DB2 10.5 for Linux, UNIX, and Windows

DB2 データベース製品の Java ソフトウェア・サポート

Java ベースのツールを使用したり、Java™アプリケーション (ストアード・プロシージャーやユーザー定義関数など) の作成や実行を行ったりするには、適切なレベルの IBM® Software Development Kit (SDK) for Java が必要です。
重要: DB2® データベース製品の最新のインストール要件について、今後は IBM DB2 for Linux, UNIX, and Windows のシステム要件および IBM DB2 Connect™ のシステム要件に関する技術情報を使用する必要があります。 これらの技術情報では、IBM Software Product Compatibility Reports (SPCR) を使用しています。 SPCR ツールを使用すると、DB2 データベース製品に関する、サポートされているオペレーティング・システム、システム要件、前提条件、サポートされているオプション・ソフトウェアの完全なリストを検索して見つけることができます。この DB2 インフォメーション・センターのトピックは、今後のリリースやフィックスパックで除去される可能性があります。

DB2 セットアップ・ウィザードまたは応答ファイルを使用して製品をインストールする場合に、インストールするコンポーネントで IBM SDK for Java が必要であるのに、SDK for Java がそのパスにインストールされていなければ、 SDK for Java がインストールされます。

IBM Data Server Runtime Client または IBM Data Server Driver Package の場合、SDK for Java はインストールされません。

以下の表は、DB2 データベース製品のためにインストールされている SDK for Java のレベルをオペレーティング・システム・プラットフォームごとにまとめたものです。
オペレーティング・システム・プラットフォーム SDK for Java のレベル
AIX® SDK 7
HP-UX (Itanium ベース・システム) SDK 7
Linux (x86) SDK 7
Linux (AMD64/EM64T) SDK 7
Linux (zSeries) SDK 7
Linux (POWER®) SDK 7
Sun SPARC x64 SDK 7
Sun Solaris x64 SDK 7
Windows x86 SDK 7
Windows x64 SDK 7
注:
  1. SDK for Java ソフトウェアは、developerWorks® の Web ページ (http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/index.html) からダウンロードできます。 サポートされる SDK for Java のレベルのリストについては、『DB2 for Linux, UNIX, and Windows の SDK for Java のサポート』と題するこのセクションの後の表を参照してください。
    注: Windows オペレーティング・システム・プラットフォームの場合は、IBM Development Package for Eclipse のダウンロード・ファイルを使用してください。
  2. DB2 GUI ツールは、Linux (x86)、Linux (AMD64/EM64T)、Windows (x86)、Windows (x64) でのみ実行できます。
  3. Windows (x86) と Linux (x86) の場合:
    • 32 ビットの SDK がインストールされています。
    • 32 ビットのアプリケーションと Java 外部ルーチンがサポートされています。
  4. すべてのサポートされているプラットフォーム (Windows (x86)、および Linux (x86) は除く):
    • 32 ビットのアプリケーションがサポートされています。
    • 32 ビットの Java 外部ルーチンはサポートされていません。
    • 64 ビットのアプリケーションと Java 外部ルーチンがサポートされています。

サポートされる Java アプリケーション開発ソフトウェア

以下の表は、サポートされるレベルの SDK for Java をリストしています。 リストされているレベルと、同じレベルの上位互換の後続バージョンがサポートされます。

SDK for Java のフィックスおよび更新は頻繁にあるので、すべてのレベルおよびバージョンがテストされているわけではありません。 ご使用のデータベース・アプリケーションに SDK for Java と関係した問題がある場合は、特定のレベルの SDK for Java の次の入手可能なバージョンを試してみてください。

IBM SDK 以外のバージョンの SDK for Java は、スタンドアロン Java アプリケーションの作成および実行についてのみサポートされます。 新規の Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数の作成と実行には、DB2 for Linux, UNIX, and Windows 製品に同梱されている IBM SDK for Java だけがサポートされます。 以前の DB2 リリースによってビルドされた Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数を実行する場合には、詳細について、表 1 の「Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数」の列を参照してください。

表 1. DB2 for Linux, UNIX, and Windows でサポートされるレベルの SDK for Java
  JDBC 3.0 以前を使用する Java アプリケーション JDBC 4.0 以前および JDBC 3.0 以前を使用する Java アプリケーション7 Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数 DB2 グラフィカル・ツール
AIX 1.4.2 から 7 6 および 7 1.4.26 から 7 5 N/A
HP-UX (Itanium ベース・システム) 1.4.2 から 71 6 および 71 1.4.26 から 7 N/A
Linux (POWER) 1.4.2 から 734 6 および 734 1.4.26 から 7 N/A
Linux (x86) 1.4.2 から 7234 6 および 7234 1.4.26 から 7 5 から 7
Linux (AMD64 および Intel EM64T プロセッサー) 1.4.2 から 7234 6 および 7234 1.4.26 から 7 N/A
Linux (zSeries) 1.4.2 から 734 6 および 734 1.4.26 から 7 N/A
Sun SPARC 64 1.4.2 から 72 6 および 72 1.4.26 から 7 N/A
Solaris x64 1.4.2 から 72 6 および 72 1.4.26 から 7 N/A
Windows (x86) 1.4.2 から 72 6 および 72 1.4.26 から 7 5 から 7
Windows (x64、AMD64 および Intel EM64T プロセッサー) 1.4.2 から 72 6 および 72 1.4.26 から 7 5 から 7
注:
  1. Hewlett-Packard から入手可能な同じレベルの SDK for Java は、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ で実行するスタンドアロン・クライアント・アプリケーションの構築と実行用にサポートされています。
  2. Oracle から入手可能な同じレベルの SDK for Java は、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用するスタンドアロン・アプリケーションの構築と実行用にサポートされています。 しかし、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のプロパティー securityMechanism で暗号化を使用するセキュリティーのタイプを設定した場合、SDK for Java は使用する暗号化のタイプをサポートしている必要があります。 例えば、使用している SDK for Java は、256 ビットの AES (強) 暗号化をサポートしていても、56 ビット DES (弱) 暗号化はサポートしていない可能性があります。 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のプロパティー encryptionAlgorithm を設定して、暗号化アルゴリズムを指定することができます。 256 ビット AES 暗号化を使用するには、encryptionAlgorithm を 2 に設定します。Oracle が提供している SDK for Java で 256 ビット AES 暗号化を使用するには、Oracle から入手できる JCE Unlimited Strength Jurisdiction Policy File のインストールが必要になる可能性があります。
  3. SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 10 では、SDK for Java 1.4.2 SR6 の最小レベルが必要です。 Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5 では、SDK for Java 1.4.2 SR7 の最小レベルが必要です。
  4. Linux 上の SDK for Java 6 サポートは、SDK for Java 6 SR3 以降を必要とします。
  5. SDK for Java 6 SR2 以降が使用されている場合は、DB2LIBPATH=java_home/jre/lib/ppc64 を設定します。
  6. IBM SDK for Java 1.4.2 によってビルドされた Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数のサポートは、バージョン 9.7 で非推奨となり、将来のリリースで除去される可能性があります。 IBM SDK for Java 1.4.2 のサービス終了日は 2011 年 9 月です。 SDK for Java 1.4.2 への依存状態をこの日付の前に十分な余裕をもって除去することが推奨されています。 この依存状態の除去は、DB2 バージョン 9.1、DB2 バージョン 9.5、DB2 バージョン 9.7 または DB2 V10.1 に含まれる SDK for Java を使用して Java ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数を再ビルドすることによって行えます。
  7. JDBC 4.0 の機能のみを使用する場合は、Java 6 で十分です。JDBC 4.1 の機能を使用する場合は、Java 7 が必要です。