DB2 10.5 for Linux, UNIX, and Windows

インスタンス

インスタンス とは、データベースをカタログし、 構成パラメーターを設定するための、論理データベース・マネージャー環境です。 必要に応じて、同一の物理サーバー上に複数のインスタンスを作成し、各インスタンスに固有のデータベース・サーバー環境を指定することができます。

注: Linux および UNIX オペレーティング・システムへの非 root インストールの場合、単一インスタンスが DB2® 製品のインストール中に作成されます。 追加のインスタンスは作成することができません。
重要: 変更の始まり異なる DB2 バージョン間でインスタンスを共有することはできません。変更の終わり

複数インスタンスを使用すると、次のことを行えます。

複数インスタンスには以下のものが必要です。

インスタンス・ディレクトリーには、 データベース・インスタンスに関連するすべての情報が保管されます。 インスタンス・ディレクトリーの位置を作成後に変更することはできません。 ディレクトリーの内容は、以下のとおりです。

用語:

ビット幅
仮想メモリーをアドレッシングするのに使用されるビットの数: 32 ビットおよび 64 ビットが最も一般的です。 この用語は、インスタンス、アプリケーション・コード、外部ルーチン・コードのビット幅を指すのに使用される場合があります。 32 ビット・アプリケーションは、32 ビット幅のアプリケーションと同じです。
32 ビット DB2 インスタンス
32 ビット共有ライブラリーおよび実行可能プログラムを含むすべての 32 ビット・バイナリーを含む DB2 インスタンス。
64 ビット DB2 インスタンス
64 ビット共有ライブラリーおよび実行可能プログラムを含み、またすべての 32 ビット・クライアント・アプリケーション・ライブラリー (クライアントとサーバーの両方に含まれる)、および 32 ビット外部ルーチン・サポート (サーバー・インスタンス上にのみ含まれる) を含む DB2 インスタンス。