Web トークン・サービス

Web トークン・サービスは、HTTP プロトコルと HTTPS プロトコルを介したトークン・サービスとして設計されたループバック・サービスです。 ウィザードにより、OAuth トークン・サービスをサポートするサービスを簡単に構成できます。 DataPower® Gateway が OAuth 許可エンドポイントおよびトークン・エンドポイントとして機能する場合は、Web トークン・サービスを使用します。

Web トークン・サービスは、ウィザードを使用しても、ウィザードを使用しなくても作成できます。
  • ウィザードを使用すると、サービスを作成して、OAuth 2.0 プロトコルをサポートするように処理ポリシーを構成することができます。 OAuth 許可エンドポイントおよびトークン・エンドポイントをサポートする Web トークン・サービスは、OAuth をサポートする AAA ポリシーを持つ処理ポリシーを含む必要があります。 AAA ポリシーの ID 抽出フェーズに OAuth クライアント・グループが指定されている必要があります。 フォーム・ベース・ログインが AAA ポリシーに指定されている場合、ウィザードにより、フォーム・ベース・ログインは簡単に構成できます。

    このウィザードは、 DataPower GUI からのみ使用できます。 OAuth プロトコルが使用するタイプ以外のタイプのトークンを交換する必要がある場合は、ウィザードでは Web トークン・サービスを作成しないでください。

  • ウィザードを使用しない場合は、必要なタイプのトークン交換をサポートする AAA ポリシーを含んだ処理ポリシーを使用して、Web トークン・サービスを定義する必要があります。

Web トークン・サービスにより OAuth 許可エンドポイントおよびトークン・エンドポイントとして提供される機能は、マルチプロトコル・ゲートウェイ上で構成できます。 ただし、Web トークン・サービスの利点は、ウィザードを使用した構成にあります。 ウィザードで、Web トークン・サービスに複数のエンドポイントを追加して、OAuth 許可エンドポイントとして利用される AAA ポリシーを指定できます。 ウィザードで、環境に必要なルール、AAA ポリシーおよびアクションのすべてを作成できます。

OAuth プロトコル用以外のトークン・タイプを使用したい場合は、処理ポリシーを編集して必要なアクションを作成する必要があります。 サービスをリソース・サーバーの適用ポイントとして使用したい場合は、Web トークン・サービスを使用しないでください。 Web トークン・サービスは、バックエンドを使用して構成できないループバック・サービスです。 代わりに、マルチプロトコル・ゲートウェイを使用する必要があります。