラーまたはシステム・エラーを解決します。

  1. db2dsdcfgfill ユーティリティーの実行中に db2trace を使用して診断情報を収集します。
  2. IBM サポートに連絡して、収集された db2trace 診断情報を調べます。

SQL1537N 無効な値がコマンドに渡されたため、 db2dsdcfgfill ユーティリティーが失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

db2dsdcfgfill ユーティリティーを使用して db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成し、その値を、ローカル・データベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、および DCS ディレクトリーの内容に基づいて設定することができます。

このメッセージが戻された理由は、示される理由コードによって表されます。

1

指定されたデータベース・マネージャー・インスタンスがこのクライアント上に存在しません。

2

指定されたデータベース・マネージャー・インスタンスのパスが無効です。 例えば、パスが存在しないか、db2dsdcfgfill ユーティリティーにそのディレクトリーへのアクセス権限がない可能性があります。

3

指定された出力ディレクトリーが無効です。 例えば、ディレクトリーが存在しないか、db2dsdcfgfill ユーティリティーにそのディレクトリーでのファイル作成権限がない可能性があります。

4

指定された db2cli.ini ファイル・パスが無効です。 例えば、ディレクトリーが存在しないか、db2dsdcfgfill ユーティリティーにそのファイルまたはディレクトリーへのアクセス権限がない可能性があります。

ユーザー応答

以下のように、示された理由コードに応じてこのメッセージに応答します。

1

有効なデータベース・マネージャー・インスタンスを指定して db2dsdcfgfill を再び実行します。

2

データベース・マネージャー・インスタンス・ディレクトリーの問題を次のようにして解決します。

  1. db2dsdcfgfill が指定されたデータベース・マネージャー・インスタンス・ディレクトリーにアクセスできなかった理由を判別します。 例えば、ディレクトリーの許可が、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーにアクセスできない設定になっていないか確認します。
  2. db2dsdcfgfill が指定されたデータベース・マネージャー・インスタンス・ディレクトリーにアクセスできなかった理由に応じて対処します。 例えば、ディレクトリーの許可の設定を、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーにアクセスできる設定に変更します。
  3. db2dsdcfgfill を再び実行します。
3

出力ディレクトリーの問題を次のようにして解決します。

  1. db2dsdcfgfill が指定された出力ディレクトリーにアクセスできなかった理由を判別します。 例えば、ディレクトリーの許可が、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーでファイルを作成できない設定になっていないか確認します。
  2. db2dsdcfgfill が指定されたディレクトリーで db2dsdriver.cfg 構成ファイルを作成できなかった理由に応じて対処します。 例えば、ディレクトリーの許可の設定を、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーでファイルを作成できる設定に変更します。
  3. db2dsdcfgfill を再び実行します。
4

db2cli.ini ファイル・パスの問題を次のように解決します。

  1. db2dsdcfgfill が指定されたファイルにアクセスできなかった理由を判別します。 例えば、ディレクトリーの許可が、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーのファイルにアクセスできない設定になっていないか確認します。
  2. 指定されたディレクトリーの db2cli.ini ファイルに db2dsdcfgfill がアクセスできなかった理由に応じて対処します。 例えば、ディレクトリーの許可の設定を、db2dsdcfgfill がそのディレクトリーのファイルを読み取ることができる設定に変更します。
  3. db2dsdcfgfill を再び実行します。

SQL1538N 次のキーワードは現在の環境ではサポートされていません: keyword

説明

DB2 pureScale 環境では指定したキーワードはサポートされていません。

ユーザー応答

サポートされるキーワードだけを指定して、コマンドを再実行するか、SQL ステートメントを再実行します。

sqlcode: -1538

sqlstate: 56038

SQL1539N ロード・ターゲット表が一般の例外表または特定の例外表と互換性がないため、ロード操作が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

大量のデータを効率的に移動するには、新たに作成された表に移動するか、 またはロード・ユーティリティーを使用して、既にデータの入っている表に移動することができます。

ロード例外表を使用したロード操作中に、ユニーク索引規則、範囲制約、およびセキュリティー・ポリシーに違反したすべての行についての、統合されたレポートを作成することができます。 LOAD コマンドの FOR EXCEPTION 節を使用することにより、ロード例外表を指定します。

理由コードは、このエラーが返された特定の理由を示します。

1

ターゲット表のロードは LBAC セキュリティーを使用し、少なくとも 1 つの XML 列を持ちます。

2

ターゲット表のロードはパーティション化されており、少なくとも 1 つの XML 列を持ちます。

3

ロード・ターゲット表のパーティション・マップが、指定されたロード例外表のパーティション・マップと同じではありません。

パーティション・マップによって、データベース・パーティション間の表の行の分散が決定されます。 ロード・ターゲット表の行の分散は、ロード例外表の行の分散と同じでなければなりません。

4

例外表が列で編成されています。 カラム・オーガナイズ表は例外表としてサポートされません。

ユーザー応答

FOR EXCEPTION オプションを指定せずに、LOAD コマンドを再発行してください。

sqlcode: -1539

sqlstate: 5U049

SQL1540N ストレージ・グループまたは表スペース・オブジェクトがメンバー上でアクセスできないため、SQL ステートメントまたは DB2 ユーティリティーでエラーが発生しました。 オブジェクト ID: object-id。 メンバー: member-id。 オブジェクト・タイプ・キーワード: object-type-keyword

説明

データベース・オブジェクトが置かれているストレージ・グループまたは表スペースがこのメンバーではアクセスできないため、SQL ステートメントまたは DB2 ユーティリティーでエラーが発生しました。 SYSCAT.TABLESPACES カタログ・ビューを使用して、指定された表スペース ID の表スペース名を識別できます。 SYSCAT.STOGROUPS カタログ・ビューを使用して、指定されたストレージ・グループ ID のストレージ・グループ名を識別できます。 オブジェクト ID トークン値が "*N" の場合、このメンバーではストレージ・グループのファイル・ヘッダーにアクセスできません。

ユーザー応答

すべてのデータベース・ストレージ・パスがこのメンバーでアクセス可能であることを確認してから、SQL ステートメントを再発行するか、異なるメンバー上で SQL ステートメントを発行してください。

sqlcode: -1540

sqlstate: 57048

SQL1541N 指定されたメンバーがこの DB2 pureScale インスタンスの唯一のメンバーであるため、メンバーのドロップに失敗しました。 最後のメンバーはドロップできません。

説明

DB2 pureScale 環境では、少なくとも 1 つのメンバーが存在しなければなりません。 最後の 1 つはドロップできません。

ユーザー応答

  1. -add オプションを指定した db2iupdt コマンドを使用して新しいメンバーを追加します。
  2. -drop オプションを指定した db2iupdt コマンドを使用して元のメンバーをドロップします。

SQL1542N データベース・マネージャー・インスタンス内の CF の最大数に達したため、CF の追加に失敗しました。

説明

DB2 pureScale 環境では、データベース・マネージャー・インスタンスごとに最大で 2 つのクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) がサポートされます。 このメッセージは、最大数を超える CF を追加しようとする場合に返されます。

ユーザー応答

  1. -drop オプションを指定した db2iupdt コマンドを使用して既存の CF の 1 つをドロップします。
  2. -add オプションを指定した db2iupdt コマンドを使用して新しい CF を追加します。

SQL1543N CF に指定されたホストが重複しています。

説明

DB2 pureScale 環境では、特定のホストに存在できるクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) は、1 つだけです。

ユーザー応答

まだ CF がない別のホストを指定してください。

SQL1544N DB2 pureScale 環境でのトポロジー変更後のデータベースのバックアップは、新しく追加されたメンバーからは実行できません。

説明

DB2 pureScale 環境でのトポロジーの変更後には、データベースのバックアップが必要です。 これは、以前から存在していたインスタンス・メンバーの 1 つから実行する必要があります。

ユーザー応答

以前から存在していたメンバーの 1 つからバックアップを実行してください。

SQL1545N 前のトポロジーからのデータベース・イメージのリストアはサポートされていません。

説明

DB2 pureScale 環境では、現在のデータベース・トポロジーとは異なるトポロジー (セットアップまたはメンバー数が異なる) のイメージのリストアは許可されていません。

ユーザー応答

最新のトポロジーの変更後に取られたイメージをリストアして、そこから開始してください。

SQL1546N ロールフォワード・ユーティリティーが、ロールフォワードを続行できないイベントをデータベース・ログで検出したため、ロールフォワード操作が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

この理由コードは、ログで検出されたイベントのタイプを次のように示します。

1

トポロジー変更が行われた後、トポロジーの変更前に作成されたトランザクション・ログと表スペース・バックアップが、トポロジー変更後にデータベースとの互換性を失いました。

  • メンバー・ドロップ操作
  • pureScale インスタンスへの pureScale データベースのリストア (ソース・メンバー・トポロジーに、ターゲット・メンバー・トポロジーにはないメンバーが含まれている場合)
  • pureScale インスタンスへの Enterprise Server Edition データベースのリストア
  • Enterprise Server Edition インスタンスへの pureScale データベースのリストア

ロールフォワード・ユーティリティーは、これらのタイプのトポロジー変更をロールフォワードできません。 これらのタイプのトポロジー変更のいずれかをロールフォワードしようとすると、このメッセージが返されます。

2

リカバリー不能なアップグレード操作。 ロールフォワード・ユーティリティーは、このイベントでロールフォワードできません。

3

現在の DB2 バージョンと互換性のないトランザクション・ログが生成される DB2 バージョンの変更。 ロールフォワード・ユーティリティーが停止しました。

4

現在の DB2 バージョンと互換性のないログ・レコードが生成された DB2 バージョンの変更が検出されました。 ロールフォワード・ユーティリティーが停止しました。

5

無効なログ・レコードが検出されました。 ロールフォワード・ユーティリティーが停止しました。

ユーザー応答

理由コードで無効なログ・レコードが示されている場合、db2diag.log を確認し、問題を修正してから続行してください。

理由コードおよびリカバリー・シナリオによって、次のいずれかの状態が示されている場合:

  • トポロジー変更イベント
  • リカバリー不能なアップグレード操作
  • DB2 バージョン変更イベントにおいて、現在の DB2 バージョンのままにする場合
  • 無効なログ・レコード

次に、STOP オプションを指定した ROLLFORWARD DATABASE コマンドを実行して、以下の結果が得られるようにします。

  • ログ・レコードのロールフォワードを停止して、ロールフォワード・リカバリー・プロセスを完了します。 すべてのコミット済みトランザクションは、ロールフォワード操作を停止したイベントまでリストアされています。
  • 未完了トランザクションをロールバックします。
  • データベースのロールフォワード・ペンディング状態をオフにします。
  • ロールフォワードしているデータベースまたは表スペースへのアクセスを可能にします。

理由コードにバージョン変更イベントが示され、ロールフォワードを続行する場合には、最新バージョンの製品から ROLLFORWARD DATABASE コマンドを発行して操作を完了してください。

SQL1547N 以前に未完了の追加またはドロップ操作があったため、開始または停止コマンドが失敗しました。

説明

DB2 メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) を追加またはドロップしようとして失敗しました。 結果として、未完了の追加またはドロップ操作が修正されるまで、開始または停止コマンドは処理できません。

ユーザーの対応

  1. fixtopology パラメーターを指定した db2iupdt コマンドを使用して、失敗した追加またはドロップ操作を手動で修正します。

    fixtopology パラメーターを指定して db2iupdt コマンドを使用すると、未完了の追加またはドロップ操作を完了するために、常にドロップ操作を実行することに注意してください。

  2. 開始または停止コマンドを再サブミットします。

ユーザー応答

SQL1548N パーティション表では ALLOW WRITE ACCESS モードおよび ALLOW READ ACCESS モードが無効であるため、REORG コマンドは失敗しました。

説明

REORG コマンドを使用して、索引または表を再編成できます。 以下の節を使用して、影響を受ける索引または表に対してユーザーが持つアクセス権限の種類を制御できます。

  • ALLOW NO ACCESS
  • ALLOW READ ACCESS
  • ALLOW WRITE ACCESS

これらの ALLOW 節の使用法に関する制限と要件があります。 例えば、データ・パーティション表に対して REORG INDEXES ALL コマンドを実行する場合、ALLOW WRITE ACCESS 節は、ON DATA PARTITION、CLEANUP、RECLAIM EXTENTS 節のうち 1 つ以上が指定されているときにのみサポートされます。

データ・パーティション表が再編成され、サポートされない方法で ALLOW 節の 1 つが指定された場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

パーティション表の適切なアクセス・モードで REORG コマンドを再発行してください。

sqlcode: -1548

sqlstate: 5U047

SQL1549N ON DATA PARTITION 文節は、このコマンドでは使用できません。

説明

ON DATA PARTITION 節を指定した REORG TABLE コマンドは以下の両方の条件を満たす表に対しては許可されません。

  • REORG ペンディング状態にある。
  • 1 つ以上の非パーティション索引が表に対して定義されている。 非パーティション索引は、ユーザー定義の索引であることも、システム作成の索引 (表に XML 列が含まれる場合に作成される XML PATH 索引など) であることもあります。

ユーザー応答

REORG TABLE コマンドを ON DATA PARTITION 節なしで発行してください。

sqlcode: -1549

sqlstate: 5U047

SQL1550N 理由コードで示された条件のために、SET WRITE SUSPEND コマンドが失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

reason-code で示される条件が解決するまで、SET WRITE SUSPEND コマンドを発行することができません。

1

データベースがアクティブではありません。

2

データベースのバックアップ操作が、ターゲット・データベースに 対して現在進行中です。

3

データベースのリストア操作が、ターゲット・データベースに 対して現在進行中です。

4

データベースに対して、すでに書き込み操作が延期されています。

5

以下の条件のいずれかが存在します。

  • 1 つ以上の表スペースの現在の状態では、書き込み操作を中断することはできません。
  • 表スペースに関連付けられているバッファー・プールへの変更がペンディング中であり、書き込み操作を中断することはできません。
6

データベースでの書き込み操作を中断しようとしているときに、エラーが発生しました。

DB2 pureScale 環境では、DB2 クラスターの 1 つ以上のメンバーで SET WRITE コマンドが失敗した場合に、理由コード 6 で SQL1550N が返されることがあります。

7

データベースが静止しているか、一時的に書き込み操作を中断できない状態にあります。 これは、例えば、静止したデータベースまたはインスタンス、あるいは進行中のデータベースの非アクティブ化が原因で生じることがあります。

8

SET WRITE SUSPEND は、HADR スタンバイではサポートされていません。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

ACTIVATE DATABASE コマンドを発行することによりデータベースをアクティブにし、SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行します。

2

BACKUP プロシージャーが終了したら、SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行します。

3

RESTORE プロシージャーが終了したら、SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行します。

4

データベースの書き込み操作を再開する場合は、SET WRITE RESUME コマンドを発行します。

5
  • MON_GET_TABLESPACE 表関数を使用して、表スペース状態を表示します。 ペンディング状態の表スペースがある場合、SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行する前に、これらの表スペースを、ペンディング状態から解放するための適当なコマンドを発行してください。
  • 1 つ以上の表スペースで操作が進行中の場合は、その操作が完了するまで SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行するのを待ってください。 例えば、セルフチューニング・メモリー・マネージャーが有効である場合、バッファー・プールの変更が進行中である可能性があります。 変更が完了すると、書き込み中断操作が使用可能になります。
6

以下のステップを実行して、理由コード 6 に対応してください。

  1. 管理通知ログを調べて、失敗の原因を調査します。

    DB2 pureScale 環境では、DB2 クラスターの各メンバーの管理通知ログを調べてください。

  2. SET WRITE コマンドの成功を妨げている問題を修正します。

    DB2 pureScale 環境では、DB2 クラスターのさまざまなメンバーがこの問題のさまざまな根本原因を報告している場合は、それらのメンバーによって報告された原因のすべてを修正してください。

  3. SET WRITE SUSPEND コマンドを再発行します。
7

データベースを静止解除するか (静止している場合)、少し待った後、SUSPEND オプションを指定して SET WRITE コマンドを再発行します。

8

HADR 1 次に対して SET WRITE コマンドを発行してください。

SQL1551N WRITE RESUME パラメーターを指定した SET WRITE RESUME コマンドまたは RESTART DATABASE コマンドが、理由コードで示された条件のために失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

reason-code によって示される以下の状況が解決されるまで、SET WRITE RESUME コマンドまたは WRITE RESUME パラメーターを指定した RESTART DATABASE コマンドを発行できません。

1

スナップショット・バックアップが、ターゲット・データベース用に進行中です。

2

データベースは現在 WRITE SUSPEND 状態ではありません。

3

データベースへの書き込み操作を再開しようとしましたがエラーが発生しました。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1
  1. スナップショットのバックアップが完了するまで待ってください。
  2. SET WRITE RESUME コマンドを再発行してください。
2

失敗したコマンドが SET WRITE RESUME コマンドである場合、書き込み操作はこのデータベースで既に有効になっているため、アクションは不要です。 データベースでの書き込み操作を中断するには、SET WRITE SUSPEND コマンドを発行してください。

失敗したコマンドが WRITE RESUME パラメーターを指定した RESTART DATABASE コマンドである場合、WRITE RESUME パラメーターを指定せずに RESTART DATABASE コマンドを発行してください。 これも失敗し、データベースが WRITE SUSPEND 状態ではない場合、次のようにします。

  1. すべての SET WRITE SUSPEND 操作が完了するまで待ってください。
  2. WRITE RESUME パラメーターを指定して RESTART DATABASE コマンドを再発行してください。
3
  1. 診断 (db2diag) ログ・ファイルを検討して、失敗の原因を調査してください。
  2. 問題を訂正します。
  3. SET WRITE RESUME コマンドを再発行してください。

SQL1552N データベースに対する書き込み操作が中断されているか中断されているため、コマンドは失敗しました。

説明

db2SetWriteForDB API を使用するか、SUSPEND 節を指定した SET WRITE コマンドを使用して、データベースの書き込み操作を中断することができます。 データベースへの書き込み操作が中断されているとき、またはデータベース・マネージャーがデータベースへの書き込み操作の中断処理を行っている間は、以下のようにそのデータベースで実行できない操作があります。

  • データベースのバックアップ
  • データベースのリストア
  • データベースの再始動
  • データベースへの接続またはデータベースのアクティブ化
  • データベース構成ファイルの更新またはリセット

WRITE SUSPEND 状態にあるデータベース、または書き込み操作中断処理中のデータベースに対してこれらの操作を実行しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

まず、データベースの書き込み操作が中断処理中である場合、suspend_io 構成パラメーターを使用してデータベースの状態をモニターし、SET WRITE SUSPEND 操作が完了するまで待機してから操作を続行します。

次に、メッセージが返されるシナリオに応じて、このエラーに対応します。

データベースのバックアップまたはリストア:
  1. SET WRITE RESUME FOR DATABASE コマンドを発行して、データベースの書き込み操作を再開します。
  2. バックアップ操作またはリストア操作を再び実行します。
WRITE RESUME 節を指定しないで行うデータベースの再始動:

次のいずれかのアクションを実行して、再始動を再び実行します。

  • WRITE RESUME 節を指定して RESTART DATABASE コマンドを発行します。
  • DB2_RESUME_WRITE オプションを指定して db2DatabaseRestart API を呼び出します。

複数データベース・パーティション環境では、各データベース・パーティションで再始動コマンドまたは API 呼び出しを再発行します。

DB2 pureScale 環境での WRITE RESUME 節を使用したデータベースの再始動:
  • 自動再始動データベース構成パラメーターの設定が ON で自動再始動が有効になっている場合、 数秒待機し、WRITE RESUME 節または DB2_RESUME_WRITE オプションを指定して、再始動を再びサブミットします。
  • 自動再始動データベース構成パラメーターの設定が OFF で自動再始動が無効になっている場合、 以下の 2 つのステップを実行します。
    1. WRITE RESUME 節または DB2_RESUME_WRITE オプションを指定せずにデータベースを再始動します。
    2. WRITE RESUME 節または DB2_RESUME_WRITE オプションを指定してデータベースを再始動します。
その他のシナリオ (データベースへの接続、データベースのアクティブ化、またはデータベース構成ファイルの更新など):

次のいずれかのアクションを実行して、データベースを再始動します。

  • WRITE RESUME 節を指定して RESTART コマンドを発行します。
  • DB2_RESUME_WRITE オプションを指定して db2DatabaseRestart API を呼び出します。

DB2 pureScale 環境では、いずれか 1 つのメンバーでこのコマンドまたは API を発行すると、中断しているすべてのメンバーで書き込み操作が再開されます。

SQL1553N 1 つ以上のデータベースが WRITE SUSPEND 状態であるため、データベース・マネージャーを停止できません。

説明

書き込み操作が中断されているデータベースはシャットダウンできません。 データベースは現在 WRITE SUSPEND 状態です。

ユーザー応答

SET WRITE RESUME コマンドを発行して、データベースの書き込み操作を再開し、 次に db2stop コマンドを再発行してください。

sqlcode: -1553

SQL1554N LIST TABLESPACES コマンドおよび LIST TABLESPACE CONTAINERS コマンドは推奨されておらず、 DB2 pureScale 環境ではサポートされていないため、コマンドは失敗しました。

説明

表スペースおよび表スペース・コンテナーに関する情報を表示するコマンドおよび API は推奨されなくなっており、DB2 pureScale 環境ではサポートされておらず、将来のリリースでは削除される可能性があります。 LIST TABLESPACES および LIST TABLESPACE CONTAINERS コマンドは、今後新しい機能が追加されて更新されることはありません。

ユーザー応答

推奨されないコマンドまたは API を使用する既存のスクリプトを、MON_GET_TABLESPACE または MON_GET_CONTAINER 表関数を呼び出すように変更します。 これらの表関数は、推奨されなくなったコマンドおよび API よりも詳細な情報を返します。

sqlcode: -1554

sqlstate: 5U001

SQL1560N table-nameの統計プロファイルが存在しません。

説明

使用する前に、統計プロファイルを定義する必要があります。

ユーザー応答

RUNSTATS コマンドの SET PROFILE オプションを使ってこの表の統計プロファイルを登録してから、 この操作を再発行してください。

SQL1561N 統計オプションがデータベース・サーバー・レベルと互換性がありません。

説明

指定された 1 つ以上のオプションが、データベース・サーバーのレベルと非互換です。 このデータベース・サーバーのバージョンは、db2runstats API で使用可能な統計オプションのすべてをサポートしていません。

ユーザー応答

sqlustat API を使って統計を収集するか、 db2runstats API を使い、sqlustat API で使用可能なオプションだけを指定してください。

SQL1562N Statistics ノード・オプションは、表 table-nameの既存の統計と互換性がありません。

説明

統計ノード・オプションが、この表の既存の表または索引統計、あるいはその両方と異なっています。

ユーザー応答

一貫したノード・オプションを使って、表の統計を収集してください。

SQL1563N SYSINSTALLOBJECTS プロシージャーが Explain 表のマイグレーションに失敗しました。

説明

SYSINSTALLOBJECTS プロシージャーを使用して Explain 表をマイグレーションできるのは、Explain 表が DB2 バージョン 9.5 以上で作成されている場合に限られます。

ユーザー応答

db2exmig コマンドを使用して Explain 表をマイグレーションしてください。

sqlcode: -1563

sqlstate: 5U048

SQL1564N 指定された操作がサポートされていないため、リストアまたはロールフォワード操作は正常に完了しませんでした。 理由コード reason-code

説明

1

イメージ・トポロジーがターゲット・メンバー・トポロジーのスーパーセットである場合に、WITHOUT ROLLING FORWARD 節を指定しないでデータベース・バックアップ・イメージをリストアしている。

2

以下のいずれかのイベントの前に取得されたバックアップ・イメージから表スペースをリストアしようとした。

  • DB2 pureScale インスタンスから DB2 メンバーをドロップした
  • DB2 Enterprise Server Edition (ESE) インスタンスのバックアップ・イメージを DB2 pureScale インスタンスにリストアした
3

リストアを駆動する現行メンバーがバックアップ・イメージ・トポロジー中に存在しないようなバックアップ・イメージ (データベースまたは表スペース) をリストアしている。

5

イメージ・トポロジーがターゲット・メンバー・トポロジーのスーパーセットではない場合に、不整合のあるデータベースのバックアップ・イメージをリストアしている。

6

DB2 pureScale インスタンスと DB2 Enterprise Server Edition インスタンスの間でバックアップ・イメージをリストアしている場合に、これがデータベース・リストアではない、またはバックアップ・イメージがオフライン・データベース・バックアップ・イメージではない。

7

DB2 Enterprise Server Edition インスタンスと DB2 pureScale Feature インスタンスの間で不整合のあるデータベースのバックアップ・イメージをリストアしている。

8

ダウン・レベル・イメージは、以下の両方の条件が満たされた場合にのみリストアできます。

  • ソース・トポロジーがターゲット・トポロジーと一致する。
  • ソース・インスタンス・タイプがターゲット・インスタンス・タイプと一致する。
9

DB2 pureScale インスタンスと DB2 Enterprise Server Edition インスタンスの間でバックアップ・イメージをリストアしていて、WITHOUT ROLLING FORWARD 節を指定していない。

ユーザー応答

理由コードに対応するアクションは、以下のとおりです。

1

WITHOUT ROLLING FORWARD 節を指定して RESTORE コマンドを再実行してください。

2

表スペース・バックアップより前に取得された最も新しいデータベース・フルバックアップをリストアしてから、RESTORE コマンドを再実行します。

3

バックアップ・イメージ・トポロジーと現行メンバー・トポロジーの間の共通メンバーから RESTORE コマンドを実行します。

5

ソース・インスタンス上でオフライン・バックアップを実行するか、または少なくともソース・インスタンス内の全メンバーが含まれるようにターゲット・インスタンスを更新してから、RESTORE コマンドを再実行します。

6

ソース・インスタンス上でオフライン・データベース・フルバックアップを実行した後、DATABASE RESTORE コマンドに WITHOUT ROLLING FORWARD 節を指定して実行することによって、そのデータベース・フルバックアップをリストアする必要があります。

7

ソース・インスタンス上でオフライン・バックアップを実行するか、またはソース・インスタンス内にメンバー ID が含まれるようにターゲット・インスタンスを更新してから、RESTORE コマンドを再実行します。

8

ダウン・レベル・イメージをリストアするには、以下のいずれか、または両方を行ってください。

  • メンバーを追加またはドロップすることによりターゲット・インスタンス・トポロジーを変更するか、トポロジーが一致する別のインスタンスに切り替えます。
  • BACKUP コマンドが実行されたインスタンスのタイプと同じタイプのインスタンスに対して RESTORE コマンドを実行します。 例えば、BACKUP コマンドが DB2 pureScale インスタンスに対して実行された場合、RESTORE コマンドを DB2 pureScale インスタンスに対して実行します。
9

WITHOUT ROLLING FORWARD 節を指定して RESTORE コマンドを再実行します。

SQL1565N CF 診断ディレクトリー・パス (cf_diagpath) のデータベース・マネージャー構成ファイル内の項目が無効です。

説明

データベース・マネージャー構成ファイル内のクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) の診断ディレクトリー・パス用の項目は cf_diagpath です。

このメッセージは、無効なパスを指定して dbm 構成パラメーター cf_diagpath を更新しようとするときに返されます。 UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドで cf_diagpath に無効な値が指定されています。 例えば、存在しないパスが指定されている場合、またはデータベース・マネージャーが書き込み権限を持たないパスが指定されている場合、このメッセージが戻される可能性があります。

ユーザー応答

cf_diagpath に有効な値を指定してコマンドを再実行してください。 これが、有効な完全修飾パスであることを確認してください。

sqlcode: -1565

sqlstate: 5U054

SQL1566N cf_diaglevel 構成パラメーターに指定された値が無効であるため、UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドが失敗しました。

説明

データベース・マネージャーの構成パラメーター cf_diaglevel を使用して、cfdiag.log ファイルに記録される診断エラーのレベルを指定できます。

UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドで cf_diaglevel に無効な値が指定された場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

cf_diaglevel に有効な値を指定してコマンドを再実行してください。

sqlcode: -1566

sqlstate: 5U054

SQL1567N この環境では、単一のデータベース・パーティションへの排他接続を確立できません。

説明

DB2 pureScale 環境では、排他モードでの単一データベース・パーティションへの接続はサポートされていません。

ユーザー応答

CONNECT ステートメントに ON SINGLE DBPARTITIONNUM 節を指定しないでください。

SQL1568N データベース・マネージャー構成ファイルにアクセスできません。

説明

データベース・マネージャー構成ファイルにアクセスしようとしてエラーが発生しました。 このファイルはインスタンスの作成時に作成され、すべてのデータベース・マネージャー処理に重要です。 データベース・マネージャー構成ファイルにアクセスできないということは、インスタンスのセットアップが完了していないか、インスタンスに損傷がある可能性があります。

このメッセージは、データベース・マネージャー構成ファイルが存在するファイル・システムが使用できないときにも返される場合があります。 例えば、共有ファイル・システムが IBM General Parallel File System (GPFS) である場合、GPFS クラスターがオフラインのときにこのメッセージが返される可能性があります。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

以下のトラブルシューティング・ステップを実行して、このメッセージに対応します。

  • データベース・マネージャー構成ファイルが存在する共有ファイル・システムがマウントされていることを確認します。
  • 共有ファイル・システムのタイプが GPFS である場合、以下のステップを実行してファイル・システム・クラスターが停止していないことを確認します。
    1. 以下のコマンドを使用して共有ファイル・システム・クラスターの状況を確認します。
      db2cluster -cfs -list -host -state
    2. 共有ファイル・システム・クラスターが停止している場合、以下のコマンドを使用してクラスターを再始動します。
      db2cluster -cfs -start -host <hostname>
  • データベース・マネージャー・インスタンスが最近作成されたものである場合、db2icrt コマンドを使用してインスタンスを再作成します。

SQL1569N コマンドまたは API が無効なデータベース・パーティションを指定したため、操作が失敗しました。

説明

このメッセージがバックアップ操作の結果として返された場合、指定されたデータベース・パーティションは現在データベースに定義されていません。 このメッセージがロールフォワードまたはリカバリー操作の結果として返された場合、ON DBPARTITIONNUMS または ON DBPARTITIONNUM 節が指定されており、無効なデータベース・パーティション番号が指定されました。 DPF 以外の環境では、指定できるのは、現在のデータベース・パーティションだけです。

ユーザー応答

バックアップ操作の場合は、既存のデータベース・パーティションを指定してコマンドまたは API を再発行してください。 ロールフォワードおよびリカバリー操作の場合は、ON DBPARTITIONNUMS を指定せずに、または現在のデータベース・パーティションだけを指定してコマンドまたは API を再発行してください。

sqlcode: -1569

sqlstate: 428A9

SQL1572N ディスク・フル状態が原因で、データベースのロールフォワードまたはグループ・クラッシュ・リカバリーが失敗しました。

説明

ログ満杯状態がデータベース・ロールフォワードまたはグループ・クラッシュ・リカバリーの際に発生した場合、必要に応じて追加のログ・ファイルが自動的に割り振られます。 しかし、この場合は、ディスク・スペースの不足のために、新しいログ・ファイルを割り振ることができませんでした。 リカバリーまたはロールフォワード操作は失敗しました。

ユーザー応答

グループ・クラッシュ・リカバリーまたはデータベース・ロールフォワードにさらに多くのディスク・スペースを使用できるようにして、コマンドを再発行してください。

または、以下のように異なるメンバーで再発行すると、操作が成功する場合があります。

  • 失敗した操作がグループ・クラッシュ・リカバリーだった場合、DB2 クラスター・サービスは異なるメンバーでグループ・クラッシュ・リカバリーを自動的に再発行します。 DB2 pureScale インスタンスで自動クラッシュ・リカバリーが有効になっていない場合、別のメンバーでグループ・クラッシュ・リカバリー操作を手動で再発行する必要があります。
  • 失敗した操作がデータベース・ロールフォワードだった場合、ロールフォワード操作を別のメンバーで手動で再始動する必要があります。

SQL1573N 現行のインスタンス環境では、データベースを活動化することも接続することもできません。

説明

このメッセージは、次の場合に返されます。

  • DB2 pureScale 環境との適合性を検証されていないデータベースに対してアクティブ化または接続を試行しているユーザーが、DB2 pureScale 環境を使用している。
  • DB2 pureScale 環境との適合性が検証されたデータベースに対してアクティブ化または接続を試行しているユーザーが、DB2 pureScale 環境を使用していない。

これら 2 つのアクションは、サポートされていません。

ユーザー応答

DB2 pureScale 環境を使用している場合は、db2checkSD ユーティリティーを使用して、その環境でデータベースを使用できるかどうか確認してください。 db2checkSD ユーティリティーがエラーを報告しない場合、再びデータベースをアクティブ化するか、データベースに接続してください。

sqlcode: -1573

sqlstate: 55001

SQL1575N この DB2 pureScale 環境で、データベース dbname の DB2 メンバーを最後に追加またはドロップしようとしましたが、失敗しました。

説明

この DB2 pureScale 環境で DB2 メンバーの追加またはドロップ (トポロジーの変更) を行うと、データベース dbname がリカバリー不能な状態になります。

ユーザー応答

データベース dbname をバックアップまたはドロップしてから、DB2 メンバーの追加またはドロップ操作を繰り返してください。

SQL1576N クラスター・マネージャー・エラーのため、データベースの削除に失敗しました。

説明

drop コマンドの正常な処理を妨げるクラスター・マネージャー・エラーが発生しました。

データベースに関連付けられているすべてのデータ・ファイルが削除されました。 しかし、データベースのロケーション情報は削除されなかった可能性があります。

ユーザー応答

以下のステップを実行して、クラスター・マネージャーが削除できなかったデータベース・リソースをクリーンアップしてください。

  1. 可能な限り以下の診断情報を収集します。
    • SQLCA からのエラー情報
    • db2diag ログ・ファイル内の関連したエラー
  2. db2diag ログ・ファイルのクラスター・マネージャー戻りコードに基づいて必要な修正アクションを実行します。
  3. 関連するマウント・リソースを手動で除去または削除します。
  4. UNCATALOG DATABASE コマンドを使用してシステム・データベース・ディレクトリーからデータベースのロケーション情報を削除します。

この手順を使用してデータベース・リソースを正常に削除できない場合、IBM サポートに連絡して以下の情報を提供してください。

  • 問題の説明
  • SQLCODE
  • SQLCA の内容 (可能な場合)
  • db2support コマンドを使用して収集されたクライアントおよびサーバーに関する環境データ

sqlcode: -1576

sqlstate: 5U056

SQL1577N STANDALONE パラメーターが指定され、現行環境が DB2 pureScale 環境であるため、START コマンドが失敗しました。

説明

DB2 pureScale 環境では、START コマンドに STANDALONE パラメーターはサポートされていません。

ユーザー応答

STANDALONE パラメーターを指定せずにコマンドを再度呼び出してください。

SQL1578N RESTART パラメーターが指定され、現在の環境が DB2 pureScale 環境であるため、START コマンドは失敗しました。

説明

DB2 pureScale 環境では、START コマンドに RESTART パラメーターはサポートされていません。

ユーザー応答

RESTART パラメーターを指定せずにコマンドを再度呼び出してください。

SQL1579N データベース・パーティション dbpartitionnum 上のデータベース dbname の 2 つ以上のログ・ストリームが、異なるログ・チェーンをフォローしています。 ログ・ストリーム stream1 上のログ・ファイル file1 は、ログ・チェーン chain1 をたどり、ログ・ストリーム stream2 上のログ・ファイル file2 は、ログ・チェーン chain2をたどります。

説明

ポイント・イン・タイムまでのデータベース・ロールフォワード操作が完了したか、ロールフォワードのないデータベース・リストア操作が行われると、ログ・チェーンと呼ばれるデータベースの新しい履歴が作成されます。 データベース・マネージャーはログ・チェーン番号をログ・エクステントと他のデータベース・オブジェクトに割り当てることにより、オブジェクトのセットが同じデータベース履歴に属していることを検査できるようにします。 データベース・マネージャーは、複数のログ・ストリームが異なるログ・チェーンに続いていることを検出し、現在の操作を停止しました。

ユーザー応答

このメッセージで識別されるログ・ストリームを確認して、正しいログ・チェーンに従っているログ・ストリームを判別します。 無効なログ・ストリームからオーバーフロー・ログ・パスに必要なログ・ファイルを取り出して、操作を再試行します。

SQL1580W コード・ページ source-code-page からコード・ページ target-code-pageへの変換中に、末尾ブランクが切り捨てられました。 ターゲット域の最大サイズは、max-len でした。 ソース・ストリングの長さは source-len で、その 16 進数表記は string でした。

説明

SQL ステートメントの実行中に、コード・ページ変換処理の 結果が、ターゲット・オブジェクトの最大サイズより大きな ストリングになりました。 ブランク文字だけが切り捨てられたために、処理を続行します。

ユーザー応答

出力が予期されていること、および切り捨てが予期しない結果の原因とならないことを確認してください。

sqlcode: +1580

sqlstate: 01004

SQL1581N table-name は追加モードにすることができず、クラスタリング索引を持つことができません。

説明

このエラーが発行された状態が 2 つあります。
  • クラスタリング索引は表のために存在し、また、ALTER TABLE は付加モードで その表を位置づけるために使用されます。
  • 表は付加モードで、CREATE INDEX はクラスタリング索引を作成するために使用 されます。

ユーザー応答

クラスタリング索引が必要な場合は、表を変更して、付加モードを オフにしてください。 付加モードが必要な場合、表の既存のクラスタリング索引を ドロップしてください。

sqlcode: -1581

sqlstate: 428CA

SQL1582N 表スペース tbspace-name の PAGESIZE が、表スペースに関連付けられているバッファー・プール bufferpool-name の PAGESIZE と一致しません。

説明

CREATE TABLESPACE ステートメントで指定された PAGESIZE 値は、表スペースと共に使用するために指定されたバッファー・プールのページ・サイズと一致しません。 これらの値が一致しなければなりません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

バッファー・プールのサイズと一致するように PAGESIZE に指定された値を変更するか、またはバッファー・プールのページ・サイズを一致する値に変更してください。

sqlcode: -1582

sqlstate: 428CB

SQL1583N PAGESIZE 値 pagesize はサポートされていません。

説明

指定された PAGESIZE は、サポートされるページ・サイズではありません。 サポートされるページ・サイズは 4096、8192、16384、および 32768 ですが、4 K、8 K、16 K、または 32 K の値も指定可能です。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

サポートされているページ・サイズから 1 つを指定してください。

sqlcode: -1583

sqlstate: 428DE

SQL1584N ページ・サイズが pagesize 以上のシステム一時表スペースが見つかりませんでした。

説明

ステートメントを処理するために、SYSTEM TEMPORARY 表スペースが必要でした。 pagesize またはこれより大きいページ・サイズを持つ、使用可能な SYSTEM TEMPORARY 表スペースが ありませんでした。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

少なくとも pagesize のページ・サイズを持つ SYSTEM TEMPORARY 表スペースを 作成してください。

sqlcode: -1584

sqlstate: 57055

SQL1585N 互換性のあるページ・サイズを持つ使用可能な SYSTEM TEMPORARY 表スペースがないため、一時表を作成できませんでした。

説明

TEMPORARY 表スペースには、ソートや結合などの操作を実行する際にデータベース・マネージャーが必要とする一時データが保持されます。そうした活動では、結果セットを処理するための余分のスペースが必要になるためです。 ページ・サイズに互換性があり、「正常」状態になっている表スペースをデータベース・マネージャーが検出できないために、データベース・マネージャーによる一時表の作成が失敗すると、このメッセージが返されます。

このメッセージは、次のいずれかの状態になったときに返されることがあります。

  • 生成されるシステム一時表の行の長さが、現在「正常」状態になっている SYSTEM TEMPORARY 表スペースに最大ページ・サイズで収容できる長さを上回っています。
  • システム一時表に必要な列数が、 データベース内で最大の SYSTEM TEMPORARY 表スペースに適用できる制限を超えました。
  • 表スペースがオフラインになっている可能性があります。
  • 照会には、同じビューへの複数の参照と、結合を持つ構成体が含まれています。結合は UNION を介してプッシュダウンすることができ、1 つ以上の参加表に大きな列が含まれています。

ユーザー応答

以下のトラブルシューティングのステップを実行します。

  1. TEMPORARY 表スペースに必要なサイズを計算します。
  2. MON_GET_TABLESPACE 表関数を使用して、必要なページ・サイズを持ち、正常な状態にある TEMPORARY 表スペースが存在するかどうかを判別します。
    • 必要なページ・サイズを持つ表スペースが存在しない場合は、必要なページ・サイズを持つ SYSTEM TEMPORARY 表スペースを作成します。
    • 通常の状態ではない、必要なページ・サイズを持つ表スペースが存在する場合は、その表スペースを正常な状態に移します。 例えば、表スペースをドロップして再作成します。
    • 必要なページ・サイズを持つ通常の状態の表スペースが存在する場合は、システム一時表から 1 つ以上の列を削除するか、設定された制限を超える情報を保持するために別の表またはビューを作成してください。
  • 必要なページ・サイズを持つ表スペースが存在しない場合は、必要なページ・サイズを持つ SYSTEM TEMPORARY 表スペースを作成します。
  • 必要なページ・サイズを持つ表スペースが存在する場合、次のようにします。
    • 表スペースが「正常」状態ではない場合、表スペースを「正常」状態に移行します。 例えば、表スペースをドロップして再作成します。
    • 表スペースが「正常」状態の場合、以下のいずれかのステップを実行します。
      • 1 つ以上の列をシステム一時表から除去してください。
      • 要求されたように、分離する表またはビューを作成して、制限を超えた追加情報を保留にしてください。

sqlcode: -1585

sqlstate: 54048

SQL1586N 照会コンパイラーがステートメント内のテキスト検索関数を正常に解決できなかったため、ステートメントは実行されませんでした。

説明

テキスト検索関数が、照会コンパイラーによって正常に解決されないという状況がまれに生じることがあります。 そうした状況の 1 つの例は、OUTER JOIN の NULL プロデューサーから列に対してテキスト検索関数を適用する場合です。

照会コンパイラーがテキスト検索関数を正常に解決できない場合に、このメッセージが返されます。

ステートメントは実行されませんでした。

ユーザー応答

ユーザー応答は不要です。 指定されたステートメントは実行できません。

SQL1587N コマンドまたはステートメントが実行されたホスト上に現在 CF があるため、コマンドまたはステートメントは失敗しました。 コマンドまたはステートメントのタイプ: command-statement-code。 ホスト名: host

説明

DB2 クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) が置かれているホスト上では実行できない DB2 コマンド (例えば、ATTACH) および SQL ステートメント (例えば、CONNECT) がいくつかあります。 このメッセージは、これらのコマンドまたはステートメントが明示的または暗黙的に発行された場合に返されることがあります。

トークン command-statement-code は、試行されたコマンドまたは SQL ステートメントのタイプを示します。

1

明示的または暗黙的な CONNECT TO <database-alias>

2

明示的または暗黙的な ATTACH TO <instance-alias>

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • 以下のステップを実行して、CF が置かれていないホストでコマンドまたはステートメントを再実行してください。
    1. 以下のコマンドを使用して、現在 CF がないホストを検出します。
      db2instance -list
    2. 現在 CF がないホストにログインします。
    3. DB2 コマンドまたは SQL ステートメントを再実行します。
  • 以下の方法のいずれかを使用して、現在 CF のないホストを指定します。
    • 環境変数 DB2NODE を使用してメンバーを指定してから、DB2 コマンドまたは SQL ステートメントを再実行します。
    • Set Client コマンドの CONNECT_MEMBER または ATTACH_MEMBER オプションを DB2 コマンドまたは SQL ステートメントとともに使用します。

sqlcode: -1587

sqlstate: 560CW

SQL1588N メンバー member-ID のエラー sqlcode は、現行ステートメントの処理を妨げます。

説明

メンバー member-ID のエラー sqlcode の原因である状況が修正されるまで、現在のメンバーはデータ変更ステートメントを処理できません。 ステートメントは処理できません。

ランタイム・トークン、sqlcode は、戻された原因となっている sqlcode を表しています。

ユーザー応答

操作を再試行してください。 エラーが続く場合、問題を修正して再試行してください。

sqlcode: -1588

sqlstate: 57063

SQL1589N オペレーティング・システムのリソース限界に達したため、データベース接続が失敗しました。

説明

このメッセージは、同時に 1024 を超えるローカル・データベース接続があり、その結果、オペレーティング・システムの限界に達した場合に返されることがあります。 AIX オペレーティング・システムの場合、単一のプロセスまたはアプリケーションによって確立されたローカル・データベース接続は同時に 1024 を超えて存在することはできません。

また、このメッセージは、データベース・マネージャーがオペレーティング・システム呼び出しの実行中に内部エラーを検出した場合にも返されることがあります。

ユーザー応答

不要なローカル・データベース接続を終了してください。

ローカル・データベース接続を終了することで問題が解決する場合は、使用する同時ローカル接続を少なくするようにアプリケーションを変更して、このエラーの再発を防いでください。 アプリケーションが多数のデータベース接続を必要とする場合、ローカル接続ではなく、TCP/IP を使用したリモート接続 (または、データベース・サーバーとクライアントが同じホスト・マシン上にある場合はループバック接続) を使用してください。

ローカル接続の数を減らしてもこの問題が解決しない場合は、IBM ソフトウェア・サポートに連絡して、問題の原因を調べるうえでの支援を受けてください。

sqlcode: -1589

sqlstate: 54067

SQL1590N LONG VARCHAR および LONG VARGRAPHIC フィールドは、DEVICE 上に作成された TABLESPACE では許可されません。

説明

HP 上の装置 (ロー入出力) では、入出力を 1024 バイト境界上に位置合わせする必要があります。 LONG VARCHAR および LONG VARGRAPHIC フィールドは 512 バイトごとにハンドルされるので、 これを使用できるのは、 SYSTEM MANAGED TABLESPACE または FILE コンテナーだけの DATABASE MANAGED TABLESPACE だけです。

ユーザー応答

代替:
  • LONG の代わりに、LOB 列タイプ (BLOB、CLOB、DBCLOB) を選択してください 。
  • 正しい属性の表スペースを使用してください。

sqlcode: -1590

sqlstate: 56097

SQL1592N table-name を増分的に処理できないため、理由コード reason-code の INCREMENTAL オプションは無効です。

説明

理由コード reason-code に基づいて、以下のように原因を識別できます。

32

この表は REFRESH IMMEDIATE マテリアライズ照会表、サポートする ステージング表を持つ REFRESH DEFERRED マテリアライズ照会表、 または PROPAGATE IMMEDIATE ステージング表のいずれでもない。

33

この表がマテリアライズ照会表またはステージング表である場合、 この表に対して LOAD REPLACE または LOAD INSERT が発生した。

34

最後の整合性チェック後に表に LOAD REPLACE が発生した。

35

以下のいずれかです。

  • マテリアライズ照会表またはステージング表が新しく作成された。 表の作成後、 表の整合性を初めてチェックするために完全処理が必要です。
  • SET INTEGRITY ペンディング状態中に、表自体またはその親 (または、それがマテリアライズ照会表または ステージング表である場合は、基礎表) に新しい制約が追加された。
  • これがマテリアライズ照会表またはステージング表の場合は、最後にリフレッシュが行われた後に、表の基礎表に対して LOAD REPLACE が発生した。
  • これがマテリアライズ照会表の場合は、マテリアライズ照会表がリフレッシュされる前に、少なくとも 1 つの基礎表に対して (FULL ACCESS オプションを使って) フル・アクセスが強制された。
  • これがステージング表の場合は、ステージング表が伝搬される前に、 少なくとも 1 つの基礎表に対して (FULL ACCESS オプションを使って) フル・アクセスが強制された。
  • これが据え置きマテリアライズ照会表の場合は、その対応するステージング表が 完了していない状態である。
  • いくつかの親 (またはマテリアライズ照会表やステージング表の場合は基礎表) で、整合性チェックが非増分で行われた。
  • データベース・アップグレード前に、表が SET INTEGRITY ペンディング状態であった。 データベース・アップグレード後、初めて表の整合性チェックを行う場合は、完全処理が必要です。
  • ポイント・イン・タイム・ロールフォワード操作中、表が SET INTEGRITY ペンディング状態に置かれていた。

ユーザー応答

INCREMENTAL オプションを指定しないでください。 システムは、表全体で制約違反についてチェックします (または、マテリアライズ照会表の場合は、マテリアライズ照会表定義照会を再計算します)。

sqlcode: -1592

sqlstate: 55019

SQL1594W 非増分データの保全性は、データベース・マネージャーによって検証されないままです。

説明

この表のチェックは、以前に行われていません。 オプション NOT INCREMENTAL が指定されていない場合、表の増分処理が行われます。 以前にチェックされていない表の部分はチェックされないままとなり、 CONST_CHECKED 列の対応する値は 'U' とマークされたままとなります。

ユーザー応答

アクションは不要です。 以前にチェックされていないデータの整合性を検証し、 システムに表のデータの整合性を維持させるためには、 SET INTEGRITY ステートメントに OFF オプションを指定して発行することでその表を SET INTEGRITY ペンディング状態に置き、次に IMMEDIATE CHECKED および NOT INCREMENTAL オプションを指定して SET INTEGRITY ステートメントを再実行してください。

sqlcode: +1594

sqlstate: 01636

SQL1596N WITH EMPTY TABLE を table-nameに指定することはできません。

説明

table-name が以下のいずれかの条件を満たしているため、この表に対して WITH EMPTY TABLE 節を指定することはできません。

  • マテリアライズ照会表またはステージング表である。
  • 従属リフレッシュ即時マテリアライズ照会表または従属伝搬即時ステージング表を持っている。
  • 参照制約における親である。
  • 制約違反のチェックが済んでいないデータ・パーティションがアタッチされている。
  • 以前にこの表に対し、DETACH PARTITION 節が指定された ALTER TABLE ステートメントが実行されたが、 その非同期のデタッチ操作が完了していない。 この表の中に、まだ論理的にデタッチされた状態 (SYSCAT.DATAPARTITIONS.STATUS = 'L') であるデータ・パーティションがある。

そのような表を ACTIVATE NOT LOGGED INITIALLY に変更する場合、WITH EMPTY TABLE 節を指定することはできません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

論理的にデタッチされたパーティションが表に含まれていない場合は、WITH EMPTY TABLE 節なしの ALTER TABLE ステートメントを発行します。

論理的にデタッチされたパーティションが表に含まれている場合は、次の手順を実行します。

  1. 非同期のパーティション・デタッチ・タスクが完了するのを待ってください。

    デタッチ・タスクの進行状況は、次の方法でモニターできます。

    • LIST UTILITIES コマンドを使用してデタッチ・タスクの進行状況をモニターし、ソース表 table-name が含まれる記述を探します。
    • SYSCAT.DATAPARTITIONS カタログ・ビューを使用して、論理的にデタッチされた状態のデータ・パーティションがないことを確認します。 まだ論理的にデタッチされた状態にあるデータ・パーティションは、 STATUS 列に L があります。
  2. ALTER TABLE ステートメントを再度実行します。

sqlcode: -1596

sqlstate: 42928

SQL1597N 指定された DB2 構成パラメーターが廃止されたため、 DB2 環境の構成に失敗しました。

説明

LOGRETAIN および USEREXIT データベース構成パラメーターは廃止されています。

ログ保存、およびファイルのアーカイブと取得のためのユーザー出口プログラムの使用は引き続きサポートされています。 データベースがログ保存とユーザー出口プログラムを使用するように構成するには、LOGARCHMETH1 データベース構成パラメーターを使用する必要があります。

ユーザー応答

ログ保存を有効にするには、LOGARCHMETH1 データベース構成パラメーターを LOGRETAIN に設定します。

ログ保存を有効にし、ログ・ファイルのアーカイブおよび取得にユーザー出口プログラムを使用することを指定するには、LOGARCHMETH1 データベース構成パラメーターを USEREXIT に設定します。

SQL1598N データベース・サーバーに接続しようとしましたが、ライセンスの問題のために失敗しました。

説明

このメッセージは以下の状況で返されることがあります。

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z を使用してデータベース・サーバーに直接接続している

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z を使用してデータベース・サーバーに直接接続する場合、有効なライセンスが DB2 for z/OS サブシステム上でアクティブにされていない場合にこのメッセージが返されます。

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z 以外のエディションの IBM DB2 Connect を使用してデータベース・サーバーに直接接続している

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z 以外のエディションを使用してデータベース・サーバーに直接接続する場合、有効なライセンスがクライアント・コンピューター上に存在しない場合にこのメッセージが返されます。

DB2 Connect ゲートウェイ・サーバーを介してデータベース・サーバーに接続している

DB2 Connect ゲートウェイ・サーバーを介してデータベース・サーバーに接続する場合、有効なライセンスが DB2 Connect ゲートウェイ・サーバー上に存在しない場合にこのメッセージが返されます。

ユーザー応答

以下のように、状況に当てはまるシナリオに応じてこのメッセージに応答してください。

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z を使用してデータベース・サーバーに直接接続している

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z を使用してデータベース・サーバーに直接接続する場合、アクティベーション・キット内のアクティベーション・プログラムを実行して、ライセンスをアクティブにしてください。

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z 以外のエディションの IBM DB2 Connect を使用してデータベース・サーバーに直接接続している

IBM DB2 Connect Unlimited Edition for System z 以外のエディションを使用してデータベース・サーバーに直接接続する場合、 DB2 Connect 製品および有効なライセンス・キーがご使用のクライアント・コンピューターにインストールされていることを確認してください。

DB2 Connect ゲートウェイ・サーバーを介してデータベース・サーバーに接続している

DB2 Connect ゲートウェイ・サーバーを介してデータベース・サーバーに接続する場合、有効なライセンス・キーがゲートウェイ・サーバーにインストールされていることを確認してください。

sqlcode: -1598

sqlstate: 42968

SQL1599N 環境が SAP用に構成されているため、パブリック別名の作成に失敗しました。

説明

DB2_WORKLOAD という名前のシステム環境変数の値を SAP に設定することによって、DB2 環境を SAP 用に構成することができます。

ローカル・スキーマ外のオブジェクトは、パブリック別名 (パブリック・シノニムとも呼ばれる) を使用することによって参照できます。 パブリック別名は CREATE PUBLIC ALIAS ステートメントを使用して作成できます。

SAP 用に構成された DB2 環境では、パブリック別名はサポートされません。 システム環境変数 DB2_WORKLOAD の値が SAP に設定されている場合に、パブリック別名を作成しようとすると、このメッセージが返されます。

パブリック別名を作成しなくてもローカル・スキーマ外のオブジェクトを参照できる方法はいくつかあります。例えば、完全修飾名を使用する、またはローカル別名を作成するという方法があります。 以下の例では、ローカル・スキーマの名前は schemaA で、tableX という表が別の schemaB というスキーマにあります。

例 1: 完全修飾名の使用

完全修飾名を使用して次のように tableX を参照できます。

select * from schemaB.tableX
例 2: ローカル別名の作成

最初にローカル別名を作成することによって次のように tableX を参照できます。

create alias AX for table schemaB.tableX
select * from AX

ユーザー応答

パブリック別名を作成する代わりに、完全修飾名を使用するかローカル別名を作成することによって、ローカル・スキーマ外のデータベース・オブジェクトを参照してください。

sqlcode: -1599

sqlstate: 42612

SQL1600N ストレージ・グループ storage-group はデフォルトのストレージ・グループであるため、ドロップできません。

説明

storage-group-name は現行のデフォルト・ストレージ・グループであるため、DROP STOGROUP を処理できません。

ステートメントは処理できません。

ユーザー応答

現行のデフォルト・ストレージ・グループをドロップする前に、ALTER STOGROUP ステートメントを使用して新規デフォルト・ストレージ・グループを指定します。

sqlcode: -1600

sqlstate: 42893

SQL1601N データベース・システム・モニターの入力パラメーター parameter が NULL ポインターです。

説明

ユーザーがデータベース・システム・モニター API の 1 つを呼び出し、必須パラメーターの代わりにヌル・ポインターを指定しました。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

有効なパラメーターの値を使用して、コマンドを再発行してください。

SQL1602N 入力データ構造 (sqlma) で指定されたオブジェクト・タイプはサポートされていません。

説明

データベース・システム・モニターの Snapshot API の 入力データ構造 (sqlma) の可変データ域に指定された オブジェクト・タイプは、サポートされていません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

有効なオブジェクト・タイプを使用して、コマンドを再発行してください。

SQL1603N パラメーター parameter が入力データ構造 (sqlma) に指定されていません。

説明

データベース・システム・モニターのスナップショットまたは見積もりバッファー・サイズ API の入力データ構造 (sqlma) に必須パラメーターが指定されていません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

有効なパラメーターの値を使用して、コマンドを再発行してください。

SQL1604N パラメーター parameter が NULL で終了していません。

説明

文字ストリング・パラメーターの終わりには、NULL 文字が必要です。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

文字ストリング・パラメーターの終わりに NULL 文字を追加して、コマンドを再発行してください。

SQL1605W データベース db-alias がアクティブではありません。

説明

データベース・システム・モニターの Reset API が、特定のデータベースのために呼び出されましたが、データベースがアクティブではありませんでした。

コマンドは正常に終了しましたが、何の動作も行われていません。

ユーザー応答

データベースの別名が正しく、データベースがすでに 始動していることを確認してください。

SQL1606W データベース・システム・モニターの出力バッファーがいっぱいです。

説明

データベース・システム・モニターの出力バッファー域には、 戻ってきたデータを収容できる十分な大きさがありません。 可能性の高い原因としては、呼び出しが行われたときにシステム・アクティビティーが激しいこと、またはユーザー・アプリケーション内でデータベース・モニター API 呼び出しが行われた場合に、ユーザーが割り振ったバッファーが小さすぎて、戻されたデータを収容できないことが考えられます。

コマンドは正常に終了し、バッファーがオーバーフローする前に集められたデータは、 ユーザーのバッファーに戻されています。

ユーザー応答

コマンドを再発行するか、 あるいはユーザー・アプリケーションからデータベース・モニター API を呼び出す場合は、 もっと大きなバッファーを割り振るか、または要求する情報量を減らしてください。

SQL1607N 要求されたデータベース・モニター機能を実行するための作業メモリーが不足しています。

説明

データベース・マネージャーは、データベース・システム・モニター・コマンドを処理するための作業メモリーが不足しています。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

入力パラメーターのバッファー・サイズを減らして、コマンドを再発行してください。

SQL1608W 入力として指定された 2 つ以上のデータベース別名が同じデータベースを参照しています。

説明

データベース・システム・モニターの Snapshot または Estimate Buffer Size API 呼び出しが、sqlma 入力データ構造内の 2 つ以上のデータベース別名に対して同じ要求を指定して発行され、それらが同じデータベースを指しています。

データベース・システム・モニターは正常に実行されましたが、 出力バッファーには情報のコピーが 1 つしか返されません。

ユーザー応答

アクションは不要です。 ただし、異なるデータベースに関する情報が予期されていた場合は、ユーザーは、入力で指定されたデータベース別名が正しいことを確認する必要があります。

SQL1609N データベース別名 db-alias はリモート・データベースであり、モニターできません。

説明

リモート・データベースのデータベース別名を指定して、データベース・システム・モニター API 呼び出しが発行されました。 データベース・システム・モニターは、リモート・データベースのモニターをサポートしていません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

ユーザーは、入力で指定されたデータベース別名が正しいことを確認し、正しいデータベース別名を指定してコマンドを再発行する必要があります。

SQL1610N データベース・システム・モニターの入力パラメーター parameter が無効です。

説明

データベース・システム・モニター API の 1 つが呼び出されましたが、 示されたパラメーターに無効な値が指定されました。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

有効なパラメーターの値を使用して、コマンドを再発行してください。

SQL1611W データベース・システム・モニターからデータが戻されませんでした。

説明

データベース・システム・モニター API 呼び出しが発行された時点で、ユーザーが要求したモニター情報は利用できませんでした。 これは、要求したデータベースまたはアプリケーションがアクティブでなかった場合、 あるいは表グループなどのモニター・グループが OFF のときに、 表情報が要求された場合に発生します。

ユーザー応答

コマンドは正常に完了しましたが、データはユーザーに戻されません。

モニターしようとしているデータベースまたはアプリケーションが、 データベース・システム・モニター API を呼び出す時点でアクティブであること、 または必要なモニター・グループがアクティブであることを確認する必要があります。

SQL1612N 指定されたイベント・モニターのターゲット・パスが無効です。

説明

CREATE EVENT MONITOR ステートメントで指定されたターゲット・パスが有効なパス名ではありません。 コマンドを処理できませんでした。

ユーザー応答

正しいイベント・モニターのターゲット・パスを指定して、ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1612

sqlstate: 428A3

SQL1613N 指定されたイベント・モニター・オプションが無効です。

説明

CREATE EVENT MONITOR ステートメントに指定されたオプションが無効です。 可能性のある理由は、以下のとおりです。
  • 指定された MAXFILES、MAXFILESIZE、または BUFFERSIZE が小さすぎます。
  • MAXFILESIZE が BUFFERSIZE より小さくなっています。
  • MAXFILESIZE NONE が、MAXFILES が 1 以外の場合に指定されました。

コマンドを処理できませんでした。

ユーザー応答

正しいイベント・モニター・オプションを使用して、ステートメントの再サブミットを行なってください。

sqlcode: -1613

sqlstate: 428A4

SQL1614N イベント・モニターの活動化中に入出力エラーが発生しました。 理由コード = reason-code

説明

イベント・モニターのアクティブ化時に入出力エラーが検出されました。<reason-code> は、以下のいずれかになります。
1
不明なイベント・モニターのターゲット・タイプを見つけました。
2
イベント・モニターのターゲット・パスが見つかりませんでした。
3
イベント・モニターのターゲット・パスへのアクセスが拒否されました。
4
イベント・モニターのターゲット・パスがパイプの名前ではありません。
5
読み取りのために、イベント・モニターのターゲット・パイプを オープンしている処理がありません。
6
予期しない入出力エラーが発生しました。

ユーザー応答

可能であれば、理由コードで示されている問題を修正して、 SET EVENT MONITOR ステートメントの再サブミットを行なってください。

sqlcode: -1614

sqlstate: 58030

SQL1615W 指定されたイベント・モニターまたは使用量リストは、既に要求された状態になっています。

説明

すでにアクティブなイベント・モニターまたは使用量リストをアクティブ化しようとしたか、または すでに非アクティブなイベント・モニターまたは使用量リストを非アクティブ化しようとしました。 SET EVENT MONITOR または SET USAGE LIST ステートメントは無視されました。

パーティション・データベース環境または DB2 pureScale 環境で、1 つ以上のメンバーの使用量リストは既に要求された状態にありました。 ステートメントの発行時に要求された状態ではなかった使用量リストはすべて、要求された状態に変更されました。

ステートメントがパーティション表または索引の使用量リストに対して発行された場合は、1 つ以上のデータ・パーティションの使用量リストはすでに要求された状態にありました。 ステートメントの発行時に要求された状態ではなかった使用量リストはすべて、要求された状態に変更されました。

ユーザー応答

ユーザー応答は不要です。

sqlcode: +1615

sqlstate: 01598

SQL1616N アクティブ・イベント・モニターの最大数の制限に既に達しています。

説明

各データベース・パーティションごとに、最大で 128 個のイベント・モニターを同時にアクティブにすることができます。

複数パーティション・データベース環境では、各データベースごとに最大で 32 個のグローバル・イベント・モニターを同時にアクティブにすることができます。

このいずれかの制限に既に達しています。 指定されたイベント・モニターはアクティブ化できません。

ユーザー応答

可能であれば、アクティブ・イベント・モニターの 1 つを非アクティブ化して、SET EVENT MONITOR ステートメントを再サブミットしてください。 アクティブなすべてのイベント・モニターを表示し、それらがグローバルかどうかを判別するには、以下の照会を使用します:

SELECT EVMONNAME, MONSCOPE FROM SYSCAT.EVENTMONITORS WHERE EVENT_MON_STATE(EVMONNAME) = 1

sqlcode: -1616

sqlstate: 54030

SQL1617N 指定されたイベント・モニターは、既に MAXFILES および MAXFILESIZE 制限に達しています。

説明

指定されたイベント・モニターは、イベント・モニターの ターゲット・ディレクトリーに許されるデータ容量の制限を 使用して作成されています。 この制限にすでに達しています。 指定されたイベント・モニターはアクティブ化できません。

ユーザー応答

可能であれば、いくつかのイベント・モニター・データ・ファイルを ターゲット・ディレクトリーから削除して、SET EVENT MONITOR ステートメントの 再サブミットを行なってください。

sqlcode: -1617

sqlstate: 54031

SQL1618N 指定されたイベント・モニターのターゲット・パスは、別のイベント・モニターによって使用中です。

説明

指定されたイベント・モニターが、他のイベント・モニターと 同じターゲット・パスを使用して、作成されています。 この別のイベント・モニターは少なくとも 1 回はアクティブ化され、ターゲット・パスに .evt または .ctl ファイル、あるいはその両方を残しています。 これらのファイル は、入っている通知を読み取っているアプリケーションによって 使用中である可能性があります。

ユーザー応答

ほかのイベント・モニターが現在アクティブ中の場合は、非アクティブ化にしてください。 アプリケーションが、ターゲット・パスで作成されたファイルを使用していないことを 確認してから、ファイルを除去して、 次に、SET EVENT MONITOR ステートメントの再サブミットを行ってください。

または、異なるターゲット・パスを指定して必要なイベント・モニターを 作成し、SET EVENT MONITOR ステートメントの再サブミットを行なってください。

sqlcode: -1618

sqlstate: 51026

SQL1619N アクティブ・イベント・モニターをドロップできません。

説明

指定されたイベント・モニターは現在アクティブなため、ドロップすることができません。

ユーザー応答

イベント・モニターを非アクティブ化して、DROP EVENT MONITOR ステートメントの再サブミットを行ってください。

sqlcode: -1619

sqlstate: 55034

SQL1620N イベント・モニターをフラッシュできません。 理由コード rc

説明

イベント・モニターをフラッシュできませんでした。 考えられる理由が、以下の理由コードで示されます。

1

イベント・モニターがアクティブでない。

2

イベント・モニターはバージョン 6 よりも前の出力で実行されていて、フラッシュが使用できない。

3

フラッシュは一部のデータベース・パーティションで成功したが、少なくとも 1 つのデータベース・パーティションで失敗した。

4

データベース・パーティションは、書き込みの保留状態にあります。

ユーザー応答

理由コードに応じたアクションが、以下のように示されます。

1

イベント・モニターがアクティブであることを確認し、必要であれば SET EVENT MONITOR evmonname STATE 1 ステートメントを発行して、イベント・モニターをアクティブ化してください。

2

イベント・モニターがバージョン 6 よりも前の出力で実行されている場合は、フラッシュを試みないでください。

3

フラッシュが少なくとも 1 つのデータベース・パーティションで失敗した場合、問題が起きているパーティションと、フラッシュしているイベント・モニターを示す、ルーチン sqlm_bds_flush_monitor または sqlm_bds_flush_monitor_hdl からのすべてのプローブについて db2diag ログ・ファイルを調べます。それから必要なすべての修正アクションを取り (例えば、そのパーティションに表書き込みイベント・モニターのために十分なモニター・ヒープがあることを確認し、そのパーティションの表スペースに十分なスペースがあるようにします)、さらに以下のステートメントを発行して、イベント・モニターを非アクティブ化してから再アクティブ化します。

SET EVENT MONITOR evmonname STATE 0
SET EVENT MONITOR evmonname STATE 1
4

RESUME パラメーターを指定した SET WRITE コマンドを発行して、データベース・パーティションでの書き込み操作が再開できるようにします。

sqlcode: -1620

sqlstate: 55034

SQL1621N 指定されたイベント・モニターまたは使用量リストが作成されたトランザクションは、まだコミットされていません。 イベント・モニターまたは使用量リストはアクティブ化できません。

説明

イベント・モニターまたは使用量リストが作成されたトランザクションがコミットされる まで、そのイベント・モニターまたは使用量リストはアクティブ化できません。

ユーザー応答

イベント・モニターまたは使用量リストを作成したトランザクションをコミットして、SET EVENT MONITOR または SET USAGE LIST ステートメントの再発行を行ってください。

sqlcode: -1621

sqlstate: 55033

SQL1622N SET EVENT MONITOR STATE ステートメントまたは SET USAGE LIST STATE ステートメントで指定された STATE 値が無効です。

説明

SET EVENT MONITOR STATE または SET USAGE LIST STATE ステートメントに指定された STATE 値が、有効な値の範囲外か、または値が、標識変数の結果として NULL になっています。

イベント・モニター状態の有効な値は、以下のとおりです。

0

イベント・モニターを非アクティブ化します。

1

イベント・モニターをアクティブ化します。

使用量リスト状態の有効な値は、以下のとおりです。

ACTIVE

使用量リストをアクティブ化します

INACTIVE

使用量リストを非アクティブ化します

RELEASED

使用量リストに関連付けられているメモリーを解放します

ステートメントは実行できません。

ユーザー応答

イベント・モニター状態または使用量リスト状態の値および/または標識変数を訂正して、ステートメントを再実行してください。

sqlcode: -1622

sqlstate: 42815

SQL1623N sqlma 入力構造に指定されたオブジェクトが多すぎる状態で sqlmonsz または sqlmonss API が呼び出されました。

説明

sqlma 入力構造に許されているオブジェクト数の 制限を超えました。

ユーザー応答

sqlma パラメーターのオブジェクト数を減らして、もう一度呼び出しを行ってください。

SQL1624N sqlmonsz または sqlmonss API によって参照されるすべてのデータベースは、同じノードになければなりません。

説明

sqlma パラメーターに、別のノードに存在するデータベースに 対する参照が入っていました。

ユーザー応答

すべてのデータベース・オブジェクトが同じノードを参照するように、sqlma パラメーターを修正して、もう一度呼び出しを行ってください。

SQL1625W モニターは、コード・ページ source からコード・ページ targetに変換できません。 この変換は、タイプ type に関連するデータに対して試行されました。

説明

考えられるタイプは以下のとおりです。
  1. ステートメント・テキスト
  2. dcs アプリケーション
  3. アプリケーション
  4. テーブル
  5. ロック
  6. 表スペース
ソース・コード・ページからターゲット・コード・ページへのデータ変換はサポートされていません。 このエラーは、以下の状態で発生する可能性があります。
  1. ソースとターゲット・コード・ページの組み合わせを、 データベース・マネージャーがサポートしていません。
  2. ソースとターゲット・コード・ページの組み合わせは、 サーバー・ノードのオペレーティング・システム文字変換ユーティリティーによってサポートされていません。

モニター・アプリケーションのコード・ページと互換性のないコード・ページのデータベースに関連するデータの変換をモニターが試行するときにこの状態が発生する可能性があります。

ユーザー応答

サポートされている変換機能のリストについては、 オペレーティング・システムの資料をチェックし、 適切な変換機能がインストールされておりデータベース・マネージャーに対してアクセス可能なことを確認してください。

可能ならば、モニターされているデータベースとモニター・アプリケーションが同じコード・ページにあることを確認してください。

SQL1626W コード・ページ source からコード・ページ targetへの変換の実行中にオーバーフローが発生しました。 ターゲット域のサイズは max-lenで、データはタイプ type に関連し、最初の 8 文字は data です。

説明

考えられるタイプは以下のとおりです。
  1. ステートメント・テキスト
  2. dcs アプリケーション
  3. アプリケーション
  4. テーブル
  5. ロック
  6. 表スペース

モニターは、表制約のためデータを変換できません。 このデータはそのオリジナル形式に保存されています。

ユーザー応答

可能ならば、モニターされているデータベースとモニター・アプリケーションが同じコード・ページにあることを確認してください。

SQL1627W 自己記述型データ・ストリーム・レベルでスナップショット API 要求が行われましたが、サーバーは固定サイズ構造フォーマットのスナップショットしか戻すことができませんでした。

説明

スナップショット要求を発行するアプリケーションが SQLM_DBMON_VERSION6 以降のレベルで要求を出したのに対して、 スナップショットを返すサーバーはデータの低レベルのビューを返しました。

ユーザー応答

スナップショットの自己記述型データ形式 (DB2 バージョン 6 以降) では、収集情報は、サーバー・レベルを含めて、スナップショット・データ・ストリームの一部として返されます。 DB2 のバージョン 6 よりも前のレベルでは、 スナップショット収集情報は sqlm_collected 構造で返されます。 このスナップショット・データ・ストリームを解析するためには、 sqlm_collected 構造と古いデータ・ストリーム処理方式を使用しなければなりません。

SQL1628W 出力バッファーがいっぱいであるため、リモートのスイッチ取得操作が部分的な結果を戻しました。 結果をすべて取り出すには、最小バッファー・サイズ size バイトを使用してください。

説明

与えられた出力バッファーは、スイッチ・データをすべて返すために十分な大きさではありませんでした。 モニターは、この出力バッファーによって可能なだけのデータを返しました。

ユーザー応答

より大きなデータ・バッファーを割り振ってから、スイッチ要求を出し直してください。

SQL1629W ノードまたはノード node-listでリモート・スナップショット操作が失敗し、理由コードまたはコード reason-listが返されました。

説明

リモート・ノードでの操作中に何かの障害が発生しました。理由は <reason-code> です。これは以下のいずれかです。
1
ノード障害または通信エラーのため、FCM がターゲット・ノードと通信を行うことができませんでした。
2
スナップショット操作がターゲット・ノードで完了しませんでした。 特定の sqlca については管理通知ログを参照してください。

ユーザー応答

エラーの原因がノード障害または通信エラーであれば、その通信エラーを解決するか、または エラーを訂正できなかったノードを再始動する必要があります。

エラーの原因がリモート・ノードでのスナップショット操作エラーであれば、失敗した操作による sqlca について管理通知ログ を調べ、そのコードについての指示を参照して問題を訂正してください。

SQL1630N 指定されたイベント・モニターは、既に PCTDEACTIVATE 制限に達しています。

説明

指定された Write to Table イベント・モニターが PCTDEACTIVATE 制限を設定して作成されました。 DMS 表スペースの占有量を指定するのは、イベント・モニターが自動的に非アクティブ化する前でなければならず、この制限に既に達しています。 指定されたイベント・モニターはアクティブ化できません。

ユーザー応答

表スペースで使用されるスペースを削減し、SET EVENT MONITOR ステートメントを再サブミットしてください。 あるいは、イベント・モニターをドロップし、PCTDEACTIVATE しきい値を高くしてそれを再作成してください。

sqlcode: -1630

sqlstate: 54063

SQL1631N タイプ イベント・モニター・タイプ のイベント・モニター イベント・モニター名 は既にアクティブです。 イベント・モニターはアクティブ化されませんでした。

説明

タイプ ACTIVITIES, STATISTICS または THRESHOLD VIOLATIONS のイベント・モニターは、一度に 1 つだけアクティブにすることができます。 同じタイプのイベント・モニターが既にアクティブになっているため、イベント・モニターのアクティブ化は失敗しました。

ユーザー応答

このイベント・モニターをアクティブ化する前に、イベント・モニター event-monitor-name を非アクティブ化してください。

sqlcode: -1631

sqlstate: 5U024

SQL1632W 別の統計の収集およびリセット要求が既に進行中であるため、統計の収集およびリセット要求は無視されました。

説明

前の収集およびリセット統計要求が既に進行中であるため、収集およびリセット統計要求は無視されました。 このデータベースでは、一度に 1 つの収集およびリセット統計要求のみ処理されます。

ユーザー応答

アクションは不要です。

sqlcode: +1632

sqlstate: 01H53

SQL1633W アクティブなアクティビティー・イベント・モニターがないため、アプリケーション・ハンドル application-handle、作業単位 ID unit-of-work-id、およびアクティビティー ID activity-id によって識別されるアクティビティーをキャプチャーできませんでした。

説明

アプリケーション・ハンドル、作業単位 ID、およびアクティビティー ID で識別されるアクティビティーをキャプチャーしようとしました。 これには、アクティビティー・イベント・モニターが作成され、その状態がアクティブに設定される必要があります。 現在、アクティブ状態のアクティビティー・イベント・モニターがありません。

ユーザー応答

アクティビティー・イベント・モニターが既に存在するものの、アクティブ状態でない場合、その状態をアクティブに設定してください。 このデータベースにアクティビティー・イベント・モニターがない場合は作成し、その状態をアクティブに設定してください。 この手順を再呼び出ししてください。

sqlcode: +1633

sqlstate: 01H53

SQL1634N アクティブな統計イベント・モニターがないため、統計を収集できませんでした。

説明

ワークロード管理統計を収集しようとしました。 これには、統計イベント・モニターが作成され、その状態がアクティブに設定される必要があります。 現在、アクティブ状態の統計イベント・モニターがありません。

ユーザー応答

統計イベント・モニターが既に存在するものの、アクティブ状態でない場合、その状態をアクティブに設定してください。 このデータベースに統計イベント・モニターがない場合は作成し、その状態をアクティブに設定してください。 この手順を再呼び出ししてください。

sqlcode: -1634

sqlstate: 51042

SQL1635N スナップショットのサイズが snapshot-size バイトであり、最大許容サイズの max-size バイトを超えているため、スナップショット操作は失敗しました。

説明

スナップショット・モニターを使用して、DB2 データベースおよび関連するオペレーティング・システムの情報を収集できます。 複数データベース・パーティション環境では、現在のデータベース・パーティション、指定したデータベース・パーティション、またはすべてのデータベース・パーティションのスナップショットを取ることができます。 一度にすべてのデータベース・パーティションのスナップショットを取ることを、「グローバル・スナップショットを取る」と呼びます。

通常、スナップショット操作が割り振るデータ・バッファーのサイズは、システム・リソース制約によって制限されます。 グローバル・スナップショットの場合、DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE レジストリー変数を設定することにより、データ・バッファーの許可されるサイズの最大値をオプションで指定できます。

このメッセージは、以下の 2 つのタイプのシナリオで返される可能性があります。

  • このメッセージは通常、要求されたスナップショット・サイズが、許可される最大のスナップショット・サイズを超えている場合に返されます。
  • グローバル・スナップショット操作では、このメッセージは、要求されたスナップショット・サイズが DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE レジストリー変数で設定された値を超えている場合にも返されることがあります。

ユーザー応答

以下に示す 1 つ以上のアクションを実行して、このメッセージに対応してください。

一般:
  • 収集される情報の量を減らして、より小さいスナップショットを作成します。

    以下は、GET SNAPSHOT コマンドに指定するパラメーターを変更することによって、より小さいスナップショットを収集する方法の 2 つの例です。

    • ALL DATABASES パラメーターを使用する代わりに DATABASE パラメーターを使用して、1 つのデータベースのみの情報を収集します。
    • ALL APPLICATIONS パラメーターを使用する代わりに APPLICATIONS ON パラメーターを使用して、特定のデータベースに接続しているアプリケーションのみの情報を収集します。
グローバル・スナップショットのみ:
  • グローバル・スナップショットを作成する代わりに、各データベース・パーティションで GET SNAPSHOT コマンドを別個に実行することによって、複数の、より小さいスナップショットを収集します。
  • DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE レジストリー変数が設定されている場合、少なくともこのメッセージの snapshot-size ランタイム変数に示されている実際のサイズと同じ大きさの値に DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE を増やしてから、GET SNAPSHOT コマンドを再び実行します。

SQL1636N イベント・モニターが活動化中にエラーを検出しました。 理由コード reason-code

説明

イベント・モニターのアクティブ化の間に、以下の理由コードに示されるエラーが検出されました。

1

イベント・モニターは正常にアクティブ化されました。 しかし、これは DB2 pureScale 環境であり、エラーが発生して、このグローバル・イベント・モニターまたは表書き込みイベント・モニターの再始動機能がないか制限された状態になっています。 モニター・メンバーがイベント・モニターを実行できなくなった場合、システムは別のメンバーでイベント・モニターを再始動できない場合があります。

2

イベント・モニターは、現在のメンバーでのアクティブ化に失敗しました。 しかし、これは DB2 pureScale 環境であり、このグローバル・イベント・モニターまたは表書き込みイベント・モニターは別のメンバーで正常にアクティブ化されている可能性があります。

ユーザー応答

理由コードに対応するアクションは、次のとおりです。

1

詳細について、管理通知ログおよび db2diag.log を調べてください。 メンバーに影響を及ぼす問題を修正して、完全な再始動機能を確実に有効にするためにイベント・モニターを非アクティブ化してから再アクティブ化してください。

2

詳細について、管理通知ログおよび db2diag.log を調べてください。 メンバーに影響を及ぼす問題を修正してください。 イベント・モニターがアクティブ状態かどうか調べて、必要に応じてイベント・モニターを非アクティブ化し、完全な再始動機能を確実に有効にするためにイベント・モニターを再アクティブ化してください。

sqlcode: -1636

sqlstate: 560CS

SQL1637N 透過 DDL でサポートされていない節が指定されたため、ステートメントは失敗しました。 指定された節: clause

説明

透過 DDL を使用することによって、CREATE TABLE、ALTER TABLE、および DROP TABLE などのよく知られている SQL ステートメントを使用してフェデレーテッド環境のリモート表を作成、変更、およびドロップすることができます。 よく知られている同じ SQL ステートメントを使用してローカル表とリモート表の両方を処理できる機能により、フェデレーテッド・データベース環境の管理が単純化されます。 リモート表での透過 DDL の使用を有効にするには、OPTIONS 節を指定した CREATE TABLE ステートメントを使用して表を作成します。

このメッセージは、透過 DDL でサポートされない節を指定して CREATE TABLE ステートメントまたは ALTER TABLE ステートメントが呼び出されるときに返されます。

ユーザー応答

サポートされない節を指定せずにステートメントを再実行してください。

sqlcode: -1637

sqlstate: 428I2

SQL1638N ストレージ・グループ・パスをリダイレクトできません。

説明

プロセスが SET STOGROUP PATHS コマンドまたは db2SetStogroupPaths API を使用してストレージ・グループ・パスを変更できないときに、それを試行しました。 例えば、表スペースのリストア時にストレージ・グループ・パスをリダイレクトしようとすると、このメッセージが返されることがあります。 ストレージ・グループ・パスは、リダイレクトされるデータベースのリストア時にのみリダイレクトできます。

ユーザー応答

解決策は以下のとおりです。アクティブ・データベースのストレージ・グループ・パスを変更するには、ALTER STOGROUP ステートメントを使用してください。 リダイレクト・リストアを実行するには、REDIRECT オプションを使用して RESTORE DATABASE コマンドを発行してください。 リダイレクト・リストア中に、SET STOGROUP PATHS コマンドまたは db2SetStogroupPaths API を使用してストレージ・グループ・パスをリダイレクトできます。

sqlcode: -1638

sqlstate: 5U057

SQL1639N サーバー上のセキュリティー関連のデータベース・マネージャー・ファイルに必要なオペレーティング・システム許可がないため、データベース・サーバーは認証を実行できませんでした。

説明

DB2 データベース・システムでは、ご使用のインスタンスとデータベース・ディレクトリー、およびそれらのディレクトリーにあるファイルに、最小限のレベルのオペレーティング・システム許可がある必要があります。 インスタンスおよびデータベース・ディレクトリーがデータベース・マネージャーによって作成された場合は、許可は正確であり、これらの許可を変更することでデータベース・マネージャーの機能に障害が発生する可能性があります。 非 root ユーザーがインストールしたインスタンスやオペレーティング・システム・ベースの認証については、DB2 ファイルの許可はより複雑になります。

セキュリティー関連のデータベース・マネージャー実行可能ファイルに、データベース・マネージャーがリモート接続の認証関連のタスクを実行するのに必要な許可がない場合に、このメッセージが返されます。

これらのセキュリティー関連のファイルに必要な許可がない可能性がある理由には、次のようないくつかの理由があります。

  • データベース・マネージャー・インスタンスが非 root ユーザーによりインストールされたインスタンスであり、db2rfe コマンドを使用してオペレーティング・システム・ベースの認証がまだ有効化されていない。
  • データベース・マネージャー・ファイルのオペレーティング・システム許可が誤って変更された。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • インスタンスが非 root ユーザーによりインストールされたものである場合は、db2rfe コマンドを使用してオペレーティング・システム・ベースの認証を有効にします。
  • スーパーユーザーとして以下のコマンドを実行して、このインスタンスのデータベース・マネージャー・バイナリー・ファイルのすべてのオペレーティング・システム許可をリセットします。
    db2iupdt -k <instance-name>

    <instance-name> は、対象のインスタンスの名前です。

db2rfe コマンドおよび db2iupdt コマンドを使用する場合は、両方ともデータベース・マネージャー・インスタンスを停止してから再始動する必要があります。

sqlcode: -1639

sqlstate: 08001

SQL1640N オブジェクト object-nameの使用リストを作成できません。

説明

使用量リストは、通常の表および索引に対してのみ作成できます。 使用量リストを作成できるオブジェクトのタイプについて詳しくは、関連トピックのセクションを参照してください。

ユーザー応答

有効な表または索引オブジェクトの名前を使用してください。

sqlcode: -1640

sqlstate: 42809

SQL1641N ファイル・システムのマウント設定により、1 つ以上のデータベース・マネージャー・プログラム・ファイルが root 特権で実行できなかったため、 db2start コマンドは失敗しました。

説明

UNIX 環境および Linux 環境の root でインストールされたインスタンスが存在する場合、データベース・マネージャーのいくつかの実行可能プログラムは、いわゆる「実行時にユーザー ID を設定する」(setuid) プログラムとなります。 setuid プログラムは、プログラムを実行したユーザーの特権ではなく、プログラムの所有者の特権で実行します。 例えば、データベース・マネージャー・プログラム (db2start プログラムなど) の所有者は root であるため、db2start コマンドを実行したユーザーの特権に関係なく、root 特権で実行されます。

マウントされたファイル・システムにおいてプログラムを setuid 特権で実行する機能は、ファイル・システムのマウント時に nosuid オプションを使用して構成します。 nosuid オプションを使用してファイル・システムをマウントすると、setuid 特権でのプログラムの実行が妨げられます。

このメッセージが返されるのは、UNIX および Linux 環境において、データベース・マネージャー・プログラムの存在するファイル・システムが nosuid オプションを使ってマウントされたために、データベース・インスタンスを開始するのに必要なデータベース・マネージャー・プログラムを root として実行できなかった場合です。

ユーザー応答

  1. データベース製品ファイル (sqllib ディレクトリーおよび db2start プログラムを含む) があるファイル・システムを、nosuid オプションを指定しないで再マウントしてください。
  2. db2start コマンドを再実行してください。

SQL1642N 接続要求がリモート・コンピューターによって拒否されたため、データベース・マネージャーはリモート・コンピューター上のインターネット・ソケットへの接続に失敗しました。

説明

ネットワークを介してリモート・データベースと対話するために、データベース・マネージャーは通信プロトコル (TCP/IP など) およびオペレーティング・システム・インターフェース (インターネット・ソケットなど) を使用して、リモート・データベースがあるコンピューター上のデータベース関連のオペレーティング・システム・サービスに接続する必要があります。

データベース・マネージャーが TCP/IP 通信プロトコルを使用してリモート・コンピューターに接続しようとして、CONNECT という TCP/IP 機能からエラー・コード ECONNREFUSED または WSAECONNREFUSED を受け取ると、このメッセージが返されます。 通常、データベース・マネージャーが接続しようとしているリモート・コンピューター上のデータベース関連オペレーティング・システム・サービスがアクティブでないために、接続が拒否されます。

このエラーが返される原因となるシナリオには、以下のような複数のシナリオがあります。

  • リモート・コンピューター上のデータベース・マネージャーが停止している
  • リモート・データベースのカタログ方法に問題がある
  • リモート・データベース・サーバーの構成方法に問題がある
  • リモート・データベース・サーバーの DB2COMM レジストリー変数が、クライアントで使用されている通信プロトコルに設定されていない
  • リモート・コンピューター上のファイアウォール・ソフトウェアにより、データベース・マネージャーの接続の試行がブロックされている
  • リモート・コンピューターで処理できる数より多くの TCP/IP 接続要求がある

ユーザー応答

考えられる原因を以下のように体系的に除去することで、このエラーに対応します。

  1. リモート・コンピューター上のデータベース・マネージャーが正常に開始していることを確認します。
  2. データベースが正しくカタログされているようにしてください。
  3. リモート・データベース用のデータベース・マネージャー構成ファイルの項目が有効で整合性があることを確認します。
  4. リモート・データベース・サーバーの DB2COMM 環境変数が、クライアントで使用されている通信プロトコルに設定されていることを確認します。
  5. ファイアウォール・ソフトウェアがリモート・コンピューターへの TCP/IP 接続をブロックしていないことを確認します。
  6. すべてのアプリケーションによりリモート・コンピューターに送信される接続要求の数が、そのコンピューターで処理できる要求数より少ないことを確認します。

ここにリストされた考えられる原因を除去した後、db2support コマンドを使用して診断情報を収集し、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

SQL1643C データベース・マネージャー・インスタンスのメモリー制限に達したため、データベース・マネージャーは共有メモリーの割り振りに失敗しました。

説明

各データベース・パーティションに割り振りできるメモリーの最大量は、データベース・マネージャー・パラメーター instance_memory により制御されます。 DB2 メモリーの使用量は、ワークロードや構成に応じて異なります。 これに加え、database_memory のセルフチューニングが有効になっていれば、それも要因の 1 つとなります。 instance_memory の計算やインスタンス・メモリーの制限についてパラメーターが受ける影響の原因となる多くの要因には、以下のようなものがあります。

  • データベース・マネージャー・パラメーター instance_memory を使用して、データベース・パーティションに割り振りできるメモリーの最大量を指定できます。
  • データベース・マネージャー・パラメーター instance_memory を AUTOMATIC に設定すると、コンピューターの物理 RAM およびデータベース製品のライセンスにより許容される最大値に基づいて算出される制限まで、データベース・マネージャー・インスタンスのメモリーを必要に応じて増やすことができます。

インスタンス・メモリーの制限に達したために、データベースのアクティブ化やデータベースのロールフォワードなどのアクティビティー中にデータベース・マネージャーが共有メモリーを割り振りできない場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

  1. ADMIN_GET_DBP_MEM_USAGE 表関数、または -dbptnmem パラメーターを指定した db2pd コマンドを使用して、特定のデータベース・パーティションまたはすべてのデータベース・パーティション用にデータベース・マネージャー・インスタンスが使用するインスタンス・メモリーの合計使用量を判別します。
  2. データベース・マネージャー・パラメーター instance_memory の設定値まで値を増やすか、instance_memory を AUTOMATIC に設定します。
  3. instance_memory にできるだけ大きい値を設定するか instance_memory を AUTOMATIC に設定しても、このエラーが発生し続ける場合は、db2support ユーティリティーを使用して診断情報を収集し、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

sqlcode: -1643

sqlstate: 57019

SQL1644N 接続要求がリモート・コンピューターによってリセットされたため、データベース・マネージャーはリモート・コンピューター上のインターネット・ソケットへのデータの送信に失敗しました。

説明

ネットワークを介してリモート・データベースと対話するために、データベース・マネージャーは通信プロトコル (TCP/IP など) およびオペレーティング・システム・インターフェース (インターネット・ソケットなど) を使用して、リモート・データベースがあるコンピューター上のデータベース関連のオペレーティング・システム・サービスに接続する必要があります。

データベース・マネージャーが TCP/IP 通信プロトコルを使用してリモート・コンピューターにデータを送信しようとして、RECV という TCP/IP 機能からエラー・コード ECONNRESET または WSAECONNRESET を受け取ると、このメッセージが返されます。

このエラーが返される原因となるシナリオには、以下のような複数のシナリオがあります。

  • クライアント・サイドの接続プールは使用可能で、データベース・アプリケーションがデータベース接続の失敗後に再試行していない。
  • データベース・エージェントがリモート・コンピューターから強制的に切断された。
  • リモート・コンピューター上のデータベース・エージェントが強制終了した。
  • リモート・コンピューター上のデータベース関連オペレーティング・システム・スレッドがタイムアウトになった。
  • 接続が TCP/IP レベルでリモート・ゲートウェイまたはサーバーによりクローズされた。

ユーザー応答

以下のようにして、考えられる原因を体系的に調査して解決します。

クライアント・サイドの接続プールの問題

クライアント・サイドの接続プールが使用可能である場合は、データベース・アプリケーションが、データベース接続の失敗を受信したあとにデータベース接続を再試行することを確認します。

データベース・エージェントの強制切断
  1. 管理者が保守を実行するためにすべてのユーザーとエージェントをリモート・コンピューターから強制的に切断する場合などのように、何らかのイベントによりデータベース・エージェントがリモート・コンピューターから強制的に切断されていないか調査します。
  2. データベース・エージェントが強制的にリモート・コンピューターから切断されている場合は、データベース管理者またはシステム管理者と協力してデータベース・サーバーをオンラインの状態に戻して要求を処理できるようにしてから、作業単位を再試行します。
データベース・エージェントの強制終了
  1. リモート・コンピューターでの何らかの障害によりデータベース・エージェントが強制終了されていないか調査します。 例えば、主要データベース・マネージャー・プロセスの強制終了が、データベース・エージェントの強制終了の原因となっている可能性があります。
  2. リモート・コンピューターでの障害により主要データベース・マネージャー・プロセスが強制終了されている場合は、データベース管理者またはシステム管理者と協力してデータベース・サーバーをオンラインの状態に戻して要求を処理できるようにしてから、作業単位を再試行します。
スレッドのタイムアウト
  1. リモート・コンピューター上の診断ログで、オペレーティング・システム・スレッドのタイムアウトを示すエラー・メッセージがないか確認します。
  2. データベース関連オペレーティング・システム・スレッドが、アイドル・スレッド・タイムアウト (IDTHTOIN) オペレーティング・システム・パラメーターより長く実行されている場合は、以下の修正アクションを 1 つ以上実行します。
    • IDTHTOIN パラメーターの値を増やす。
    • 接続プールがゲートウェイで使用可能になっている場合は、その接続プールを使用不可にする。
    • データベース・アプリケーションが必要以上に長くリソースを開いたままにしていないことを確認する。 例えば、データベース・アプリケーションが WITH HOLD カーソルが必要なくなったらそれをクローズすることを確認します。
リモート・ゲートウェイまたはサーバーによりクローズされる接続

TCP/IP 接続がリモート・ゲートウェイまたはサーバーでクローズされる原因となっている可能性のある、データベース製品の外部での問題を解決します。 接続がクローズされる原因となる可能性のある問題の例として、以下のようなものがあります。

  • ファイアウォール・ソフトウェアのエラーまたは障害
  • 電源障害
  • ネットワーク障害

ここにリストされた考えられる原因を除去した後、db2support コマンドを使用して診断情報を収集し、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

sqlcode: -1644

sqlstate: 08001

SQL1645N 接続がリモート・コンピューターによって終了されたため、データベース・マネージャーはリモート・コンピューター上のインターネット・ソケットへの接続またはインターネット・ソケットへのデータの送信に失敗しました。

説明

ネットワークを介してリモート・データベースと対話するために、データベース・マネージャーは通信プロトコル (TCP/IP など) およびオペレーティング・システム・インターフェース (インターネット・ソケットなど) を使用して、リモート・データベースがあるコンピューター上のデータベース関連のオペレーティング・システム・サービスに接続する必要があります。

このエラーが返される原因となるシナリオには、以下のような複数のシナリオがあります。

  • メモリーの割り振りに失敗したため、リモート・コンピューターでデータベース・エージェントを開始できなかった。
  • データベース・エージェントがリモート・コンピューターから強制的に切断された。
  • リモート・コンピューター上のデータベース・エージェントが強制終了した。
  • 接続が TCP/IP レベルでリモート・ゲートウェイまたはサーバーによりクローズされた。

ユーザー応答

以下のようにして、考えられる原因を体系的に調査して解決します。

新規データベース・エージェントの開始の失敗
  1. リモート・コンピューターの診断ログを調査して、メモリー制限が超過され、それが原因でメモリーの割り振りが失敗していないか判別します。
  2. リモート・コンピューターでメモリー制限に達した場合、またはリモート・コンピューターでメモリーの割り振りが失敗した場合、データベース管理者またはシステム管理者と協力してメモリー割り振り問題の原因を解決してから、作業単位を再試行します。
データベース・エージェントの強制切断
  1. 管理者が保守を実行するためにすべてのユーザーとエージェントをリモート・コンピューターから強制的に切断する場合などのように、何らかのイベントによりデータベース・エージェントがリモート・コンピューターから強制的に切断されていないか調査します。
  2. データベース・エージェントが強制的にリモート・コンピューターから切断されている場合は、データベース管理者またはシステム管理者と協力してデータベース・サーバーをオンラインの状態に戻して要求を処理できるようにしてから、作業単位を再試行します。
データベース・エージェントの強制終了
  1. リモート・コンピューターでの何らかの障害によりデータベース・エージェントが強制終了されていないか調査します。 例えば、主要データベース・マネージャー・プロセスの強制終了が、データベース・エージェントの強制終了の原因となっている可能性があります。
  2. リモート・コンピューターでの障害により主要データベース・マネージャー・プロセスが強制終了されている場合は、データベース管理者またはシステム管理者と協力してデータベース・サーバーをオンラインの状態に戻して要求を処理できるようにしてから、作業単位を再試行します。
リモート・ゲートウェイまたはサーバーによりクローズされる接続

TCP/IP 接続がリモート・ゲートウェイまたはサーバーでクローズされる原因となっている可能性のある、データベース製品の外部での問題を解決します。 接続がクローズされる原因となる可能性のある問題の例として、以下のようなものがあります。

  • ファイアウォール・ソフトウェアのエラーまたは障害
  • 電源障害
  • ネットワーク障害

ここにリストされた考えられる原因を除去した後、db2support コマンドを使用して診断情報を収集し、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

sqlcode: -1645

sqlstate: 08001

SQL1646N fenced ユーザー ID が sqllib ディレクトリーまたはその他のインスタンスまたはデータベース・ディレクトリー内の必要なファイルにアクセスできないため、ルーチンが失敗しました。

説明

データベース・マネージャーは、ルーチンを DB2 fenced ユーザーとして実行することで、DB2 データベース・アドレス・スペースの外部にあるユーザー定義の関数およびストアード・プロシージャーを実行します。 デフォルトの fenced ユーザー ID は "db2fenc1" で、デフォルト・グループは "db2fadm1" です。

fenced ユーザー ID が、sqllib ディレクトリーおよび他のインスタンスやデータベースのディレクトリーにある DB2 データベース関連ファイル (実行可能ファイルやライブラリー・ファイル) にアクセスできる必要があります。 インスタンスおよびデータベースのディレクトリーがデータベース・マネージャーにより作成された場合は、そのファイルおよびディレクトリーのオペレーティング・システム許可は正確に設定されているので、変更すべきではありません。

fenced ストアード・プロシージャーまたはルーチンを直接処理している場合、またはヘルス・モニターなどの DB2 ユーティリティーが fenced モード・プロセスとして実行されている場合に、このメッセージが返されることがあります。

このエラーの代表的な原因として、データベース・マネージャーがインスタンスおよびデータベースのディレクトリーを作成したあとに、DB2 データベース関連ファイルまたはディレクトリーのオペレーティング・システム・ファイル許可が誤って変更されたことが挙げられます。

ユーザー応答

以下のトラブルシューティング・ステップを実行して、このエラーに応答してください。

  • 可能であれば、使用可能なデータベース診断情報 (db2diag ログ・ファイルなど) またはオペレーティング・システムの診断情報を確認して、データベース・マネージャーまたは db2fmp プロセス自体がアクセスできなかったファイルまたはディレクトリーを判別します。
  • DB2 データベース関連ファイルおよびディレクトリー (sqllib ディレクトリーおよび db2fmp 実行可能ファイル自体を含む) のオペレーティング・システム許可と、インスタンスおよびデータベースのディレクトリーが最初に作成されたときにデータベース・マネージャーが設定したデフォルトの許可 (資料に記載) を比較します。

sqlcode: -1646

sqlstate: 58004

SQL1648N DB2 pureScale 環境の DB2 メンバーまたは CF の状態が原因で、SQL ステートメントまたはコマンドを処理できません。 メンバー = member-id。 理由コード = reason-code

説明

DB2 メンバーまたは CF の状態が原因で SQL ステートメントまたはコマンドを処理できません。 これは、以下のいずれかの理由の結果である可能性があります。

1

あるメンバーに対してデータベース・マネージャーが停止処理または開始処理をしている。

2

障害が発生したメンバーに対してメンバー・クラッシュ・リカバリーが実行されている。

3

現行の有効コード・レベル (CECL) よりも上位のコード・レベルを持つ DB2 メンバーからは、ステートメントまたはコマンドは発行できない。 DB2 pureScale インスタンス上で進行中のフィックスパック更新がある場合、コード・レベルが CECL より高い DB2 メンバーが可能です。 一部のステートメントとコマンドの場合、CECL と同じコード・レベルの DB2 メンバーからのみ発行可能です。

4

フィックスパック更新が進行中で、CECL とはコード・レベルが異なる DB2 メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) が少なくとも 1 つあるため、ステートメントまたはコマンドがサポートされない。 一部のステートメントまたはコマンドは、すべての DB2 メンバーと CF が CECL と同じコード・レベルにある場合に限りサポートされます。 メンバー ID の値が *N であることは、その条件が特定のメンバーまたは CF に特有のものではないことを示しています。

5

互換性のない 1 つ以上のコマンド、ステートメント、または操作が進行中であるため、データベースへの接続もデータベースのアクティベーションもできません。

6

メンバーの追加操作後、どのメンバーも始動していないため、データベースの最初の使用が失敗しました。

7

メンバーの追加操作後、以前に存在したどのメンバー (新規メンバーの追加前に、データベースが最後に使用可能だったときのデータベース・マネージャー・インスタンスのメンバー) でもデータベースがアクティブではないため、データベースの最初の使用が失敗しました。 メンバー追加操作の一部のアクションがまだ完了していないため、データベースの使用がブロックされました。

8

メンバー追加後に初めてなされたデータベースへの接続は、別のメンバー上でそれが処理される際にエラーが発生したため、失敗しました。

9

ソース・メンバー・トポロジーにないメンバーから操作を開始できなかった。

10

CECL とは異なるコード・レベルからメンバーの追加操作が試行されたか、データベース・マネージャー・インスタンスが異機種混合の状態である間にメンバーの追加操作が試行されました。

11

メンバー・ドロップ操作の後は、データベースへの明示接続を行う必要があるため、コマンドは失敗しました。

ユーザー応答

それぞれの理由コードに該当するアクションを実行して、このメッセージに対応します。

1

DB2 メンバーが使用可能になるまで待機します。 その後、ステートメントまたはコマンドを再発行します。

2

クラッシュ・リカバリーが完了し、DB2 メンバーが使用可能になるまで待機します。 その後、ステートメントまたはコマンドを再発行します。

3

次のいずれかのアクションを実行します。

  • CECL とコード・レベルが同じメンバーからステートメントを再発行してください。
  • フィックスパック更新を完了し、すべてのメンバーのコード・レベルが CECL と同じになるようにしてから、任意の DB2 メンバーからステートメントを再発行してください。
4

フィックスパック更新操作を完了してコミットします。 すべての DB2 メンバーと CF のコード・レベルが同じになった後、操作を再試行します。

5

制限付きの操作が完了するまで待ってから、コマンドを再実行してください。

6

理由コード 6 には、以下のアクションを実行して対応します。

  1. 以前存在していたメンバー (データベースが最後に使用可能だったときのデータベース・マネージャー・インスタンスのメンバー) を始動します。
  2. 以前存在していたそのメンバーのデータベースに接続するか、またはそのデータベースをアクティブにします。
  3. 新たに追加されたメンバー上のデータベースへの接続を再試行します。
7

理由コード 7 には、以下のアクションを実行して対応します。

  1. 以前存在していたメンバー (データベースが最後に使用可能だったときのデータベース・マネージャー・インスタンスのメンバー) 上のデータベースに接続するか、そのデータベースをアクティブにすることにより、メンバー追加操作の未完了アクションを終了させます。
  2. 失敗した操作を再実行します。
8

データベースまたはオペレーティング・システムの制限を超えることを回避するために必要な構成上の変更を加えた後、コマンドを再発行します。

9

ソース・メンバー・トポロジーにあったメンバーからデータベースに接続します。

10

メンバーを追加するには、データベース・マネージャー・インスタンスを同種状態にした後で (つまり、すべての DB2 メンバーと CF を同じコード・レベルにした後で)、インスタンスの一部であるメンバーからメンバーの追加要求を発行してください。

11

既存のメンバーからデータベースに接続し、コマンドを再実行します。

sqlcode: -1648

sqlstate: 57061

SQL1649W データベースの非アクティブ化は正常に行われましたが、データベースは中断された入出力書き込み操作モードのままです。

説明

データベースは、入出力書き込み操作中断モードになっているときにはシャットダウンできません。 データベースは、入出力書き込み操作が再開されたときにシャットダウンされます。

ユーザー応答

アクションは不要です。 SET WRITE RESUME コマンドを発行して入出力書き込み操作を再開し、データベースを完全に非アクティブ化します。

SQL1650N 呼び出された関数はサポートされなくなりました。

説明

このバージョンのデータベース・マネージャーでは すでにサポートされていない API を呼び出そうとしました。

ユーザー応答

必要な関数は、別の API 呼び出しでサポートされている可能性があります。

Windows アプリケーションが V9 以前のバージョン番号の sqledgne API または db2DbDirGetNextEntry API を呼び出す場合、現行のバージョン番号の db2DbDirGetNextEntry API を呼び出すように更新する必要があります。

SQL1651N データベース・サーバーのバージョンがこの機能をサポートしていないため、要求を実行できません。

説明

新しい機能の一部は、古いデータベース・サーバーのバージョンに対してサポートされていません。 また、このエラーの原因として、 サーバー・バージョンがサポートしていない長さの修飾子を持つ参照オブジェクトの要求も考えられます。

ユーザー応答

最新バージョンのデータベース・サーバーがインストールされている、またはサーバーが最新バージョンのデータベース・サーバーにアップグレードされているデータベース・サーバーに対して、要求を実行してください。

SQL1652N ファイル入出力エラーが発生しました。

説明

ファイルのオープン、読み取り、書き込みまたはクローズのいずれかで エラーが発生しました。

ユーザー応答

詳細については db2diag ログ・ファイルを調べてください。 また、ディスク・フル条件、ファイル許可およびオペレーティング・システム・ エラーもチェックしてください。

SQL1653N 無効なプロファイル・パスが指定されました。

説明

生成されるサーバー情報があるファイルへの絶対パスを指定しなくては なりません。

ユーザー応答

指定されたプロファイル・パスが正しく、NULL でないことを 確認してください。

SQL1654N インスタンス・パス・エラーが発生しました。

説明

インスタンス・パスを戻すことができませんでした。

ユーザー応答

DB2INSTANCE パスが正しく指定されているかをチェックしてください。 指定された完全なパスの長さが、オペレーティング・システムによって サポートされている最大長に近くないかをチェックしてください。

SQL1655C ディスク上のデータにアクセス中にエラーが発生したため、操作を完了できませんでした。

説明

ディスク上のデータにアクセスする際に問題が発生したため、操作を完了できません。 SQL ステートメントがロールバックされたか、または操作がアボートされました。 データベースは引き続きアクセス可能です。

ユーザー応答

アプリケーションは操作を再試行できますが、失敗が続く可能性もあります。 操作の失敗が継続する場合には、DB2 システム管理者に連絡して詳しく調査する必要があるかもしれません。

管理通知ログで詳細情報を調べると、問題の診断に役立つ場合があります。 エラーを調べてその原因を判別し、必要に応じて IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

DB2 データがエラーであると判断される場合は、表スペースまたはデータベースをリストアおよびロールフォワードしてください。

ハードウェアまたは他のソフトウェアが原因であることが分かった場合は、該当するシステムを修復してください (DB2 の停止が必要になる場合があります)。

sqlcode: -1655

sqlstate: 58030

SQL1656C データの処理中にエラーが発生しました。 操作は完了しませんでしたが、データベースは引き続きアクセス可能です。 IBM ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。

説明

DB2 ページ不整合が検出されたため、操作を完了できません。 SQL ステートメントが失敗したか、操作がアボートされました。 データベースは引き続きアクセス可能です。

ユーザー応答

IBM ソフトウェア・サポートに連絡して、この問題の解決に役立つどんな診断データを集める必要があるか問い合わせてください。 アプリケーションは操作を再試行できますが、失敗が続く可能性もあります。

sqlcode: -1656

sqlstate: 58004

SQL1657W データベースは正常に非アクティブ化されました。 データベースが HADR 1 次データベースであり、それが非アクティブ化されたときに切断済みピア状態であったため、データベースが再始動するときにそこでクラッシュ・リカバリーが自動的に実行されます。

説明

通常は、以下のいずれかの方法を使用して HADR 1 次データベースを非アクティブ化することができます。

  • DEACTIVATE DATABASE コマンドまたは sqle_deactivate API
  • FORCE オプションを指定した db2stop コマンド

HADR 1 次データベースは、切断済みピア状態であるときに非アクティブ化されると、不整合状態で非アクティブ化されるため、そのデータベースが再始動するときにクラッシュ・リカバリーが自動的に実行されます。

データベースが正常に再始動されない限り、このデータベースでオフライン・バックアップ操作を実行しようとすると失敗します。

ユーザー応答

応答は不要です。

データベースの再始動時に、データベース・マネージャーはこのデータベースに対して自動的にクラッシュ・リカバリーを実行します。

SQL1658N nameという名前のオブジェクトの静止操作が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

保守アクティビティーを実行する前に、オブジェクトを静止することにより、データベース・マネージャーのインスタンスまたはデータベースからユーザーを強制的に切断することができます。

このメッセージが返された具体的な理由は、reason-code によって示されます。

1

WRITE SUSPEND 状態にあるデータベースを静止しようとしました。

2

少なくとも 1 つのデータベースが WRITE SUSPEND 状態にあるデータベース・マネージャー・インスタンスを静止しようとしました。

ユーザー応答

理由コードに応じてこのエラーに応答します。

理由コード 1

WRITE SUSPEND 状態にあるデータベースを静止するには、以下のステップを実行します。

  1. RESUME オプションを指定した SET WRITE コマンドを使用するか、DB2_RESUME_WRITE オプションを指定した db2SetWriteForDB API を使用して、データベースでの書き込みを再開します。
  2. 静止操作を再実行します。
理由コード 2

1 つ以上のデータベースが WRITE SUSPEND 状態になっているインスタンスを静止するには、以下のステップを実行します。

  1. インスタンス内の各データベースの suspend_io 構成パラメーターを参照することにより、WRITE SUSPEND 状態にあるデータベースを判別します。
  2. WRITE SUSPEND 状態にあるそれぞれのデータベースで、RESUME オプションを指定した SET WRITE コマンドを使用するか、DB2_RESUME_WRITE オプションを指定した db2SetWriteForDB API を使用して、データベースでの書き込みを再開します。
  3. 静止操作を再実行します。

SQL1659N データベース・マネージャーが、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) またはメンバー用に構成されている数より少ないホスト・チャネル・アダプター (HCA) で開始しました。

説明

データベース・マネージャーの始動時に、重大ではないエラーが発生しました。 クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) またはメンバー上の 1 つ以上の HCA と通信を確立できませんでしたが、それぞれの CF またはメンバーは、少なくとも 1 つの HCA によって接続されています。 HCA が少ないほど、CF またはメンバーのスループット能力は低下します。 また、冗長度の低下により、ダウン時間が発生するリスクが大きくなります。

ユーザー応答

'db2cluster -cm -list -alert' を実行してクラスター・アラートを調べ、応答していない HCA を識別します。 アラートに示された修正アクションにしたがって、報告された問題を解決します。

SQL1660N ディスカバリーがサーバー情報を収集するために使用するサーバーの生成プログラムが失敗しました。

説明

サーバー・システム障害が発生しました。

ユーザー応答

この障害をデータベース・サーバー管理者に報告してください。 障害の詳細は、サーバーの db2diag ログ・ファイルにあります。

SQL1661N 取得しようとしている情報が HADR スタンバイ・データベースで見つからなかったため、照会が失敗しました。

説明

ステートメントまたはコマンドが HADR スタンバイ・データベースでは使用できない XML 値の検索を試行しています。 これは、その値がまだスタンバイ上で再生されていないために生じている可能性があります。

ユーザー応答

後で読み取り可能な HADR スタンバイで照会を再試行するか、HADR 1 次データベースに対して照会をサブミットしてください。

sqlcode: -1661

sqlstate: 58004

SQL1662N メンバー メンバー番号上のデータベース データベースログ・アーカイブ方式 のログ・ファイル ログ・ファイル のアーカイブまたはリトリーブ中に、ログ・アーカイブ圧縮が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

アーカイブ・ログ・ファイル圧縮が有効になっているときに、アーカイブ・ログ・ファイルをアーカイブまたは検索しようとしてエラーが発生しました。

ユーザー応答

詳細については、db2diag.log ファイルを調べてください。

IBM サポートに連絡してください。

SQL1663W ログ・アーカイブ圧縮は、 log-archive-methodに対して完全には使用可能になっていません。

説明

log-archive-method を DISK、TSM、または VENDOR に設定するまで、log-archive-method におけるログ・アーカイブ圧縮は完全には有効になりません。

ユーザー応答

UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドで、log-archive-method を DISK、TSM、または VENDOR に変更できます。

SQL1664W データベース内分析プロバイダーから警告コードを受信しました。 警告コード: warning-code。 プロバイダー名: provider-name。 関連テキストおよびトークン: tokens

説明

組み込み分析プロバイダーを使用して、インデータベース分析を実行することができます。

インデータベース分析プロバイダーの参照中に、指定されたプロバイダーから予期しない警告コードを受け取りました。

ユーザー応答

以下のトラブルシューティング・ステップを実行して、このエラーに応答してください。

  • 示されたエラーに該当するメッセージ・テキストおよび修正処置をプロバイダーで見つけて、警告の根本原因を特定して修正してください。
  • プロバイダーによって生成された、該当する診断ログを確認してください。

sqlcode: +1664

sqlstate: 01699

SQL1665N ロー・デバイスがデータベース・ロギングに使用されている場合、ログ・アーカイブ圧縮はサポートされないため、コマンドは失敗しました。

説明

これからアーカイブされるログ・ファイルがロー・デバイスにある場合、ログ・アーカイブ圧縮はサポートされません。 このエラーは、次のような場合に受け取ります。

  • ログ・アーカイブ圧縮を有効にするコマンドが発行されたが、LOGPATH データベース構成パラメーターまたは NEWLOGPATH データベース構成パラメーターが既にロー・デバイスを指している。
  • NEWLOGPATH データベース構成パラメーターをロー・デバイスに設定するコマンドが発行されたが、ログ・アーカイブ圧縮が既にアクティブになっている。
  • ログ・アーカイブ圧縮を有効にし、NEWLOGPATH データベース構成パラメーターをロー・デバイスに設定するコマンドが発行された。

ユーザー応答

ログ・アーカイブ圧縮を使用する場合は、LOGPATH および NEWLOGPATH のどちらもロー・デバイスを指さないようにしてください。

ロー・デバイスを指すように NEWLOGPATH を設定する必要がある場合は、まずログ・アーカイブ圧縮を無効化してから NEWLOGPATH 構成パラメーターの設定を再試行してください。

SQL1666N 表タイプでサポートされていない機能が表定義で指定されたため、表定義ステートメントが失敗しました。 サポートされない機能: functionality-keyword

説明

このメッセージは、そのタイプの表でサポートされない機能を持つように表を作成または変更しようとした場合に返されます。

functionality-keyword ランタイム・トークンは、サポート対象外の機能を示す節またはキーワードをリストとして表示します。

ユーザー応答

そのタイプの表でサポートされる機能と制限事項を確認してください。 その後、その表タイプでサポートされる機能のみを指定して、ステートメントを再びサブミットします。

sqlcode: -1666

sqlstate: 42613

SQL1667N 操作は、指定された表のタイプではサポートされていないため、失敗しました。 指定された表: table-name。 表タイプ: table-type。 操作: operation-keyword

説明

このメッセージは、そのタイプの表でサポートされない操作を表に対して実行しようとしたときに返されます。

ユーザー応答

そのタイプの表でサポートされる機能と制限事項を確認してください。 その後、その表タイプでサポートされる機能のみを指定して、ステートメントを再びサブミットします。

sqlcode: -1667

sqlstate: 42858

SQL1668N 操作は、この環境ではサポートされていないため、失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

このメッセージは、特定の環境でサポートされていない操作を実行しようとした場合に返されます。 理由コードは、以下のように操作が失敗した理由を示します。

1

データベースにカラム・オーガナイズ表が 1 つ以上含まれていて、カラム・オーガナイズ表でサポートされない機能を有効化するための、または使用するための操作を行おうとした。

4

カラム・オーガナイズ表でサポートされないオペレーティング・システム環境にカラム・オーガナイズ表を作成しようとした。

5

パーティション内並列処理が使用できない環境でカラム・オーガナイズ表を使用しようとした。

6

パーティション・データベース環境でカラム・オーガナイズ表を使用しようとした。

7

DB2 pureScale 環境でカラム・オーガナイズ表を使用しようとした。

8

XA トランザクションでカラム・オーガナイズ表の作成またはアクセスが試行された。

9

カラム・オーガナイズ表機能でソート・メモリーのセルフチューニングを使用するための以下の試行を行うと、このメッセージが理由コード 9 で返されます。

  • データベース内に 1 つ以上のカラム・オーガナイズ表が存在する場合に、SORTHEAP と SHEAPTHRES_SHR 構成パラメーターの一方または両方を「AUTOMATIC」に設定しようとしました。
  • SORTHEAP と SHEAPTHRES_SHR 構成パラメーターの一方または両方が「AUTOMATIC」に設定されているときに、カラム・オーガナイズ表を作成しようとしました。
10

パーティション・データベース環境または DB2 pureScale 環境で、MAINTAINED BY REPLICATION 節を指定してシャドー表を作成しようとしました。

11

Windows オペレーティング・システム上の DB2 環境で、外部表操作を実行しようとしました。

ユーザー応答

理由コードに応じてこのエラーに応答します。

1

カラム・オーガナイズ表でサポートされない機能を有効化するには、既存のカラム・オーガナイズ表をドロップして、行オーガナイズ表として再作成します。

5

パーティション内並列処理を有効にしてから、操作を再実行します。 DB2_WORKLOAD レジストリー変数を ANALYTICS に設定するか、sheapthres データベース・マネージャー構成パラメーターを 0 に設定することにより、十分な共有ソート・ヒープが確実に使用可能になるようにしてください。

4、6、および 7

表を行オーガナイズ表として作成します。

8

理由コード 8 には、以下の方法で対応してください。

  • 非 XA トランザクションのみでカラム・オーガナイズ表を作成またはアクセスする。
  • XA トランザクションでは、行オーガナイズ表のみを作成またはアクセスする。
9

理由コード 9 には、以下の方法で対応してください。

  • カラム・オーガナイズ表を使用する場合、またはカラム・オーガナイズ表を作成する場合は、SORTHEAP および SHEAPTHRES_SHR の各構成パラメーターに、「AUTOMATIC」ではなく、適切な数値を設定してソート・メモリーのセルフチューニングを無効にします。
  • ソート・メモリーのセルフチューニングを使用するには、カラム・オーガナイズ表ではなく、行オーガナイズ表を使用してください。
10

シャドー表は、パーティション・データベース環境または DB2 pureScale 環境では作成できません。 また、シャドー表ではないマテリアライズ照会表を作成する場合は、MAINTAINED BY REPLICATION 節を指定せずに表を作成してください。

11

Windows オペレーティング・システムの DB2 環境で、外部表操作を実行することはできません。

sqlcode: -1668

sqlstate: 56038

SQL1669W 操作 operation-keyword は成功しました。 ただし、オプション SQL-keyword は無視されました。

説明

このメッセージが返されるのは、カラム指向表でサポートされず、しかもカラム指向表でブロックされない操作を実行しようとした場合です。

例えば、ALTER TABLE ステートメントを使用してカラム・オーガナイズ表の付加モードをオフにしようとすると、このメッセージが返される可能性があります。 カラム・オーガナイズ表は常に付加モードであるため、付加モードをオフにすることはできません。付加モードをオフにする試行は無視されます。

ユーザー応答

応答は不要です。

SQL1670N DISCOVER データベース・マネージャー構成パラメーターで指定されたディスカバー・タイプは、ディスカバリーが無効であることを示しています。

説明

DISCOVER データベース・マネージャー構成ファイルの DISABLE 値が無効です。

ユーザー応答

DISCOVER の機能が必要な場合、発見タイプを KNOWN または SEARCH に変更してください。

SQL1671N 検索ディスカバリー要求が失敗しました。 詳細については管理通知ログをチェックしてください。

説明

以下のいずれかの理由で、検索ディスカバリー要求が失敗しました。

  1. 初期化の失敗 (sqleCommonInitializationForAPIs)
  2. クライアント・インスタンス・パスを検索できない (sqloinstancepath)
  3. 出力ファイルのオープンができない (sqlofopn)
  4. 出力ファイルへの書き込みができない (sqlofprt)
  5. メモリーを獲得できない (sqlogmblk)
  6. データベース・マネージャー構成を検索できない (sqlfcsys)
  7. DB2 内部システム関数が失敗した (sqlogpid、sqlogmt)

詳細については db2diag ログ・ファイルを調べてください。

ユーザー応答

  1. 初期化が失敗した場合、マシンのリブートか製品の再インストールをして ください。
  2. インスタンス・パスの障害の場合、DB2INSTANCE の値が正しく設定されているか 確認してください。
  3. ファイルを開けなかった場合やファイルへの書き込みができなかった場合は、Intel マシンの <sqllib path>\<instance>\tmp ディレクトリーまたは UNIX マシンの <instance path>/sqllib/tmp ディレクトリーで、ファイルを開いて書き込みを行うアクセス権があるかどうかを確認してください。
  4. メモリー獲得の失敗の場合、マシンの使用可能メモリーを調べてください。
  5. DBM 構成検索が失敗した場合、マシンのリブートか製品の再インストールをして ください。
  6. DB2 内部システム関数が失敗した場合、マシンのオペレーティング・システム関数 が正しく機能しているか、調べてください。

DB2 サービスでは、これらの関数から返されて db2diag ログ・ファイルに書き込まれているエラー・コードに関する詳細を提供することができます。

SQL1673N ディスカバー・インターフェースへの入力として指定されたアドレス・リストが無効です。

説明

このアプリケーション・プログラムは無効な入力アドレス・リスト・ポインターを使用しました。 このアドレス・リストは何も指していません。

ユーザー応答

有効なアドレス・リスト・ポインターがこのアプリケーション・プログラムに指定され、 NULL 値でないことを確認してください。

SQL1674N ディスカバー・インターフェースへの入力として指定されたサーバー・アドレスが無効です。

説明

このアプリケーション・プログラムは無効な入力サーバー・アドレス・ポインターを使用しました。 このサーバー・アドレスは何も指していません。

ユーザー応答

有効なサーバー・アドレスがこのアプリケーション・プログラムに指定され、 NULL 値でないことを確認してください。

SQL1675N ディスカバリーは、 DB2 Administration Server に対してのみ許可されます。 与えられた通信情報は Administration Server にアクセスしていません。

説明

KNOWN ディスカバリー要求は、DB2 Administration Server でないデータベース・サーバーに対して発行されました。 指定された通信情報は正しくありません。

ユーザー応答

DB2ADMINSERVER がアクセス中のデータベース・サーバー・インスタンスに設定されているか検証してください。 このインスタンスは、サーバー・インスタンスが DB2 Administration Server であることを示します。 正しい通信情報を指定して KNOWN ディスカバリー要求を再試行してください。

SQL1676N 指定されたタイプの表と互換性のない機能がデータベースで現在使用可能になっているため、CREATE TABLE STATEMENT が失敗しました。 互換性のない機能キーワード: functionality-keyword

説明

カラム・オーガナイズ表は、以下の 2 つの異なる方法のうちの 1 つを使用することによって作成できます。

  • CREATE TABLE ステートメントに ORGANIZE BY COLUMN 節を指定します。
  • DFT_TABLE_ORG データベース構成パラメーターを COLUMN に設定してから、ORGANIZE BY ROW 節を指定せずに CREATE TABLE ステートメントを呼び出します。

このメッセージは、カラム・オーガナイズ表ではサポートされない機能がデータベース内で有効になっているのに、カラム・オーガナイズ表を作成しようとすると返されます。 ランタイム・トークン functionality-keyword には、互換性のない機能の性質が示されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • カラム・オーガナイズ表を作成できるようにするには、ランタイム・トークン functionality-keyword で示されている機能を無効にします。
  • ランタイム・トークン functionality-keyword で示されている機能が有効なままで表を作成するには、カラム・オーガナイズ表ではなく行オーガナイズ表を作成します。

SQL1677N DB2START または DB2STOP 処理が、 DB2 クラスター・サービス・エラーのために失敗しました。

説明

DB2 クラスター・サービスは要求された操作を実行できませんでした。

ユーザー応答

db2cluster コマンドおよび db2instance コマンドを使用して、DB2 クラスター・サービスの状況をトラブルシューティングしてください。

複数のメンバーのいる環境およびクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) の環境では、メンバーや CF のあるホスト・マシンから診断の詳細を収集してください。

SQL1678W identifier の CF のDB2START は、以前に「db2stop INSTANCE ON」コマンドを使用してインスタンスが停止されたため、ホスト host-name では実行できませんでした。 CF 二重化はこのインスタンスでは使用できません。

説明

複数のクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) がこのデータベース・マネージャー・インスタンスで構成されていますが、db2stop INSTANCE ON コマンドを使用することにより、CF が一時的にインスタンスに参加できないようにされています。

この問題の一般的な原因は、CF のローリング・アップグレードを許可するため、または CF 二重化なしでインスタンスを開始できるようにするためです。 CF サーバーがエラーのために開始に失敗した場合、これによりエラーの原因がユーザーによって解決されるときにインスタンスが開始できるようになります。

ユーザー応答

CF が使用可能になったら、db2start INSTANCE ON コマンドに続いて db2start CF コマンドを発行して、CF を開始しこのインスタンスで使用できるようにしてください。 CF が開始されると、データベース・マネージャーによって CF 二重化が自動的に再確立されます。

SQL1679N DB2START は、ホスト host-name上で ID が identifier の CF を開始できませんでした。 理由コード reason-code

説明

理由コードは、このエラーが戻された理由を示しています。

1

このメッセージが理由コード 1 で返される理由は複数あります。例えば、次のような理由があります。

  • クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) があるホストが使用不可になっている。
  • CF があるホストとの接続を確立しようとして TCP/IP 通信エラーが発生した。
  • CF メモリーのデータベース・マネージャー構成パラメーター CF_MEM_SZ が、使用可能なメモリー量を超える値に設定されているため、DB2 クラスター・サービスが CF に対してメモリーを割り振ることができなかった。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1
  1. 以下のトラブルシューティング・アクティビティーを実行してください。
    • ホストで、リモート・コマンドを実行するための正しい許可が .rhosts または host.equiv ファイルに定義されていることを確認してください。
    • このアプリケーションが最大数 (500 + (1995 - 2 * total_number_of_nodes)) を超えるファイル記述子を同時に使用していないことを確認してください。
    • すべての Enterprise Server Edition 環境変数がプロファイル・ファイルで定義されていることを確認してください。
    • プロファイル・ファイルが有効な Korn シェルのスクリプト・フォーマットで記述されていることを確認してください。
    • すべてのホスト名値が、 再始動オプションの入った sqllib ディレクトリーの db2nodes.cfg ファイルに定義されているホスト名を持っているかを確認してください。
    • DB2FCMCOMM レジストリー変数が正しい IP 形式 (TCPIP4 または TCPIP6) で指定されていることを確認してください。
    • CF_MEM_SZ データベース・マネージャー構成パラメーターが有効な値に設定されていることを確認してください。
  2. 次に DB2START コマンドを再実行してください。

SQL1680W ホスト host-nameで ID identifier を持つ DB2 メンバーの DB2START 処理中にエラーが発生しました。 理由コード reason-code データベース・マネージャーは、別の使用可能なホストでメンバーをリカバリー・モードで非同期に開始しようとします。

説明

ホスト上でメンバーを開始しようとするときにエラーが発生しました。 このエラーの結果、DB2START コマンドが失敗しました。

理由コードは、このエラーが戻された理由を示しています。

1

ホストが使用不可であるか、ホストとの接続を確立しようとするときに TCP/IP 通信エラーが発生したために、ホストに到達できません。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

理由コード 1 の場合、以下のトラブルシューティング・アクティビティーを実行してください。

  1. ホストが、.rhosts または host.equiv ファイルの正しい許可を持っていることを確認してください。
  2. このアプリケーションが同時に (500 + (1995 - 2 * total_number_of_nodes)) を超えるファイル記述子を使用していないことを確認してください。
  3. すべての Enterprise Server Edition 環境変数がプロファイル・ファイルで定義されていることを確認してください。
  4. プロファイル・ファイルが Korn シェルのスクリプト・フォーマットで記述されていることを確認してください。
  5. すべてのホスト名値が、再始動オプションの入った sqllib ディレクトリーの db2nodes.cfg ファイルに定義されているホスト名を持っているかを確認してください。
  6. DB2FCMCOMM レジストリー変数が正しく設定されていることを確認します。
  7. DB2START コマンドを再実行してください。

SQL1681W DB2 メンバー (ID identifier ) のDB2START は、ホスト host-name では使用できませんでした。このインスタンスは以前に「db2stop INSTANCE ON」コマンドを使用して停止されていたためです。 データベース・マネージャーは、別の使用可能なホストで DB2 メンバーを light モードで非同期に開始しようとします。 リカバリー・モードにある間、DB2 メンバーはクライアント接続を受け付けません。

説明

ホストのインスタンスは db2stop INSTANCE ON コマンドで停止されています。 そのようにする理由の 1 つは、ホストを保守目的またはソフトウェアのローリング・アップグレードのためにダウンするためです。 メンバーはこのホストで開始できませんでした。 しかし、データベース・マネージャーは、別の使用可能なホストでこのメンバーを light モードで開始しようとします。

ユーザー応答

ユーザーは DB2 LIST コマンドを発行して、メンバーが開始されているかどうか、およびどのホストで開始されているかを検出できます。 ホストでのソフトウェア・アップグレードまたは保守作業が完了したら、ユーザーは db2start INSTANCE ON コマンドを発行してホスト上でインスタンスを開始し、db2start MEMBER コマンドを再発行してメンバーをこのホストに再配置する必要があります。

SQL1682W DB2START 処理がホスト host-nameで正常に行われました。 以前の DB2 メンバーの DB2START 障害またはホスト障害のため、DB2 メンバーはデータベース・マネージャーによってこのホストに再配置されました。

説明

メンバーは以前に停止されたときに、restart light モードで実行中でした。 メンバーのホーム・ホストがアクティブになり、データベース・マネージャーによってホーム・ホストに再配置するまで、このメンバーは引き続き restart light モードで実行されます。

ユーザー応答

ユーザー応答は不要です。

SQL1683N DB2START の処理中にエラーが発生しました。 データベース・マネージャーは、DB2 メンバー (ID identifier) をホスト host-name で light メンバーとして再始動しようとして失敗しました。

説明

ホスト上で実行中の DB2 アイドル・プロセスがないか、DB2 アイドル・プロセスの 1 つのアクティブ化が失敗したために、メンバーはホストの light メンバーとして開始できませんでした。

ユーザー応答

ホストで問題を調査してください。

SQL1684N DB2START の処理中にエラーが発生しました。 データベース・マネージャーは、DB2 pureScale 環境のコンポーネントを開始できませんでした。

説明

メモリーまたは CPU リソースの不足、あるいは DB2 クラスター・ファイル・システムの問題のために、DB2 pureScale 環境のコンポーネントを開始できませんでした。

ユーザー応答

db2cluster コマンドを実行して DB2 クラスター・ファイル・システムの正常性を確認してください。 さらに、DB2 pureScale インスタンスのホストに十分なメモリーおよび CPU リソースがあることを確認してください。

SQL1685N データベース・マネージャーが 1 つ以上の CF を開始できなかったため、ID identifier の DB2 メンバーの DB2START 処理中にエラーが発生しました。

説明

データベース・マネージャーがクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) を開始できなかったために、DB2 メンバーは開始できませんでした。

このメッセージが返される理由はいくつかあります。 例えば、CF_MEM_SZ メモリー構成パラメーターがシステムの物理メモリー限度よりも大きな値に設定されたために、このメッセージが返されることがあります。 CF_MEM_SZ の設定が大きすぎるためにこのメッセージが返される場合は、要求を処理するためのシステム・リソースが不足していることを示すメッセージが db2diag ログ・ファイルに含められます。

ユーザー応答

  • 以下のステップを実行して、インスタンスに機能する CF が構成されていることを確認してください。
    1. 以下の db2cluster コマンドを使用して CF の問題を識別します。
      db2cluster -cm -list -alert
    2. -clear パラメーターを指定した db2cluster コマンドを使用して、識別した問題を解決します。
      db2cluster -cm -clear -alert
  • CF が保守中である場合、保守の完了後に db2start INSTANCE ON コマンドを実行します。
  • 重複 CF なしでデータベース・マネージャー・インスタンスを強制的に開始するには、コマンド "db2start 129" を発行して 1 つの CF を手動で開始した後、再び db2start コマンドを発行してインスタンスを開始します。

SQL1686N データベース・マネージャーがホストのアクティブ化に失敗したため、ホスト host-name での DB2START の処理中にエラーが発生しました。

説明

DB2 クラスター・サービスがホストをアクティブ化して DB2 pureScale クラスターを再結合しようとして失敗しているときに、データベース・マネージャーがホストでのインスタンスの開始を試みました。

ユーザー応答

DB2 クラスター・サービスがホストをアクティブ化して DB2 クラスターに再結合することに失敗した原因を判別してください。

SQL1687N DB2STOP の処理中にエラーが発生しました。 DB2 メンバー (ID identifier) は再始動リカバリーを実行中か、このメンバーに未解決の未確定トランザクションがあります。

説明

再始動リカバリーの実行中、または未解決の未確定トランザクションがある場合は、メンバーを停止できません。

ユーザー応答

  1. -list パラメーターを指定した db2instance コマンドを使用して、このメンバーの状況を判別してください。 DB2_MEMBER 管理ビューまたは DB2_GET_INSTANCE_INFO 表関数を使用することもできます。
  2. 未確定トランザクションがある場合は解決してください。

SQL1688N DB2STOP は、ID identifierの CF の停止に失敗しました。 理由コード reason

説明

理由コードは、このエラーが戻された理由を示しています。

1

クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) は引き続きダーティー・ページを持っているかロックを保持しています。

2

指定された CF はインスタンス内で実行されている唯一の CF です。

3

1 次 CF は、2 次 CF が PEER 状態になってテークオーバーの準備が整うまでは停止できません。 2 次 CF は、初期の CATCHUP 状態から PEER 状態への移行が完了していません。

4

インスタンスは CF 1 次ロールのフェイルオーバーの処理中であり、CF は停止できません。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

実行中のアクティブなメンバーがないことを確認してください。 db2stop CF コマンドを再度発行する前に、CF がダーティー・ページをフラッシュするのを待機する必要もあります。

2

以下のステップを実行してください。

  1. アクティブなメンバーがある場合、db2stop MEMBER コマンドを使用して各メンバーを停止します。
  2. メンバーが停止した後に、db2stop のグローバル呼び出しを使用して CF を停止します。
3

2 次 CF が PEER 状態に移行するまで待機してから、このコマンドを再実行します。 この情報については、DB2_CF 管理ビューの STATE 列を参照してください。

4

グローバルの db2stop FORCE コマンドを実行してインスタンスを停止します。

SQL1689W DB2STOP 処理が正常に終了しました。 しかし、DB2 メンバー (ID identifier) が、ホーム・ホスト host-name 以外のホストでリカバリー・モードで実行されていました。

説明

メンバーは正常に停止しましたが、メンバーが実行されていたホストがホーム・ホストではありませんでした。 そのメンバーは別の DB2 メンバーのホストで light モードで実行されていました。 一般に、light モードで実行中の DB2 メンバーを停止することは推奨されていません。

ユーザー応答

ユーザー応答は不要です。

メンバーがホーム・ホスト以外のホストで light モードで実行されている場合、ユーザーは必要なアクションを実行して、メンバーを停止する前にデータベース・マネージャーによってメンバーがホーム・ホストに再配置されるようにすることを推奨します。

SQL1690N ホスト host-name上の ID identifier を持つ DB2 メンバーまたは CF の DB2STOP 処理中にエラーが発生しました。 理由コード reason-code

説明

理由コードは、このエラーが戻された理由を示しています。

1

ホストが使用不可であるか、ホストとの接続を確立しようとするときに TCP/IP 通信エラーが発生したために、ホストに到達できません。

2

クラスター・マネージャーは、通信エラーがあったものの、DB2 メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) を正常に停止しました。

このメッセージは、パスワードの有効期限が切れているときに返される場合もあります。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

理由コード 1 の場合は、以下のトラブルシューティング・アクティビティーを実行します。

  • ホストが、.rhosts または host.equiv ファイルの正しい許可を持っていることを確認してください。
  • このアプリケーションが同時に (500 + (1995 - 2 * total_number_of_nodes)) を超えるファイル記述子を使用していないことを確認してください。
  • すべての Enterprise Server Edition 環境変数がプロファイル・ファイルで定義されていることを確認してください。
  • プロファイル・ファイルが Korn シェルのスクリプト・フォーマットで記述されていることを確認してください。
  • すべてのホスト名値が、再始動オプションの入った sqllib ディレクトリーの db2nodes.cfg ファイルに定義されているホスト名を持っているかを確認してください。
  • DB2FCMCOMM レジストリー変数が正しく設定されていることを確認します。
  • コマンド「db2instance -list」を実行して、メンバーまたは CF が停止していることを確認してください。

次に DB2STOP コマンドを再実行してください。

2

コマンド「db2instance -list」を実行して、メンバーまたは CF が停止していることを確認してください。

詳しくは、db2diag ログ・ファイルを参照してください。

SQL1691N ホスト host-nameでの DB2STOP の処理中にエラーが発生しました。 理由コード reason-code データベース・マネージャーは、ホストを保守のためにダウンできませんでした。

説明

理由コードは、このエラーが戻された理由を示しています。

1

ホスト上で 1 つ以上の DB2 メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) が引き続きアクティブであり、停止できませんでした。

2

インスタンスが引き続きアクティブであり、このホストで実行中の CF を停止できません。

アクティブな DB2 メンバーまたは CF が実行中であるため、ホスト上のインスタンスを停止できませんでした。

ユーザー応答

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

db2stop MEMBER または db2stop CF コマンドを実行してメンバーまたは CF を停止してから、ホスト上のインスタンスを停止してください。 ホスト上のインスタンスを強制的にシャットダウンするには、db2stop INSTANCE ON コマンドに FORCE オプションを指定して実行します。

2

すべてのメンバーが停止していることを確認してから db2stop INSTANCE ON コマンドを再試行します。

SQL1692N DB2STOP の処理中にエラーが発生しました。 データベース・マネージャーは、DB2 pureScale 環境のコンポーネントを停止できませんでした。

説明

DB2 pureScale 環境のコンポーネントは DB2 クラスター・サービスに応答できず、シャットダウンしませんでした。

ユーザー応答

  1. 以下のコマンドを使用して、停止できなかったデータベース・マネージャー・インスタンスのコンポーネントを判別します。
    db2instance -list
  2. 以下のステップを実行して、停止できなかったコンポーネントを停止します。
    1. これらのコンポーネントを停止できなかった理由に関する詳細を、db2diag ログ・ファイルに収集される診断情報から収集します。
    2. コンポーネントの停止失敗の原因となった問題を解決します。
    3. コンポーネントを手動で停止します。
  3. [オプション] それぞれの物理パーティションでインスタンス所有者として以下のコマンドを実行することによって、インスタンスのプロセス間通信をクリーンアップします。
    $HOME/sqllib/bin/ipclean

SQL1693N データベース・マネージャーがホストの非アクティブ化に失敗したため、ホスト host-name での DB2STOP の処理中にエラーが発生しました。 データベース・マネージャーは、ホストを保守のためにダウンできませんでした。

説明

DB2 クラスター・サービスがホストを一時的に DB2 pureScale クラスターから外すことに失敗しているときに、データベース・マネージャーがホスト上のインスタンスを停止しようとしました。

ユーザー応答

DB2 クラスター・サービスがホストを一時的に DB2 pureScale クラスターの外に出すことに失敗した原因を判別してください。

SQL1694N コマンド・オプション option は、 DB2 pureScale インスタンスには無効です。

説明

一部のオプションは、特定のインスタンス・タイプでのみサポートされます。 指定されたオプションは、DB2 pureScale インスタンスでは使用できません。

ユーザー応答

DB2 pureScale インスタンスでサポートされるコマンド・オプションを使用してください。

sqlcode: -1694

sqlstate: 56038

SQL1695N コマンド・オプション option は、 DB2 pureScale インスタンスではないインスタンスには無効です。

説明

一部のオプションは、特定のインスタンス・タイプでのみサポートされます。 指定されたオプションは、DB2 pureScale インスタンス以外のインスタンスでは使用できません。

ユーザー応答

DB2 pureScale インスタンス以外のインスタンスでサポートされるコマンド・オプションを使用してください。

sqlcode: -1695

sqlstate: 56038

SQL1696N オプション COMPATIBILITY_MODE ORA が指定されていないため、ステートメントのプリコンパイルが失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

PRECOMPILE コマンドまたは PREP コマンドを使用することによって、組み込み SQL ステートメントが入ったアプリケーション・プログラムのソース・ファイルを処理して、SQL ステートメントのホスト言語呼び出しを含む変更されたソース・ファイルを生成すること、およびデータベース内にパッケージを生成することが可能です。

PRECOMPILE コマンドにプリコンパイル・オプションを指定して、アプリケーション・ソース・ファイルのコンパイル方法を構成できます。 例えば、PRECOMPILE コマンドにプリコンパイラー・オプション COMPATIBILITY_MODE ORA を指定して、他のデータベース・システムからの組み込み SQL C アプリケーションのマイグレーションを容易にするフィーチャーを有効にすることができます。

プリコンパイラー・オプション COMPATIBILITY_MODE が ORA に設定されている必要のあるフィーチャーを使用しようとしたものの、COMPATIBILITY_MODE ORA オプションが指定されていない場合に、このメッセージが返されます。

理由コード reason-code は、プリコンパイルの失敗の理由を示しています。

1

UNSAFENULL プリコンパイル・オプションが必須の COMPATIBILITY_MODE ORA オプションなしで指定されました。

2

「EXEC SQL COMMIT WORK RELEASE」、「EXEC SQL ROLLBACK WORK RELEASE」、「EXEC SQL COMMIT RELEASE」、または「EXEC SQL ROLLBACK RELEASE」ステートメントが組み込み SQL コード内にあり、PRECOMPILE コマンドが必須の COMPATIBILITY_MODE ORA オプションなしで発行されました。

ユーザー応答

必須の COMPATIBILITY_MODE ORA オプションを指定して、PRECOMPILE コマンドを再び呼び出します。

SQL1697N 対応するホスト変数構造体より少ないメンバーを含む標識変数構造体が指定されたため、ステートメントをプリコンパイルできません。 標識変数構造名: variable-name。 ホスト変数構造のメンバー数: number-of-members

説明

組み込み SQL アプリケーションでは、ホスト変数構造の内容に関する情報を、対応する標識変数構造に保管できます。 標識変数構造が指定された場合、標識変数構造のメンバー数は対応するホスト変数構造と等しくなければなりません。

標識変数構造のメンバー数が対応するホスト変数構造のメンバー数と等しくないとき、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

  1. ホスト変数構造のメンバー数と等しい標識変数構造のメンバー数を宣言するように、組み込み SQL アプリケーションを変更します。
  2. 組み込み SQL アプリケーションを再コンパイルおよび再実行します。

SQL1698N フィックスパック更新が適用中または適用済みの DB2 pureScale インスタンスで START DATABASE MANAGER コマンドが失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

理由コードには、START DATABASE MANAGER コマンドの失敗原因が示されます。

1

メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) 上のフィックスパック更新インストールが壊れています。

2

オンラインのフィックスパック更新の間に、現行の有効コード・レベル (CECL) よりも下位のコード・レベルのメンバーまたは CF を開始しようとしました。 メンバーまたは CF を開始するには、CECL 以上のコード・レベルでなければなりません。

3

オフラインのフィックスパック更新の間に、CECL と等しくないコード・レベルのメンバーまたは CF を開始しようとしました。 メンバーまたは CF を開始するには、CECL と等しいコード・レベルでなければなりません。

4

メンバーまたは CF 上のフィックスパック更新インストールが完全な状態ではありません。

5

CEAL および CECL についての情報が破損しています。

6

CEAL または CECL のデータベース・マネージャー構成パラメーターの値が無効です。

7

フィックスパック更新のための構成ファイルからインスタンス情報が欠落しています。

ユーザー応答

理由コードに該当するアクションを実行して、このメッセージに対応します。

1

フィックスパック更新操作を再試行してください。

2

メンバーまたは CF を、CECL 以上のコード・レベルに更新します。 その後、メンバーまたは CF を再開します。

3

すべてのメンバーおよび CF が CECL と同じコード・レベルであることを確認します。 その後、メンバーまたは CF を再開します。

4

フィックスパック更新操作を再試行してください。

6

インスタンスを再作成します。

7

構成ファイルの修復について、IBM サポートに連絡して支援を求めてください。

SQL1699N 指定されたメンバー・サブセット属性が無効です。 理由コード = reason-code 属性名: attribute-name 値: value

説明

ステートメントは、以下の理由コードのため処理できません。

1

指定された値が有効なのは、データ共有環境のみです。

2

メンバー・サブセットの catalogDatabaseAlias 属性は、databaseAlias 属性も一緒に変更しない限りは変更できません。

3

データベース名は、メンバー・サブセットのデータベース別名属性には使用できません。

ユーザー応答

理由コードに対応するアクションは、以下のとおりです。

1

異なる属性値を指定して、メンバー・サブセット管理ルーチンを再発行します。

2

databaseAlias の新しい属性値を指定するか、または catalogDatabaseAlias 属性値を変えないようにします。

3

databaseAlias 属性値に別の名前を指定します。

sqlcode: -1699

sqlstate: 530AA

SQL1700N データベースのアップグレード中に、予約済みスキーマ名 name がデータベースで検出されました。

説明

データベースに含まれる 1 つ以上のデータベース・オブジェクトでスキーマ名 name が使用されていますが、これはデータベース・アップグレード先となる DB2 コピー・バージョンでは予約されたスキーマ名です。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

予約済みスキーマ名を使用するすべてのデータベース・オブジェクトがドロップされていることを確認し、 別のスキーマ名を使用して、オブジェクトを再作成してください。

データベース・アップグレードを取り消し、データベース・アップグレード前にデータベースがあった DB2 コピー・バージョンを使用して修正を行います。

もう一度データベース・アップグレードを行う前に、予約済みスキーマ名が使用されていないことを確認してください。

その後、データベースのアップグレード先である DB2 コピー・バージョンから UPGRADE DATABASE コマンドを再発行します。

SQL1701N データベースが異常終了したため、データベースをアップグレードできません。

説明

データベースのアップグレードを試みる前に、(例えば電源障害のために) データベースが異常終了しました。 データベースを正常にアップグレードできるようにするには、まずデータベースを再始動する必要があります。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

データベースのアップグレードを試みる前に、データベースが格納されていた DB2 コピーを使用して RESTART DATABASE コマンドを発行する必要があります。 その後、アップグレード先の DB2 コピー・バージョンから UPGRADE DATABASE コマンドを再発行します。

SQL1702W プロトコル 接続マネージャーが正常に開始されました。

ユーザー応答

アクションは不要です。

SQL1703W データベースのアップグレード中に db2event ディレクトリーを作成できませんでした。

説明

データベースは正常にアップグレードされましたが、db2event ディレクトリーを作成できませんでした。

これは警告です。

ユーザー応答

イベント・モニターを使用するには、db2event ディレクトリーを作成する必要があります。 db2event ディレクトリーは、アップグレード後のデータベースが格納されるデータベース・ディレクトリーの中に作成する必要があります。 データベース・アップグレード後のデータベース・ディレクトリーを判別するには、LIST DATABASE DIRECTORY コマンドを発行できます。

SQL1704N データベースのアップグレードが失敗しました。 理由コード reason-code

説明

データベースのアップグレードに失敗しました。 理由コードは以下のとおりです。

2

データベースが以下のいずれかの状態である可能性があるため、データベースをアップグレードできません。

  • バックアップ・ペンディング状態
  • リストア・ペンディング状態
  • ロールフォワード・ペンディング状態
  • トランザクション不整合状態
  • HADR は、データベースが不整合であるとマークしました。
3

データベース・ログがいっぱいです。

4

ディスク・スペースが足りません。

5

データベース構成ファイルを更新できません。

7

データベース・サブディレクトリーまたはデータベース・ファイルのいずれかにアクセスできません。

8

データベース・コンテナー・タグを更新できません。

9

表スペース・アクセスが許されていません。

17

システム・カタログ表スペースから新規ページを割り振ることができません。

21

データベースのアップグレードは、カタログ・パーティションでは完了しましたが、その他のすべてのデータベース・パーティションで完了したわけではありません。 ノード障害や接続障害などのシステム・エラーが原因でアップグレードできないデータベース・パーティションがあります。

22

データベース・パーティションの障害や接続障害などのシステム・エラーによりカタログ・パーティションをアップグレードできないため、データベースのアップグレードが失敗しました。

24

dbpath/db2event/db2detaildeadlock イベント・モニター・ディレクトリーの作成エラー。dbpath はデータベースの作成に使用されるファイル・パスです。

25

HADR 1 次側のログ・シッピングの位置が、HADR スタンバイ側のログ適用の位置と一致していないため、データベース・アップグレードが失敗しました。

ユーザー応答

理由コードに基づいた解決策は、以下のとおりです。

2

データベース・アップグレードを取り消し、アップグレード前にデータベースがあった DB2 コピー・バージョンで必要な訂正アクションを実行してデータベースの状態を修正してください。 HADR システムでは、HADR 1 次データベースのアップグレードを試行する前に、stop HADR を発行する必要があります。 データベースのアップグレード先である DB2 コピー・バージョンから UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットします。

3

データベース構成パラメーター logfilsiz または logprimary をより大きな値に増やしてください。 UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。

4

十分なディスク・スペースがあることを確認して、UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。

5

データベース構成ファイルの更新で問題がありました。 データベース構成ファイルが他のユーザーによって排他的に保持されておらず、 更新可能であることを確認してください。 UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。 問題が続く場合は、IBM 技術員に連絡してください。

7

データベース・バックアップからデータベースをリストアしてください。

8

UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。 問題が続く場合、IBM サービス担当者に連絡してください。

9

データベース・アップグレードを取り消し、表スペース・アクセスを訂正してください。 データベースのアップグレード先である DB2 コピー・バージョンから UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットします。 表スペースの訂正に必要なアクションについてはメッセージ SQL0290N を参照してください。

17

システム・カタログ表スペースが自動ストレージ DMS 表スペースまたは SMS 表スペースである場合、システム・カタログ表スペースのために少なくとも 50% の空きディスク・スペースが使用できることを確認してから、データベースをアップグレードします。 システム・カタログ表スペースが DMS 表スペースの場合。 データベースのアップグレードを取り消し、アップグレードの前にデータベースが存在していた DB2 コピー・バージョンからシステム・カタログ表スペースにさらにコンテナーを追加します。 データベースのアップグレード用に 50% のフリー・スペースを割り振らなければなりません。 データベースのアップグレード先である DB2 コピー・バージョンから UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットします。

21

管理通知ログをチェックして、アップグレードできないデータベース・パーティションを判別してください。 状態を訂正し、UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットします。 データベース・アップグレードはアップグレードを必要とするデータベース・パーティションでしか行われないため、どのデータベース・パーティションからでも UPGRADE DATABASE コマンドをサブミットできます。

22

カタログ・パーティションでのデータベース・パーティション障害状態を訂正してください。 UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。

24

dbpath/db2event/db2detaildeadlock イベント・モニター・ディレクトリーを除去します (dbpath はデータベースの作成に使用されるファイル・パス)。 UPGRADE DATABASE コマンドを再サブミットしてください。

25

1 次データベースで STOP HADR コマンドを発行してから、UPGRADE DATABASE コマンドを再発行してください。 スタンバイ・データベースは再初期化が必要になります。

SQL1705W データベース・ディレクトリー項目を現行リリース・レベルに更新できません。

説明

前のリリースからアップグレードされたばかりのデータベースのデータベース・ディレクトリーで、1 つ以上のデータベース別名を更新できませんでした。

ユーザー応答

アップグレード後のデータベースに関するデータベース別名をアンカタログした後、同じ情報を使って再びカタログします。

SQL1706W ワード・サイズのインスタンス更新中に、このインスタンスのノード・ディレクトリーで少なくとも 1 つの非ローカル・データベースが検出されました。

説明

ワード・サイズ・インスタンスの更新中に、このインスタンスで作成されていないデータベースが少なくとも 1 つ見つかりました。 インスタンスの更新を正常に完了するには、このようなデータベースが、このインスタンスと同じワード・サイズを持っていなければなりません。

ユーザー応答

インスタンスでカタログされたデータベースがすべて、同じワード・サイズを持つようにしてください。

SQL1707N インスタンス・ワード・サイズを更新できません。

説明

インスタンスのワード・サイズを更新しようとして、エラーが発生しました。 IBM サービス担当者に連絡してください。

ユーザー応答

IBM サービス担当者に連絡してください。

SQL1708W データベースのアップグレードが完了し、 warning-code 警告コードが出されました。

説明

データベースのアップグレードは完了しましたが、警告が生成されました。 警告コードは以下のとおりです。

1

1 つ以上のデータベース・パーティションがアップグレードされませんでした。

ユーザー応答

警告コードに基づく解決方法:

1

UPGRADE DATABASE コマンドを再発行します。

SQL1709N RANDOM キーワードが指定され、RANDOM キーワードでサポートされない機能が索引定義に含まれていたため、CREATE INDEX ステートメントが失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

DB2 pureScale 環境においては、索引のキーをランダム化することによって、いくつかのタイプの索引ページ競合を削減できます。 列に対して RANDOM キーワードを指定すると、その列の索引キーがランダム化されます。

RANDOM キーワードでサポートされる機能には、いくつかの制限があります。 このメッセージは、CREATE INDEX ステートメントに RANDOM キーワードが含まれていたが、索引定義に含まれる他の機能が RANDOM キーワードでサポートされないものである場合に返されます。

理由コードには、次のように、このメッセージが返された理由がより具体的に示されます。

1

タイプが CHAR または VARCHAR の列に対して RANDOM キーワードが指定されました。データベースは、UCA 照合を使用しており、その列が FOR BIT DATA として定義されていませんでした。

2

タイプが GRAPHIC または VARGRAPHIC の列に対して RANDOM キーワードが指定されましたが、データベースは UCA 照合を使用していました。

3

索引定義に、式ベースのキーが 1 つ以上含まれていました。

ユーザー応答

理由コードに応じてこのエラーに応答します。

1

理由コード 1 には、以下のいずれかの方法で対応してください。

  • RANDOM キーワードがサポートされるデータ・タイプの列に RANDOM キーワードを指定して、CREATE INDEX ステートメントを再サブミットします。
  • ALTER TABLE ステートメントを発行することによって、列が FOR BIT DATA として識別されるように列に変更を加えた後、表を再編成してから、CREATE INDEX ステートメントを再サブミットします。
2

RANDOM キーワードがサポートされるデータ・タイプの列に RANDOM キーワードを指定して、CREATE INDEX ステートメントを再サブミットします。

3

RANDOM キーワードと式ベースのキーの両方は使用せず、そのうちの一方のみを使用して、CREATE INDEX ステートメントを再サブミットします。

sqlcode: -1709

sqlstate: 42997

SQL1710N ソース・メンバー・トポロジーとターゲット・メンバー・トポロジーに共通メンバーがないため、操作を実行できません。

説明

ターゲット・メンバー・トポロジーに、ソース・メンバー・トポロジーと共通のメンバーが含まれていません。 ソース・メンバーとターゲット・メンバーに、共通のメンバーが少なくとも 1 つなければなりません。

ユーザー応答

ソース・メンバー・トポロジー内のメンバーと共通なメンバーを少なくとも 1 つ持つインスタンスに対して、コマンドを再実行します。

SQL1712N コマンドは失敗しました。 ソースとターゲットのメンバー・トポロジーが異なっており、ソースとターゲットのインスタンスが同じデータベース製品レベルではありません。 コマンド: command-token

説明

以下の両方の条件が真であるため、指定されたコマンドは失敗しました。

  • ソースとターゲットのメンバー・トポロジーが異なっている。
  • ソースとターゲットのインスタンスでデータベース製品レベルが同じではない。

指定されたコマンドが正常に実行されるためには、これらの条件のいずれかを修正する必要があります。

ユーザー応答

以下のいずれかを実行できます。

  • 下位レベルのソース・データベースを高い方のレベルにアップグレードしてから、コマンドを再実行します。
  • ソース・メンバー・トポロジーまたはターゲット・メンバー・トポロジーにメンバーを追加、またはそのいずれかのメンバーをドロップして、トポロジーを一致させます。

SQL1713N CATALOG DATABASE コマンドが失敗しました。 メンバー・データベース・ディレクトリー内の 1 つ以上のファイルが同じデータベースに属していません。

説明

少なくとも 1 つのファイル内に不整合が検出されたため、コマンドは失敗しました。

ユーザー応答

このデータベースに属していないメンバーに関し、メンバー・データベース・ディレクトリーをクリーンアップしてから、コマンドを再実行してください。

SQL1714N ROLLFORWARD コマンドは、ソース・メンバー・トポロジーに存在しないメンバーで実行されたため、失敗しました。

説明

バックアップとリストアの後、ソース・メンバー・トポロジー内に含まれるメンバー ID のすべてがターゲット・メンバー・トポロジーの中に含まれているなら、トランザクション・ログ中の 1 つ以上のメンバー追加イベントを通じてロールフォワードすることができます。 しかし、ROLLFORWARD コマンドは、バックアップ操作の実行時点でソース・メンバー・トポロジー中に存在していたメンバーから実行する必要があります。

ユーザー応答

オリジナルのソース・メンバー・トポロジー内に存在していたメンバーから、ROLLFORWARD コマンドを再実行してください。

SQL1715N ロールフォワード操作で、現行メンバー・トポロジーに存在しないメンバーに対するメンバー追加イベントが検出されました。

説明

ロールフォワード操作中に、ROLLFORWARD コマンドで、あるメンバーに関するメンバーの追加ログ・レコードが検出された場合、そのメンバーはメンバー・トポロジー内に存在していなければなりません。

ユーザー応答

ソース・メンバー・トポロジーに存在していて、現在のメンバー・トポロジーに存在しないメンバーを追加してください。 ROLLFORWARD コマンドを再実行してください。

SQL1716N 結果のサブセットに基本メンバーがないため、メンバーの変更またはドロップが失敗しました。

説明

メンバー・サブセットには少なくとも 1 つの基本メンバーが含まれていなければなりません。

ユーザー応答

指定したメンバーをドロップまたは変更する前に、サブセットに別の基本メンバーを追加します。 サブセットに別のメンバーを追加するには、SYSPROC.WLM_ALTER_MEMBER_SUBSET ルーチンを実行します。 メンバー・サブセットが必要ではなくなった場合、WLM_DROP_MEMBER_SUBSET ステートメントを実行することによって、そのメンバー・サブセットをドロップしてください。

sqlcode: -1716

sqlstate: 530AB

SQL1717N アプリケーションが使用不可のメンバー・サブセットに割り当てられたため、データベース別名への接続が拒否されました。 データベース別名: database-alias-token メンバー・サブセット: member-subset-token

説明

無効にされたメンバー・サブセットにアプリケーションが割り当てられたため、接続要求は拒否されました。

ユーザー応答

別のデータベース別名に接続するか、メンバー・サブセットを有効にすることができます。 サブセットを有効にするには、メンバー・サブセット変更管理ルーチン WLM_ALTER_MEMBER_SUBSET を使用します。

sqlcode: -1717

sqlstate: 08001

SQL1718N データベース別名 database_alias をアンカタログできません。

説明

データベース別名がメンバー・サブセット・ルーチン WLM_CREATE_MEMBER_SUBSET を使用してカタログされたものであった場合、そのデータベース別名は、メンバー・サブセット・ルーチンを使用してアンカタログする必要があります。 UNCATALOG DB コマンドと sqleuncd() API のどちらも、このデータベース別名をアンカタログするために使用することはできません。

ユーザー応答

メンバー・サブセット・ルーチン WLM_DROP_MEMBER_SUBSET を使用してデータベース別名をアンカタログしてください。

SQL1719N カラム・オーガナイズ表がサポートされていないため、SQL ステートメントは失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

特定の条件が真の場合、カラム・オーガナイズ表は、サポートされません。 それらの条件は、以下の理由コードによって示されます。

1

パーティション内並列処理が無効にされている。

2

データベース・パーティション・フィーチャーが有効になっている。

3

DB2 pureScale フィーチャーが有効になっている。

ユーザー応答

カラム・オーガナイズ表のサポートを有効にするには、理由コードに対応する下記のアクションを実行します。

1

パーティション内並列処理を有効にしてから、SQL ステートメントを再発行します。

2

表を行オーガナイズ表として再作成してから、SQL ステートメントを再発行します。

3

表を行オーガナイズ表として再作成してから、SQL ステートメントを再発行します。

sqlcode: -1719

sqlstate: 56038

SQL1720N 唯一のメンバーをドロップできませんでした。

説明

データベースにとって唯一の接続可能メンバーをドロップすることはできません。そのメンバーをドロップするとデータベースをドロップする結果になるからです。 データベースを先にドロップする必要があります。

ユーザー応答

データベースを先にドロップしてから、メンバーをドロップしてください。

SQL1721N RDMA に必要な構成ファイルに問題があるため、データベース・マネージャーの始動に失敗しました。

説明

DB2 pureScale 環境では、データベース・マネージャー構成パラメーター CF_TRANSPORT_METHOD に "RDMA" を設定することにより、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) と DB2 メンバーとの間の通信で Remote Direct Memory Access (RDMA) を使用するように指定します。

CF_TRANSPORT_METHOD 構成パラメーターが "RDMA" に設定され、RDMA 機能に関連した構成ファイルに問題がある場合に、このメッセージが返されます。

このメッセージが返される原因となる問題には、以下の例があります。

  • 直接アクセス・トランスポート (DAT) 構成ファイル dat.conf が欠落しているか、その中に無効なエントリーが含まれている。
  • OpenFabrics Enterprise Distribution (OFED) パッケージのファイルがない。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • RDMA の使用が必要ない場合、CF_TRANSPORT_METHOD データベース・マネージャー構成パラメーターを設定解除します。
  • RDMA を使用するには、DAT 構成に関連付けられたファイル (dat.conf ファイルなど)、および OFED ソフトウェアに関連付けられたファイルを検査します。

SQL1722N キーワード MEMBER が使用され、構成パラメーターをメンバーごとに指定値に設定できないため、構成パラメーターは更新されませんでした。 構成パラメーター: configuration-parameter。 指定された値: specified-value

説明

UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドを呼び出してデータベース・マネージャー構成パラメーターを設定することにより、データベース・マネージャー・インスタンスの特性を構成できます。 UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドを呼び出してデータベース構成パラメーターを設定することにより、個々のデータベースの特性を構成できます。

DB2 pureScale 環境では、一部の構成パラメーターは、ローカルに、メンバー単位で設定できます。 特定の DB2 メンバーにローカル値を設定すると、そのローカル値によってグローバルの (インスタンス・レベルまたはデータベース・レベルの) 値がオーバーライドされます。 構成パラメーターをローカルで特定のメンバーに設定するには、UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドまたは UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドで MEMBER キーワードを指定します。

一部の構成設定はグローバル設定として有効ですが、メンバーごとの設定としてはサポートされません。 構成パラメーターに、メンバーごとの設定としてサポートされない値を DB2 メンバーに対してローカルに設定しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • 構成パラメーターに指定する値をグローバルに設定するには、MEMBER キーワードを指定せずにコマンドを再度呼び出します。
  • メンバーごとに構成パラメーターを設定するには、構成パラメーターにサポートされる値を検討してから、サポートされる値のみを指定してコマンドを再度呼び出します。

SQL1723N 現行の環境でサポートされていないファイル・システム・キャッシング・オプションが指定されたため、CREATE TABLESPACE ステートメントまたは ALTER TABLESPACE ステートメントが失敗しました。

説明

ファイル・キャッシュは、ディスクに最近使用したデータを保存しておき、後で同じデータを呼び出す場合に素早くアクセスできるようにするためのものです。 同じデータ集合を頻繁に使用する場合、ファイル・システム・キャッシュを有効にすると、データベースのパフォーマンスを向上させることができます。

ファイル・キャッシュの使用については、いくつかの制限および要件があります。 特定の環境においては、ファイル・キャッシュの迂回についてもいくつかの制限および要件があります。 このメッセージは、ディスク・セクターのサイズがサポートされていないなど、ファイル・システム・キャッシュがサポートされていない環境で、ファイル・システム・キャッシュの使用または迂回を試みた場合に返されます。

ユーザー応答

  1. サポートされるファイル・システム・キャッシュの構成を確認してください。
  2. 以下の種類のトラブルシューティング・アクションを 1 つ以上実行して、問題となっている制限事項を解決するか、欠けていた要件を満たすための変更を行います。
    • 環境の変更: 必要なセクター・サイズを持つように、ターゲット・ディスクをフォーマットします。
    • ステートメントの変更: FILE SYSTEM CACHING オプションを使用してファイル・システム・キャッシュを有効にします。
  3. ステートメントを再発行してください。

SQL1724W table-name は、カラム・オーガナイズ表として正常に作成されました。 ただし、SORTHEAP と SHEAPTHRES_SHR 構成パラメーターの一方または両方に、現在、カラム・オーガナイズ表で使用できない値が設定されています。

説明

データベース構成パラメーター SORTHEAP および SHEAPTHRES_SHR を「AUTOMATIC」に設定して、ソート・メモリーのセルフチューニングを有効にすることができます。

カラム・オーガナイズ表では、ソート・メモリーのセルフチューニングはサポートされません。

SORTHEAP と SHEAPTHRES_SHR 構成パラメーターの一方または両方が「AUTOMATIC」に設定されている場合にカラム・オーガナイズ表を作成すると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

カラム・オーガナイズ表を使用するには、SORTHEAP と SHEAPTHRES_SHR の両方の構成パラメーターに固定値を設定します。

SQL1725N LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドの発行後に未確定トランザクションの状況が変更されたため、指定されたアクションを実行できませんでした。

説明

クライアント上で LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドを実行すると、未確定トランザクションの現在の状態が返されます。 ただし、サーバー上で状況が変化した場合に、クライアント上の出力はリフレッシュされません。 未確定トランザクションの状況がサーバーとクライアントの間で同期していないと、LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンド出力に有効なオプションとしてリストされたアクションの一部を実行できない場合があります。

ユーザー応答

対話式ウィンドウを終了し、LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドを再発行して、未確定トランザクションの最新の状況をサーバーから取得してください。

SQL1726N CF_TRANSPORT_METHOD データベース・マネージャー構成パラメーターが「TCP」に設定されているが、イーサネット・カードが 10GE以上でないため、データベース・マネージャーは開始されませんでした。

説明

DB2 pureScale 環境では、データベース・マネージャー構成パラメーター CF_TRANSPORT_METHOD に「TCP」を設定することにより、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) と DB2 メンバーとの間の通信にソケットを使用するように指定できます。 ソケット通信方式を使用するには、少なくとも 10GE のイーサネット・カードを使用する必要があります。

このメッセージは、CF_TRANSPORT_METHOD 構成パラメーターが「TCP」に設定されているものの、少なくとも 10GE のイーサネット・カードが構成されていない場合に返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • ソケット通信方式を使用するには、以下のいずれかのタスクを実行してください。
    • 10GE ネットワークを構成します。
    • 10GE 未満のイーサネットを使用するには、DB2_SD_ALLOW_SLOW_NETWORK レジストリー変数を ON に設定します。
  • 他の通信方式を使用する場合は、CF_TRANSPORT_METHOD 構成パラメーターに別の値 (「RDMA」など) を設定します。

SQL1727N 次のホスト変数配列または構造配列にサポートされないデータ・タイプが含まれているため、ステートメントはプリコンパイルされませんでした: variable_name

説明

COMPATIBILITY_MODE ORA プリコンパイル・オプションを指定すると、組み込み SQL ステートメント内でホスト変数配列、構造体配列、および標識配列を使用することが可能になります。 INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメント用に宣言するホスト変数配列または構造体配列には、サポートされているデータ・タイプが含まれている必要があります。

ユーザー応答

  1. 宣言するホスト変数配列または構造体配列に含まれている、サポートされていないデータ・タイプを削除します。
  2. 変更後の組み込み SQL アプリケーションをプリコンパイルします。

SQL1728N 鍵ストアにアクセスできなかったため、コマンドまたは操作が失敗しました。 理由コード reason-code

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストア・ファイルに暗号鍵が保管されます。 この機能を使用するには、以下のセットアップと構成の作業を実行しなければなりません。

  • 秘密鍵などの暗号化オブジェクトを保管する鍵ストア・ファイル (鍵データベースとも呼ばれる) を作成します。
  • KEYSTORE_TYPE や KEYSTORE_LOCATION などの暗号化構成パラメーターを設定して、鍵ストア・ファイルを使用するようにデータベース・マネージャーを構成します。
  • 鍵ストア・ファイルにアクセスするためのパスワードを管理します (例えば、stash ファイルにパスワードを保存します)。

このメッセージは、以下のいずれかのタイプの操作中に、データベース・マネージャーが鍵ストア・ファイル内の情報の取得か更新に失敗した場合に返されます。

  • 暗号化されたデータベースの作成
  • データベースの暗号化バックアップ・イメージの作成
  • 暗号化バックアップ・イメージのリストア
  • 暗号化されたデータベースに対する db2cklog などの DB2 コマンドの発行

理由コードは、失敗の理由をより具体的に示しています。

1

データベース・マネージャー構成パラメーター KEYSTORE_LOCATION、KEYSTORE_TYPE が、互換性のある有効値に設定されていません。

2

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターで指定されている鍵ストア・ファイルが存在しません。

3

パスワードが指定されませんでした (鍵ストアを開くのに必要なパスワードが隠しておかれず、コマンドを使用してパスワードが提供されませんでした)。

4

指定されたパスワード (隠しておかれたパスワードまたはコマンドを使用して提供されたパスワード) が無効なので、鍵ストア・ファイルにアクセスできません。

5

理由コード 5 は、以下の 3 つの一般的な理由で返されます。

  • データベース・マネージャー・プロセスがインスタンス所有者 ID として実行されましたが、インスタンス所有者 ID には鍵ストア・ファイルに対する読み取り許可と書き込み許可がありません。
  • インスタンス所有者以外のユーザーが DB2 ユーティリティーを呼び出しました。
  • 鍵ストア・ファイルが入っているディスクがスペース不足になっています。
6

データベース・マネージャーが鍵ストア・ファイルのコンテンツの処理に失敗しました。

例: PKCS#12 規格に準拠する鍵ストア・ファイルを使用するようにデータベース・マネージャーが構成されていますが、鍵ストア・ファイルの形式が PKCS#12 規格に準拠していないので、データベース・マネージャーが鍵ストア・ファイルを使用できません。

7

IBM Global Security Kit (GSKit) コマンドからエラーが返されました。 GSKit エラーの詳細が db2diag 診断ログ・ファイルに出力されます。

ユーザー応答

以下のように、理由コードに応じて問題を解決した後、コマンドの再発行を再試行します。

1

データベース・マネージャー構成パラメーター KEYSTORE_LOCATION と KEYSTORE_TYPE を両方とも有効で互換性のある値に設定します。

2

KEYSTORE_LOCATION データベース・マネージャー構成パラメーターを有効なファイル名に設定します。

3, 4

以下のいずれかの方法で、鍵ストア・ファイルにアクセスするための有効なパスワードをデータベース・サーバーに提供します。

  • stash ファイルを再作成します。
  • 鍵ストアのパスワードを引数としてコマンドに提供します。
5

理由コード 5 には、以下の方法で対応してください。

  • インスタンス所有者 ID のみが鍵ストア・ファイルに対して読み書きできるように、鍵ストア・ファイルの許可を設定します。
  • dbckbkup などの暗号化に関連した DB2 ユーティリティーをインスタンス所有者として呼び出します。
  • 鍵ストア・ファイルが入っているディスクのスペースが不足するためにこのメッセージが返される場合、そのディスクで使用可能なスペースを増やしてください。
6

バックアップ・コピーから現行の鍵ストア・ファイルをリカバリーします。

7

db2diag 診断ログ・ファイルに出力された GSKit エラーを検討し、GSKit エラーの原因になっている問題を訂正してから、コマンドを再発行します。 GSKit エラーが続く場合は、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

SQL1729N ラベル label が鍵ストアに存在しないため、コマンドは失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 鍵はマスター鍵ラベルによってアクセスされ、このラベルも鍵ストアに保管されます。 この機能を使用するように構成されたデータベースに対して DB2 コマンドを発行する場合、データベース・マネージャーはラベルを次のように使用して、該当する鍵を検索する必要があります。

  • ラベルはコマンドに対するパラメーターとして指定できます。
  • ラベルを指定しないと、データベース・マネージャーはデータベース用に構成されているラベルを使用します。

コマンド・パラメーターを使用してラベルを指定したものの、指定されたラベルを鍵ストア内で検出できなかった場合に、このエラーが返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • 鍵ストア内に存在するラベルを指定してコマンドを再発行します。
  • ラベルを指定しないでコマンドを再発行すると、データベース用に構成されているラベルが自動的に使用されます。

SQL1730N マスター鍵ラベルが鍵ストアに存在しないため、コマンドまたは操作が失敗しました。 使用されているラベル: label。 ファイル・タイプ番号: file-type-number。 ファイル名: file-name

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 この機能を使用するように構成されたデータベースに対して DB2 コマンドを発行する場合、データベース・マネージャーはラベルを次のように使用して、該当する鍵を検索する必要があります。

  • ラベルはコマンドに対するパラメーターとして指定できます。
  • ラベルを指定しないと、データベース・マネージャーはデータベース用に構成されているラベルを使用します。 データベース・マネージャーはラベルをログ・ファイル、構成ファイル、またはバックアップ・イメージ内に保存してから、保存されたラベルを適切な方法で取り出すことがあります。

データベース・マネージャーが過去の操作 (ログ・ファイルへの保存など) で正常に使用されたラベルを取り出そうとして、そのラベルが現行の鍵ストア内で見つからなかった場合に、このメッセージが返されます。 このエラーのシナリオどおりになるケースは複数あります。以下に例を示します。

  • ラベルが鍵ストアから削除された。
  • 鍵ストアの古いコピーがリストアされており、そのリストアされたコピーにはラベルが含まれていない。
  • 以前使用された鍵ストアで使用可能だったラベルが、現在構成済みの鍵ストアにマイグレーションされていない。
  • ラベルを参照するバックアップ・イメージのリストアが試行されたが、リストア操作が行われているホスト・マシン上に構成された鍵ストア内にそのラベルがない。
  • ラベルを参照するアーカイブ・ログ・ファイル内のトランザクションを通じてロールフォワードが試行されたが、トランザクションが再生されるホスト・マシン上に構成された鍵ストア内にそのラベルがない。
  • 高可用性災害時リカバリー (HADR) 1 次データベースがある鍵ストアの内容が、対応するスタンバイ・データベースがある鍵ストアの内容と一致しない。

ランタイム・トークン file-name は、再利用されるラベルがあるファイルの名前を示します。 ランタイム・トークン file-type-number は、再利用されるラベルがあるファイルのタイプを示します。

1

データベース・ログ・ファイル

2

構成ファイル

3

バックアップ・イメージ

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • (ラベルが削除されたなどの理由で) 鍵ストアの有効期限が切れた場合は、バックアップ・バージョンの鍵ストアからラベルをリストアします。
  • 操作に関係する 2 つのホスト・マシンで鍵ストアが同期されていない場合 (HADR 1 次とスタンバイのペアや、1 台のホスト・マシン上で取られたバックアップ・イメージが別のホスト・マシンにリストアされるなど)、2 つの鍵ストアを同期してからコマンドを再発行します。

SQL1731C 暗号化操作が失敗しました。 データベース名: database-name。 ログ・ファイル名: log-file-name。 データベース・パーティション番号: db-partition-number。 ログ・ストリーム ID: log-stream-ID

説明

IBM DB2 Encryption オファリングを使用してデータベース内のデータを暗号化できます。

このメッセージは、重大な内部エラーのために暗号化に関連した操作が失敗すると返されます。

ユーザー応答

ランタイム・トークン log-file-name で示されているログ・ファイルや db2diag 診断ログ・ファイルなどの診断情報を収集してから、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

SQL1732N 指定された暗号化オプションが一緒にサポートされていないか、この環境ではサポートされていないため、コマンドは失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用するには、暗号化オプションを ENCROPTS データベース構成パラメーター内に指定するか ENCROPTS コマンド・パラメーターを使用して指定しなければなりません。

ENCROPTS データベース構成パラメーターと ENCROPTS コマンド・パラメーターの値は、暗号化に関連した構成の詳細情報の組み合わせを示す特定の形式のストリングでなければなりません。

このメッセージは、指定された構成の詳細情報の組み合わせが、互換性がないかサポートされていない場合に返されます。

ユーザー応答

ENCROPTS 構成パラメーターか ENCROPTS コマンド・パラメーターで指定された構成の詳細情報を訂正してから、コマンドを再発行してください。

SQL1733N 指定されたラベルが長すぎるため、コマンドは実行されませんでした。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 鍵はマスター鍵ラベルによってアクセスされ、このラベルも鍵ストアに保管されます。 ラベルは以下の 2 つの方法のどちらかで作成されます。

  • 鍵を手動で作成する際にラベルを作成します。
  • データベース・マネージャーにより、鍵の作成時にラベルが生成されます。

このメッセージは、手動で作成したラベルをコマンドで指定し、そのラベルがサポートされているラベル・サイズより長い場合に返されます。

ユーザー応答

サポートされている長さのラベルを指定してコマンドを再発行してください。

SQL1734N マスター鍵がサポートされている鍵の長さと一致しないため、コマンドまたは操作が失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、マスター鍵を使用してデータベース内のデータの暗号化を管理します。 以下の 2 つの方法で、特定のデータベースのマスター鍵を作成できます。

  • マスター鍵を手動で作成し、その鍵のラベルを (例えば CREATE DATABASE ステートメントで) 指定することができます。
  • データベース・マネージャーにデータベースのマスター鍵を生成させることができます。

このメッセージが返されるのは、手動で作成したマスター鍵のラベルをコマンドまたはステートメントで指定したものの、手動作成の鍵の長さが DB2 ネイティブ暗号化でサポートされていない場合です。

ユーザー応答

サポートされている長さのマスター鍵のラベルを指定して、コマンドを再発行してください。

SQL1735N コマンドで指定された暗号鍵ラベルが、バックアップ・イメージの暗号化に使用されたラベルと一致しないため、RESTORE コマンドが失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 鍵はマスター鍵ラベルによってアクセスされ、このラベルも鍵ストアに保管されます。 この機能を使用するように構成されたデータベースに対して DB2 コマンドを発行する場合、データベース・マネージャーはラベルを次のように使用して、該当する鍵を検索する必要があります。

  • ラベルはコマンドに対するパラメーターとして指定できます。
  • ラベルを指定しないと、データベース・マネージャーはデータベース用に構成されているラベルを使用します。

暗号化バックアップ・イメージを作成する際に、複数のマスター鍵ラベルを指定できます。 暗号化バックアップ・イメージをリストアする際には、そのバックアップ・イメージの作成時に使用したマスター鍵ラベルの 1 つを指定しなければなりません。

バックアップ・イメージの作成時に使用しなかったマスター鍵ラベルを指定して、バックアップ・イメージをリストアしようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • ラベルを指定しないで RESTORE コマンドを発行して、リストア・ユーティリティーが正しいマスター鍵ラベルを検索できるようにします。
  • ENCROPTS パラメーターで「show master key details」を指定して RESTORE コマンドを発行し、バックアップ・イメージの作成に使用されたマスター鍵ラベルを手動で判別してから、バックアップ・イメージの作成に使用されたラベルの 1 つを指定してリストア操作を実行してください。

SQL1736N コマンドは、鍵ストア・パスワードの取得に失敗しました。 理由コード reason-code

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 この機能を使用するように構成された環境で DB2 コマンド (START DATABASE MANAGER コマンドなど) を発行すると、データベース・マネージャーは鍵ストア内で鍵を検索します。

鍵ストアはパスワードで保護されています。 データベース・マネージャーが暗号鍵を検索できるようにするには、以下の 2 つの方法のどちらかで鍵ストアのパスワードをデータベース・マネージャーに提供しなければなりません。

  • stash ファイルにパスワードを保管できます。
  • パラメーターを使用して DB2 コマンドにパスワードを指定できます。

このメッセージは、DB2 コマンドのパラメーターを使用して鍵ストアのパスワード情報を指定したものの、このパラメーターで指定したパスワード情報をデータベース・マネージャーが使用できない場合に返されます。

以下のように、理由コードは、指定されたパスワード情報の処理中にデータベース・マネージャーで検出されたエラーの内容をより具体的に示しています。

1

引数の形式が認識されなかったので、パスワード情報を処理できませんでした。

2

コマンドによって引数が処理されましたが、指定されたパスワード情報を正常に使用できませんでした (指定されたファイル名が存在しないなど)。

ユーザー応答

以下のように、理由コードに従ってパスワード引数を訂正して、コマンドを再発行してください。

1

有効なストリング形式を使用してパスワード情報を指定します。

2

正しいパスワード、読み取り可能なオープン・ファイル・ハンドル、または既存のファイルの名前を指定します。

SQL1737N データベースが暗号化されていないため、コマンドまたは操作が失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用してデータベース内のデータを暗号化できます。 暗号化に関連したパラメーターをコマンドで指定するか、ADMIN_ROTATE_MASTER_KEY 組み込みストアード・プロシージャーを使用して、暗号化されたデータベースに対して暗号化操作を実行できます。

このメッセージは、暗号化されていないデータベースを使用して DB2 ネイティブ暗号化操作を実行しようとした場合に返されます。

ユーザー応答

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • DB2 ネイティブ暗号化に固有なパラメーターを指定しないで、コマンドを再発行します。
  • 暗号化されているデータベースに対してコマンドを再発行します。

SQL1738N ラベルが指定されていないため、コマンドは実行されませんでした。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 鍵はマスター鍵ラベルによってアクセスされ、このラベルも鍵ストアに保管されます。 一般的に、ラベルは以下の 2 つの方法のどちらかで提供されます。

  • コマンド・パラメーターを使用してラベルを指定できます。
  • データベース・マネージャーに新しいラベルを生成させたり、データベース用に構成された既存のラベルを使用させたりすることができます。

必ずマスター鍵ラベルを指定しなければならない事例もあります。 このメッセージは、以下のような、ラベルを指定しなければならないのに指定していない場合に返されます。

  • HADR 環境で ADMIN_ROTATE_MASTER_KEY ストアード・プロシージャーを発行します。
  • ENCRYPT 節を指定して BACKUP コマンドを発行し、暗号化されていないデータベースの暗号化バックアップ・イメージを作成します。

ユーザー応答

マスター鍵ラベルを指定してコマンドを再発行してください。

SQL1739N ENCROPTS パラメーターで指定された値が無効であるため、コマンドまたは操作が失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用するには、暗号化オプションを ENCROPTS データベース構成パラメーター内に指定するか ENCROPTS コマンド・パラメーターを使用して指定しなければなりません。

ENCROPTS データベース構成パラメーターと ENCROPTS コマンド・パラメーターの値は、暗号化に関連した構成の詳細情報の組み合わせをリストする特定の形式のストリングでなければなりません。

指定されたストリングの形式が予期されていないために、ENCROPTS 構成パラメーターか ENCROPTS コマンド・パラメーターで指定された構成情報をデータベース・マネージャーが解析できない場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

ENCROPTS 構成パラメーターか ENCROPTS コマンド・パラメーターで指定された構成の詳細情報を訂正してから、コマンドを再発行してください。

SQL1740N 鍵のローテーション操作が失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、マスター鍵を使用してデータベース内のデータの暗号化を管理します。 ADMIN_ROTATE_MASTER_KEY 組み込みストアード・プロシージャーを使用して、データベースのマスター鍵をローテーションできます。

このメッセージは、内部エラーのためにマスター鍵のローテーションに失敗した場合に返されます。 IBM サポート担当員のみに有用な理由コードは、根本的な問題の性質をより具体的に示しています。

1

メモリー管理エラー (メモリー不足状態以外) が発生しました。

2

内部ラッチ・エラーが発生しました。

3

一部のデータベース・パーティションがアクティブ状態になっていないパーティション化システムで、鍵ローテーションが試行されました。

ユーザー応答

理由コード 1 と 2 の場合は、もう一度やり直してください。

理由コード 3 の場合は、すべてのデータベース・パーティションがアクティブ状態になるまで待ってから、コマンドを再発行してください。

エラーが続く場合は、db2diag 診断ログ・ファイルなどの診断情報を収集してから、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

SQL1741N マスター鍵ラベル label のマスター鍵が変更されたため、コマンドまたは操作が失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化では、鍵ストアに暗号鍵が保管されます。 鍵はマスター鍵ラベルによってアクセスされ、このラベルも鍵ストアに保管されます。 ラベルは以下の 2 つの方法のどちらかで作成されます。

  • 鍵を手動で作成する際にラベルを作成します。
  • データベース・マネージャーにより、鍵の作成時にラベルが生成されます。

指定されたラベルで鍵が作成されると、そのラベルの鍵は変更できません。 このメッセージは、指定されたマスター鍵ラベルの鍵が変更されたときに返されます。

以下の例のようなさまざまな理由で、マスター鍵ラベルの鍵が変更された可能性があります。

  • 同じラベルがさまざまな鍵ストア内のさまざまな鍵に使用されています。
  • 誤って鍵が手動で変更されました。

ユーザー応答

以下のトラブルシューティングのステップを実行します。

  • 鍵ストアに正しいマスター鍵とマスター鍵ラベルが含まれていることを確認します。
  • 必要な場合は、鍵ストアの最新のバックアップ・イメージからラベルをリストアし、コマンドまたは操作を再試行します。

SQL1742N 主キー定義の列が基本表のユニーク制約または主キー制約の列に対応していないため、主キーの作成に失敗しました。

説明

シャドー表には主キーを作成することができます。 ただし、シャドー表の主キーの作成に関連した要件と制約事項がいくつかあります。 このメッセージは、シャドー表に主キーを作成しようとしたものの、シャドー表の基本表に、対応する主キー制約またはユニーク制約がない場合に返されます。

ユーザー応答

シャドー表に主キーを作成するには、新しい主キーの定義に、基本表の主キー制約またはユニーク制約の列セットに対応する列セットを含めてください。

sqlcode: -1742

sqlstate: 428I7

SQL1743N バックアップ・イメージは暗号化されたデータベースのものであるが、ターゲット・データベースは暗号化されていないため、RESTORE コマンドは失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用して、データベース内のデータを暗号化できます。 例えば、暗号化パラメーターと CREATE DATABASE コマンドを指定して、暗号化されたデータベースを作成できます。

暗号化されたデータベースのバックアップを取ると、RESTORE コマンドと NO ENCRYPT パラメーターを指定しない限り、既存の暗号化されていないターゲット・データベース内にバックアップ・イメージをリストアできません。

このメッセージは、暗号化されていないターゲット・データベースに暗号化されたデータベースのイメージをリストアしようとしており、RESTORE コマンドに NO ENCRYPT パラメーターを指定していない場合に返されます。

ユーザー応答

暗号化されていないターゲット・データベースにバックアップ・イメージをリストアするには、NO ENCRYPT パラメーターを指定して RESTORE コマンドを発行してください。

SQL1744N ターゲット・データベースが既に存在し、暗号化オプションが指定されているため、RESTORE コマンドが失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用して、データベース内のデータを暗号化できます。 例えば、以下の 2 つの方法で、暗号化されたデータベースを作成できます。

  • CREATE DATABASE コマンドと、暗号化に関連したパラメーターを指定します。
  • RESTORE コマンドと暗号化に関連したパラメーターを指定して、バックアップ・イメージから新しい暗号化されたデータベースにリストアします。

しかし、暗号化されていない既存のデータベースにリストアする際に RESTORE コマンドと暗号化に関連したパラメーターを指定することはサポートされていません。

ユーザー応答

暗号化されていない既存のデータベースにリストアするには、以下のアクションの 1 つを実行してください。

  • 暗号化されたデータベースのバックアップ・イメージを暗号化されていない既存のデータベースにリストアするには、NO ENCRYPT パラメーター以外の暗号化に関連したパラメーターを指定しないで RESTORE コマンドを発行します。
  • 暗号化されていないデータベースのバックアップ・イメージを暗号化されていない既存のデータベースにリストアするには、暗号化に関連したパラメーターを指定しないで RESTORE コマンドを発行します。

SQL1745N API_name API は、暗号化されたログを読み取ろうとしたために失敗しました。

説明

DB2 ネイティブ暗号化を使用して、データベース内のデータを暗号化できます。 この機能を使用するように構成されているデータベースの使用時には、データベース・ログ・ファイルも暗号化されます。 db2ReadLogNoConn API を使用して、暗号化されたログ・ファイルを処理できます。

暗号化されたログ・ファイルと併用できないユーティリティーを使用して、暗号化されたデータベース・ログ・ファイルを処理しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

DB2 ネイティブ暗号化機能によって暗号化されたログ・ファイルを処理するには、暗号化されたログ・ファイルと併用できるユーティリティーのみを使用してください。

SQL1746W データベース database-nameが正常に作成されました。 ただし、データベース構成がご使用のシステム・リソースに応じて自動的に調整されませんでした。

説明

sqlecrea API が呼び出される場合または CREATE DATABASE コマンドが発行される場合、デフォルトでは、構成アドバイザーによってデータベース構成がシステム・リソースに応じて調整されます (DB2_ENABLE_AUTOCONFIG_DEFAULT レジストリー変数を使用すると、データベース作成時における構成アドバイザーの実行を無効にできます)。

データベース作成時の構成アドバイザーの実行が有効になっているものの、構成アドバイザーがエラーを検出し、システム・リソースに応じてデータベース構成を最適化できない場合に、このメッセージが返されます。

ユーザー応答

データベース構成を調整するには、AUTOCONFIGURE コマンドを手動で実行してください。

sqlcode: +1746

sqlstate: 5U061

SQL1747N ENVIRONMENT 節の指定でエラーが発生したため、ステートメントは処理されませんでした。 理由コード: reason-code。 サブストリング: substring

説明

CREATE FUNCTION ステートメントの ENVIRONMENT 節では、名前付きルーチン環境変数を複数指定し、値を関連付けることができます。 ENVIRONMENT 節は、名前と値のペアのコンマ区切りリストとして指定されます。

ENVIRONMENT 節で指定した 1 つ以上の名前または値に問題がある場合に、このメッセージが返されます。

理由コードでは、この問題がより具体的に示されます。

1

ルーチン環境変数でサポートされている最大数を超えるルーチン環境変数が指定されました。

2

ルーチン環境変数で指定された値ストリングが、サポートされる最大長を超えていました。

3

指定されたルーチン環境変数名が、名前に関してサポートされる最大長を超えていました。

4

1 つのルーチン環境変数名が複数回にわたって指定されました。

問題の性質に応じて、トークン substring が空である場合も、ENVIRONMENT 節のどこで問題が生じたかを示すサブストリングを含んでいる場合もあります。

ユーザー応答

有効な ENVIRONMENT 文節を指定して、SQL ステートメントを再発行してください。

sqlcode: -1747

sqlstate: 428I8

SQL1748N ユーザー定義関数が CPad でデッドロックを検出しました。 関数名: function-name。 特定名: specific-name

説明

2 つのアプリケーションが、他方で必要とされるデータをそれぞれロックし、その結果としてどちらのアプリケーションも実行を継続できない場合に、デッドロックが発生します。

CPad を使用して、ユーザー定義関数の一時記憶域および作業パッドとして、名前付きの固有メモリー域を割り振ることができます。

このメッセージは、2 つのユーザー定義関数が、同じ CPad にアクセスするデッドロック・シナリオを検出した場合に返されます。

ユーザー応答

デッドロック・シナリオを回避するために、ユーザー定義関数を書き直してください。

sqlcode: -1748

sqlstate: 57068

SQL1749N ステートメントは、配列または行の列定義用に生成されたタイプ type-name を参照しているため、失敗しました。

説明

CREATE HADOOP TABLE ステートメントの列のデータ・タイプとして ROW タイプまたは ARRAY タイプを使用すると、システム生成の名前を使用してユーザー定義のデータ・タイプが生成されます。

この目的のために生成されたデータ・タイプは、COMMENT ステートメントを除き、他のステートメントまたは式で参照することはできません。

ユーザー応答

生成されたデータ・タイプへの参照を置換または除去してから、ステートメントを再サブミットしてください。

sqlcode: -1749

sqlstate: 429CC