db2start - Start Db2 コマンド

db2start は、システム・コマンドまたは CLP コマンドとして実行することができます。

データベースへの接続、アプリケーションのプリコンパイル、またはパッケージのデータベースへのバインドの前に、サーバーで Db2 を開始します。

db2start コマンドは、インストールされている Db2 データベース製品を Windows サービスとして起動します。 ただし、db2start の呼び出し時に /D スイッチを指定すれば、Windows 上にインストールされている Db2 データベース製品をプロセスとして実行することもできます。 また、「コントロール パネル」または NET START コマンドを使用して、インストールされている Db2 データベース製品をサービスとして開始することもできます。

db2start は Windows サービスを起動するので、ユーザーはサービス開始のための Windows 要件を満たす必要があります。 拡張セキュリティーが無効になっている場合、ユーザーは Administrators、Server Operators、または Power Users グループのメンバーになっている必要があります。 拡張セキュリティーが有効になっている場合、ユーザーはデータベースを始動するために Administrators グループまたは Db2ADMNS グループのメンバーになっている必要があります。

複数パーティション・データベースでの db2start 操作がデータベース・マネージャー構成パラメーター start_stop_time で指定される値以内に完了しない場合、タイムアウトになったデータベース・パーティションは、データベース・マネージャー・インスタンスのバックグラウンド・プロセスを開始しません (そのデータベース・パーティションに関連するリソースはすべて除去されます)。 多くのデータベース・パーティションで start_stop_timeout に低い値が指定されている環境の場合、このような動作になる可能性があります。 この動作による問題を解決するには、start_stop_time データベース・マネージャー構成パラメーターにさらに大きい値を指定してください。

root インストールの場合、Db2 はLinux およびUNIX オペレーティング・システムでコピーを行い、db2start コマンドはインスタンス所有者 ID の ulimit の永久設定を変更しないで、データベース・マネージャーで必要とされる ulimit 値を設定します。

非 root インストールの場合、'data' の ulimit を 'unlimited' に設定し、'nofiles' を 'unlimited' またはシステムで許可される最大値に設定する必要があります。