DB2 10.5 for Linux, UNIX, and Windows

DB2 サーバーのアップグレードに影響を与える、推奨されないか廃止された機能

DB2® バージョン 10.5 では、 ご使用の DB2 サーバーのアップグレードに影響を与える可能性がある、推奨されないか廃止された機能を理解しておく必要があります。 さらに、サポートされなくなった DB2 製品についても理解しておく必要があります。それらの製品から DB2 バージョン 10.5 へのアップグレードはサポートされていないからです。

このような機能変更に対応するには、アップグレードの前または後に追加のタスクを実行する必要があります。次のリストで、DB2 サーバーのアップグレード前またはアップグレード後のタスクに含まれない変更点を説明します。

推奨されないか廃止されたコマンド

db2IdentifyType1 コマンドと、LOAD コマンドの STATISTICS YES パラメーターは、廃止されています。詳しくは、DB2 コマンドおよび SQL ステートメントの変更の要約を参照してください。

DB2 コマンドの変更点からのアップグレードの影響を参照して、DB2 バージョン 10.5 で推奨されないコマンドと廃止されたコマンド、 およびこれがデータベース・アプリケーションおよびルーチンに与える影響に対処する方法について確認します。

ロー・デバイスのログ

データベース・ロギングでロー・デバイスを利用する機能は、DB2 バージョン 9.1 以降、推奨されておらず、将来のリリースで除去される予定です。 ロー・デバイスの代わりにファイル・システムを使用してください。 並行 I/O (CIO) または直接 I/O (DIO) など、バッファリングのない I/O 機能が有効になっているファイル・システムを使用すると、ロー・デバイスの使用と比べて遜色のないパフォーマンスが得られます。 newlogpath パラメーター設定をファイル・システムのディレクトリーに変更する例を以下に示します。

  db2 UPDATE DATABASE CONFIGURATION USING newlogpath /disk2/newlogdir

この新しい設定は、データベースが整合状態になり、かつ、すべてのユーザーがデータベースから切断されるまで、有効になりません。 最初のユーザーがデータベースに接続した後に、データベース・マネージャーはログを新しい場所に移動します。

DB2 V10.5 より前のリリースで推奨されないか廃止された機能
DB2 V10.5 のバージョンからアップグレードする場合、 DB2 バージョン 10.5 にアップグレードした後にご使用の環境に影響を及ぼす可能性のある、DB2 バージョン 10.1 またはバージョン 9.7 で行われた変更についても確認する必要があります。以下のトピックを参照して、DB2 サーバーのアップグレードに対して生じうる追加の影響について調べてください。