データ・ソース接続の作成

データ・ソース接続では、データベースの場所やタイムアウトまでの時間など、データベースに接続するために必要なパラメーターが指定されます。 これらのパラメーターによって、データ・ソースの接続文字列が形成されます。

データベースの認証情報は、サインオンを作成してデータ・ソース接続に組み込むことができます。 認証情報は暗号化されサーバーに保存されるため、ユーザーは、接続を使用するたびにデータベース認証情報を入力する必要はありません。 データ・ソースの作成時に作成されるサインオンは、"すべてのユーザー"グループが利用できます。 このサインオンを利用できるユーザーは後で変更できます。また、新しいサインオンを作成してユーザーを追加することもできます。

管理者が、Framework Manager でモデルを作成する前に、必要なすべてのデータ・ソースを設定すれば、Framework Manager メタデータ・ウィザードですべての接続を利用できます。

始めに

データ・ソースを保存するフォルダーと Cognos ネームスペースに対する書き込み権限が必要です。 保護された特性である「データ・ソース接続」に対する実行権限も必要です。

このタスクについて

データ・ソースは Cognos ネームスペースに保存されます。データ・ソースには、一意の名前を付ける必要があります。 例えば、データ・ソースとグループに同じ名前は使用できません。 既存のデータ・ソース接続を Framework Manager で編集することはできません。

手順

  1. インポート先のネームスペース、フォルダー、またはセグメントをクリックします。
  2. 「アクション」「メタデータ・ウィザードの実行」をクリックします。
  3. 「メタデータ・ソースの選択」 ウィンドウで、 「データ・ソース」「次へ」をクリックします。
  4. 「データ・ソースの選択」 ウィンドウで、 「新規」をクリックします。
  5. 「名前と説明」ページで、接続の固有の名前を入力し、オプションで説明と画面のヒントを入力して、 「次へ」を選択します。
  6. 接続ページで、 「タイプ」 ドロップダウン・リストから、作成するデータ・ソースのタイプを選択します。

    使用しているデータ・ソースがリストにない場合は、「その他のタイプ」を選択します。

  7. 必要に応じて、データ・ソースの分離レベルを指定します。
  8. 接続文字列を構成するすべてのパラメーターを入力し、その他の設定 (サインオンやタイムアウトなど) があれば、それも指定します。
  9. パラメーターが正しいかどうかをテストするには、 「接続のテスト」「テスト」 をクリックします。

    プロンプトが出されたら、ユーザー ID とパスワードを入力するか、またはサインオンを選択して、「OK」をクリックします。 「ユーザー DSN」への ODBC 接続をテストする場合、テストを正常に行うために DSN の作成者としてログオンする必要があります。

    「ステータス」列で、接続が成功したかどうかを確認できます。 成功しなかった場合は、「閉じる」を選択し、前の手順に戻って接続パラメーターを確認します。

  10. 「 JDBC 接続の構成」 チェック・ボックスを選択した場合は、データ・ソースの JDBC 接続情報を指定します。 JDBC 接続情報は、手順 7 で入力した接続情報と同じデータベースに対して指定する必要があります。

    「接続をテスト」をクリックして JDBC 接続情報を検証することもできます。

    JDBC 接続情報が必要となるのは、「動的クエリー・モードの使用」オプションが有効化された状態でパッケージを Framework Manager から発行する場合です。

結果

Framework Manager で作成したデータ・ソース接続は、 IBMDB2® Cognos Administrationでも使用できます。 および 「管理」 > 「データ・サーバー接続」の新しい管理インターフェース。

次の作業

「プロジェクト・ビューアー」「データ・ソース」フォルダーからデータ・ソース接続をテストできます。 データ・ソースを右クリックし、「テスト」をクリックします。