SetFieldConfidence

フィールド内のすべての文字の信頼性を同じ値に設定します。

構文

bool SetFieldConfidence ()

パラメーター

Target: ストリング。DCO フィールド・ノードに解決されるスマート・パラメーター。

NewConfidence: ストリング。フィールドの文字に割り当てられる信頼値 (1 から 10 まで)。パラメーターが無効または範囲外の場合は、デフォルトで 10 に設定されます。これは最も信頼性の高いものです。

すべてのパラメーターでスマート・パラメーターがサポートされます。

戻り値

常に True。対象の入力パラメーターが無効である場合は、信頼性レベルは変更されず、メッセージがログに記録されます。

レベル

任意のレベル。

詳細

このアクションでは、フィールド内のすべての文字の信頼値を、無条件に特定の値に設定します。前のアクションがすべて正常に実行されたときに、フィールドの信頼性を自動的に更新してすべての文字が有効であることを示すことが望ましい場合に、このアクションは信頼性レベルを変更するのに役立ちます。 逆に、すべての文字を低い信頼値に設定することで、後続プロセスまたは検証パネルで文字がすべてレビューされるようにすることができます。

フィールドに「Hello Datacap」などのテキストがあり、その文字が信頼性「8,8,8,8,4,4,8,8,8,3,9,9」で順番に認識された場合、信頼値 8 でこのアクションを呼び出すと、現行値に関係なく、フィールド内の各文字に対する信頼性が値 8 に設定されます。

例えば、1 つ以上のフィールドに関連する一連の計算が正常に行われた場合、これはそれらのフィールドの値の信頼性レベルが、認識エンジンで設定された信頼性に関係なく、高い信頼性になることを強制されなければならないことを表していると言えます。 計算が正常に行われた後、ルールは SetFieldConfidence("@P¥MyField","10") を呼び出して、フィールドの信頼値を設定可能な最も高い信頼性に無条件にリセットすることができます。以下の例は、ValidationsAndTextAdjustments アクション CalculateFields を使用して、フィールド認識の結果を自動的に検証する方法を示しています。アプリケーションでは、フィールドを自動的に検証し、オペレーターとの対話を必要とせずに高い信頼性を設定できる、他の種類のユース・ケースを使用することができます。別の例としては、認識済みの名前のデータベース参照や、一部の文字が認識エンジンで確認できなくても 1 つ以上のフィールドが正しく認識されたと確信できる、別の自動タイプの確認などがあります。

信頼性をフィールド・レベル XML で直接確認した場合、xml 内の各文字の値を 1 文字で反映できるようにするために、値は実際には 0 から 9 です。これは、ユーザーに対しては範囲は 1 から 10 として公開されますが、内部的には 0 から 9 として扱われることもあることを示しています。アプリケーションの開発とデバッグの際には、この潜在的な状況に注意してください。

SetFieldConfidence("@P¥GrossSalary", "10")
この例では、「GrossSalary」フィールド内のすべての文字の信頼性を 10 に設定します。アクションはページ・レベルの DCO ノードまたは兄弟フィールド・レベルの DCO ノードで呼び出すことができ、スマート・パラメーターは正しく解決されます。最初に現行ページに解決され、次に「GrossSalary」という子の DCO ノードに解決されます。
SetFieldConfidence("@P¥AdjustedPay" , "1")
前の例と同様に、これは「AdjustedPay」フィールド内の各文字の信頼性を低い信頼性 1 に下げます。ページ・レベル・ノードで呼び出された場合は、現在のページから移動して子の「AdjustedPay」を検索します。フィールド・レベル・ノードで呼び出された場合は、親ページまでナビゲートし、次に兄弟フィールド「AdjustedPay」を検索します。
SetFieldConfidence("@X", "1")
前のアクションに似ていますが、これはフィールド・レベルの DCO ノードに対して直接呼び出されることが予期され、現在のフィールドの信頼性が調整されます。
次の例は、信頼性を設定する前に、テスト実行のコンテキストで SetFieldConfidence を使用する例を示します。
CalculateFields("@STRING('1TotalWages' + '2TaxableInterest' + "3Unemployment' = '4AdjustedGross')")
SetFldConfidence("@P¥1totalWages", "10")
SetFldConfidence("@P¥2TaxableInterest", "10")
SetFldConfidence("@P¥3Unemployment", "10")
SetFldConfidence("@P¥4AdjustedGross", "10")
計算が機能する場合、アプリケーションはすべての文字が正しく読み取られたと推測できます。これは、すべてのフィールドが正しい値に合計され、SetFieldConfidence がフィールドを高い信頼性に調整できるためです。この例では、完全に「不正な読み取り」を除去するために、値がすべてゼロ以外であることの検査も追加することをお勧めします。