Content Manager サービスの詳細設定

このセクションでは、Content Manager サービスの詳細設定について説明します。

CM.CMSync_CheckActiveTime

アクティブな Content Manager が、別の Content Manager がアクティブになった場合に待機モードになる期間を指定します。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
10000

CM.CMSync_NegotiationTime

フェイルオーバーのエレクション時間をミリ秒単位で指定します。

エレクション時間は、Content Manager インスタンスに障害が起きてから他の Content Manager インスタンスがアクティブ・サービスになろうとするまでの間の待機期間です。 この期間により、元の Content Manager に本当に障害が起きていない限り、別の Content Manager サービス・インスタンスがアクティブにならないようにします。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
2000

CM.CMSync_NegotiationTimeForStartUp

コンピューターがシャットダウンした後の、始動エレクション時間をミリ秒単位で指定します。

このエレクション時間は、その間にデフォルトの Content Manager が始動するものと予期される待機期間であり、これを過ぎると他の待機中の Content Manager インスタンスが始動しようとします。 これにより、コンピューターがシャットダウンした後に、優先される Content Manager が始動するようになります。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
60000

CM.CMSync_PingTimeout

ビジー状態の Content Manager が応答を送信するまでに許容される最大時間をミリ秒単位で指定します。

タイムアウト期間の後、エレクション・プロセスは待機中の Content Manager インスタンスから新しい Content Manager を選択する処理を開始します (そのようなインスタンスが存在する場合)。
データ・タイプ:
整数
デフォルト:
120000

CM.CMSync_ShortNetworkInterruptionTime

その範囲内ならフェイルオーバーが起こらない、短いネットワーク中断時間をミリ秒単位で指定します。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
3000

CM.DbConnectPoolMax

Content Store に対して許可される、最大の並行データベース接続数を指定します。

有効な設定は、-1、または 5 から 2147483647 の範囲の数値とデータベースの設定値のうち小さい方の値です。

設定値 -1 は、接続数に制限がないことを示します。

この設定は Content Manager 接続プールの設定にのみ適用されます。 同じ Content Store にアクセスする別のサービスが存在する場合は、このパラメーターで指定した数よりも多い同時データベース接続が存在する可能性があります。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
-1

CM.DbConnectPoolTimeout

プール内の接続が使用可能になるまでスレッドが待機する最大時間をミリ秒単位で指定します。

0 を設定すると、接続が即座に使用可能にならない場合、スレッドで待機は行われません。 設定値 -1 は、待機時間に制限がないことを示します。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
-1

CM.DbConnectPoolIdleTime

プール内で接続がアイドル状態にとどまる最小時間をミリ秒単位で指定します。

この設定は、DbConnectPoolCleanUpPeriod 設定が正の値である場合にのみ有効です。

0 または -1 が設定されると、アイドル状態にある接続は、Content Manager の再起動時に終了されます。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
300000

CM.DbConnectPoolCleanUpPeriod

DbConnectPoolIdleTime の設定値よりも長い間プール内でアイドル状態になっている接続を終了するクリーンアップ・スレッドが起動される間隔を、ミリ秒単位の時間で指定します。

設定値 0 または -1 は、クリーンアップ・スレッドが起動されないことを示します。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
300000

CM.DeploymentIncludeConfiguration

配布の際に設定オブジェクトを Content Store アーカイブ全体からインポートするかどうかを指定します。

これらのオブジェクトには、ディスパッチャーと、ディスパッチャーをグループ化するための構成フォルダーが含まれます。 例えば、ソース環境から取り入れるサービスについての一連の詳細設定があるために、設定をインポートする場合があります。

最善の結果を得るためには、設定オブジェクトをインポートしないでください。 ソース環境からデータをインポートする前に、ディスパッチャーをターゲット環境で設定します。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DeploymentSkipAllReportOutput

この設定値が true に設定されている場合、「個人用コンテンツ」および「チーム・コンテンツ」の両方にあるレポート出力とその子オブジェクト (グラフィックおよびページ) は、エクスポートされたりインポートされたりすることはありません。 この設定を使用すると、Content Store アーカイブのサイズを削減し、配布のパフォーマンスを改善できます。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DeploymentSkipUserReportOutput

この設定値が true に設定された場合、ユーザー・アカウントの下のレポート出力とその子オブジェクト (グラフィックおよびページ) はエクスポートまたはインポートされません。 この設定を使用すると、Content Store アーカイブのサイズを削減し、配布のパフォーマンスを改善できます。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DeploymentDetailErrorsOnly

true に設定された場合、この設定値は、パッケージおよびフォルダーの配布について概要情報とエラー情報だけを生成します。 デフォルトでは、Content Manager はパッケージおよびフォルダーの配布履歴の完全な詳細を生成します。 この設定を使用すると、Content Store アーカイブのサイズを削減し、配布のパフォーマンスを改善できます。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DeploymentDetailEntireContent

true に設定された場合、この設定値は、Content Store の配布履歴の完全な詳細を生成します。 デフォルトで、Content Manager は Content Store 配布全体に関する概要情報とエラー情報だけを生成します。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DeploymentUpdateScheduleCredential

true に設定され、かつ配布アーカイブのインポート中に takeOwnership オプションが使用される場合、インポートされるすべてのスケジュール・オブジェクトの資格情報プロパティーは、配布のインポートに使用されるアカウントに含まれている資格情報を参照するように変更されます。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.DISABLE_REPORTSPEC_INDEXING

false に設定すると、レポート仕様を検索できます。 デフォルトでは、値は true に設定されています。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
true

CM.MULTIPARTREQUESTMAXLENGTH

要求全体のサイズを制限します。データが要求添付ファイルとして送信される場合は、各添付ファイルの最大サイズを制限します。

この設定により、ディスク・スペース不足やサービス妨害エラーを回避できます。 値はバイト単位で指定されます。デフォルト値は以下のとおりです。

  • 11.2.4 より前のリリースでは 500000000 (約 0.5 GB)
  • 2000000000 (約 2 GB) (リリース 11.2.4 以降)
注: ほとんどのデータベースでは、大容量データの保管に使用される BLOB 列のサイズが 2GBに制限されているため、この値は最大値より大きい値に設定しないでください。
データ・タイプ:
整数
デフォルト:
2000000000 (11.2.4) または 500000000 ( 11.2.4より前)

CM.OutPutLocation

生成されるレポート出力が保存されるファイル・システムの場所を指定します。

各出力ファイルには、同じ名前で XML 拡張子を持つ出力記述子もあります。

新しいレポートが保存されても古いレポート・バージョンは削除されません。 出力ディレクトリーの内容を管理して、必要なレポート・バージョンだけを維持する必要があります。

レポート出力は、必ず、Delivery サービス・インスタンスごとに構成されたディレクトリーに書き込まれます。 レポート出力が複数の場所に書き込まれるのを防ぐには、実行する Delivery サービス・インスタンスを 1 つのみにするか、共有ネットワーク・ファイル・ロケーションを使用するようにすべてのサービス・インスタンスを構成します。 Delivery サービスを実行するディスパッチャーはすべて、ファイル・システムへのアクセス権限を持っている必要があります。あるいは、レポート出力を保存しないすべてのシステムでこのようなディスパッチャーを無効化する必要があります。

データ・タイプ:
ストリング
デフォルト:
none

CM.OutputScript

レポート出力が保存されるたびに実行される外部スクリプトの名前と場所を指定します。

スクリプト・パラメーターは、レポート出力と出力記述子のファイル名です。

データ・タイプ:
ストリング
デフォルト:
none

CM.OutputByBurstKey

ファイル・システム上で出力をバースト・キーに基づいて編成するかどうかを指定します。

true に設定された場合、出力はバースト・キーと同じ名前のサブディレクトリーに入れられます。

データ・タイプ:
ブール値
デフォルト:
false

CM.RETENTIONS_EXPIRATION_CHECK_INTERVAL

期限切れの資産を削除する Content Store のスキャン間の時間の長さ (ミリ秒) を指定します。 資産は、資産所有者によって定義された最大期間に達すると、削除対象としてタグ付けされます。

詳しくは、 実行履歴項目またはレポート・バージョンが削除されるまで保持される最大期間の設定を参照してください。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
60000

CM.RETENTIONS_OUT_OF_SCOPE_CHECK_INTERVAL

処理のためにフラグが立てられた保存のスキャン間の時間の長さをミリ秒単位で指定します。 保存ルールに従って保存項目が範囲外であることが検出された場合、その項目は Content Storeから削除されます。

データ・タイプ:
整数
デフォルト:
60000

CM.SortCollation

Oracle や SQL Server などいくつかのデータベースのソートで使用されるデータベース固有の照合の名前。

空のままにした場合、データベースはデフォルトの照合を使用します。

例えば、Oracle で、照合順序をデータベース・レベルで Binary に指定した場合、 接続文字列の中に同じ照合順序値を指定する必要があります。

サンプル gosl データベースを使用する Oracle データベースの場合の接続文字列は、例えば ORACLE@GOSL0703@GOSL/GOSL0703@COLSEQ=Binary のようになります。

サポートされている照合については、Oracle および SQL Server のドキュメントを参照してください。

CM.SortCollation 値は、 IBM Db2® または Sybase データベースに対して実行されている Content Manager には影響しません。

データ・タイプ:
ストリング
デフォルト:
none

CM.UpdateInitialContentNamesAfterImport

以前はサポートされていなかったロケールのローカライズされたオブジェクト名を追加します。

一部のロケールにおいて、IBM Cognos Analytics を IBM Cognos Business Intelligence バージョン 10.1.1 以前からアップグレードし、古いバージョンの Cognos BI で作成された Content Store をインポートする予定の場合は、この詳細設定を使用してすべてのオブジェクト名が適切にローカライズされるようにします。

影響を受けるロケールは、カタロニア語、クロアチア語、デンマーク語、ギリシャ語、カザフ語、ノルウェー語、スロバキア語、スロベニア語、およびタイ語です。 これらのロケールのサポートは、IBM Cognos Business Intelligence バージョン 10.1.1 および 10.2 で追加されました。 Content Store が前のバージョンで作成され、Content Store をインポートする前に CM.UpdateInitialContentNamesAfterImport 設定が指定されなかった場合、一部のオブジェクト名が、指定された言語ではなく英語で表示される可能性があります。

影響を受けるロケールを、それぞれコンマで区切って指定します。 例えば、スロベニア語とクロアチア語のコンテンツ・ロケールの場合、sl,hr と入力します。

注: この設定に関連するパフォーマンスへの影響があるため、古い Content Store のサポートが不要になった場合は、この拡張設定を削除してください。
データ・タイプ:
ストリング
デフォルト:
none