文字ストリングおよびグラフィック・ストリングの比較

2 つのストリングの比較は、各ストリングの対応するバイト を比較することによって行います。 ストリングの長さが同じでない場合、短い方のストリングには、 その長さがもう一方のストリングと同じになるように右側に 一時的にブランクを埋め込んでから、比較を行います。

2 つのストリングは、両方とも空の場合、あるいは対応する バイトがすべて等しい場合に等しくなります。空ストリングはブランクのストリングと同じです。2 つのストリングが等しくない場合、その関係 (すなわち、どちらが 大きい値を持つか) は、ストリングの左端から見て等しくない最初 のバイト同士を比較することによって判定されます。この比較は、 データのコード化スキームと関連付けられた照合順序に従って行います。ASCII データの 場合、文字 A から Z (大小文字の両方) の値は、 文字 0 から 9 より大きい値です。EBCDIC データの場合、 文字 A から Z (大小文字の両方) の値は、文字 0 から 9 より小さい値です。

長さが異なる可変長ストリング同士の間では、末尾のブランク の数以外に違いがなければ等しいことになります。これらの値のコレクションから 1 つの値を選択する演算では、任意の値が選択されます。このような任意選択が行われる可能性のある演算は、DISTINCT、MAX、MIN、およびグループ化列の参照です。グループ化列を参照する際に行われる任意選択の詳細については、GROUP BY の項を参照してください。