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db2updv105 - バージョン 10.5 フィックスパックへのデータベース更新コマンド
インストール済みのフィックスパックをサポートできるようにデータベース・システム・カタログを更新します。 このコマンドは、Linux、UNIX、または Windows 上で DB2® バージョン 10.5 フィックスパック 1 以降を実行しているデータベースに対してのみ使用できます。
許可
SYSADM
必要な接続
データベース。 このコマンドは、指定されたデータベースへの接続を自動的に確立します。
コマンド構文
>>-db2updv105-- -d--database name-------------------------------> >--+----------------------------+--+-----+--+-----+--+-----+--->< '- -u--userid-- -p--password-' '- -a-' '- -o-' '- -h-'
コマンド・パラメーター
- -d database name
- 更新するデータベースの名前を指定します。
- -u userid
- ユーザー ID を指定します。
- -p password
- ユーザーのパスワードを指定します。
- -a
- すべての更新を強制的に実行します。
- -o
- Oracle データ・ディクショナリー互換ビューを有効にします。
- -h
- ヘルプ情報を表示します。このオプションを指定すると、他のすべてのオプションは無視され、 ヘルプ情報だけが表示されます。
例
バージョン 10.5 フィックスパック 1 以降をインストールした後、次のコマンドを発行して SAMPLE データベース内のデータベース・システム・カタログを更新します。
db2updv105 -d sample
Db2 バージョン 10.5 GA でデータベースが作成されているかまたはそのレベルにアップグレードされていて、Db2 バージョン 10.5 フィックスパック 1 以降を適用済みの場合は、このコマンドを実行することにより、バージョン 10.5 GA からインストール対象フィックスパック・レベルへの必要なすべての更新が自動的に適用されます。使用上の注意
db2updv105 コマンドを発行する前に、フィックスパック更新をコミットする必要があります。 フィックスパック更新をコミットすると、インスタンスは同種状態になります。 フィックスパック更新をコミットせずに db2updv105 コマンドを実行すると、インスタンスが混成状態なのでエラーが返されます。
db2updv105 コマンドを実行するには、インスタンスが同種状態になっていなければなりません。 インスタンスが混成状態になっている場合、このコマンドを実行するとエラーが返されます。詳しくは、進行中のオンライン・フィックスパック更新の影響を受けるデータベースおよびインスタンスの操作を参照してください。
パーティション・データベース環境の場合、このコマンドはカタログ・パーティションから実行する必要があります。
パフォーマンス改善のために、db2updv105 コマンドは、インストール対象フィックスパック・レベルで作成されたデータベースであるかのようにするために必要な更新のみを適用します。したがって、このコマンドを複数回発行してもエラーは報告されません。また、システム・カタログの各更新は一度だけ適用されます。 ただし、すべての更新を強制的に再適用したい場合は、-a パラメーターを付加することによって対処できます。
システム・カタログの更新には、以下の処理が含まれます。
- インストール対象フィックスパック・レベルで使用可能な新規プロシージャーの作成。
- 定義を修正するためのルーチンの変更。
- 定義を修正するためのシステム管理ビューの変更。